【かめらめも】 *このページは完全な個人用備忘録です。当HPの他のページ以上に、曖昧な情報や誤った情報が混入している可能性が高いので、注意してください。


●2013年06月05日 海鴎205(Seagull 205)入手

中国製RF機。露出計なし。実質的に鳳凰205と同じもので、その元祖に当たる。レアと言えばレアだが、珍しいだけで特に価値はないようだ。ジャンク品を1000円で落札。鳳凰205とほぼ同じものなので、クラシカルでそれなりの質感があって好ましい。レンズの評判も良いし、何より大きなレンジファインダーが心地良い。パララックス補正も付いている。撮影範囲はブライトフレームで表示される−−つまり、ファインダー像自体の視野率は100%を越えていると思われる。デジカメでもこのクラスの光学ファインダーを付けてほしいものだ。ただし、この機体はジャンクだけあって、ちょいと実用にはならない。機能的にはほぼ完動のようだが、中玉の中央に大きなカビがあるし、後玉の中央には深い突き傷が付いている。しかも、ほぼすべてのネジが緩められていて、巻き上げる度にレンズユニットがガタガタする。まあ、素人修理の途中放棄品と見るべきだろう。使えるレベルになるとは思わないが、多少メンテナンスはしてやろう。

●2013年06月16日 海鴎205メンテナンス終了

メンテナンスの内容は; 光学系は撮影系/ファインダー系ともゴミや汚れが大量にあって、とてもではないが完全に奇麗にするのは不可能。それ以前に、後玉に目立つ傷がある以上、一所懸命清掃してもあまり意味はない。ということで、まあ、目立つところだけの清掃に留めたが、それでも最初から比べると遥かにマシになった。特に、ファインダーは、この程度の清掃(トップカバーは開けた)でこんなに奇麗になるものか、とカンドーした。もともと、機能自体はほぼ問題ないようなので、試写くらいはしてやりたくなってくる。

分解は特に難しいところはなかった。拍子抜けするくらい単純な構造(もちろん、レンズシャッターユニットには手を付けていないが)。ポイントは、前玉の二重のカニ目。外側の方を外すこと。内側のカニ目は二枚の前玉を分離するためのものだが、簡単には外れない。逆に言うと、この二枚の間にはカビが侵入する可能性は低い。もっとも、かなりのゴミが入っているのだが。


●2013年03月06日 Pentax MZ-30入手−旧PKレンズの使用成功

Pentax最後の銀塩一眼レフ(一番最後に絶版になったという意味/発売は2000年2月らしい)。超軽量の超廉価機。本体重量375g。オークションで入手したSIGMA 28-200mm Aspherical IFのオマケ。市場価格は100円くらい。とは言え、普通のAF一眼レフであり、機能を削っているわけではない。露出はフルモードだし、露出補正も可能だし(0.5evステップだが)、アイピースには視度補正もちゃんとついている。まあ、ファインダーは暗いし、0.7倍/92%は流石にどうよ、ってカンジはするけどね。クラスを考えるとこの辺りは納得せざるをえない。

が、どうしても気に入らない点が3つある。第一は、電池蓋の作り。いくら何でも、というレベル。さっさと壊れてくれと言わんばかりだ。第二は露出に所謂「Pモード」がないこと。機能的には発光禁止モードがPモードに相当するが、「P」という表記がない上に、ダイヤルの非常に遠い位置に付いていて使いにくい。ちなみに、ニコニコモードはストロボが勝手にポップアップするお馬鹿さんである。

そして、第三が、旧PKレンズが使用できないこと。KA以降でないと操作を受け付けない。Mモードもあるのに、いくら何でも、それはないだろう。ただ、ではどうやってPKとKA以降を判別しているのかは、ちょっと興味深いところ。もちろん、やろうと思えば簡単にできるが、一部のM42マウントアダプタを使うと、シャッターが切れるらしい。つまり、ガチガチにプロテクトを掛けてはいないようなのだ。さて、そのカラクリは…これからのお楽しみ。

ととと、あっという間に解決してしまった。何の事はない、マウント部の電気接点にセロテープを貼って隠してしまえばよい。そりゃそうだよね、だって、空シャッターは切れるんだから。露出モードをMにして、レンズ側で絞りを指定すれば問題なく使用できる。レリーズすると、きちんと設定値まで絞られる。まあ、AEは一切効かないし、このファインダーでピントの山を掴むのも厳しいけど、使えることは使える。

ちなみに、私が入手した機体は、入手時点でレリーズ不可能なジャンク品だった。測光・測距まではいくのに、レリーズボタンを押しても無反応。しかし、底蓋を掌にぽんぽんと数回叩きつけると、見事にレリーズ可能になった。基本ですな(^^)


●2012年06月26日 CHINON CS-4入手

絞り込み測光のフルメカニカルM42マウント機。縦走り金属シャッター。露出計はおそらく3点LED式。M42マウント機としては最晩期の製品と思われる。ジャンクを格安で入手したが、思いの外質感が高い。これはいいな。ジャンク理由は巻き上げ不能。金属羽根が降りきってない感じなので、底蓋を開ければ何とかなりそうだ。楽しみ。


●プリズム補修用表面鏡

万華鏡用品店などで入手可能。私は、東急ハンズ池袋店(6F?)で購入した。

▼プラスチックミラー(総称)
◎アクリルミラー  安い、厚い(2mm以上)、表面反射かどうか?
◎塩ビミラー  安い、薄い(0.5mm)、表面反射かどうか?

