†貧乏カメラ館†

Konica C35 EF3 未評価 発売年月 ----.--/標準価格 ¥-.----
塗装の美しいゾーンフォーカスEE機


ミドルクラスの単焦点ゾーンフォーカス/EE機。愛称は「ピッカリコニカ<カラーハンディ>」。既にコンパクトの主流がAFが移りつつあった時期の機種で、金属製レンジファインダーの系譜とプラ製AFコンパクトの系譜の中間に位置するような存在。造りはかなり丁寧で、レンズもHEXANON 35mm/F2.8。シャッターは1/60"〜1/500"でEV9〜EV17(ISO 100)。ピントは目測式4点ゾーンフォーカス。
(2006.05.05)

電池はEE/ストロボ兼用の単三×2。電池なしではシャッターは切れない。しかも、電圧低下にはけっこう敏感のようだ。

このEF3にはデート付きのEF3D(ピッカリコニカオートデート)とデートなしのEF3(ピッカリコニカ<カラーハンディ>)の二種類がある。正式名称はそれぞれ「C35 EF3D」「C35 EF3」で両方とも「C35」が付くが、ボディ正面のロゴは「EF3D」と「C35EF3」になっている。ちなみに、廉価版のEFJは正式名称にもロゴにも「C35」は付かない。このあたり、コニカが「C35」ブランドをどうするのか、迷っていた様子がうかがわれる。

で、カラーハンディの方だが、これはその名称通りさまざまなカラーバリエーションがある。資料によると7色あったらしい。私の手許には青と金があるが、青は渋いメタリックブルー。Recorderの赤も非常に美しいが、このEF3の青もなかなかの逸品。他メーカーのプラスチックの色だけ替えましたというカラーバリエーションとは、塗装のレベルが全然違う。オーナーを幸福にする存在感を持っている。


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