逆襲のOS/2 | (05.02.24/05.03.02upd)
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SCSIサポート
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今さらSCSIボード…という気もしないでもないが、骨董品を大事に使うのが好きな私のことだ、過去の遺産との互換性は大切にしたい。ということで、メインマシンには必ずSCSIボードを組み込むようにしているのだが、今日びはマザーのISAスロットの数が激減しているため、PCIへの乗り換えを試みた。ところが、DOMEXのSCSIボードで見事沈没。一番使用頻度の高いMOが動かない。アクセスにいくと、システムがフリーズしてしまうという困り者。ということで、やっぱり、SCSIはISAでなきゃいかんなあ…と思っていたりする。AHA-2940(PCI)は問題なく動いたけど…。
●Adaptec AHA-1522AとAHA-1542CF
現在、我が家にあるボードはこの二枚。この二枚は稼動実績がある。AHA-1510Aも使ったことがあるが、こちらはちょっとトラブルを経験したので推奨できない。また、AHA-2940(PCI)も使ったことがあるが、こちらは快調だった。ただし、現在は手許にない。ということで、1522Aか1542CFのどちらかを使うことにした。両者を比較すると、
型番 | AHA-1522A | AHA-1542CF
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接続 | ISA | ISA
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設定 | ジャンパ設定(非PnP) | DIP-SW+ソフト(非PnP)
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転送 | PIO転送のみ (EISA版はDMA転送も可らしい)
| DMA転送可 (当然DMAを占有する)
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標準IRQ | 11 | 11
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標準I/O | 340 | 330
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標準DMA | -- | 5
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てな感じで、DMA転送の有無以外は大きな違いはない。転送速度に関心がない私にはどっちでもいいわけだ。むしろDMAを1つ節約してくれる1522の方が嬉しい。ちなみに、型番末尾の「2」はSCSI-FDDのサポートを意味している。だから、通常機器に関しては、AHA-1520やAHA-1540でも全く同じように使えるはず。むしろ、SCSI-FDDはトラブルの元なのだ。
●リソースの設定
注意すべきは、AHA-1522AもAHA-1542CFもPnPではないLegathyデバイスだという点。つまり、PnPモードでは不具合が出る。うっかり、PnPのまま組み込んだら、OS/2のブート時にブラックアウトしちゃうし、Windowsでも正常認識しないしでけっこうびっくりした。ということで、BIOS設定でリソースを手動設定してやる必要がある。特に問題がなければ、デフォルトのIRQ=11をLegathy/ISAで使うことを推奨。1542ではDMA=5の方も忘れずに。
●ドライバのロードに失敗?
他のOS/2用ドライバ同様、SCSIドライバに/Vオプションを付けて組み込むと、ロード時にメッセージを表示してくれる。で、この設定で組み込んでみたら、loadにfailしたというメッセージが出る。1522でも1542でも同じように出る。ええっ!?と思って、いろいろ試していたら、とうとうシステムぶっ壊してしまって、システムを再インストールをするハメに…(u_u;)
それでもやっぱり同じ症状。もう泣きそうになった。ところが、実際にデバイス(今回はSCSI-CDR)をつないでみたら、全然問題なく組み込めた。何の事はない、組み込むデバイス(orターミネーション)がないとエラーメッセージが出るだけであったのだった。時間を返してくれ〜(T_T)
●AHA-2940
私のマシンにはISAが一本しかなく、まともに動くサウンドカードがISA版のSound Blasterしかない。ということで、SCSIはPCIに乗り換えざるをえない。AHA-1522や1542は使えなくなってしまった。しかし、下手なPCI SCSIカードはドツボにはまる可能性が高い。やはり、安定的な稼動実績のあるカードが欲しい…てんで、AHA-2940を入手した。オークションで350円で落札(^_^; コミコミでも1000円以下。な〜んか、悩んでいたのが馬鹿みたい。
で、インストールしてみたんだが、全然問題なし。実に快調。あ〜、はじめからこれにしとけば良かった。でも、10年前高嶺の花だったAHA-2940が350円かあ…。そして、350円でもこれだけちゃんと動くんだぁ…。
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