▼アルミ表面鏡 薄くて高反射率で表面鏡、でも高そうだ

●Zenitar 16/2.8 (2008.03.29)

う〜む、ヨイ。魚眼はちょっと手放せないなあ…でも、ボディの方は迷うな。今回入手したZenitar 16/2.8は、M42にEOSアダプタを噛ませて、実絞りで使用できるようにしたもの。当然、絞り優先AEも効く。ただ、ボディ側の絞り値はいくつにしとけばいいんだろう?試写ではカラーネガだったんで、テキトーにやってもそれなりに写っていたけど…やっぱF1.0にすべきなのだろうか?

⇒余談だが、M42/EOSのピン押しタイプのアダプタが入手できたということは、EOSでアダプトール2レンズが使える、ってことでもあるんだよね。

てなことを考えるのが面倒なので、M42かPKのボディで使いたいなと…。それもできれば絞り優先AEで…となると、実はかなり選択肢が狭くなる。というのは、EOSアダプタを外してM42で使うときには、実絞りにならないんだよね(EOSアダプタがピンを押していた)。M42でAE機というのがそもそもそんなに多くないし、何より実絞りなしのレンズでAEは無理(正確には、開放限定で可能だけど)。Pentax ESやFujica みたいに独自規格で絞り情報を伝達するシステムを作れば別だが、Zenitarにはそんな機能はない。

⇒強いて言うと、Yashica Electoro AXは絞り込み測光AEらしいので、こいつは使えるかも…(^^;

この問題、Pentax純正のM42/PKアダプタをかませても同じ。というか、絞り制御機構が違うんで、そもそも実絞りモードなしのM42レンズは開放でしか使えない(u_u;)……まあ、絞りピンを瞬間接着剤でくっつけるという方法はナシとして。

で、方向は二つ。一つは、M42で絞り込み測光を使うこと。これならPentax SPあたりで十分だけど、正直絞り込み測光はなぁ…。少なくとも、それしか選択肢がないのはちょっと嫌だ。

もう一つは、なんらかの方法で実絞りを実現する(だから、瞬間接着剤はナシとして)。一番簡単なのは、ピン押しタイプのサードパーティ製のM42/PKアダプタを使用すること。ちなみに、フランジバックの関係で、EOSかPK以外は補正レンズが必要になることが多く、魚眼のメリットが半減してしまうので、他マウントへの変換はナシとする。で、まあ某社のM42/PKアダプタをけっこうな値段で入手。

ところがこれがダメ!なんと、ロック爪を止めているネジが内側に突き出ていて、Zenitarのネジ溝を削ってしまう。最初は気付かなくて無理に回していたら、傷だらけになってしまった(T_T)(T_T)(T_T) 突き出したネジを削るか、ロック爪自体を取り外すか(流石にちょっと恐いが)しないと使えない。てなわけで、AEにこだわると、かなり面倒なことになる。他社のM42/PKアダプタならいいのかなぁ…

あれやこれやを考えると、EOSを使うのはそんなに悪い選択肢ではないかも、という結論に戻ってしまうのであった。でも、EFレンズと混ぜて使うと、絶対にモード切り換えを忘れるし、あのシャッター羽根の油汚れを考えると、EOSはウンザリなんだよね。素直にPentax SPで使うのが賢明なのかもしれないねえ…

まとめ:

−−ま、まもともなPK/M42アダプタの入手が正解でしょう。

●Fuji Silvi Fi (2009.08.17)

28-100mmの小型コンパクト。Silvi 1000のマイナーチェンジ機で、基本性能および外観ともほぼ同じ。主な違いは「スーパーデジタルプログラムフラッシュ」と「マルチイルミネーション」らしいが……前者は周囲の明るさに応じて光量が変化する…え?そんなの当たり前じゃないの?つ〜か、そもそも、Silvi 1000の「デジタルプログラムフラッシュ」と比較して、どこが「スーパー」なのか少しも判らない。後者はセルフタイマー使用時などにグリップに埋め込まれたLEDが光る…って、オイオイ、そんなもんセールスポイントにするなよ。もうやることが何もなくなってしまったんだろうなあ…確かに銀塩最晩期機らしく、完全に煮詰まっている感じで、欠点らしい欠点も見当たらない、けなす気も失せる(^_^;

●COSINA C1s (2009.04.14)

PKマウントの軽量フルメカ廉価機。Nikon FM10やOlymus OM2000などの兄弟機(ベースになった、というのとはちょっと違うようで、C1sもバリエーションのひとつと考えた方が良さそうだ)。ダイキャストのアンコが入っていないのでかなり軽い。造りがちゃちいのは否定しないが、思ったよりもファインダーが明るくて見やすい。それに、アイピースのフチ部分が薄くなっているのは、ペンタ製の視度補正をレンズを使うためか? 意外に実用的かも知れないねえ…

●江西光学 Phenix DC2000 (2009.06.07)

中国製電子式フルマニュアル一眼レフ。PKマウント。AEモードのないフルマニュアル機で、Yashica FX-3とよく似た外観をしている。どう見てもフルメカ機にしか見えないが、実は電子シャッター機。YashicaのFRシリーズとかTL Elector Xとかと同じような感じ。電池がないと全速1/1000"で切れてしまう…はじめは、故障かと思って焦ったよ。

