OS/2メモ

作成開始日 2004.06.14
最終更新日 2019.08.10


●Unicode文書のShift-JISへの変換 (2019.08.10) nkfが使えれば良いのだが、OS/2に移植されたものは見つからなかった。 ごく古いバージョンは見つかったのだが、まだUnicodeに対応する以前のものだった(v.1.7)。 しかし、RXULSというRexxのライブラリを使用すれば簡単に変換できる。 HobbesからRXULS.DLLをダウンロードして、\os2\dllに放り込めば良い。 基本書式は以下の通り(stはUTF-8の文字列とする); say ULSConvertCodepage( st, 1208, 932) これでUTF-8(codepage=1208)がShift-JIS(codepage=932)に変換されて出力される。 ファイル単位で変換したければ、これをDo While linesループで回せば良い。 ただし、この変換関数は引数が空白だとエラーで止まる。 なので、以下のような感じにする。 /* UTF-8 -> Shift-JIS convert */ CALL RxFuncAdd 'ULSLoadFuncs', 'RXULS', 'ULSLoadFuncs' CALL ULSLoadFuncs inp="utf8file.txt" /* 入力ファイル:UTF-8で記述されている */ out="sjisfile.txt" /* 出力ファイル:Shift-JISに変換される */ rc=stream(inp,'C','O'); rc=stream(out,'C','O'); Do While lines(inp)>0 st=linein(inp) IF st<>"" THEN st=ULSConvertCodepage( st, 1208, 932) call lineout out, st end rc=stream(inp,'C','C'); rc=stream(out,'C','C');


●USBストレージとハングアップ (2018.09.16)

Tomcat K7MのOS/2上でUSBストレージを使用すると、むやみやたらにシステムが不安定化する。リブートでも全然直らなくて、電源引っこ抜いて暫く放置しないと使い物にならない。この現象はsirohimeで散々悩まされたが、kuronekoでもまったく同じように発症した−−と言うより、むしろ酷くなった。原因は不明だが、現状一番怪しいと思われるのが、UniAudioとのIRQの共有(競合?)。とりあえず、オーディオ機能を殺してテスト運用を続けているが、現状では発症していない(と言ってもまだ三日目;但しUSBカードリーダーをかなり頻繁に使用している)。


●ASSIGN, JOIN, SUBST (2018.09.06)

すべてDOSセッションのみ、OS/2では不可…
まあ、SUBSTなんかはNetDrive(NDFS)で同等な機能が実現可能だが。
使用頻度の高いディレクトリに独立したドライブレターを割り振っておくのに便利。
なお、かなり古いツールだが、SUBSTをOS/2にポーティングしたものもある。
Warp 4.52に使えるかどうかは不明…NDFSの方が安全だと思う。


●HDD用ドライバ (2018.05.27)

ブート時に「HDDをコントロールできない」というメッセージが出て止まる場合、以下の3本ドライバを追加してみる。理屈は全然わからない単なる経験則だが、少なくとも、Dynabook A9のPCMCIAのATAカードからOS/2がブートできた(IDEドライバはDANI506.ADD r.1.8.7を使用)。
BASEDEV=OS2SCSI.ADD
BASEDEV=IPSRAID.ADD
BASEDEV=IBMINT13.I13
…ひょっとすると、USBブートの目が復活してきたか? 流石にそれは無理か?


●OS/2のバージョンの確認方法 (2017.11.19)

VER /ROS/2のバージョンおよびリビジョン
SYSLEVEL各種コンポーネントのバージョン

VER /Rでは余り細かな情報は出てこない。 たとえば、OS/2 4.52でも、以下のように表示される;

The Operating System/2 Version is J4.50
リビジョン 14.089
一方、SYSLEVELでは、以下のように表示される。
                           Convenience Package - OS/2 Warp 4 Base Operating System
Version 4.52     Component ID 5639A6101
Type 0C
Current CSD level: XRJ4503
Prior   CSD level: XRJ4503
なお、SYSLEVELには「MPTS」と言う項目はないが、多分「IBM OS/2 LAN アダプターとプロトコル・サポート」がMPTSのことだと思う。


●ファイル操作中にフリーズ (2017.08.10)

大量のファイル操作を行っていると、突然システムがフリーズすることがある。 酷い場合はハード・リブートすら不可能になって、 リセットボタンを押しても自動的にBIOS設定画面が立ち上がってしまう。

原因は不明だが、ディスクアクセス周りが非常に怪しい。 特に、USBマスストレージ・ドライブを使用していると頻発する。 リソース競合に近い感触。 また、Windows Meを使用した後に特に頻発する(ブートマネージャで複数OSを使用できるようにしている)。

対処方法は、一度完全に電源を遮断すること。 本体電源ボタンのオフではなく、ACコードを引っこ抜いて、数秒間放置すること。


●VFAT対応 (2013.06.19)

いくつかの方法があるようだが、とりあえず、NetDriveのプラグインで試してみたところ、VFATのロング名が表示できた。ただし、Hobbesなどで入手できるこのプラグインはデモ版で、ファイルの新規作成ができない。コピーも不可。リネームは可能だった(ただし、FATに戻すと文字化けしていた)。製品版の価格は約1000円。別途NetDrive本体も製品版にする必要があると思われるが、こちらは約3000円。ともにBMT Microで購入できる。さて、高いか安いか…?

今回試した環境:
 NetDrive 3.1.4  NetDrive本体(本来は1箇月で書込不能になる評価版らしい)
 ndpfat305_demo  VFATプラグイン(デモ版/新規ファイル作成不可)


●OS/2コマンドラインのAUTOEXEC.BAT (2013.06.15)

OS/2のコマンドライン・セッション(所謂OS/2窓)には、DOSのAUTOEXEC.BAT相当の機能はない。全体の設定はブート時にSTARTUP.CMDに記述すれば良いが、たとえば、コードページの設定や、1画面の行数の設定などはセッションごとに設定したい、或いは設定しなければならない。そのような場合、適当なCMDファイルを作成し、コマンドラインのパラメータとして設定すれば良い。たとえば、AUTOEXEC.CMDというファイルを作成し、その中に、
	mode 80,50
と記述し、コマンドライン・オブジェクトのパラメータとして、
	/K AUTOEXEC.CMD
と指定すれば、80桁×50行のOS/2窓を開くことができる。


●PM123のMP3タグ編集機能 (2013.06.06/2013.06.19改訂)

PM123でMP3ファイルのタグ編集(タイトル、アルバム名等の変更)を行うと、Windows Meのメディアプレイヤーで再生できなくなってしまう。原因はおそらくタグのバージョンの問題だと思われる。PM123でタグ編集を行うと、ID3v1.1とID3v2.4に情報が書き込まれるが、メディアプレイヤーはv2.4の方に対応していない。v2.4の制定自体、WinMeの発売よりも後だし、ID3v2はバージョン間での互換性が担保されていない。しかも、タグ情報はファイル先頭に書き込まれる。つまり、メディアプレイヤーは、それを先頭に“ゴミ”のついた不良ファイルと見做してしまうわけだ。後述のタグ編集ツールid3v2.exeも、このv2.4情報は認識できず、PM123で編集したタグにID3v2情報はないと表示される。ただし、問題がv2.4そのものにあるのか、PM123のv2.4に限定した話なのかは微妙。

