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●2009年12月31日 レトロトイデジ Yashica EZ F521

近所の量販店の新春売り出しの広告に載っていた。6980円!ちょっと欲しいかも…。いや、ストロボ設定保持や液晶オフ保持ができないと、只のキワモノに過ぎなくなる。ちょっと待とう。…それに、どの途数年すれば1000円以下になる。いや、そんなことを言うと、今後この手のものを作ってもらえなくなるからなあ。応援の意味でも新品で買いたい。けれども設定保持が不明では…。

【追記】その後、店頭で触る機会があったが、流石にこれはダメだわ。操作性悪すぎ。トイデジとしてもいくら何でも…。いつシャッターが切れたかさえ判らない。設定保持のチェックをする気にすらならなかった(^_^; まあ、100円なら欲しいけど。

●2009年12月31日 トイデジ再び

速写性と電池寿命が重要で、液晶は原則的にオフにしておきたい…となると、実は本物のトイデジで良いのではないだろうか? 本物のトイデジの欠点は、@ストロボ設定を保持できる機種が少ない、A単四電池が主流である、B古い機種は内蔵メモリだけでデータの取り出しが面倒、の3つだが、Clip-It DS-10みたいにこれらの問題をクリアできる機種だってある。というか、そんならDS-10で良いではないか(^^) まあ、我が家DS-10はメディアの蓋のロックが壊れているのが問題だが。あ、それと、トイデジって日付を記録できる機種が少ないんだよね……やっぱり力不足か。以下、チェック項目;
 □単焦点/固定焦点/30万〜200万画素が目安
 □単三電池駆動
 □電池長寿命(半年電池を入れっぱなしでも使用可能)
 □小型軽量(撮影重量が250gくらいまで)
 □液晶モニタなし乃至は液晶オフ起動可能
 □ストロボオフ設定保持ないしはストロボなし
 □高速起動(ストロボ無駄チャージなし)
 □リムーバブルメディア対応
 □日付記録可能(Exifまたはファイルの属性として)
なんか、ひどく当たり前の条件のようだが、たぶん全部クリアできる機種はないと思う。

●2009年12月31日 Finepix 600z 入手

50円で落札したジャンク品だけど、一応動作はする(撮影/再生ともにOK)。8MBスマメ付き。これ以上は文句は言えないが…実はレンズが引っ込まない(^^ゞ おまけに液晶も上に1mmくらいズレている。ちなみに、これもFinepix 2700同様、専用充電池で(型番は異なる)単三電池では使えない。でも、Clip-It DS-20についてきたACアダプタがAC電源としても充電器としても利用できるんだよ。あ〜、良い買い物だった。

第一印象は「でかい」。想像していたよりも二周りくらい大きい。まあ、このクラスならば、それは別に悪いことではない。むしろ使い易くて好印象。次に驚いたのは、既に強制液晶オン仕様になっていたこと。エントリーモデルならともかく、視度補正まで付いているこのモデルでそれをやるか…。1998年11月発売で既にこれとは…フジの病だな。

スレーブシンクロモードがあるのは偉い!(だからこそ、こいつを入手したんだが)のだけれど、どうも発光量が大きすぎる。細かなストロボワークと言うよりも、単に内蔵ストロボが光量不足のときに外部ストロボを使うためのもののようだ【下記訂正参照】。残念。

なお、一応高機能を謳っているモデルだが、後のFinepix 2900Z同様、オリンパスのC4桁に比べれば丸っきりお話にならないレベル。マニュアル設定は設定項目も操作性もコンパクトに毛の生えた程度。銀塩SLRレベルには遠く及ばない。これは覚悟していたから文句はないが。また、全体の動作はギコチない感じが残る(ボロいせい?)。

早速訂正!Mモードでスレーブシンクロを使えば、発光量を十分抑えることができる。悪口はちゃんと調べてから書きましょう。ゴメンナサイ(u_u;)
あ、知らない内にレンズが少し引っ込むようになったゾ!!使っていれば直るかな?
逆に、こういうカメラは強制液晶オンでも実害は小さいよな。それなりの状況で使用するわけだから。強制液晶オンが深刻な問題になるのは、速写性が要求されるパンフォーカス機の方だよね。ひょっとすると、そういう用途には、液晶のないトイデジ系の方が適しているのかも知れないねえ。

●2009年12月30日 こんな固定焦点機が欲しい!