外観がYashica FX-3に似ているが、いわゆるコピー品ではないらしい。確か中国・江西光学はヤシカから正式に技術供与を受けていたというような話を聞いたことがある。

露出計は−/○/+の3点LED方式、スクリーンは斜めスプリット+マットというCOSINA系廉価PK機と同じ構成。ファインダーは比較的倍率が大きく、明るさもまあまあ(明るい部類ではない)。機能にはプレビューレバーと多重露出が目を惹く。シャッター/ミラー系の動作にカチャカチャ感があったり、ミラーショックがでかかったり、ダイヤルの動きがぎこちなかったり、やはり細かな造りはまだまだだが、日本メーカーもこの価格帯の製品の造りは大したことないので、比較して酷く粗悪な感じはしない。

ただ、全体の造りはCOSINA系よりもさらにヤワな感じで、付属の28-135mm/F3.8-5.2(約550g)を付けてボディ(約450g)を掴むと、マウントがもげそうで恐い(^^; マウントは金属製なのだが、マウントが付いているボディはプラ。ボディに剛性感がなくて、よじれるような感じがする。ダイキャストは入ってないのだろう。軽いプラレンズを使うのが賢明だろう。

●YASHICA 108 Multi Program (2008.11.10)

Y/Cマウントのモードラ内蔵MFプログラムAE機。2種類のプログラと絞り優先AE、さらにマニュアルモードも備えているが、完全な廉価機。ファインダー内表示はアンダー/オーバー/適正の表示のみで速度・絞り情報はなし。露出補正は+1.5evの逆光補正ボタンのみ。フィルム感度もDXのみ…だったかな? 発売は90年ころ(よく調べていないが)。

しかし、何でこの時期にMFの新製品を? もはやエントリーモデルからフラグシップまで全てAFの時代で、メーカーもMF機のラインナップは過去の高級機かリコー/コシナ系の廉価機のみ…かと思ったけど、実はそうでもないんだ。Pentax P30NとかNikon F-301はこの時期の製品。特に、F-301はスペック的にけっこう近く、それなりに意識していたような気もする。

にしても、積極的な意味が見出せないな〜〜、特にYashica/Kyocera/CONTAXの場合、MFマウントとAFマウントの互換性はないから、架橋的な意味合いも小さいし、単純に廉価市場向けということならFX-3シリーズが健在だったわけだし…。まあ、アジアではY/Cマウントってけっこうシェアを持っていたみたいだから、Y/CのAE機の需要はそれなりにあったのかも知れないけど(108も基本的に中国向けだったらしい)。

国内では「ヨドバシカメラ」バージョンが有名(^^;だが、108自体あまり見掛けないし、大してありがたがる人もいない。珍品コレクター向け? 流石にこれにZEISSレンズを付ける気にはならんだろう。

●Fuji Silvi 1000 (2008.10.25)

2001年7月発売。28-100mmのワイド系高倍率ズーム機で、ボディサイズが極めて小さい。電池はCR-2、1本のみ。レンズがやや暗いのが難点だが、もうISO 800は常識だろうし、小型化を考えると、これはこれで割り切ったスペックだろう。操作系は、イルミネーター付きの大型液晶+十字キー+階層メニュー。大型液晶のおかげで、各設定項目が直感的な位置に配置されていて、階層メニュー形式としてはかなり使いやすい部類。まあ、いろんな意味で、フィルムカメラとしては完成した感じが強い。デザインを別とすれば、Autoboy EPOよりも完成度は高いだろう(実写はしてないけど)。

レンズが暗い上に、階層メニューを採用している本機種は、私の持論から言えば、極めて悪い機種ということになる。しかし、実際に手にして見ると、決してそうした印象は受けない。実用性無視の漫然とした実装方法というか、ユーザーをバカにした感じをあまり受けないのだ。製品コンセプトが明確で、それに即した熟考の跡が見える。このクラスで露出補正がないのも、ひとつの見識だろう。

ただ、これならもうデジカメでもいいかなあ…と。2001年時点だとコンデジはまだ発展途上で、画素数とか、ワイド端とか、電池寿命とか、ボディサイズとか、コストパフォーマンスとか、いろんな点で銀塩に劣っていたけれど、現在は随分改善されている。本機レベルのコンデジは既に実現されている。μ ZOOM WIDE 80のようにフィルムのぬくもりを残している機種ならば、あえて使ってみたい気にもなるのだが、こういう機種になると、銀塩を選ぶ必然性は感じられない。ただ単に小型で便利で高性能なだけなら、デジタルで十分。

ちなみに、2003年11月発売のSilve Fiは、このSilvi 1000のマイナーチェンジ機のようで、外観・スペック・定価とも同じ。フラッシュの機能のみ若干異なっているらしい。

●RICOH MYPORT 330SF (2008.10.19)

かなり丁寧な作りの3倍超ズーム機。インターフェースもEOSライクな2ダイヤル式で使いやすい。液晶やモードダイヤルのイルミネーターとか、静音性とか、細かな点にも気を配っていてる。レンズも38-130mm/F4.5-9.5と、比較的明るめ。ストロボもGN=21と大光量。二度切りソフトフォーカスモードも搭載(って、これはいらんか…)。描写は未チェックだが、非球面を3枚も使っているらしい。こりゃ、ひょっとすると隠れ名機?とか思ったんだが、実は最短撮影距離が1mでマクロモードすらなし。オイオイ…間抜けだねぇ(u_u;)