  ID3v2.4の規格制定自体は2000年とかなりの昔だが、2013年現在でも普及しているとは言いがたい状態らしい。現在最も普及しているのはv2.3らしい。ただし、v2.4のメリットはUnicodeへの対応で、v2.4でないと文字化けが起きる環境も多いようだ。

PM123でタグ編集したファイルでも、Windows Media Player 7ならば正常に再生できる。これも時期的に言えばv2.4には対応していないと思われるが、恐らく、無効なID3v2情報が判別でき、v2情報を読み飛ばすようになっていると思われる。実際、一つのファイルにv1.1とv2.4の両方の情報が書き込まれていても、表示されるのはv1.1情報のみのようだ。このような状況なので、メディアプレイヤーではなく、WMP7を使えば万事解決する−−と言いたいところだが、メディアプレイヤーの方が軽量で使い易い。クソ重いWMP7なぞ使いたくない。何とか「OS/2のPM123で編集→WinMeのメディアプレイヤーで再生」を可能にしたい。

  【参考】WMP7を起動していると、一部のゲーム(起動時にCD-ROMを確認に行くタイプ)が起動しなくなることがあるようだ。ゲームしながら放送大学の講義を聴くには、メディアプレイヤーの方が遥かに便利。

そこで、TA539(田吾作)というWin用タグ編集ツールを使ってタグを保存し直したところ、メディアプレイヤーでも再生可能になった。TA539でID3v2タブを表示させて、先頭にあるチェックボックスをいったん外し、再度チェックを入れて、保存すればよい。こうすると、内容はそのままでID3v2.4情報がID3v2.3情報に変換される。これにて一件落着。Windows Meのメディアプレイヤーで再生できないMP3ファイルに出くわしたら、TA539を立ちあげてこの操作をすればよい。どのみち、Windows環境に限定したハナシなのだから。

なお、OS/2上でID3v2.4情報を無効化するには、《id3v2.exe》というツールを使えばよい(Hobbesで入手)。これはコマンドラインツールで、「id3v2 -d myfile.mp3」とすれば、myfile.mp3からID3v2情報が削除され(認識できないのに削除はできる!?)、ID3v1のみのファイルとなり、WinMeのメディアプレイヤーでも再生可能になる。実に便利である。「-d」オプションの代わりに「-C」を指定して、v1情報をv2に上書きコピーしてもよい。

  なお、OS/2で使えるタグエディタは、このid3v2以外には存在しないと言ってもよい状況だ。QoobarというGUIを備えた最新のツールもあるが、こちらはQT4必須で日本語が通らない。古いツールもいろいろ試してみたが、ほとんどまともに起動しないか、ID3v2に対応していない。ちなみに、TA539はOdinでも起動できた。非常に重くて実用には苦しいが、内容とタグバージョンの確認くらいになら使えそうだ。一方、Audio EditorはOdinでは無理だった。起動だけはするが、ボタンは隠れるわ、音は出ないわで、使えなかった。


●クラッシュの兆候(2013.05.14)

Seamonkeyのメーラーがフリーズする。最初はディスクエラーがらみかと思ったが、どうも違うようだ。この段階で、軽度のリソース競合が起き始めているらしい。たぶん、PMViewでのファイル操作がフリーズする現象も同じ。いずれも、WatchCatでプロセスをキルするか、PMShellを起動し直せば回復可能。が、リソース競合自体は既に発症しているので、継続使用してはいけない。より深刻なクラッシュは時間の問題。

そこで、リブートを掛けることになるのだが、おそらく、正常な再起動はできないだろう。PS/2マウスを認識せず、警告音が出るはず。その場合は、さらに再起動を掛ける。場合によっては、電源落とすなり、電源を遮断するなりする。それで正常起動は可能なはず。根本原因ははっきりしないが、マウスが極めて重要な役割をしていることは確か。最初はUSBマウスの問題かと思っていたが、PS/2マウスでも完全には解消されていない。

⇒その後、マウス自体を変更したところ、安定性がかなり向上した。しかし、このマウスはボール式でホイールも硬く、使い勝手が良くない。そこで、また最初のレーザーマウスに戻したところ、途端に不安定になった。もう、マウス犯人説は確定と言って良いだろう。今は、別のレーザーマウスを使っているが、かなり安定している(2013.06.06)。

⇒さらにその後、今まで外していたUSBマウス・ドライバを再度組み込んだところ、すぐに「ファイル削除→ハングアップ→内蔵カードリーダー認識不能」コンボも再発。ものの見事に関連性があることがわかった。ちなみに、リーダーはOS/2だけでなくWinMeでも認識不能。リーダー自体がフリーズした状態。たぶん、電源遮断(コンセント引っこ抜き)で復活すると思われるが、今回は放置することにした。なぜなら、復活させれば、必ずまた同じ症状が再発するから。当面、カードリーダーは外付けを使用することにする。

  ちなみに、これはOS/2の問題ではなく、PC側の問題である可能性も高い。たとえば、マウス周りのパーツがイカれていたりしたら、こういう症状が出ても不思議はない。しかし、それならば同じPCで使用しているWinMeでも障害が発症するはず。確かに、不可解な現象は散見されるが、それでもOS/2に比べれば遥かに安定している。あのMeたんが「安定している」のである!どう解釈すべきか…

⇒直後にまたもやクラッシュ。今度はPMViewでファイルを移動中に発生。再度USBマウス・ドライバを外した。また、電源遮断をして内蔵リーダーも復活させた。


●PMViewのQuickScript (2013.04.07)

PMViewのQuickScriptを使うと、さまざまな変換が自動化できる。私の場合、デジカメで撮影した大きめの画像ファイルを200万画素程度に縮小して保存することが多い。余程のケッサクでない限り、写真なんて200万画素もあれば十分だからだ。しかし、すべての画像を一枚ずつ手作業でリサイズするのはたいへんだ。ImageMagickのconvertを使うという方法もあるが、この方法ではExif情報が消えてしまう。その点、PMViewならばExif情報を残したままリサイズが可能なので、これが自動化できると非常にありがたい。そして、そのためにQuickScriptという機能が用意されているのだが…

ところが、PMViewのQuickScriptでResizeを登録して、パラメータを設定しようとするとPMViewが落ちてしまう。バグかと思ったが、そうではなく、これはどうやら日本語環境固有の問題のようだ。OS/2窓でCHCP 437を実行して、そこからPMViewを実行すれば、QuickScriptのResizeも正常に設定できる。ちなみに、QSの実行に関しては日本語環境でも問題はない。


●emTeXインストール (2013.03.31)