…あ〜あ、はじめちゃったよ(u_u;)

100万画素クラス、ISO400、高速、単三、軽量、長寿命、デフォルトで液晶オフ、ストロボオフ設定保持。当たり前の条件だと思うんだけど、ないんだよなあ、これが…。いや、そもそも調べてないだけなんだが。DSC-X200なんかはどうなんだろう? あとは、カシオ?う〜ん、カシオ??…いや、意外にも該当機種が見つからない。あ、QV-2100かあ…2001年暮れの発売で200万画素パンフォーカス機。単三4本/190g。設定保持に関しては不明。

【追記】OLYMPUS C-120がほぼ条件を満たすようだ。

つ〜か、そもそも、なんで固定焦点にこだわるのか良くわからない。速写性?確かにAFズームは起動が遅い機種が多い。でも、単焦点のC-2なら十分速いし、その他の条件も全部クリアできる。自分でも何がしたいのかわかんなくなってきた(u_u;) 強いて言うと、「この程度の条件は当然クリアできるだろう」と思っていたのに、該当機種が見つからないのでムキになっている状態(^^ゞ

●2009年12月30日 Finepix 2300 入手

200万画素の単三4本パンフォーカス機。かなり期待していたのだが、結論から言えば失格。電池寿命やストロボ設定保持などが優れているだけに、非常に惜しい気はするが、いかんせん欠点が致命的。以下、気が付いた点を列挙。

輸出メインのモデルのようで、メニューが日本語化されていない。
電池の持ちはびっくりするくらい良い。撮影可能枚数は公称240枚/730枚(液晶ON/OFF;ストロボ50%)で、C-100(標準条件で200枚)とほぼ同じだが、電池のへたりに対する耐性はずっと優れている印象(確認したわけではない)。
ストロボ設定を保持できる。これはC-100に対する非常に大きなアドバンテージ。
ストロボオフ起動でも、無駄チャージをする。しかもチャージ中は操作不能。ただし、チャージが速いので、ロスタイムは比較的短い。C-100に比べると遥かにマシ。
操作系はC-100に比べて劣るが、これはフジのデジカメに共通の欠点で、このモデル固有の問題ではない。
液晶オフを保持できない。起動時はおろか、再生モードや設定モードから撮影モードに移行するときも、強制的に液晶がオンになる。これは最悪。もちろん、そういうニーズが強かった事は知っているが、メーカーの良識として、液晶オフを保持するモードを作るのが当然。電源入れて構えたら、鼻の下で絵が動いているなんてゾッとしない。
室内ノンストロボ撮影が困難。不可能とは言わないが、F4.8-1/2"-ISO100(EV5.5)が最も低輝度の設定なので、本当にギリギリ(標準的な室内の明るさはLV5〜6)。というか、実写結果はけっこう露出不足。
ストロボ撮影はやはり奇麗に出ない(C-100よりは少しマシだが)。スローシンクロを使えば改善されるが、やはり手ぶれのリスクはある。基本的な状況はC-100と大差なし。
キャパシタはパンクしているかも知れない。短時間の使用なので確証はないが、とりあえず電池交換時の設定保持は不可能だった。
液晶に表示されるアイコン類が妙に縦長。液晶の縦ドット間引いているのかな〜〜(^_^;

ちなみに、Finepix 1300(2300の元モデルとなった130万画素機)は、F4.5-1/2"-ISO125で、室内ノンストロボ撮影に関してはほんの少しだけマシ…というか、同レベル。電池寿命も少し優れている(260枚/800枚)。問題は液晶オフの保持ができるかどうかだが…望み薄だろうな。1200(F4.5-1/2"-ISO160:〜LV4.8; 200枚/500枚)あたりならあるいは…?安いものだし、一通り買い揃えてチェックするか…(u_u;)

PDFのマニュアルで確認したところ、1300は2300と同じ(取扱説明書まんまコピー)。1200もデフォルトが液晶モニタ撮影になっていた。つまり、両方とも可能性は限りなくゼロに近い。まあ、いらないね。
Finepix 600z(1998年11月)で既に強制液晶オン仕様。たぶん、A101系より前のFinepixは全部同じなのでは?
固定焦点単三モデルで、まともな機種はないのか!?…だから、A101系があるにはあるんだが(^^; あとはSANYOのDSC-X系統かなぁ。カシオやリコーの世界に足を踏み入れるのはちょっとだしなあ…
確かに、強制液晶オンは噴飯ものだけど、逆にC-2で不便に感じたのは、起動時にモードを確認できないこと。実際には、液晶オフでも起動時に設定だけは表示されるようになっているんだけど、ちょいと(1秒未満)のタイムラグがあるわけよ。その間に構えてしまうと、設定が表示されるころには鼻の下(数秒後もしくはシャッター半押しで消える)。やっぱ、直接設定が確認できる機械式スイッチか、設定用液晶がほしいよなあ。

