†逆襲のOS/2†

ネットワーク設定ファイルのオブジェクト

作成開始日 2018.10.16
最終更新日 2018.11.12

通常、OS/2のネットワーク設定は、専用の設定プログラムを起動して書き換えるのだが、これがまともに機能しないことが多々ある。なので、設定ファイル－－たいていは単純なテキスト・ファイル－－を直接編集してしまう方が効率が良い。そこで、TCP/IP設定（IPアドレス等）、DNS設定、HOSTS設定、Peer設定（Sambaで使用されるコンピュータ名など）、ネットワークカード設定の5つの設定ファイルに簡単にアクセスできるように、オブジェクトを生成するスクリプトを作成した（行末カンマはREXXの継続行指定）。

/* ネットワーク設定ファイルのオブジェクト作成  2018.10.16 */
call RxFuncAdd 'SysLoadFuncs', 'RexxUtil', 'SysLoadFuncs'
call SysLoadFuncs

lc='<WP_DESKTOP>'			/* オブジェクトを作成する場所 */
ed='exename=c:\os2\e.exe;'		/* ファイルを編集するエディタ */

result = SysCreateObject('WPProgram', 'NIC設定' ,lc ,ed'parameters=,
C:\IBMCOM\PROTOCOL.INI;iconfile=C:\IBMCOM\mpts.ico', 'R')

result = SysCreateObject('WPProgram', 'Peer設定', lc, ed'parameters=,
C:\IBMLAN\IBMLAN.INI;iconfile=C:\IBMLAN\NETPROG\NET.ICO', 'R')

result = SysCreateObject('WPProgram', 'HOSTS', lc, ed'parameters=,
C:\MPTN\ETC\HOSTS;iconfile=C:\IBMLAN\NETPROG\WMSDD1.ICO', 'R')

result = SysCreateObject('WPProgram', 'DNS設定', lc, ed'parameters=,
C:\MPTN\ETC\RESOLV2;iconfile=C:\TCPIP\bin\ddnsscfo.ico', 'R')

result = SysCreateObject('WPProgram', 'TCP/IP構成', lc, ed'parameters=,
C:\MPTN\BIN\SETUP.CMD;iconfile=C:\TCPIP\bin\TCPCFG.ICO', 'R')

なお、このスクリプトはOS/2のシステムがC:にインストールされていることが大前提。

また、オブジェクトはデスクトップ上に作成されるが、変数lcを変更すれば、任意の場所に作成できる。たとえば、デスクトップ上にある［Netowrk］というフォルダの中に作成したければ、フルパス形式で「lc='c:\デスクトップ\Network'」と指定する。

さらに、これらのオブジェクトは、ダブルクリックで標準のテキスト・エディタ（E.EXE）が起動するが、このエディタも任意に変更可能。私はFuture Wave Editorを常用しているので、「ed='exename=c:\tools\fwe\fwe.exe;'」としている。

【逆襲のOS/2目次】【ホーム】