今さらながら、15年も前のTeX、しかも日本語が通らないTeXをインストールした。TeXはここ10年ほど触っていなくて、当時のファイルも既に発掘が必要な状況。本当は日本語pTeXをインストールしたかったのだが、ウチの環境では動かない−−というか、そもそも欠落してるファイルが多すぎて、バイナリだけ入手できてもどうにもならない。きちんとした環境構築には少し時間が掛かりそうだ。なので、それまでのつなぎとして、とりあえず、emTeXを入れておくことにした。が、これがけっこう曲者だった。 何だか、ひどく行き届いたようなディストリビューションのような印象を受けるのだが、ここに挙げたように、細かいツメは相当に甘い。それでも、プレビューがPM上で見られるのは感慨深い。以前はVMBでDOS版TeX使って、商業誌の組版をやっていたからなぁ…


●USBとUniAudioによるクラッシュ(承前) (2013.03.31)

その後の試行錯誤から;

●USBカードリーダー認識不能 (2013.03.05)

USBドライバとUniaudioドライバのリソース競合が原因と思われる。カードリーダー自体がフリーズした場合は、USBケーブルを引き抜く(外付けの場合)、ACコードを引き抜く(内蔵の場合)などして、いったん電源供給を遮断すること。

●USBストレージへのファイルコピー時のシステムフリーズ (2013.03.05)

USBドライバとUniaudioドライバのリソース競合が原因と思われる。ファイル消失のリスクが高い。実行する前にバックアップを取っておくことを推奨。

●USBドライバとUniaudioドライバのIRQ競合 (2013.03.05)

現状では回避方法は不明。ドライバのオプションでも、BIOS設定の変更でも、ドライバ自体の変更でも、どうにもならなかった。爆弾抱えたシステムだ、という前提で作業するしかない。


●PDFファイルの表示 (2011.08.05)

Ghostscript+GSView 日本語OK、GS8.71では最新のPDFは一部表示できないことも?
Odin+muPDF 軽くて便利、最新のPDFにも対応、もちろん日本語もOK
InnoTek Acrobat Readr 5.1 Preview 現在もOS/2 siteから入手は可能なようだが未チェック
OS/2版Acrobat Reader 3.0 英語版の3.0で、現在ではほとんど役に立たない
Java版Acrobat Reader 3.0 同じく英語版3.0、Javaにしては軽快に動くが、やはりあまり意味はない

お薦めはmuPDF(Odin)。簡便なビューアとしては極めて優秀。と言うか、Odinで動く数少ない実用ツール。その次はGSView。Ghostscriptは単体でインストールするより、GSViewといっしょにインストールする方が簡単(ただし、フォントのパス設定は変更が必要)。なお、GSViewは金払えメッセージが煩わしい。


●QT for OS/2 (2012.08.08)

QT4 4.7.3はZIPで配布されるようになった。それ以前はwpi形式の上に、Xなんちゃらが必要で、けっこう面倒だったが、zipになったんで楽になった。でも、基本的にQT環境では日本語は通らない、と考える方が賢明らしい。いろいろ回避方法はあるみたいだけど、デフォルト設定でポンと表示できなきゃ実用には遠い。

【追記】QT4用に日本語フォントを移植してくれた方がいる。DroidSansFallbackAsArial.ttfというのがそれ。早速試してみたところ、smplayerで日本語表示に成功した。ただし、smplayer自体は動作がおかしく、スロー再生しかできなかった。フォントとは関係ないとは思うが、なかなか遠い道程である。(2013.07.03)


●Mobile Athlon/Duronのクロックを変更する (2011.12.23)

OS/2でも《Power management tools for VIA KT266 and compatibles》を使うと可能(Hobbesから入手、ファイル名8233cool.zip)。ただし、私のノートPC(LaVie LL500/1)では、クロック(稼働率)を下げると高周波ノイズが乗る。かなり耳障りで、実用は困難。しかし、明示的にクロックを下げなくても、アイドル状態を検出して自動的にクロックを下げてくれるので、ファンの回転はけっこう抑えられる。この場合は高周波ノイズも乗らない。けっこう便利である。なお、ファンの回転を直接コントロールする機能もあるようだが、私のノートでは非対応。

  てか、そもそもWarp 4.52にはAPM機能があるんだが、 例によって、これがまともに動作しているフシはない。 AC電源駆動だと、フル駆動設定がまったく変わらない。 プロパティ変更しても無効のようだし。


●キーボードトラブル (2011.08.30)

最近、システムがフリーズすることがしばしばある。
特に、大量のファイル移動中にハングすることが多い。

原因は特定できていないが、キーボードが周りが極めて怪しい。 もちろん、確証はない、経験と勘。 ただ、このトラブルが起きると、キーボードがおかしくなるのは事実。 入力を受け付けなくなったり、押してもいないCtrlキーが常時押下状態と判断されたり、キーボードに付いている3つのLEDが点滅し続けたりする。

あるいは、キーボード自体ではなくKVMスイッチの方に問題があるかも。というのは、この症状が起きた場合、キーボードをKVMスイッチから引き抜いただけでは直らないから。KVMスイッチのキーボードケーブルを両方のPCから引き抜くと直る(片方でも残っていると、そこから給電されて暴走状態が維持されてしまうようだ)。

一応、現在想定しているトラブル・シナリオ:

  1. キーボードコネクタのゆるみなどで不正常な信号が発生
  2. それによってKVMスイッチが暴走
  3. KVMが不正な割り込みをPC側に返してPCがフリーズ


●インストール直後にすべきこと (2011.02.23)

ポイントはネットワーク設定。デフォルトの設定は実に欝陶しい。特にCONNECTIONSの削除は重要。


●VIOセッションの「スクロール」 (2011.02.21)

OS/2窓やDOS窓のシステム・メニューには[スクロール(L)]という項目があるが、これが何だかよくわからない。いろいろ試したところ、この項目をオンにすると、カーソルキーでウィンドウの縦/横スクロールができるようになるようだ(勿論、スクロールバーが出ている状態に限る)。その代わり、カーソルキーでキー入力のヒストリを呼び出すことはできなくなる。

ちなみに、スクロールを有効にしたからと言って、画面から消えた行がバックスクロールができるようになるわけではない。バックスクロールが必要な場合は、予め「mode 80,50」などのようにして、行数を増やしておくとよい(この場合は「50」が行数)。行数の上限は一応50だが、実際には100までは有効なようだ。


●FFSTのSYS3175エラー (2010.12.17)

突如、システムブートプロセスで、ブラックアウト画面が出るようになった。原因はFFST.EXE(エラー時にメモリダンプなどを行うプログラム)で、エラー番号はSYS3175。メモリのロケーションに関する問題らしい。実は、このエラーが発生しても、ブートプロセス自体は続行されて、使用可能な状態になるのだが、実に気持ちが悪い。