そう言えば、Finepix 500というのもあったな。150万画素で200枚/500枚。F3.2-1/4"-ISO100でLV5.3くらいまでか…ホント、フジはギリギリに作りゃあがる。特筆すべきは、スマメが5v/3.3v両対応であること。ただ、重量が少し重く(230g)、操作系がClip-It20ライクであるのが問題。使いにくいよね〜〜

なんか、C-100のストロボを断線するのが一番良いような気がしてきた(あ、いや、室内撮りの画質があれではどの途駄目か…)。仮に、Finepix 1200がストロボ設定と液晶設定を保持できても(保持できる保証は全然ないし)、操作性の悪さはどうしようもないし、室内ノンストロボはやっぱりギリギリだからねえ。ホント、C-2とは違って、このクラスは常識の通用しない機種ばっかりで、頭痛いわ…。やっぱり、A101は名機かもしれないねえ。謎の電流リークが解決して、デザインがもうちょっと何とかなっていれば(^^;

●2009年12月30日 CAMEDIA C-860Lの電池寿命

公称「100コマ以上」だそうだ(ストロボ50%、多分液晶オフ)。つ〜か、この時期のオリンパスのデジカメの目安はみんな100枚なんじゃないだろうか。電池の持ちが悪いと言う評判の機種なんだが、意外に持つよね。文句を言う奴は液晶をオンにして使ってるんじゃないだろうか? いずれにしろ、今更持ち出してきてどうこうするつもりはない…と思っていたんだが、単三4本単焦点機がこう次々にスカだと、ちょっと考え直したくなる。235g、メニュー構成ひどし、亀速再生、ただ、AFでF2.8でISOも500まである。ただしISO 500の画質は強烈。ビミョーだな(^_^; まんざら捨てたものではないかなぁとも…いやいや、どの途使い物にはならないかとも…

●2009年12月29日 C-100 野外スナップ

これは…駄目だなあ。予想以上に、起動時の強制ストロボチャージの悪影響が大きいわ。固定焦点機のレスポンスの良さを本当に台無しにしている。印象としては、10秒近く待たされている感じ(ストロボチャージ+液晶ON)。画質云々以前の問題。少なくとも、この機種をこのまま使い続けることは有り得ない。

【前回のまとめ】ストロボ撮影時は基本的に「F4-1/30"-ISO100」(光量不足のときは自動的に感度がISO400まで上がる。また、絞りは手動でF8に設定することも可能)。この設定で室内ストロボ撮影すると、結果はボロボロ。被写体は白く飛ぶ、画面の左右で明るさが露骨に異なる、背景が薄暗くて不気味。被写体はオーバーでも、背景は4段不足。どうしようもない。

しかし、定常光(室内灯の光)を取り込めば、この現象は大幅に改善される。方法は二つ。スローシンクロを使うか、ISO感度を上げるか。スローシンクロは「夜景モード」を使えば可能。ただし、手ぶれの心配が出てくるし、原理的に「ストロボオフ」とあまり変わらないことになる。一方、ISO感度を上げると(相当酷く)画質が落ちるし、そもそもC-100は感度オートのみでユーザーが設定することはできない。

完全に手詰まり。つまり、この機種では奇麗なストロボ撮影は不可能なのである。さらに、起動時強制チャージのデメリットを考えると、ストロボの断線か、他機種への乗り換えが正しい結論。わざわざ傷物にしてまで使う価値がある機種ではないねえ…

(注)C-100のストロボ撮影機能が他の同クラス機に比較して劣っているということではない。ストロボ撮影が使い物にならないのは、どの機種も同じ。ただ、使い物にならないストロボに強制チャージする点に於て、C-100は著しく劣っている。完全な無駄充電&ロスタイムである。もっとも、ストロボ設定保持と無駄チャージ問題はこれまた別で、Finepix 2700/600zみたいに、ストロボオフなのに、起動時に無駄チャージをする機種もある。たぶん、2300なんかもその類だろう。ホント、頭痛い…

●2009年12月29日 Finepix 4500と1500の電池寿命

もう、忘却の彼方の機種なので、どうでもいいことだけど、Finepix 4500はアルカリ電池で公称30枚らしい。オイオイ。あるいは、Ni-MH(1600mAh)で80枚(液晶ON)とか…。あまりに電池切れになるのが速いので、キャパシタ抜けのせいかと思っていたんだが、どうやら根本的にアルカリや中古の充電池では無理な機種のようだ。逆に言うと、また一つ「キャパ抜け⇒電流リーク」の根拠が消えたことになる。