●Pentax Z-10 (2008.06.26)

ペンタックスの初期のAF一眼レフのエントリーモデル。イメージ的にはミノルタのα-3700iと似た感じ。小さいけど、意外に重くて(510g)剛性感もある。多分、ダイキャストボディだろう。プログラムAE(露出補正可)とマニュアルの2モード。露出補正とマニュアルがあるのは、このクラスとしてはエライね。絞り・速度はマニュアル時のみ確認可能。切り替えはレンズの絞りリングで行う。ナルホド。気が付かないとわかんないね。旧PKレンズはPが使えないのでマニュアルのみとなるが、マニュアル時には例の擬似絞り優先AE(ハイパーマニュアルというらしい)ができる。電池ブタがボディと別になっているので、なくなりやすいのが欠点か。

総じて、面白いテイストだな。悪くない、好きだわ。MFのAE機として考えたら、けっこう良い使いごこち。もっとも、KAでないとAEは効かない。コシナ/リコー系の旧PKレンズでも絞り優先AEができるものの方が実用的だとは思うけど。Pentaxでは……MEファミリーとP-50あたり??

●XR500 AUTO (2008.09.15)

XR500をAE化したもの…という位置付けなのだろうが、XR500とは違って1/1000"まで出る。また、全体のニュアンスもXR500とは少し違った感じがする。XR500の改造版ではなく、まったく別のAE機にXR500ライクな外装を被せた印象。質感は価格の割には良い部類だろう。

基本的に絞り優先AE専用の電子制御機。モードはA/X/Bだが、電池なしではXもBもダメ。速度表示は一切なし。手ブレ警告や露出連動不可警告(アンダー/オーバー)は表示されるようだが。ちょいと微妙なカンジ。スクリーンは斜めスプリットだが、かなりでかい。意外にピント合わせは楽かもだが…

●SEIMAX SV-9 (2008.09.15)

聞いたことのないメーカーのPKマウント廉価AE専用機。外観から判断すると、おそらくCOSINA CT-10のOEMだと思う。非常にチープな作りで、ボディ部はフルメカ機のCT-1シリーズとほぼ共通。どうやって速度をコントロールしているかは不明だが、意外に原始的な方法じゃないかな?フルメカのCT-1にちょっと手を入れるだけで実現可能なレベルという意味で。ちなみに、速度表示は一切ないが、測光連動範囲を超えると(アンダー/オーバー)、警告LEDが点灯する。情けないほどチープではあるが、クラス相応と割り切ると、意外に実用的なカメラかも知れない。

●*istDLとCOSINA 28-200 (2008.03.29)

このレンズは、CT-1EXやC1sとセットで売られていた初期の高倍率ズーム。一応PKAタイプなので、AEが効くんだね。35mm換算で40-300mmと、望遠ズームとしては非常に良いレンジ。でも、650gという重量、重いズーム移動、それでいて自重で延びる……。描写は、広角時の周辺の描写がなあ…シャレになんないくらい悪いけど…まあ、この時期のこの倍率のレンズだから仕方ない。それに、イメージサークルの小さなデジカメでは影響は小さいし、何より、基本的に望遠ズームの代用なので、広角端で使うレンズではない。ということで、描写は我慢するとして、使い勝手が悪いのがちと困りもの。取り回しの悪さと最短1.5mというのが、イベント撮影などではけっこう致命傷となる。これではなあ…。ちなみに、Tamron 28-200(71A)は500gちょい、ただKAのアダプトールがこれまたシャレになんないくらい高価。実絞りで何とかならんか?…いや、実絞りは無理だが擬似AEが使える(マニュアル露出時にAE-Lボタンを押すと自動的に適正速度に設定される:所謂ハイパーマニュアルというやつか?)。しかし、擬似AEでは速写性に問題があるだろうなあ。実用性はどうだろう? あ、AE精度もかなり問題のようだ。実用は無理だろうなあ。

●Minolta Capios 25 (2008.03.13)

28-70mmのワイドズーム。CanonのAutoboy Lunaにモロに対抗した商品だが、操作性に関してはこちらの圧勝。とても使いやすい。ファインダーもLunaより上。描写に関してもけっこう評判が良くて、製造国によってコーティングが違っていて、どこ製の何色のコーティングがヤツがいいとかどーとか、いろいろウンチクがあるらしい。ってんで、大いに期待して使ってみたのだが、AFがボロボロ。ジャンク品として入手したので、故障という可能性も大いにあるが(これで正常では恥ずかしい…)、ちょっとお話にならない。マクロモードで梅を撮影したら、全部中抜けして背景にピントがあってたし…まあ、これは原因が「さもありなん」なんだから納得するが、ピントを外しそうにないような被写体でも、微妙にボケてる。描写を云々する以前のレベルだよ。同時に試写をした固定焦点のCanon Sketchbookの方がずっと上。やっぱり故障なんだろうね。トホホホ。う〜む、やっぱり私はミノルタとは相性が悪い。とても悪い。

●OLYMPUS ULTRA MACRO(NEWPIC M10 MACRO)(2007.10.27)