で、ネットで調べたところ、海外ではこのエラーの報告がかなりあるようだ。そして、どうもFixPakを当てた後に発生することが多いらしい。確かに、私もW45_PACKを当てた後だが、W45_PACK適用直後は絶対にこの現象は起きなかったと断言できる。その後、思い当たるようなシステム変更もしていないのに突然発症。ふ〜む。

ま、原因究明はおいておいて、とりあえず対処方法。\OS2の中にあるFFST.EXEをリネームして起動不能にしたら解決? ま、通常使用には必要でない機能だし、そもそも起動不能だからエラーが出るのだし、メモリダンプが記録されたからと言って、もはやサービスマンに見せることも不可能なワケだし…盲腸みたいなもんだからね。切除もありかな、と…

ちなみに、[機能の削除]で[システム・ユーティリティ|サービスおよび診断援助機能]を削除してはいけない。これは、PSTATの方を削除してしまう。流石にPSTATは必要でしょう。


●日本語ファイル名の文字化け (2010.11.29)

ファイル名/ディレクトリ名に一部の2バイト文字を使用すると文字化けを起こすことがある。2バイト目が5C(\)や5E(^)、7C(|)などのように、ファイル名に使用できない記号に相当するコードの場合に起きる。具体的には、「タ」とか「ソ」とか「ポ」とか「十」とか…「能」や「真」も。尤も、基本的に日本語PMレベルでは問題ないようだ。

問題はDBCSを考慮していないPMViewなどの欧米アプリ。一応、オープンダイアログでロング名表示&日本語フォント(例えばGOTHIC 8pt)に設定した上で、ファイル名にこれらの文字を入力すれば、正常に表示できるようなのだが、実名の方が化けてしまう。

たとえば、この方法で「ソ」(83-5C)を入力すると、表示は「ソ」だが、実名の方は「83-21」となる。つまり、5C(\)が21(!)に化けるわけだ。もちろん、PM上でリネームすれば、ロング名も実名も「ソ」となるが、これだとPMViewでは読み込めない。ふ〜む。また、実名のみが化けた状態でPMからネットワークドライブにコピーをすると、ロング名が優先され、コピー先のファイル名は「ソ」のままで化けない。ファイル名としてありがたいが、当然、PMViewでは読めなくなる。一方、自作ファイラーでは実名優先で、化けたままコピーされてしまうが、PMViewでは読み込める。なかなかに悩ましい状態だ。

対処方法としては…まあ、平仮名の「そ」とか半角の「ソ」で代用するのが現実的だろうな…

【追記:2013.12.09】PMViewに関しては、FileOpenダイアログで[右クリック|View|Long name]を外すと文字化けが起きないようだ。ただし、システム設定などとも密接な関係があるようで、何とも言えないというのが本当の所。最近までは、PMView上では化けたが実名は正常だった。しかし、システムの再インストール後は、PMView上では正常だが実名が化けるようになった。それが、Long name属性を外すと両方正常になった。さて、これがいつまで続くか…

【追記:2013.12.12】上記の設定でも、2バイト目が5c(\)の文字だけは化けるようだ(「ソ」や「十」)。それ以外の文字(「タ」や「真」)の文字化けは起きていない。


●URLとパスの変換 (2009.10.02)

基本的に「/」は「\」になる。実はWarp 4.52では、ディレクトリ区切りは「/」でも通るが、Warp 3.5では「\」に変換しないと通らない。

また、URLの「?」は、パスでは「.」になる!?これはけっこう間違えやすい。

  URL   www.abc.com/xyz123/bbs.cgi?mode=resin&no=12345
  PATH  www.abc.com\xyz123\bbs.cgi.mode=resin&no=12345
                                 ===
したがって、Translate関数を使ってURLをパスに変換する時は、次のようにする;
  PATH=TRANSLATE(URL,'\.','/?');
さらにややこしいのは、URLに'&'などを含む場合、コマンドラインに渡す時にはダブルクォートで括る必要があるのだが、REXX内でファイル名として扱う時には括ってはいけない(u_u;)アーヤヤコシイ

【注意】Sslupr!で「&amp;」などのHTMLの記号表示を使うと不具合が出ることがあった。ダウンロードはできるのだが、ローカルにファイルが作れない。しかし、これはSslupr!側の問題ではなく、OS/2のファイルシステム自体の問題のようで、リブートしたら発症しなくなった。


●FATとロング名 (2009.04.13/2010.12.09)

OS/2はFATの扱いを根本的に間違えている。多分、HPFSを本命と考え、FATは単に過去との互換性のためだけに残したのだろう。WindowsのVFATやFAT32と比較すると、FATでのロング名の扱いが実に中途半端。PMで扱えばロング名拡張属性が利用できるが、コマンドラインでは表示すらできない。むしろ、DOSでは「DIR /R」でロング名が表示できるのだから、笑ってしまう(……って、いくら何でも変だよね? 何か大きな見逃しをしている?)。

もちろん、コマンドラインで拡張属性が扱えないわけじゃない(というよりも、欝陶しいくらい律義に扱っている)。だから、PM上でFATドライブに書き込んだロング名ファイルを、コマンドライン上でHPFSドライブに実名コピーすれば、きちんとロング名が再生される。ただ、コマンドライン上ではロング名を見ることも、ロング名ファイルをコピーすることもできない。つまり、PMを介さない限り、FATではロング名が扱えないのだ。これは、コマンドラインツールを多用する私には、極めて大きな問題なのだ。もちろん、REXXのSysCopyObjectなどを使ったスクリプトを書けば、コマンドラインでもロング名ファイルを扱えるが、けっこう面倒だ。

一方、ネットワークを噛ますとどうなるかと言うと…。まず、OS/2のFATドライブを公開して、Windows Meからアクセスしても、ロング名は扱えない。OS/2同士でもやっぱりダメ。OS/2の公開機能はロング名拡張属性に対応していないんだね。逆に、Windows MeでVFATやFAT32を公開して、OS/2からアクセスすると、やっぱりロング名が扱えない。あらあら。ただし、OS/2のSamba clientからWindowsの公開フォルダにアクセスに行けば、ロング名が扱える。けっこういろいろ面倒である。

●シャドウ作成不能 (2008.03.08/2010.12.09)

先日、H:ドライブ上のフォルダのシャドウが作成できなくなる、というおかしなトラブルに遭遇した。問題が起きるのはH:ドライブのみで、他のドライブはまったく正常。OS/2を十年くらい使っているけど、こんな変な症状は初めて。最初はドライブの問題かと思ったんだが、CHKDSK /F:2でもダメだし、パーティションを切り直してもフォーマットし直してもダメ。でも、強制的にドライブレターを変更したら直った。ということは、ドライブ自体の問題ではなく、INIファイルあたりの問題ではないかと倪んでいる。でも、それ以上の解明はできず。INIいじくりまわしていたら、システムをクラッシュさせちゃった(u_u;) システムの再インストール。

