●逆襲のOS/2●(2004.10.01/2008.03.08upd)

ホイールマウスとUSB

■USBなしでもホイール可能

基本的にホイール機能はUSBマウスドライバで提供している。USBベースドライバ、USBマウスドライバともWarp3でも動作可能。ただし、USBが付いていない古いPCではいずれのドライバもインストールできない。したがって、原則的にはUSBのないPCではホイールマウスは使えない。

しかし、USB付きのPCでPS/2マウスを使ってもホイールは有効。つまり、ホイール機能自体はUSBに依存しているわけではないので、手作業で無理矢理ドライバを組み込んでしまえば、USBのないPCでもホイールマウスは使える。以下の環境で動作を確認。ただし、このドライバではホイールによるスクロール行数などの設定はできない。

システム OS/2 Warp 3.5
ドライバ USBMOUSE(READMEの日付が2001.10.15のバージョン)
(注)USBベースドライバは不要
インストール 1. x:\OS2\BOOTのmouse.sysのバックアップを取る。
2. x:\OS2\BOOTにmouse.sysとusbmouse.sysをコピー。
3. CONFIG.SYSに以下の行を追加。
  DEVICE=x:\OS2\BOOT\USBMOUSE.SYS
4. システムをリブート。

ちなみに、USBMOUSE.SYSの方はほとんど無意味だろう。おそらく、MOUSE.SYSの交換だけでホイールが有効になると思う。Hobbesにはホイール対応の改良版MOUSE.SYSもアップされているようだ。

なお、ThinkPad 365Xではホイールが有効にならなかった。トラックポイントと関係があるような気がするが、現時点では原因不明。

■Warp 4.52のUSBマウスドライバとMozillaのホイール動作

Warp 4.52のデフォルトのUSBマウスドライバでは、Mozillaの[Ctrl/Alt/Shiftt+ホイール]が効かない。通常のホイール動作はOKだし、実はPS/2マウスは[Ctrl/Alt/Shiftt+ホイール]もきちんと動作したんだが…。ということで、USBマウスでMozillaを使うときは、SMouseドライバを使用すること(SMouseもデフォルト設定ではうまくいかない)。

■Warp 4.52のインストールとUSBマウス

USBマウスではWarp 4.52はインストールできない。USBマウスドライバ自体は標準添付されているのだが、CONFIG.SYSの中でドライバがREMられている。このため、標準ではUSBマウスは使用できない。しかも、Warp 4.52のインストーラにはバグがあって、キーボードのみではインストール作業が完了できない。以前、インストール段階でCONFIG.SYSの中身を書き換えて、USBマウスドライバを組み込んだことがあるが、そのときはそれでうまくいった。しかし、最近同じことを使用としたが失敗(マウスポインタは動くのだが、クリックが効かない!?)。結局、インストール時のみPS/2マウスを使用するという、恥ずかしい方法を取った。

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