発売年:1998年6〜7月、オープンプライス

別名「NEWPIC M10 MACRO」。10cmマクロ機能付きのAPSコンパクト。マクロは、前玉を繰り出して固定し、絞りを絞って被写界深度を稼ぐユニバーサルフォーカス(UF)方式。通常モードも含めてAF機能はない。中身はGOKO FR-2200 MacromaXと同じ物だと思われる。スペックおよび各パーツの配置はほぼ同じ。外装デザインのみ大幅に変更している。FR-2200は無難でオーソドックスなデザインだが、このULTRA MACROは楕円をモチーフにした流面形。オリンパスらしく、デザインセンスは悪くない。(07.10.27)

  「NEWPIC M10 MACRO」の方が正式名称で、「ULTRA MACRO」というのは通販名なんだそうだ。オリンパスのHPに書いてあった。

で、APS f=25mmで近接10cmのマクロ性能だが…まあ、イメージ的にはガチャポンのフィギュアの全体像が撮れる程度かな。ごく大雑把に言って、1:2〜1:3くらいじゃないかと思う。L判にプリントにすれば実物よりもかなり大きくなるから、それなりのインパクトはあるだろう。でも、ビューファインダー方式のコンパクトカメラだから、パララックスはメチャクチャ大きい。流石にファインダーとレンズの光軸を合わせてあるので、横方向は問題ないが、縦方向は非常に大きくズレる。MacromaXには10cm接写フレームが付いていたが、このULTRA MACROにもマクロアダプターなる接写キットが付いているようだ。

レンズは25mm/F6.7、絞り制御は羽根形式ではなく絞り板交換方式。板は3枚あり、それぞれ異なる大きさの円形の絞り穴が空いていて、撮影距離(通常/スーパーマクロ/ウルトラマクロ)によって切り替わる。ちなみに、ウルトラマクロ(10〜30cm)でF=44なんだそうだ。シャッター速度は1/90"、1/300"の二速のみ。ひょっとすると、Konica K-miniみたいにISO感度によって固定されてしまうタイプかも知れない(実は、初代K-miniも中身はGOKO製ではないかと疑っているんだが…)。で、ストロボの手動制御が可能で発光が禁止できる……ん? それって、マクロモードだと大幅な露出不足に……ならないか。仮にF=44で1/90"だと、ISO400のピーカンで撮影可能。もちろん、室内では全然ダメだが。

非常に微妙な製品だと思う。正直、マクロ撮影の実用性で言えばデジカメにまったく及ばない。デジカメならばパララックスはゼロだし、接写倍率1:2相当の機種はザラにある。スローも切れるからストロボなしでもOKだし、背景をボカして写し込むことも可能(UF方式では背景は真っ黒になる)。この当時のデジカメの価格を考えると、UF式の銀塩マクロカメラの存在価値も皆無とは言えないが、まあ、製品寿命は極めて短かったと言うべきだろうな。5年早く出していたら(原理的にはずっと昔に確立している)、また違ったことになったかも知れないが、それにしたってAPSは論外でしょうなあ…。

…APSの規格を考えたヤツ、それに乗ったヤツは縛り首だよな。メーカーの無駄な投資、騙されたユーザーの無駄な出費、ひいては銀塩カメラに対するユーザーの不信感…これによって銀塩カメラが被った被害は非常に大きかった。ディスクフィルムという前科があるんだから、35mmと互換性のない規格なんか作るんじゃない! APSカメラなんて、今やタダのゴミになっちまったじゃないか!…あ、いかん、話がズレた。

ともかく、純粋なマクロ撮影目的ならばデジカメに対するアドバンテージはない。現在では、「銀塩とキワモノが好きなユーザーが楽しんで使う」以上の価値を見出すのは難しい。

●Pentax P30 Date (2008.03.09)

Pentaxの廉価プラグラムAE機。外観も機能もかなり変態的なカメラ。発売は1985年ころと思われるが、当時の安手の未来的なデザインとでも言うのだろうか、直線主体のプラっぽい外装に何とも言えない違和感を覚える。ただし、実際に手に取ってみると、意外にずっしりした質感と剛性感がある。無論、トップカバーはプラのようだが、基本的に金属ボディである(当時としては当然かも知れないが)。デザインもよく見ればSuper A系統で決して悪くはない。ただ、ぱっと見の印象が非常に安っぽいのだ。このカメラの場合、それをどう評価するのか、些か戸惑うけれど…

機能的には単純なプログラムAE(P)専用機と考えてよいだろう。マニュアル(M)モードもあるが、こちらは付け足しと言うか…多分、後述するように従来レンズではPモードが使用不可能なため、止むを得ず付けたモードという感が強い。一応、メータードマニュアルで、ファインダー内に適正速度と設定速度が区別して表示される(適正速度は点滅表示)。流石は良識のPentaxというか、それなりに使えるMモードだと思うが(何と、プレビューレバー付き!)。ちなみに、露出補正機能はない。フィルム感度もDXのみなので感度ダイヤルでの代用も不可。AEロックのみである。それを考えると、露出補正代わりにMモードというのもアリかなと。

で、最大の問題は、Pモードで使えるレンズが電気接点を持つA/FAシリーズのみだということ。Mシリーズや他社製PKレンズでは、マニュアルでしか使えない。プログラムの功罪は別としても、AE機のくせに旧来のレンズではフルマニュアル機としてしか使えないといのはかなり問題だ。型番からもわかるように、あくまでもプログラム中心の機種ではあるが、これはちょっと酷い。まあ、ユーザーは怒るわな。ということで、マイナーチェンジ機のP30N/P30Tでは、旧来レンズでも使用できる絞り優先AEモードが追加された。