2008.04.04/Hドライブの異常再発。今度はHドライブにあるフォルダのシャドウを別ドライブ(I:)に作成しても、シャドウとして機能しない(開けない)。直前にシステムハングがあって、OS2.INIが書き込めない、というメッセージが出たんでCtrl+Alt+Deleteをしたんだが、それと関係がありそうだ。やっぱ、iniが壊れているような気がする。ちなみに、プログラムの関連付けの設定も飛んでる。まあ、iniが怪しいのは間違いないな。で、どうすりゃいいだろうねえ…。とりあえず、LVMでH:をX:に変更したら直った…と。変則的なドライブレターで使うのも何なんだけど。

2010.12.09/その後の試行錯誤から出た答えは…

os2sys.iniのPM_Workplace:Handles0/1の容量オーバー

正確なところは何とも言えないが、その可能性が一番高い。iniをクリーンアップしてサイズを縮めたら、とりあえずこの現象は再発していない。

●HPFSとフラグメンテーション (2008.02.10/2010.12.10)

HPFSは基本的にフラグメンテーションが起きにくい構造になっている−−というか、それが非常に大きなセールスポイントだった。でも、ウチの環境ではかなり強烈に起きている様子。空き容量が少なくなるに従って、ファイル操作が異様に重くなる。まあ、使い方が使い方だから仕方ない面もあるのだが(大量の画像ファイルのコピー/削除の超頻繁な繰り返し)、やっぱりデフラグツールは付けてほしかった。16GB以上のパーティションを切っているせいもあるかも知れないが。

【追記】この点についても、その後の試行錯誤で判明したのは、

os2sys.iniの肥大化

が原因であり、恐らくフラグメンテーション自体は、動作が重くなる主因ではないであろうという事。ファイル操作が異様に重くなるのは、ファイルを操作する度に、巨大なos2sys.iniを書き換えているからだと思われる。

なお、ターゲットフォルダを開いて最小化しておくと、わりと高速に移動/コピーできる。ターゲットフォルダを閉じたままにしておくと、ファイル数100あたりから動作が重くなり始めるが、開いておけばほとんど気にならない。ただし、フォルダ内のファイル数が1000くらいになると、開いた状態でもシステムにおかしな負荷が掛かり出す。やはり、こまめにサブフォルダに待避する方がよい。

●ディレクトリ内ファイルの合計サイズの表示 (2008.02.10)

OS/2は標準ではディレクトリ・サイズの表示機能がないようだ。もちろん、ツール類を使えば問題なく表示できるが、どうもいまひとつ使い勝手がよくない。今まではB.EXEを使っていたんだが、これは2GBまでしか正常表示できず、バージョンアップも止まっている様子。無論、do-os2などでも表示可能だが、私の使用目的には合わない。私が知りたいのは、指定したディレクトリの合計サイズではなく、カレントディレクトリ内にあるすべてサブディレクトリの合計サイズ、そしてそれを容量順にソートしたもの。B.EXEが便利だったのは、オプション指定でそうした表示が可能だった点。でも、2GBが上限では仕方ない。またもREXXで自作するハメに。streamコマンドで全てのファイルのサイズを1つずつチェックして単純に足し合せるという、実に泥臭い方法を取った。速度面での懸念はあったが、意外に何とかなった。


●dfseeによるUNDELETE (2009.11.28)

OS/2にもUNDELETE機能はあるが、これを有効にすると、ファイル操作時にシステムに掛かる負荷が大きくなる。そうした負荷なしで使用できるツールとしては、PhoenixやHPFS Toolsがあるが、ともにドライブのサイズに上限があるようだ。Phoenixでは4GB、HPFS Toolsだと8GBのハズ。これは、私の環境では少々物足りない。そのような場合には、dfseeというツールを使えば、制限なしに削除ファイルの復活ができる。ただし、dfseeはそもそも非常に多機能のディスク管理ツール/パーティションエディタであるため、使いこなすのはかなり難しい。UNDELETE操作もそんなに単純にはできない。手順はうろ覚えだが…
  1. まず、システム時計を10年くらい遅らせる…理由は聞かないで(^_^;
  2. dfsos2を起動する(凄く時間が掛かる)。
  3. MODE=FDISKのOpen Partition to work onメニューで目的のドライブを選ぶ。
  4. コマンドラインでdelfindとして削除ファイルを検出。 空きスペースを全部サーチしているからけっこう時間が掛かる。
  5. で、処理が済んだらコマンドラインでDELSHOWして一覧表示する。 DELFINDとDELSHOWはメニューからも実行できるけど、 なんかうまく行かなかった。コマンドライン推奨。
  6. で、削除ファイルのリストが入手できたので、そこからファイルを復活。 これはメニューの[Recovery…]から[Mode=HPFS|File Recovery/Undelete|Recover files from list]。
  7. で、復活先のディレクトリを指定する。 これ、元ディレクトリだと拙いだろうね、たぶん…。 恐いので別ドライブを指定(つか、全復活で元位置だと逆に困るよね、復活して欲しくない物まで復活して)。
  8. で、復活させる削除ファイルを指定できるんだが、 この指定もうまくいかないので、全復活。 で、ディレクトリ構造付きで復活されるので、 まあ、それはそれでいいか…と。
で、実際、どの程度の分量が復活できているかと言うと…ああ、けっこうできてる。 dfseeは超強力ツールだが、使い勝手(わかりやすさ)ではPhoenixの方がずっと上。 できれば、すべてのドライブのサイズを4GB以下に抑えて、Phoenixを使う方が良いと思う。

なお、dfseeもPhoenixもFATの復元をしてファイルを復活させるタイプだが、OS/2システムのDELDIR/UNDELETE機能は所謂「ごみ箱」式。後者の方がシステム負荷は大きくなるが、安全性は高い。しかし、デフォルトのごみ箱容量が各ドライブ512KBってのは、どうよ…。とりあえず、300MBくらいにして使い勝手を試してみるか…


●ヘルプのコピペ (2008.03.06)

[ファイル|コピー]とすれば、その項目全体の内容をクリップボードにコピーできる。ただし、選択部分のみをコピペする方法はない−−というか、そもそも選択自体ができない。オンラインソフトのヘルプビューア(NewViewなど)を使えば可能になるが、日本語対応版が見当たらない。文字が化けるわけではないが、改行が正常にできない。

●OS/2窓の桁数・行数 (2007.08.25)

mode 92,28」で92桁×28行になる。

●REXXのリアルタイムキー入力 (2007.08.25)

SysGetKeyでは機能キーと文字キーの判別が困難。

●FAT32とブートマネージャ(2007.08.09)

通常のFAT(FAT16)の上限は2GB。これならばOS/2のブートマネージャでまったく問題なく扱える。しかし、Windows 98SE/Meを多少でもマトモに使おうと思えば、システムドライブが2GBでは全然足りない。FAT32を使って、より大容量のドライブを確保する必要がある。と言っても、マルチOSシステムを組む以上、OSとミニマムのデータ領域は先頭8GB以内に収めないといけないから、Windowsのシステムドライブは5GBあたりが現実的な上限(データ領域とアーカイブ領域がDOSから操作不能になってもよければ、このシバリはぐっと緩くなるが…)。具体的には、こんな感じになる;