Finepix 1500(1999年6月発売)の方はNi-MHで110枚/400枚(液晶ON/OFF)だそうだ。固定焦点とは言え、流石にこの時期に単三2本は辛いようだな。アルカリなら40枚そこそこだろう。う〜む。Finepixの単三2本機って、いつ実用になったのかと言うと…実はA201なんだね。へ〜。で、キャパ抜けとCCDリコールの時代に突入かぁ。A210くらいなのかな…

⇒Finepixのリコール対象はFinePix A303,F410,F700,S2Proらしい。A310やF401も対象だったような記憶があるが…? つ〜か、A310もCCD交換済みの機体がよく出品されているし、A210もけっこうCCD不良の機体を見掛ける。実は全部リコール対象じゃないのか?  いずれにしろ、A101/201/202を除き、この時期の単三2本のFinepixでメモデジ用途に堪えうるものはなし(Powershotも同じような状況だった)。

●2009年12月29日 CAMEDIA C-2 入手

非常に程度の悪いものを、非常に安価に入手。傷だらけの上に、レンズの中央にけっこうでかい傷がある。が、一応完動品。ちゃんと奇麗に写る。逆光時は厳しいとは思うが(レンズの傷でフレア出まくり)、16MBのスマメが付いて《100円+送料》だから、文句は言えない(^_^;

こんな酷い程度の機体をいじってあれこれ言うのもおこがましいが、確かにプレミアが付くのが理解できる。突出した機能はないが、バランス感覚とストイックな感じがよい。何より、カメラ好きユーザーの「常識」が通用するのが素晴らしい。軽快でキレがよく、ユーザーの意図を適確に反映してくれる。処理速度も液晶も操作性も質感も突出はしていないが、不満を覚えない。連写も効くし、ストロボ設定も保持してくれるし、AFも結構速いし、軽いし、操作感も良い。変な機能はいらないんだよね、こういうフツーが名機。ホント、単焦点でデキの良いカメラは、カメラ好きにはぐっとくるものがある。輸出機のC-150や安物のC-100とは雲泥の差。

あえて気になった点を探すと、デジタルズームの処理にけっこう時間が掛かる点(連写バッファも無効になるようだ)、書き込みにやや時間が掛かる点(でもHQで8枚連写できる)、AF動作時に安っぽい機械音がする点、そして、何より、スライドバリアが酷く開けにくい点!う〜ん、C-200Z並ですな【訂正:下記参照】すっと開くときは開くんだけけどね、バリアも溝も湾曲しているので、下手に力を入れると噛み込んじゃう感じになる。私の機体がボロいせいもあるかも知れないが。ま、指先に湿り気があるときは全然問題なんだけれども…。

【追記】本当にこの機体がボロいだけだった。もう少し程度の良い機体を入手したら、何の問題もなくスムーズに開閉できた。

●2009年12月27日 トイデジ系

最近、初期の固定焦点100万画素クラス機にちょっと凝っている。「トイデジそのもの」ではなく、「トイデジ並みのスペック」(=トイデジ並みの中古価格で)で、個性的な機種に魅かれている。やっぱり本命は三洋かな?オリンパスには該当機種がほとんどない(C-100くらい?)し、富士はだいたい目星が付いている。未知の領域は、サンヨー、リコー、コニカ、カシオ、エプソン、日立といったところ。

Q-100M(コニカ):1997年11月発売の100万画素クラスの単焦点AF機。単三4本。Q-M100は補色系で設定保持が一切不可、改良型のQ-M100Vは原色系で設定保持可能だそうだ。Q-M100Vはともかく、Q-M100は魅力ないな。

画素数30万画素(VGA)
ファインダーEVF (!)
メディア内蔵+CF
設定保持不明
重量170g+単三3本+CF250g
電池寿命不明1000枚?
iNC100(日立LS):2000年7月に出たCMOS/30万画素機…この時期に名の通ったメーカーの出すスペックじゃないだろ〜〜(^_^; 面白いのはEVF方式であること(サイバーディスプレイと呼んでいる)。これで消費電力が減らせるのだそうだが…サテ、どのくらい持つのか?ちなみに、単三3本!メディアは内蔵メモリ+CF。内蔵メモリはフラッシュかどうか不明。あとはストロボ設定を保持してくれるかどうか…。CMOS/30万画素ではそもそもスペック不足だし、何より、肝腎の電池寿命と設定保持が不明ではどうしようもないが、珍品は珍品。
⇒お〜っと、その後、「1000枚」という情報を見つけた!撮影条件も確度も不明だが…CMOSで単三3本ならば説得的な数字。もっとも、3本!は何とかならんか…

iNC130(日立LS):iNC100の後継みたいだけど、共通点はほとんどない。130万画素、単三2本(115g/170g)、USBストレージクラス(自信なし?)とスペックアップしている反面、EVFも液晶モニタもない上に設定保持も不可能。興味なし。【追記】ストロボはデフォルトでオフらしい。

