(2004.09.30)
Dr.Finderと同様のコニカのギフト/ノベリティ系列のカメラ。しかし、Dr.Finderにあった驚きのようなものはない、凡庸な、値段なりの安物カメラ。28mmという焦点距離は魅力的だが、それ以外の部分が悪すぎる。
| 大した根拠があるわけではないが、実はGOKOのOEMを疑っていたりする。Tomatoは間違いなくGOKO製だから、当然それなりの関係はあったわけだし…レンズと外装は確かにKonicaの匂いがするのだが、それ以外の部分がちょっと不自然な感じがする。特に速度切替AEというのは… |
レンズはコニカレンズ28mm/F6.7。固定焦点・固定絞りで、AEは速度制御(二速)。レンズ性能自体は悪くはないのだが、ピント位置が近く、絞りが開放固定なので遠景はまるっきりダメ。まともな描写をするのは1m前後の被写体のみ。5mを超えると非常に悪くなる。推定ピント位置は1.2mで、この推定値を元に計算すると、コンパクト基準でも被写界は0.9m〜4m。遠景が悲惨なのは当然。何のための28mmなのか理解に苦しむ。せめて、ISO400時に絞りをF13とかF16に絞れれば何とかなるのだが、感度にも明るさにも関係なく絞りが固定なので、どうしようもない。ファインダーは小さいし、電池がないと写らないし、ストロボはオフにできないし……と、それ以前の製品から良いところばかりを取り去ったカメラのような気がする。
| ただし、このカメラには秘密の機能がある。なんと、前玉にカニ目が切ってあるのだ! つまり、カニ目レンチで前玉を回せば、ピント位置が変更できるはずなのである。実際は試しちゃいないが、たとえば、赤・青二台買って、一方のピント位置を遠くに合わせておいて、人物用/風景用と使い分けるのもありかなと…。その場合、測光窓をテープで塞いで(つまり1/80"固定にして)、ストロボ回路にスイッチを噛ませれば……いやいや、単純に断線でもストロボ管叩き割りでもいいか。ちなみに、F6.7で1/80"ならばEV12程度(ISO100)。ISO 400を入れるとピーカンがちょっとキツイかなという程度。でも、室内ノンストロボは流石に無理。 |
| 主要諸元 | |
|---|---|
| 型式 | [超小型][28mm固定焦点][速度切替EE][電動巻上] |
| レンズ | 28mm/F6.7(3群3枚) |
| シャッター | 1/80"、1/300"二段切り替え? |
| 絞り | F6.7固定 |
| ピント | 固定焦点 0.9m〜∞(実際は4m程度)(推定ピント位置1.2m) |
| ストロボ | 自動制御のみ |
| 外観 | 110×61×32.5mm/135g |
| その他 | EEは速度切替で絞りはF6.7開放固定 |