ドライブ領域名DOS表記OS/2表記ファイルシステム用途

-- (BM) 8MB 7MBブートマネージャ
C: DOSV 16MB 15MBFAT16DOS/V 6.3
C: WINME 4997MB 4996MBFAT32Windows Meシステムドライブ
D: WARP452 1004MB 1004MBFAT16Warp 4.52システムドライブ
E: WORK 1004MB 1004MBFAT16 データ領域
F: BANK 1004MB 1004MBFAT16 アーカイブ領域

トータル 8033MB 8030MB

注意すべき点は、先頭8GBと言っても、正確に8000MBではないこと。および、DOS/Windows系のFDISKとOS/2のLVM(FDISK)では、領域サイズの表記に多少の誤差が出ること。さらに、いきなりLVMで上記のような領域を確保しても、FAT32ドライブはうまく作れないこと。どうやら、FDISK段階からFAT32対応版を使う必要がありそうだ。

実は、未だにWindows MeをサラのHDDにインストールする方法をよく理解していないのだが(従来は2GB以内で良かったので、全部DOSシステム上でインストールしていた)、一応、次のような方法を使った。

  1. Windows Meの起動ディスクでPCをブートする。
  2. 作成されたRAMドライブの中にあるFDISKを使って、先頭24MBをダミー領域として空けて置く(これはOS/2のLVMでやるべきか?)。確か、DOSのブート領域には「先頭2GB」のシバリがあるで、Windows Me領域の後ろに作ることはできない。
  3. 同じくFDISKを使って、Windows Me用の領域4996MBを確保する。なお、領域サイズは「4997MB」ではなく「4996MB」を指定すること。いきなり4997MBにすると次のクラスタに切り上げられてしまう。
  4. FDISKを終了してリブートを掛けて、再度Windows Me起動ディスクでブートする。
  5. さきほど確保した領域をフォーマットして、Windows MeのCD-ROMからSETUPを実行する。
  6. Windows Meのインストールが終了したら、OS/2のLVMで他領域の確保とブートマネージャへの登録を行う。

●LANDISK LACIE ED mini(2007.07.28/2010.12.11)

ほとんどのLANDISKはLinux Embedded/sambaベースのようだが、OS/2での使用には制限が出る。どうも、「WP ROOT . SF」のように、空白を含むファイル名が扱えないようだ。そのため、次のように症状が出る。 まあねえ、対処法方がないわけではないよ。たとえば、書き込み時に拡張属性を分離するとか(EAUTILコマンド)…でも、そんな面倒なことをする必要はないよなあ。古いLinuxサーバを使えば済む話だし…。

【追記】その後の、NetDriveのsamba clientをインストールすることで、これらの問題を解決することができた。ワークプレース・シェルでもファイラーでもコマンドラインでも、拡張属性の問題で書き込みが拒否されることはなくなった。

LACIEのED miniのHDD自体は日立製で比較的静かだが、ファンは非常に騒い。一応ファンコン付きだが、冬場でもすぐに回転し始める。サイレントタイプに換装しようと思ったが、ファンサイズが35mm角。こんなサイズのファンは滅多に売っていないし、あっても非常に割高だし、サイレントタイプとなるとさらに見つけるのが困難。仕方ないので40mmのサイレントタイプで代用しようと思ったが、やはり物理的に装着不能。仕方ないのでファンの電源引っこ抜いた。さて、これで動くか…ファン監視システムがあればダメだし、熱暴走の可能性も否定できないし…。それに、ファンレスでもやっぱりそれなりの回転音はする。一定時間アクセスがないと自動的にHDDの回転を止める機能はないのか? 結局、ファンを元に戻して部屋の外に置くのが最も正しい使い方だとも思うけど…


●インターネット時刻合わせ (2007.04.19)

nistime/nistime2がよい(Hobbesから入手可能)。たとえば、東大のタイムサーバにアクセスするには次のようにする。「-s1」はシステム時計の変更許可。
	nistime -s1 ntp.nc.u-tokyo.ac.jp
なお、nistime2はnistimeにREXXでプレ処理を施したもので、 リストに列挙した複数のタイムサーバに順次アクセスしてくれる。 また、私が以前使っていたsyncnistは最近のタイムサーバではほとんど拒否されるようだ。


●システムの不安定化−−リソース不足 (2007.04.07)

システムリソースが不足すると、アプリケーションやPMが異常動作を起こす。たとえば、ブラウザで画像が表示されなくなったり、画像ツールが正常に動作しなくなったり、ファイラーが起動しなくなる、あるいは操作不能になるなど。これらは、個々のプログラムに問題があるのではなく、システムのリソースが不足している場合が多い。

リソース不足の原因は、要するにアプリケーションの「酷使」あるいは「長期連続使用」にある。特にMozillaはかなり強烈にリソースを食うので、少なくとも一日に一度は終了する方が良い。Mozillaで画像が正常に表示されなくなったような場合には、Mozillaの終了・再起動でほとんど直る。ただし、症状が酷い場合にはシステムのリブートが必要になる。

●KBFのZIP呼び出し−−子プロセスのディレクトリ変更 (2006.12.28)

※プライベート・メモ

KBFは自作のファイラーだが、子プロセスからZIPを呼び出そうとして大ハマリした。何が問題だったかと言うと…、CMD /Cで子プロセスを呼び出す場合、カレントディレクトリがd:\になってしまう点。x: & cd yyy とかもやってみたんだが、どうもうまくない。カレントがd:\固定だと、書庫ファイルや圧縮するファイルはフルパス付きでないといけない。それはまあ、納得なんだが、フルパス付きで格納されるのはちと困る。

で、パス情報をネグるオプションを探したんだが、「-D do not add directory entries」が全然機能しない。これは別の目的のオプションらしい。結局、パスをネグるのは「-j junk (don't record) directory names」の方だと気が付いて(もっと早く気が付け!)、これにて解決なんだが…カレントディレクトリの変更をもう少しスマートにサポートしないと使いにくいなあ…

あ、これねえ、引数を""で括ればいいみたいだねえ

 だめです cmd /c f: & cd tools2 & dir
 よいです cmd /c "f: & cd tools2 & dir"
仕事が済んだら暇見て改造するか… でも、なんで""で括らないと、最後の命令だけ有効になるんだ?