  P30シリーズはP30/P30N/P30Tの3モデルと言われているが、正確にはP30とP30 Dateは別物で、P30/P30Date/P30N/P30Tの4モデルと見るのが正しいようだ。で、P30とP30Dateはどこが違うかというと、デート機能の有無はもちろん、どうやらスクリーンが異なるらしい。大型の角型マイクロプリズムはP30Dateのみの特長のようで、P30にはないらしい(実際に確認したことはないが)。

操作性にも問題がある。最大の欠点は、シャッターダイヤルの回しにくさ。シャッターダイヤルが軍艦部に埋まっているようなデザインのため、指先1本のみでダイヤルを回さなくてはならず、非常に使いにくい。また、Pモードの設定も戸惑う。シャッターダイヤルには「PROGRAM」と書かれているが、書かれている位置にまでダイヤルが回らない。それもそのはずで、Pモード設定は、実はレンズ側(絞りリングの「A」位置)で行うもので、シャッターダイヤルは関係ないのであった。紛らわしい表記は止めて欲しいものだ。また、Pモードでは絞り値は一切確認できない。

ついでに言うと、軍艦部左手側についている電源スイッチも非常に違和感がある。カメラでスライドスイッチはな〜〜というか、いらんだろう、電源スイッチ。ちなみに、完全電子シャッターのようで、電池なしでは使えない。

しっかし、なんで「こんな」カメラを作ったんだろ? 商品力は絶対にMEシリーズの方が上だよ。まあ、ご時世で、どうしても「プログラムAE」の廉価機が必要だったんだろうが、従来レンズのユーザーを切り捨てた時点でダメ、このデザインに決めた時点でダメ、ってことなんだろうね。しかし、電気接点なしでプログラムAEって、ダメなのかね? 確かに、従来のPKマウントでは絞りの絶対値が伝達不能なので、レンズごとにプログラムラインがズレてしまうことはあるだろうが……オリンパスもニコンも初期段階ではそれでも良しとしたわけだし。その直後に来たAF時代を考えると、どのみち電気接点化は不可避ではあったのだが、それをこの時点でこの価格帯の製品で必須要素とするのは、ハテサテ…。ま、後からは何とでも言えるんだが。

2008年2月、銀座松屋の世界の中古カメラ市でジャンク品を1000円でゲット。シャッター動作が不安定とのことだが、一応動いてはいるようだ。個人的には、このへんちくりんなデザインがずっと気になっていて、ようやく手に入れたものだが、実際に手にしてみると、確かに使い道がない。良心的であることは実感できるのだが、融通がきかないと言うか、発想にキレがないというか……時代の要請と開発者の良識の葛藤の末に、落ち着いた先がここかよ、って(^^; お人柄が偲ばれます。

その後P30Tを入手。旧来のPKで絞り優先AEが可能なことを確認した。また、P30Tは質感もP30よりはかなり良い感じだ。前記のように、このP30は、外観がへんちくりんなので安っぽいイメージを受けるが、実際には意外にしっかりした質感のボディだ。P30Tではカラーリングと仕上げが変更されたため、さらに渋い感じにまとまっている。これは…意外に名機かも知れないなあ…。あ、露出補正ができないか…ASA感度ダイヤルもないし。

●SIGMA UC ZOOM 70-210mm/F4-5.6 (2008.02.13)

SIGMAのギリシャ文字シリーズの次の次の世代くらいかな?(つまり、DL ZOOMの次)。UCは“Ultra Compact”の略らしい。確かに小型軽量で、70-210mmズームは公称420g(Nikonマウント)、OMマウント版の実測値は390g、しかし、実感としてはけっこう重い。500gクラスと大差のないカンジ。小さいのと黒いのが原因かな? ちなみに、このクラスの最軽量レンズは同じくSIGMAのUC-Uで340g、それに続くのがTamronの58A/158Aで349g、さらにCOSINA 70-210/4.5-5.6とそのOEM版の約350〜380g。

●SEAGULL DF-2 (2008.02.16)

中国製SRマウント一眼レフ。最速1/1000"の横走り布幕シャッター機。MinoltaのSR-Tシリーズのコピー品のようで、各部の操作やデザインが酷似している。非常に判りにくいレンズ脱着ボタンやセルフタイマーボタンもSR-Tシリーズを踏襲(^_^;(SR-Tシリーズをいじったことのない人は必ず戸惑う)。ただし、露出計は内蔵していない。造りは予想よりも遥かによい。ちなみに、DF-1が金属外装なのに対して、DF-2はプラ外装。安っぽいは安っぽいが、そんなに悪くない。重量はボディのみで約540g、50mm付きで約700g。OM-1とほぼ同じ。しかし、資料が全然ないなあ… 

●フルシンクロ・フラッシュ OLYMPUS F280 (2008.02.10)

【結論】
 OM-1や他社製ボディでは、実質的に使い物にならない。
 OM-2系統やOM40でTTL調光ができるかどうは未確認。
 したがって、常用&汎用ストロボとしては完全失格。
 我が家ではOM-3Ti専用のオプションという位置付け。

●Konica Z-up 70VP (2007.09.22)

カタログにもメーカーHPにも記載されていないナゾの機種。多分、輸出メイン機と思われるが、国内販売もされたようだ。日本語版の取扱説明書も存在している。一見、Bigmini Fを髣髴とさせるクラシカルな外装をしていて、何となく気になっていたのだが…