CCD130万画素 1/2.8"(原色)
フレームトランスファー
ファインダー光学/液晶(低ポリ)
IOS感度20〜100 AUTOのみ
設定保持可能なはず…
メディア内蔵フラッシュ1MB+CF
電池単三×4
重量180g/280g(本体/撮影)
電池寿命350枚/980枚(液晶ON/OFF)
リチウム電池で1万枚以上
DSC-R1(三洋):2001年9月発売。これ、確か、オリンパスのC-100の兄弟機だったよな…ただ、細部のスペックは相当違っている。特に、CCDの違いでISO感度が20〜100のオートのみになっている。いくらフレームトランスファーCCDでダイナミックレンジが広くても、流石にこれはちょっと…。シャッターも1/4"までだから室内ノンストロボは相当に困難(理論上はぎりぎりセーフ)。でも、C-100のISO400の画像は流石にNGだからね〜〜富士にみたいにこのクラスでは無理に感度を上げずに画質をキープするのもありかなあと。レンズは38mm/F2.8。パンフォーカスで明るいのはいいんだか悪いんだか…。絞りはF2.8開放とF5.6の二段切替。設定可能項目はC-100よりもかなり少ない。IOSもWBもオートのみだそうだ。このクラスならそれでもいいかとは思う。なお、C-100と違って、ストロボ設定は保持されるそうだ。これはポイント高い。あと、低ポリ液晶とCFというのも違っている点。総じて、感度を除けばスペック的にはC-100よりも相当魅力的。なお、電池寿命は「液晶OFF撮影:約980枚/液晶ON撮影:約350枚/再生:約5時間30分」(たぶん、アルカリ電池だと思うが…リチウム電池で1万枚って情報もあったな)。 スペックはこちら。

PowerShot A30(キャノン):2002年3月発売の120万画素AF機。トイデジではないが、オークションではトイデジ扱い。機能はミドルクラス級で、各種マニュアル設定も充実。いや、だからトイデジ系とは全然次元が違うんだが…。重量250g/350g、単三4本、メディアはCF、電池寿命は200枚/500枚、レンズは35-105mm/F2.8-4.8、マクロ最短撮影距離はワイド端で16cm/テレ端で26cm(※下記参照ページのマクロ仕様に関する記述は誤っている)、ISO400まで、液晶は低ポリ、連写性能も高い。まあねえ、スペック的には全然文句なしですよ(メモデジには重いけど)。しかし、この時期に、この画素数でこれを出すかねえ…。A40(200万画素)のスペックダウン機として無理に作ったような気がしないでもない。ちなみに、PowerShotのエントリーモデル(A三桁機)は、スペック的に貧弱だったり、リコール対象機ばっかりだったりでお話にならない(A二桁機もほとんどがリコール対象機だが、このA30は対象外(^^) A60以降は例のSONY製CCDの問題だと思うが、A40も別の理由?でリコール対象になっているようだ)。スペックはこちら。リコールに関してはこちら。

●2009年12月27日 DC215ZOOMの電池寿命

アルカリ電池の場合、液晶オンで20〜30枚、オフで150枚くらいというユーザーレポートがある。オフの150枚はともかく、オンの20〜30枚はひどいな。単三4本機なのに。私の使用実感もそんなところ。電池食いというより、ヘタリに極端に弱いような気がする。液晶オフ時の枚数だけ比べればC-990ZSと同レベルだけど、安心感が全然違う。アルカリ電池での使用はまったく実用的ではなく、ACアダプタを自作した(他社製品のプラグ換装)記憶がある。ストロボ設定は電源オフで初期化されてしまうので、電源を入れる度に無駄充電される。

⇒オリンパスのC-7AC(6.5v)で動作確認。
⇒中古のNi-MH(2000mAh)充電し立てで5枚しか撮影できなんだ。マクロモード(液晶オン)にした途端に電源が落ちる。もちろん、他のデジカメでは問題なし。まあ、電池に問題がないとは言わないが、新品のNi-MH必須ではちょっと実用にはならん。
⇒いや、電池の方に相当大きな問題があることが判明。流石に5枚で電池切れはいくらなんでも…

