†Linuxなんて大キライ†
作成開始日 2021.02.02
最終更新日 2024.03.20
Puppyのバージョン | PCManFMのバージョン | インストールするファイル |
Puppy 4.3.1JP | PCManFM 0.5.2 | pcmanfm-0.5.2-i486.pet gamin-0.1.10-i486.pet |
Puppy 5.7.1JP | PCManFM 1.1.0 | pcmanfm-1.1.0.pet libmenu-cache1_0.3.3-1_i386.deb |
Tahrupup 6.0.5 | PCManFM 1.2.0 | パケマネからインストール可能だったと思う |
Slacko 6.3.2 | PCManFM 1.2.1 |
pcmanfm-1.2.1-i486-1dj.txz libfm-1.2.1-i486-1dj.txz menu-cache-0.5.1-i486-1dj.txz |
●PCManFM 0.5.1 @ Puppy 4.3.1
流石に古いバージョンなので機能は低いが、一通りのことは可能。快適とは言えないが、他のファイルマネージャを使用するよりはずっと便利。なお、PCManFM 1.1.0では(何故か)不可能な、ブックマークからタブを開く操作が、このバージョンでは可能。
●PCManFM 1.1.0 @ Puppy 5.7.1
このバージョンには問題点が二つある。一つは、フォルダやファイルのアイコンがほとんど表示されないこと。元々がslacko用なので、アイコンセットの設定が異なっているのだろう。しかし、手作業で適当なアイコンを/usr/share/pixmapsに追加してやれば対応可能(下記参照)。
もう一つは、ブックマーク(左側のペイン)から、新規タブや新規ウィンドウが開けないこと。PCManFM 1.2では可能になっているし、古い0.5.1でも可能だったのに、なぜこのバージョンで不可能なのかは不明。致命的ではないが、ちょっと使いにくい。
なお、precise(Puppy 5.7.1)用のPCManFM 1.3.1(PCManFm-1.3.1-0_precise.pet)も存在するのだが、なぜかJP版(retroベース)でも、modern版でもインストールを拒否された。謎。
●PCManFM 1.2.1 @ Slacko 6.3.2
パケマネからインストール可能なのは1.0、別途1.1のpetパッケージも利用可能。しかし、両方とも機能的に難あり。まともに使えるのは1.2からだが、これはギリシアのslackware/salixのサイトから入手可能。
PCManFMにも[ごみ箱]機能はあるが、そもそもがLXDE用なので、PuppyのJWMの[ごみ箱]機能とは連動しない。PCManFMでファイルを削除([ごみ箱]へ移動)すると、どこへ行っちゃったの?状態になる。デスクトップ上の[ごみ箱]には入っていないし、PCManFMの左ペインに表示される[ごみ箱]を選んでもエラーが表示されるだけ。放置しておくと容量を圧迫するし、そもそも、削除ファイルを復元したくてもどこにあるのか判らない−−で、答えは;
/root/.local/share/Trash
どうやら、このディレクトリがPCManFMの[ごみ箱]になるようなので、これをブックマークしておくのが良いかと。なお、他のドライブのファイルを削除した場合は、ここには保存されない。良く憶えていないが、当該ドライブのルートに「.Trash-0」というディレクトリができていたような記憶があるので、多分、それではないかと…
なお、[ごみ箱]内のファイルを完全削除する場合は、PCManFMのメニューバーから[編集(E)|削除(R)]を選ぶ。
pcmanfm-1.1.0.pet(もともとはSlacko 14用らしい)
libmenu-cache1_0.3.3-1_i386.deb
このバージョン(1.1.0)は、Tahrpupなどで使用できるバージョン(1.2.0〜)に比べて機能が少なく、特にブックマークからタブやウィンドウを開くことができないなど、ちょっと使いにくい点はある。が、実用に差し支えるレベルではないだろう。
【参考】Pcmanfm 1.3.1のPrecise (5.7.1) 版も存在するが、ウチの環境ではインストールできなかった。Puppy 5.7.1にはretro版(カーネル3.2.48/i486)とmodern版(カーネル3.9.11/i686)が存在するが、どちらでもインストールを拒否された。
なお、このバージョンのPCManFMをPuppy 5.7.1で使用すると、ファイルやフォルダなどのアイコンが表示されない。これは、そもそもPCManFMがLXDE環境用のもので、アイコンセットが欠落しているため。なので、LXDE用のアイコンセットをインストールして、アイコン設定を弄ればよいのだろうが、とりあえず、下記のようなアイコンを用意すれば実用には困らない程度にはなる。
user-home.png | ホーム(/root) |
user-desktop.png | デスクトップ |
user-trash.png | ごみ箱 |
folder.png | フォルダ |
text-x-script.png | 設定ファイル |
application-x-executable.png | 実行ファイル |
package-x-generic.png | パッケージファイル |
tab-new.png | ツールバーの[新規タブ](タブの新規作成) |
適当なアイコン・ファイル(png)を上記の名前に変更して、「/usr/share/pixmaps」に放り込んでおけば、まあ、使えるレベルになる(それでも大分欠落しているが)。ちなみに、「Thunar」(ファイルマネージャ)をインストールすると、かなりの数の欠落アイコンを補ってもらえる。
ラウンチャに関しては、/root/.jwmrc-trayの「icon=」行を書き換えてもよいが、それよりも欠落したアイコンを補完してやる方がよい。PCManFMのアイコンは(恐らく)単純なフォルダ・アイコンだろうから、ここでは「directory.svg」で代用する。
@/usr/share/pixmaps/puppy/directory.svgを適当な場所にコピーして、
A「Filesystem-filemanager.svg」とリネームして、
B/usr/share/pixmapsに入れる
これで、ラウンチャに登録したときも、きちんと見えるようになる。スタートメニューにもアイコンが表示されるようになる。新規タブの追加アイコンが表示されないのも似たような理由だろうが、欠落アイコンの名称は不明(⇒tab-new.png;上記参照)。