発売年月 2002年4月かも知れない
レンズ 35-70mm/F5.2-9.8(5群5枚)
最短撮影距離 0.8m
シャッター 1/300"〜1.7"
モード切替 Z-upシリーズ特有の1ボタン式
外観 116 x 68 x 42.2mm/210g
Z-up 70には初代(無印)/Super/VPの3モデルがあるが、初代とSuper/VPはまったくの別物。外装もスペックも異なっていて、初代は明確にローエンドを志向している。で、SuperとVPはどうかと言うと、スペック的には同じ物のようだ。少なくとも、レンズスペック、シャッタースペック、重量などは同じ(韓国のカメラサイトでチェックした)。どうも単純な外装変更版のようだ。

ただし、Superではデート機能が背面にあるがVPにはない。そもそもデート機能が省略されているのか(輸出版には多い)、それとも上面液晶で設定するタイプなのか、現物を持っていないので、ちと判断に悩む(多分前者)。いずれにしても、へちょい廉価機で、性能的に見るべきものはなさそうだ。

ところで、Z-upシリーズは無印/Super/EX/VP/eと展開されているようだが、各モデルの性格付けは今ひとつわからない。同一レンジでスペック比較できる機種は意外に少なく、スペック的にどうなのかはっきりしないが、どうもeは露骨に廉価機、VPも決して上位機ではなさそうだ。あ、140LXだけはグレード高そうだが…。ちなみに、VPシリーズの一番機は1999年7月のZ-up 120VPのようだ。

●OLYMPUS LT ZOOM 105 (2007.08.26)

革貼りボディが特徴のLTシリーズのズーム機。おそらくμ zoom 105の外装を変更したものと思われる。明らかにレトロ趣味狙いのカメラなのだが、どうやら樹脂と人工皮革の一体整形技術のデモンストレーション的な意味が強かったようだ。いずれにしろ、元のμ zoom 105がデキの良いカメラなので、当然このLT ZOOM 105も使いやすい。デザイン的にも秀逸。言うことありません。まあ、O-ProductとかEcruとか、オリンパスのセンスは凄いわ。…そう言えば、『ネギま!?』(新房監督の方ね)で朝倉さんが使っていたのはO-productだったな。『ひだまりスケッチ』の吉野屋先生が持ってるデジカメもオリンパスばっかりだったような…(デジイチは「OLYMPOZ」のE-510だった)。

●ESPIO 120Mi (2007.08.25)

イメージ的にはAutoboy 120に近いかな。銀色の箱型ボディというのも似ているし、スペック的にも近い。120mmズームとしては極めて小型軽量という感じ。デザインセンスはAutoboyの勝ちだが、操作性はこちらの方がシンプルで好感が持てる(ま、ユーザーモードに登録しちまえばAutoboyの勝ちだが)。ただし、問題は故障…。少なくとも、私の頭の中では「ESPIO酔フ障」の法則が成り立っている。そのくらい、ESPIO 928や115の故障頻発のイメージは強烈だ。

とは言え、ESPIOと冠したすべての機種が壊れやすいわけではない。同じESPIOと言っても、当然いくつかの系列に別れているはずだ。ということで、外観やスペックから、ESPIOの世代分類をしてみた。実物を見て分類したわけではないので、あまり自信はないが、だいたい以下のような感じになる。地雷は1994年ころに発売された無印系列の高倍率ズーム機群で、これは買わない方が賢明。ESPIO Wも危険。160や200は系列的には危険そうだが、発売年に開きがあるので改善されている可能性もある。微妙だ。いずれにしろ、M系列以降は大丈夫なんではないだろうか…

初期系列 無印系列 E系列 M系列 G系列Mi系列SW系列SL系列V系列
1992 ESPIO 
1994mini/80 928/120/140 
199570E 
1996160 80E 115M 
199790MC 
1998200 125M/140M 838G 
1999928M 105G 120Mi 
2000105Mi 
2001120SW 
2002120SWU 150SL/170SL 80V 
2003140V 

●μzoom 140 delux

全体的には使いやすい優等生だが、ちと気になった点も。まず、ストロボスイッチがやや押しにくい(μzoom panorama等と比べて;気のせいか?)。また、AF補助光が頻繁に発光する。これではストロボオフの意味があまりないなあ…

●初代PicPAL

GOKOのUF0をベースにしたOEM品かもしれない。

●AE-1P (2007.07.08)

薬王寺・柳町の七夕祭りサンバパレードを撮影。レンズはFD 70-210/F4.5。速度を1/250"に固定してオートで撮影。使い勝手は概ねよいのだが、スプリットスクリーンがけっこう合わせにくい。F4.5ならあまり翳らないし、結局マット面で合わせてはいるが、やはり全面マットスクリーンがほしい。あと、レンズのトルクももっと軽くてもいいな。この用途にはむしろスカスカ気味の方が便利かも。

AE-1もスプリットかあ…OM用とか使えないかな?あと、交換スクリーンの在庫があったはずだが…ダメ、ストックもAE-1もA-1も全部スプリット。う〜む。マットかマイクロプリズムを探すか…探すと言ってもなあ…やはり、他機種用の流用を考えるのがよいと思うが、サテ潰してもいいようなものがあったかなあ…? 

