†Linuxなんて大キライ†

VMWare for Linux

作成開始日 2019.07.21
最終更新日 2019.11.27

現状、VMWareとVirtualBoxではVMWareの方がデキが良い−−と判断している。

最大のポイントはシステム負荷;VirtualBoxは起動しているだけでCPUを相当に消費するが、VMWareはあまり消費しない。ゲストOSがアイドル状態であれば、CPUの負荷はほとんどゼロになる。そのため、ゲストOS上のアプリが、ホストOSのネイティブアプリと同じ感覚で扱える。

【訂正】これは環境にも依るようだ。VirtualBoxでも負荷が小さい事がある。TahrpupのVirtualBox 4.3.12-1にWindowsMeをインストールしてみたが、WinMeアイドル時の消費電力は、通常のアイドル時+3〜5w程度に収まった。これならばVMWareの圧勝とは言えない。

また、VMWareはWinMeにも対応していてデフォルトで高解像度&シームレス運用が可能。 WinMeのテキストエディタ(apsaly等)がLinux上で扱えるのは非常に大きなメリット。 さらに、OS/2 Warp 4.52の動作も確認している(こちらは若干問題はあるが…)。

追記:同様に、Tahrpup上のVirutalBoxも、WinMeがシームレスに運用できる。ただし、マウスはUSBマウスに設定する必要がある(PS/2設定ではシームレス不可)また、ビデオドライバは別途VESA汎用ドライバが必要であり、パフォーマンスもVMWareに劣る。

ただし、VMWareにも若干面倒な問題が残っている。一つはインストールで、パッケージマネージャから簡単にインストールとはいかない。Debian 8.7ではVMWareのHPから当該ソース(*.budle)を入手して、次のようにする。

apt-get install g++	← g++のインストール
sh VMware-Player-15.1.0-13591040.x86_64.bundle	← ソースからビルド
もう一つの大きな難点が仮想マシンのBIOSに入る方法。ブート時に[F2]を押せば良いのだが、キーを受け付ける時間が極端に短く(0.3秒くらい)、かつ仮想マシン起動直後はそもそもキー入力を受け付けないことから、BIOSに入ることはほとんど不可能。

ただし、既に起動している仮想マシン内でCtrl+Alt+Insert(C+A+D相当)を掛けてリブートした場合は、反射神経次第でBIOSに入れる。[Esc]でブートメニューを出してみたが、何度か目には表示できた(HHKでは[F2]は[Fn]+[2]となり難易度が上がる)。ただし、[Esc]連打では折角表示されたメニューが消えてしまうのでコツが必要。

なので、vmx構成ファイルに「bios.bootDelay="5000"」という設定を追加して、起動画面の表示を5秒にする。ただし、これも少々厄介で、構成ファイルを下手にいじると仮想マシンのブートが不可能になる。追加した項目を削除しても無駄(書き戻しの際に不整合が起きる?)、最初からインストールし直しになる。必ず仮想マシンもVMWare本体もオフにして、構成ファイルのバックアップを取った上で、設定を追加すること。


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