†Linuxなんて大キライ†

Wine@Debian8

作成開始日 2021.05.30
最終更新日 2021.05.30

Debian 8にWineをインストールするのはけっこう面倒。と言うか、普通にパッケージマネージャからインストールしても、まともに動かない。64ビット/32ビット問題は発生するし、文字は化けるし、winecfgが読めないし、winetricksも見つからないし…。が、最新のwineをインストールする方法を懇切丁寧に説明してくれているページがあったと…

TecAdmin : How To Install Wine 3 on Debian 8 (Jessie)

ま、ここを読めば良いのだが、若干注意点もあるので、このページの説明に沿って私がやったことをまとめておく。

@32ビットアーキテクチャの追加:32ビット版のWinプログラムを動かすために必要

sudo dpkg --add-architecture i386

A公開鍵の取得とインストール:リポジトリの登録に必要になる

wget -qO - https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key | sudo apt-key add -

Bリポジトリの追加:Wineのファイルを見つけられるようにする

sudo apt-add-repository https://dl.winehq.org/wine-builds/debian/

が、ここで問題発生。私の環境では「apt-add-repositoryがない」と怒られる。しょうがないので、パッケージマネージャから追加した。[設定|リポジトリ|新規]を選んで、以下のように設定する。なお、例によって「https:」ではなく「http:」。

URI:http://dl.winehq.org/wine-builds/debian/
ディストリビューション:jessie
セクション:main

※/etc/apt/sources.listに直接書き込んでも良い

Cリポジトリ(パッケージ情報の)の更新

sudo apt-get update

※パッケージマネージャで[編集|パッケージ情報の再読込]を実行しても良い。

DWineの安定版をダウンロードしてインストール

sudo apt-get install --install-recommends winehq-stable

これがインストールの中心作業。ダウンロードしたり構築したりで、数分ほど掛かる。

E実行パスを追加

export PATH=$PATH:/opt/wine-stable/bin

※セッションを終了すると、この設定は無効になるので注意。リブートごとに再設定するか、ログオン時に自動的にexportするように~/.bashrcにexportを書いておく。

Fテスト(バージョンの表示)

wine --version[Enter]
wine - 4.0.1
(2021.05.30現在)

G設定プログラムの起動

winecfg[Enter]

winecfgを起動すると、2回ほど「何か入れろ」とメッセージが出るので、OKでインストールする。これで日本語も化けずに設定が可能になる(実は一部文字化けする)。

HWindowsプログラムの起動

wine プログラム名[Enter](プログラム名に.exeは必須ではない)

または、プログラムのアイコンを右クリックして[Wine Windowsプログラムローダー]を選ぶ。


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