●EOS 10

う〜む、スクリーン固定なんだ…3点測距のスーパーインポーズだからかな?カビが内側に生えちゃってるから、ちと困る。

●ストロボの端子電圧

う…PE-250Sは300vらしい(T_T)

松下ライティングだっけ?HPから

◎高電圧タイプ(約200V以上あるもの)
    PE-160M、PE-160C、PE-200S、PE-250S、PE-301SG、PE-400
◎中電圧タイプ(約50V前後のもの)
    PE-3650、PE-563、PE-560MGN、PE-5651N
◎低電圧タイプ(約10V以下のもの)
    PE-251S、PE-28S、PE-3057、PE-320S、PE-321SW、PE-381SG、PE-20S、
    PE-20ST、PE-480SG、PE-36S、PE-60SG

う〜む、そうなると、PE-321SWを常用にせざるをえない…って、デカいし使いにくい。 SunpakのB3000Sは8vねえ。

●Tamron 70-150/3.5(02A) (2007.05.29)

これ…いいレンズだよ。たぶん、35-70/3.5(17A)と対になる存在なんだろう。二本で35-150がF3.5通しといういうことになるもんね。造りもいいし、回転式ズームだし、1:2.5マクロも付いてる(17Aは1:2.8)。150mmでF3.5ねえ、単焦点ならともかく、ズームでこれはけっこうスゴイような気もする。*istDLでの実写結果もかなりいい。コントラストが高くて深みがある。

ただし、いわゆる中望遠ズームなんで、用途には少々困る。ポートレートはけっこうイケるような気もするが…。ふ〜む。どうしようね?x1.4テレコンかますのは悪くないけど、x2しかないし、x2では140-300mm/F7はちと使いにくい。

●CHINON GenesisV

Super Genesisは同じ物、という情報もあるが、ちとはっきりしない。確かに外観は非常に良く似ているし、38-110mmというレンズスペックも同じだが…

●SEA&SEA POCKETMARINE35

Amphibianと同じ物(色違い:黄色)

●我が家のかめシステム(2008.02.05)

▼実用システム−−デジカメ

実用システムなんで趣味性は不要。従来、この分野は銀塩EOSでカバーしていたが、デジタルに完全移行する。ただし、デジタルでは、望遠ズームで不規則動体を追うのが(つまりサンバを撮影するのが)難しい。高倍率デジコンのEVファインダーでは不規則動体は追いきれない。基本的にデジイチ(*ist DL)のカバーすべき分野だが、問題はレンズ。x1.5という画角とKAマウント必須(AE時)というのがネックになり、手許にある銀塩用PKレンズはほとんど使用できない(使いにくい、あるいは機能制限がある)。デジタル用望遠レンズを買えば済む話ではあるが、2万近い出費になるし、なにより銀塩と互換性がないのがイヤ。銀塩用28-200をデジイチ用望遠レンズ代わりにしてみようとは思うが。

  もう一つの可能性としては、比較的新しい高倍率デジコンを買ってみること。 流石にEVでも測距中にファインダー像が固まることはないのではないだろうか? OLYMPUS製はダメそうだけど(C-7xxUZはモチロン、SP-5xxUZでも亀AFという定評)、 PowerShot S1〜S5あたりは良さそうだ。ただし、中古でもけっこう高い。 あと、アナとしてはpowershot A710 IS…200mmズームで光学式ファインダー(^^; まあ、1万でKAの28-200を買うのが賢いとは思うがね。どうせAFじゃダメだし〜

▼主力システム−−OMシステム

主力つーくらいだから、主力として使う。つまり、(いろんな意味で)「使える」システムでないとダメ。性能だけから言えば、Nikon FM2/FE2というカップリングがおそらくベストだろうが、我が家におけるレンズのラインナップやアクセサリの充実を考えるとOM以外の選択肢はない。趣味性もOMの勝ち。ただ、OMと言ってもねえ…フルメカならOM-1/1N/3Ti、AEならばOM-2/2N/2SPという選択肢があるわけだ。フルメカはどれにしたって本質的な違いはないけど、AE機はストロボ周りがかなり異なるからなあ…悩む。

▼軽量システム−−PKシステム

軽量システムはけっこう微妙なところなんだよね。本当に必要か、という意味で。主力機よりも概ね100g軽いだけだし…。ただ、フィーリングの問題だよ。OM一桁機に安物のプラレンズ付けるのはいやだけど、OM10やXR-8ならどんな安物でも抵抗がない。システムで考えると、主力機よりもかなり軽くなる。そういう意味ではやはり必要。XRで揃えたのはレンズの互換性を考えたからだが、実はレンズがあまり充実していない。特にMFの望遠ズームが貧弱。AFの80-210では淋しいなあ…軽いし使い勝手もAFとしてはマシだが。

  軽量望遠ズームの問題はOMシリーズと共通の問題。OMよりも探しやすいとは思うが。
500gクラスで良ければ選択肢は比較的たくさんあるが、 300g台のものはCOSINAかTamronかSIGMAのUCUのみ。
  PKの場合は、レンズを*ist DLと共用するかどうか微妙なところ。
結論から言えば、別物と考える方が賢明。用途も画角も違うから、互換性を求めても実用上の意味はない。
  XRシリーズの難点はファインダースクリーン。斜めスプリットというのは苦痛。 ま、プリズム頂角が甘いのでカゲりは出ないようだが、けっこう気になる。 マット系もしくはマイクロプリズム系に交換できないだろうか?
ちなみに、OM10改はマイクロプリズムに換装済み。これはこれで活かしたい。

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