ちなみに、前モデルのDC210/DC210Aはファームウエアのバージョンアップで電池寿命が延びる(というか、残量判断が甘くなる)そうだ。物凄く電池の持ちがよくなったという報告がある。でも、時期的に言って、ファームアップしてDC215と同レベルだと思う。じゃあ、ナマのDC210はどんだけ早く電池切れになっていんだか…

ところで、DC215のデフォルト設定は「VGAサイズ/エコノミー画質」なんだそうだ。それもどうかと思うぞ(^_^;う〜ん、アメリカ。せめて、フルサイズ(つ〜てもXGAより少し大きい程度)の中くらいの画質にしないと。それで、約20枚/4MB、まあそんなもんでしょう。

……DC210が欲しくなった(*^_^*)デザインがね〜〜やっぱ、レンズはボディの真ん中にほしいなあと。
⇒やっぱり、この電池寿命ならいらないや(u_u;)
⇒そうとも言い切れないかなと…

●2009年12月23日 Finepix 2700テスト

ということで、ACアダプタが手に入ったので、Finepix 2700を起動させてみた…ところ、いきなりエラー。例によってレンズカバーが開かない。でも、指で無理矢理開け閉めしていたら、なんか直ったみたい(^_^; 再発はするだろうね…いっそ、分解してカバーを取っちゃおうか? 撮影も記録も再生もOK。⇒レンズカバーのエラーが起きたら、指で強制的に開いたあと、Aモード→Mモードに切り替える。これでエラー表示が消えるので、あとはどのモードに切り替えてもOK。

うわ〜〜、こりゃ、液晶が奇麗だわ。2インチ/13万画素の低ポリ(C-2020Zなんかは1.8インチ/11万画素)。実写結果も多分奇麗なんだろうな。でも、操作系は相変わらずあんまり良くないし、何よりこの縦形デザインはホールディングに相当問題があるなあ。これを「ホールドしやすく、手ぶれの少ない形状を達成」なんて言ってたんだねえ……オイオイ。あ〜〜、そうか、左手を凹型にして底部をホールドして、右手は沿えるだけ、って感じなら上手くいくか。

1999年3月発売。単焦点のくせに9万4800円もしたんだ(実売は7万円台だったらしい/私は14台500円のジャンクセットで入手(^^;)。C-2000Zとほぼ同時期か…クラスが違うので比較は難しいけど、かなり割高な感じがする。でも、相当売れたみたい。確かに、ちょっと触っただけでデキの良さを感じる。画像サイズは原則的に1800×1200のフルサイズとVGAの2サイズのみ(限定付きで1280×1024があるらしい)。で、フジには珍しくフルサイズでもx1.2/x2.5のデジタルズームが効く。へ〜〜、意外。35mm換算でf=35mm相当だから、x2.5で90mm弱相当か。悪くないな。でも、相変わらず室内だとWB外すな。マニュアルWB設定も正常には効かないことがあるし。Finepix 2900と同じ現象。ウチのテスト条件とぶつかる何かがあるな。ちなみに、オリンパス製品ではこの現象は全く起きない。

●2009年12月23日 Clip-It DS-20セット届く

……これは、えらいこと良い買い物だったな。大満足。と言っても、目的はあくまでも付属品の方。DS-20自体は予想以上にどうしようもない機種だった。なんて言うのかなあ…黎明期の製品だからしょうがないとも思うのだが、それにしたってこの操作系は何よ!? 開発した人間は、これでいいと思ったのかねえ……私にはいきあたりばったりにしか思えないよ。確かに、他社も同時期の製品は試行錯誤の真っ最中的な感じがして、お世辞にも誉められたものじゃないけど、でも、これはないよなあ……再生モードとは別に削除モードとかプロテクトモードとか…ストロボ設定一ついじるのにSetupモードに入らないといけないとか…なんか、カメラの操作系のデザイン初めてで、右も左もわからないって感じがひしひしと伝わってきてしまう。フジって、昔は銀塩一眼レフも作っていた会社なのにねえ。

●2009年12月23日 C-100 再テスト

ど〜も、気になって、また持ち出してきたんだが…。何が気になっているかと言うと、私と他のユーザーの評価が非常に大きく異なる点。特に、マクロの写りに関しては、もっとボロクソな評価があっても良さそうなものなのに、騒いでいるのは私だけ。こうなると、本当に私の機体の故障を疑いたくなる…(^_^;

それはともかく、やっぱりストロボ。問題点は;