●マルチメディア・データのデフォルト動作 (2006.05.20)

MMOS2は実にけしからん。ビデオや画像データのデフォルト動作を勝手に占拠してしまう。しかも、このデフォルト動作は通常の関連付けとは別の方法で設定されているため、ASSOEDITなどの関連付け変更ツールでは変更できない。おまけに、デフォルトに設定されているシステムのビューアのデキが実に悪い。Jpegは勝手にリサイズしてしまうし、MPEGに至っては、かなり高い確率でシステムをフリーズさせる。はっきり言って、目茶苦茶迷惑な仕様である。

もっとも、解決方法が全然ないわけではなく、Jpeg画像に関しては、PM Viewがデフォルト動作を奪い返してくれた。ver.1.05では、特別な操作をしなくてもPM Viewがデフォルトのビューアになるが、それよりも前のバージョンだと、別途SETDEFV.CDMとかMAKEDEFV.EXEと言った、デフォルト動作変更プログラムを実行する必要があった。逆に言えば、そのプログラムがあれば、他のマルチメディア系データもMMOS2の呪縛から解き放たれる可能性があるわけだ。MAKEDEVF.EXEはEXE形式なので難しいが、SETDEFV.CDMはREXXであろうから、解析すれば応用が利くはずだ……というところで、小休止。肝腎のSETDEFV.CDMの入手で行き詰まっている。WPSから当該マルチメディア・データのクラスを削除するという方法はダメだった。

で、まあ、とりあえず、既存のMPEG(*.mpg)ファイルをWarp Visionに関連付けるREXXスクリプトを書いてみた。なお、Warp Visionは[右クリック|オープン]で表示されるメニューの4番目に登録されているものとする(MPEGファイルでは、エディタ、プレーヤ、再生の3つが強制的に登録されてしまうため、4番目以降にしか登録できない)。

/* MPEGデフォルト動作変更スクリプト     */
/* 対称はJドライブのすべてのmpgファイル */

CALL RxFuncAdd 'SysLoadFuncs', 'RexxUtil', 'SysLoadFuncs'
CALL SysLoadFuncs

Call SysFileTree 'J:\*.mpg', mpg, 'FOS';
Do n=1 to mpg.0
  Say mpg.n
  Call SysSetObjectData mpg.n, 'DEFAULTVIEW=4'
End;
【追記】06.12.31/そうそう、MMOS2のDLLを殺せばいいって、何かに書いてあったな…

●デスクトップの縦サイズ (2006.05.11)

Warp 4.52、XGA、WarpCenter(大)の状態における、デスクトップの縦サイズは741ドット。壁紙も1024×741ドットにすればリサイズされない。なお、スクトップの下部にスライダーがあってもなくても同じ(スライダの高さ分は隠れる)。→その後、再度確認してみたが、どうやら正確には742ドットのようだ。→いやいや、本当は743ドットのようだ(^^; 1024×743ドットの壁紙は、表示形式が通常/タイル/サイズ変更のいずれでもまったく同じ表示になる。

ちなみに、lswitchを使用している場合、実際に画面に表示されるのは縦715ドット。つまり、1024×743で完全原寸表示だが、下端の28ットに関しては隠れて見えない、ということになる。

●OS/2セッションでキー入力を受け付けない (2006.05.11/2010.12.10)

いったん、DOS/Vの全画面表示を起動すると直る。あるいは、[Ctrl]キー、[Alt]キー、[Shift]キーを一つずつ順番に長押し(数秒間)すると直ることもある。たいていは、これらの併用キーが押されたままの状態と見なされているようだ。

●マウスのドラッグができなくなる (2006.05.11)

いったん、適当なアイコンを[ピックアップ]をして、すぐに[ドロップ|ドラッグの取り消し]を選ぶと直る。

●ユニコードのテキストの変換 (2006.05.11)

tcs.exeを使うと便利。

●Sibylメモ (2006.05.11)

●全ウィンドウの最小化 (2006.03.17)

Warp 4.52では、WarpCenterのタスクリストの中からデスクトップを選べば良い。問題はWarp 3.xの場合。OS自身にはこの機能はないようなので、ユーティリティで実現するしかない。現時点で確認できているのは、taskbarとlSwitchという二つのオンラインソフト(いずれもタスクバープログラム)。ただし、taskbarは私の環境では動作が不安定で、しばしばシステムフリーズの元凶になっている。その点、lSwitchは安定しているが、標準設定ではこの機能は無効になっている。設定ダイアログの[Miscellneous]ページの[Switching to desktop minimizes/hides]をチェックする。そして、lSwitchタスクバーの左端のデスクトップ・アイコンをクリックする。なお、Warp 4.52では再クリックによって復元も可能だが、Warp 3.5では復元は不可能。その他、Warp 3.5では使用できないオプションがかなり沢山ある。

→と思ったけど、Warp 3.5でもほとんどのオプションが使えるようだ。デスクトップ・アイコンの再クリックでのウィンドウの復元も可能。でも、確かにできないこともあったんだよね。う〜ん、何かトラブっていたのかな?

●ATMフォントが無効になる (2005.12.31)

まず、Mozillaの表示で気が付くことが多いが、Mozillaの問題ではなく、システムのフォント設定が狂っている。なぜ狂うのかは不明。…とにかく、リブートで直ることが多い。

●ユーティリティ (2005.08.19)

タスクバー:lswitchが便利。以前はtaskbarを使っていたが、Warp 4.52ではシステムが非常に不安定になって困った(Warp 3.5では特に問題は感じなかったが)。

プロキシ:と言うよりもキャッシュなんだが、WBI、良くないね〜。メニューバーを表示するにはJava Script必須で、大した機能もないくせに、アクセスに支障が出ることがある。WBIの機能にどんなメリットがあるんだろう?

フィルタリング:Web Willyが定番なのかな?普通にページ単位でアクセスを禁止するのには便利でしょう。しかし、そのページじゃなくて、そのページに読み込まれるファイルの表示を禁止するものが欲しい(たとえば、ページ内のFlashのデータを読み込まないとか…)。どっかにないかな?

●xenouvaシステム・レポート (2005.08.03/2010.12.10)

最近、システムがど〜も不安定だ。OS/2のくせにけっこうフリーズする。ソフト/ハードとも特にいじっていないので不可解だ。しかし、HDDの空き容量(非システムドライブ)が少なくなっているのが怪しい。ドライブ・フォルダを開いたり、ディスクにアクセスに行ったタイミングでフリーズすることが多い。少なくとも、ワークドライブの空きスペースが少なくなると、フラグメンテーションの影響がモロに出るようで、ファイルの書き込みや移動などが極端に遅くなる。このとき、一瞬システムが止まるような感じ。そのこととフリーズが直接関係あるかどうかは判らないが、非常に気分が悪い。

対応策は、空きスペースを増やすこととデフラグを掛けること。空きスペースの方は、不要ファイルの移動で何とか対処しているが(ディスクから未使用領域を確保して新ドライブを作った)、デフラグは何ともならない。調査不足かもしれないが、Warp 4.52で使えるデフラグツールはないような気がする。で、一番まっとうな方法である一括移動(コピーのし直し)で手動デフラグをやっている最中である。そのせいか、多少安定的に動くようになった気がする。

