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Anthyメモ −−配色、ユーザー辞書などの留意点

作成開始日 2024.05.04
最終更新日

配色

Anthyの配色はどうも感心しない。変換対象の文字列(選択文節)が非常に見にくい。scimでは白黒反転になるし、ibusでは灰色(紫?)地に黒文字という、かなり識別し難い配色になる。誰がこんな色にしたんだよ…

ここでは便宜上「Anthyの配色」と呼んでいるが、正確に言えばAnthy自身の設定ではないだろう。むしろ、scimやibusの配色、と呼ぶ方が正しいと思うが…

しかし、scimでは下記の設定で、変換中の文字列の色(文字色・背景色)や装飾を変更できる(ibusでは不可能だと思う;少なくとも、私には見つけられなかった)。

[scim入力メソッドの設定|Anthy|外観]

ここで[文字色/背景色]を選び、各項目の右端に表示されているパレットをクリックして、色を変更すれば良い。パレットは前景色(文字色)/背景色の2つが並んでいるが、背景色が白の場合、ダイアログの地の色と区別が付かないので、非常にわかりにくい。

なお、私は[選択文節]を[文字色/背景色]に設定して、文字色を黒、背景色をlightcyanにしている。

単語登録問題とユーザー辞書

Anthyでは、なぜか単語登録ができないことがある。これはかなり広く知れ渡っているバグのようで、一応対処方法みたいなものは確立されている。

@scimパネルの[辞書メニュー]などから[単語の追加]を開く
A単語を登録して[追加]をクリックする
B続けて、その隣にある[編集]をクリックして、編集ダイアロを開く
C単語が登録されていることを確認して[保存]をクリックする

つまり、追加と編集の2段階で登録する必要ある。明らかに操作の重複で、これが正規の使い方とは思えない。また、こうした2段階登録が必要なのは最初だけで、2回目の登録からは追加だけで登録可能になる(例外はあるかも)。

で、何でこんな妙な現象が起きるのかと言うと…知らない。が、恐らくファイルのパーミッションの問題だろうと想像が付く。ユーザー辞書は~/.anthy/private-words-default だが、デフォルトではこのファイルは存在していない。最初に単語の追加を行っても作成されない。辞書が作成されないのだから登録もできない、という事になる。

逆に言えば、最初から~/.anthy/private-words-defaultというファイルを作っておけば、2段登録のような面倒なことは不要だろう。中身は空でも良いし、1語だけ登録したベースになる辞書でも良いだろう(詳細未確認)。ちなみに、ファイルの構造は以下のような感じ。

書式)読み 品詞*頻度 語句
用例)あほ #T35*500 亜父
なお、ユーザー辞書は読みでソートが必要とか何とか…迂闊に複数語句を書き込むのは止めた方が良さそうだ。もう一つ気になるのはやはりパーミッションで、念のため、読み書きとも誰でもOKに設定しておいたのだが、単語が登録されると所有者のみに変更された。な〜んか、この辺りにもバグの原因が隠れているような気がする。


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