 @ストロボ設定が保持されず、電源を切るとオートに初期化されてしまう。
 A電源をオンにすると勝手にストロボチャージを始め、一切の操作を受け付けない。
 B故に、毎回1発光分は電池をドブに捨てなければならず、
 Cかつまた、起動に数秒間の無駄な時間を費やすことになる。
最悪の仕様だな。ま、明るい場所ではこの現象は起きないと思うけど。で、今考えているのは、分解してコンデンサの回路を切断すること。そうすれば無駄蓄電も無駄時間もなくなる。ただ、基本的にストロボは使わないとはいえ、全く使えなくなってしまうのもどうかとも思うし、そもそも、その状態で撮影するとどうなるんだ? たぶん、ISO100-1/30"で、絞りもF4固定で、調光で露出を制御するはず。それで発光しないのだから、絶対に露出不足になるよなあ…室内だと4段不足するはず。

で、試しにストロボを黒いカバーで覆ってみた。そしたら、ISOが400まで上がっていた。同じ条件でストロボを覆わなければISO 100。へ〜、そうするんだ…。つまり、ストロボが届かないのと同じ状態と判断して、ISOを上げに掛かるわけか。けっこう賢いね。これなら、室内でも2段不足で済むし、後からγ値をいじれば救済できないこともないか。もっとも、画質は凄いことになるけど。うあぁぁ〜ってカンジ。…そうねえ、適当なジャンクカメラからスライドスイッチ取り出して、ストロボ用に取り付けてみようか?サイドなら取り付けスペースもある感じだし。

⇒あらためて室内でストロボ撮影をしてみたが、やはり、これは使えるシロモノではないな。うん、「酷い」というレベル。こんなら断線しちゃっても惜しくない。でも、カメラによってストロボ撮影にこんなに差が出るものなのかねえ…。そもそも光量不足の上に、照射角が狭く、画面の右半分と左半分の明るさがえらいこと違う。散乱光が皆無なんだなあ…。再再度テストしてみるけど、大きく改善されなければ、断線で十分。

夜景モードで大幅改善。つまり、「酷い」原因は背景に光が回らないことにあるのだから、夜景モード(ストロボ+スローシャッター)で定常光(蛍光灯の光)を取り込めばよいわけだ。効果絶大。ただし、手ぶれのリスクは出てくるし、Exifをチェックしていないので感度がどうなっているのかがわからない。感度が上がってしまうのなら、ノンストロボと大差ないもんね。

⇒つ〜か、そこまでするなら、FinePix 1200や1300でいいじゃん。重量も電池寿命も画素数も同レベル(本体重量200g前後/標準撮影200枚前後/130万画素)。ストロボの設定保持ができるかどうかは未確認だけど、たぶん、大丈夫のような気がする。強いて言えば、FP1200/1300はISO感度が低いことだけど、C-100のように感度が高くても画質が極端に犠牲になるのでは意味ないし〜〜。FP1300はUSBでマスストレージのようだし、電池寿命も1200より少し上。ただし、ISO感度が少し低い。1200はシリアルで、多分OS/2では吸い上げ不能だろう。となると、とりあえず1300かな?

●2009年12月21日 Clip It DS-20 落札

1997年6月発売の液晶付きVGA機。FinePixシリーズの始まる前の製品(たぶん、Finepixは翌1998年3月のFinepix 700からではないかと…)。付属品狙いで落札。今さらこの機種自体について述べることはあまりない。なにせ、単三4本機で250g、C-990Zと大差ない。それで35万画素と言われても…流石に現時点で用途を探すのは難しい(^_^; 液晶のないDS-10の方は、デキのよいトイデジとして遊べるのだが。……徹していない過渡期的製品って、酔狂人にも相手にしてもらえなくなる。

ちなみに、狙っていた付属品とは、ACアダプタ、シリアルケーブル3本(AT/98/Mac)、TWAINドライバ、スマメ2枚、フラッシュパス(FD式スマメリーダー)、PCカードアダプタ、充電池(多分ダメだと思う)、充電器。それで○○○円。別途送料が800円…くらいかな? この中で絶対に欲しかったのがTWAINドライバとACアダプタ。サテ、安かったか?高かったか?