ところで、はじめにソフト/ハードともいじってないと言ったが、それはちょっとウソで、実はCPUのクロックダウンをしていた。元々ファンレス動作させていたのだが、夏になったせいで、Winではときどき熱暴走するようになってしまった。しょうがないので半クロックで動かしていたのだが、これもどうもあまり良いことではなさそうだ。クロックダウン以後、OS/2は不安定になったような気がする。現在は元に戻しているが、元に戻した後もフリーズは発生したので、直接的な原因ではないかもしれないが、無関係でもなさそうな気がする。

もひとつ、前々からマウスがらみの動作の不安定化が気になっていた。実は、クロックダウン直後からポインタずれの頻度が非常に下がっていたのだが、数日前から逆に非常に頻繁に出るようになった(クロックはダウンしたままの状態)。とういことで、どうもクロックとポインタずれは関係なさそうだ。また、最近とみに気になっているのが「ポインタとび」で、意図しないときに、ポインタが勝手に画面の左下の隅(FEPのパネルの位置)に移動してしまうことがある。

で、@Taskbarの使用を中止、ANPSWPSの使用を中止、B非同期フォーカス変更(システム|ユーザー・インターフェース)をオフにする、CVIOマウスアクションをオフにする、DマウスのPageUP/PageDownとTab/Shift-Tabをオフにする、という設定変更をしてみた。これでもポインタとびは発生するが、多少は良くなったような気もする。また、設定変更後はポインタずれの方は出ていない。しばらく、この環境で試してみたい。

【追記】これらの不安定性については、ほぼ解決された。マウスのポインタずれは、基本的に「VIA PLE133系+C3系」という組み合わせ固有の症状。チップセットかCPUのいずれかをIntel製等に交換すれば発症しない。また、システムの負荷とフリーズの問題はiniの肥大化に根本原因がある。

●IBM Works (2004.10.03)

スプレッドシートが欲しくて「あの」IBM WorksをWarp 4.52にインストールすることにした。しかし、Warp 4.52にはBonusPakはない。また、Warp 4のBonusPakはシステムと一体化してしまっているので、単体インストールは困難(\OS2IMAGE\fi\BONUSPAKの中にあることはわかったが、展開方法がわからない。UNPACK2ではなさそうだ)。とりあえず、Warp 3スペシャルキット2のものを使用したが快調に動いている。ただし、Lotus1-2-3とは関数の表記方法とかがけっこう違うので戸惑っている。

その後、Warp 4のBonusPakをインストールする方法があるらしいことがわかった。でも、ちょっと面倒臭そうなのと、Warp 3のBonusPakでも機能的には十分なので、手を出さないことにする。

●Warp 4.52のDHCP

東京ケーブルネットワークのケーブルネットの1MBコースに加入。ケーブルモデムのみで、ルータが付いてこない。将来的にはLinuxマシンでルーティングをするとしても、とりあえずはモデム直付けで凌ぐ。ルータがないのでDHCPで対応するしかないなあ(実は、WindowsでIPアドレスを確認して、固定IPで接続しても上手くいったんだが、推奨できる使い方じゃない)。

で、はじめてWarp 4.52のDHCPを使ってみた。で、これで実に簡単に接続できたんだが、DNSサーバに書き込みしようとするんだね。なんだろう、これ? ま、[始動]から外しておいたけど。で、netstat -rでルートを調べてたら、随分沢山のルートが出てきた。何か恐いなあ。ルータとファイアウォールなしで使うのは当面だけだけど…

●HDDの不具合について

●LVMによるパーティション管理

●Warp 3のCSDレベル

XRJ03000 初代Warp 3 without WIN-OS/2
XRJ03001 初代Warp 3 with WIN-OS/2
XRJ03003 Connect with WIN-OS/2
XRJ03004 Connect without WIN-OS/2 / いわゆる3.01
XRJ03005 97/10 / Warp Server V4
XRJ03006 97/11 / year 2000 problem

確か、3.01からHDDインストールが楽になったんじゃなかったかな? 逆に言うと、3.0ではFDに細工が必要だったような記憶がある。本当は3.01の Connect with WIN-OS/2が欲しいのだが、存在してないんじゃないかな?


●フォントの基礎知識

ラスターフォント
ビットマップ・フォントのこと。サイズやスタイルごとに別々にデザインされている。見た目は奇麗だが、サイズは制限される。

ベクターフォント
TrueType fontなどのアウトライン・フォントのこと。1つの字形データから様々なサイズやスタイルの字形を生成する。サイズは自由に指定できるが、表示が遅く、見た目も汚い。(*)

ATMフォント
アウトライン・フォントの一種だが、OS/2では小サイズのときにはラスターフォントに置換される。したがって奇麗。なお、TrueTypeとの根本的な違いはアウトラインの生成の際に使用される補間曲線がベジエかスプラインかの違い…なんて言っても始まらないかな? (*)

MINCHO System
明朝のラスターフォントなのだが、通常のMINCHO (normal)よりも行間が広く取れる。エディタのように長い文書を表示する場合には、こちらの方がずっと読み易い。

MINCHO Proportional
MINCHO Systemの英字をプロポーショナル・ピッチにしたもの。最も美しい表示が可能。ただし、表示できるサイズが非常に限定されるのが難点。
(*) Warp 4.52では、TrueType/ATMとも、小サイズのフォントはラスターフォントに置換されているような気がする。


●私の定番ツール (2012.08.10)


SSD/シリコンドライブの利用 DANIS506.ADD
FAT32ドライブの読み書き FAT32.IFS
INIファイルのクリーンアップ WPTOOLS (CHECKINI)
Samba/LANドライブ/Windowsへのアクセス NetDrive+Samba(plug-in)
汎用オーディオドライバ Uniaudio 1.95
DOS用USBストレージドライバ もっとはい〜る用DOSドライバ(mhairudos.zip)

テキストエディタ Future Wave Editor/VZ(DOS)
CONFIG.SYS編集用簡易テキストエディタ AEDIT(FDブートCL可)
日本語入力 WX III
画像表示 PMView Pro
PDFファイル表示 muPDF(Odin)/Ghostscript+GSView
デジカメデータ転送(シリアル) DCITU/READ(DOS)

ファイラー KBF(自作)/FileNova(FDブートCL可)
フォルダのコピー/移動 SCOPY(自作)
フォルダ内のファイルの合計サイズ表示 DS(自作)
削除ファイルの復活 dfsee/Phoenix (〜4GB)

タスクバー/全ウィンドウ最小化 lSwitch
ウィンドウ位置制御 ALWALTFX
簡易カット&ペースト NPSWPS

インターネット時刻合わせ nistime
ブラウザ Seamonkey 1.1.17
ミラーリング Sslurp!

MP3再生 PM123
MP3タグ編集 PM123/id3v2/田吾作(Win)
MP3編集 AudioEditor(Win)
MPEG/WMV再生 KMPlayer/WarpVision

ワープロ
表計算
ペイント系
ドロー系 PM Draw?
DTP系 pTeX/Maul(有償)/Scribus(日本語不可)

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