KMZ ZORKI-4 ????? 発売年月 19??.??/標準価格 \x.xxxx
Lマウント・ロシカメの完成形?

旧ソ連KMZ(クラスノゴルスク機械工場)のLマウントのレンジファインダー機。ZORKIの歴史はバルナックライカのデッドコピーから始まったが、その後ライカの影響を受けつつも独自の発展を遂げ、このZORKI-4で一応の完成を見る。アイレット、シンクロターミナル、視度補正機構、セルフタイマーなどを装備し、ZORKIシリーズの中では最も実用性が高い。「洗練」という言葉に背を向けたデザインも、ゴツゴツとした存在感が好ましい。

//// 2003.06.13 ///

ZORKI-1は非常に気に入っているのだが、実用面ではけっこう不便なことも多い。アイレットとシンクロターミナルの付いたLマウントのロシカメが欲しい。で、いろいろ物色していたのだが、どうもデザイン的に気に入ったものがない。ロシカメは性能ではなく存在感を味わうものだからね、デザインはものすごく重要なわけ。あれこれ調べているうちに、中村陸雄氏のHPでZORKI-4を褒めていたので、つい騙されて手を出すことにした。入手先はYahoo!オークション。半ジャンク、レンズ&スプールなしで3500円。コミコミで4500円くらいかな。一応動作はしているから高くはないでしょう。デザイン的にも、思ったよりも間抜けではない。

しかし、まずレンズで大いに戸惑った。我が家にあるLマウントレンズはZORKI-1に付いているIndustar-22だけだからね、これを取り外してZORKI-4に付けようとしたのだが、マウント径が違って全然付かない! え〜?両方ともLマウントじゃないのぉ〜って、本気で悩んだ。何のことはない、Industar-22の鏡胴部だけはずしちゃって、肝腎の距離目盛の付いたマウント部をボディに残したままなのであった。素人さんってのはねえ……

これに気付くのに丸一日掛って(^_^;、ようやくIndustar-22をZORKI-4に取り付けたのだが、今度はねじ込んだ位置が悪い。ZORKI-1のときと比べると、ほぼ90度ズレている。何度はめ直しても必ず同じ位置になる。機能的には問題ないが、あまりにも使い難い。う〜んと思ったね。ま、ジャンクだからと意を決してマウントを分解。90度回転させてマウントを付け直した。

これで位置の問題は解決したのだが、今度は距離指標がずれる。4.5m先のものにピントを合わせると、6mくらいを指す。さて、マウント分解前はどうだったかと言うと…実は距離まで試してなかった(このあたりが間抜け)。ともかく、マウントの下に入っていたスペ―サーとおぼしき物を取り除いてマウントを付け直してみた。そしたら今度は距離指標もほぼぴったんこ。

これって、多分仕様だよね。マウントには一個所直線が入っていて、最初は9時の位置にあったのを12時に位置にしたらIndustar-22の位置が正常になった。スペーサーだって、本来ならわざわざ入れておく必要はない。つまり、何らかの理由でIndustar-22とそのほかのレンズで、ねじ込み位置やマウント位置を変更する必要があり、その対策のために意図的に直線やスペーサーを入れておいたとしか思えないわけ。とすると、他のレンズをくっつけるなら元に戻してやらないと…。なかなか厄介だ…。ZORKI-4にIndastar-22は似合わないしなー。

また、お定まりの低速シャッター不良もあった。これは、もう笑って受け入れるしかないね(^_^; 最初は低速シャッターに合せる方法すらわかんなかったからなあ。ただし、本当に動作不良かどうかは断定できない。確かに、若干速度が変わっているような気もする。1秒は押し続けると後幕が閉まらないので間違いなくおかしいが、1/2〜1/15"に関しては「らしい」速度で切れている。確認する価値はありそうだ。

それから、ファインダーだが、ファインダーと距離計を一つにまとめたタイプ。ほぼ等倍で大きさの点から言うと非常に良好なんだが、けっこう暗い。距離計と一体化してあるからハーフミラーを通しているわけで、その分暗くなるのは仕方ないか…。ということで、距離計とファインダーが別々の方が良いこともあるのね、やっぱり。

巻き戻しノブの根元にあるレバーは視度補正用。これは便利だわ!…もっとも、最初は気が付かなくて、やけに見えの悪い時があるなあ…などと思ったりもしたのだが。

フィルム装填にはスプールが必要。ZORKI-1のものがそのまま流用できた。

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