●2009年12月19日 OLYMPUS CAMEDIA X-100 ファーストインプレッション

えらいこと程度の悪いものを入手してしまった(u_u;)コレダカラオークションハコワイ 傷だらけなのは覚悟の上だが、ファインダーは砂埃で曇ってるし、ボディにヒビが入ってるし、シャッターボタンは接触不良だし…たぶん、現場で酷使されて廃棄処分になったものだな。マッタク…出品者の評価が悪かった理由がよくわかった。こういう物を平気で動作品として出品するんだね……まあ、動作はするけど。取扱説明書、16MB xDカード、USBケーブル、CD-ROMのフルセットでコミコミ1200円…文句言える筋合いでもないか…

で、まあ、程度は悪いんだが、機能的にはかなり理想形に近いような気がする。心配していたX-350の極悪プログラムは踏襲されていないようだし(⇒実は踏襲されていた(T_T))、スライドバリア式でないのも好感が持てる(廉価機でスライドバリアは無理、コストダウンのために酷い操作感になる)。問題点は、広角端が38mm、ISOが320まで、XGAサイズがない、望遠端マクロが50cmまで、ってことだけど、どれも致命的ではないね(⇒マクロ50cmは致命的(;_;))。合成パノラマがあるし(あ、いや…(^^;)、ISO320でも室内でノンストロボは何とかなるし(⇒ならんわい)、1600x1200でも実用速度だし、2cmスーパーマクロもあるし。うん、安いなりにツボを抑えている感じ。これなら程度の良いものが欲しいな。

あ、そういえば、光学ファインダー脇のLEDも省略されていた。う〜ん、ちょっと手抜きだな。もう、このクラスのユーザーはみんな液晶で撮影するからだろうけど…ちょっとね。

●2009年12月18日 OLYMPUS CAMEDIA C-1000L ファースインプレッション

まず、書き込み速度が遅いのが気になった。HQで約6秒、SQで約7秒(HQの方が速い!)。C-1400LはHQ/SQ=9s/5sだった。スマメを交換しても結果は同じ。HQに関しては画素数比例で速くなっている印象だが、SQは変だな?…そうか、1400Lでは縦横単純に1/2でいいけど、1000LではXGA(1024x768)⇒VGA(640x480)のリサイズ処理が必要になるからか…。いずれにしても遅い。連写機能が付くのはC-1400XLからのようだ。電池もヘタリに弱い感じ。まあ、時代を考えれば仕方ないか。ただ、C-1400Lがアルカリで100枚だったのに比較して、C-1000Lは180枚。真に受ければ悪い数字ではない。

項目C-1000LC-1400L備 考
画素数85万(XGA)140万(SXGA)1400Lは1280×1024で4:3比率ではない
CCD1/2"2/3" 
レンズ50-150mm/F2.8-3.936-110mm/F2.8-3.9光学系は同じ、CCDサイズで35mm換算値が異なる
HQ書込時間約6秒約9秒ほぼ画素数比例
SQ書込時間約7秒約5秒1000Lはリサイズに時間を食っている
ISO感度ISO 180ISO 1001000Lは約2倍増感
電池寿命180枚100枚アルカリ電池、1000Lは倍近く持つ

こうして比較すると、けっこう違いが目立つな。C-1000Lは画素数が少なく広角に弱いが、望遠に強く、感度が高く、書き込みが速く、電池の持ちも良い。用途によってはC-1000Lの方が優れていることもあるな。

●2009年12月17日 シリアルケーブルについて

●2009年12月14日 Optio 330GS 入手

2002年10月発売。機能や性能、質感などはけっこう良い印象。セオリー通りによく練られていて、ソツなくまとまっている。カメラメーカーらしい造りだ。操作系(ボタンの配置や機能の割り付け等)も同時期のオリンパスより上だろう。もっとも、操作感(ボタンの感触や反応速度など)はあまり良くないが。バリアングル(と言っても横方向だけ)のLCDも、このクラスとしてはGood。

ただし、電池の問題はかなり深刻。2002年10月の製品なのに、アルカリで50枚しか撮れない(モニタオン+ストロボ50%)。消費電力が大きいと言うよりも、ヘタリに極端に弱いようで、Dimage X20やCamedia X-200では問題なく使用できる電池が、このOptio 330GSではアウト。実質的にCR-V3でしか実用にならないだろう。う〜ん、普段持ちのカメラとしては失格だな。実に惜しいけれど。

ちなみに、後継の33Lでも70枚、33LFは50枚、S30/S40も50枚、30で140枚…ふ〜む。Optio 30(2004年3月発売)になるまで、アルカリ電池では実用レベルにはない。しかし、これがまたマイナー機種で(^_^; あとはM10(2006年3月発売)が出るまで、電池の問題は改善されていない(むしろ高画素化に伴って悪くなっている)。確かにM10は220枚と劇的に改善されているけど、光学ファインダーがない。結局、Optioシリーズで私の要件に合うのはOptio 30だけらしい。

●2009年12月13日 Camedia C-1000L 落札

C-1400Lの兄弟機(同時期発売)で、画素数を落しただけの機種のようだ(140万⇒80万)。CCDは1/2"でC-1400L(2/3")とは別物だが、光学系はたぶん一緒。CCDが小さくなった分だけ望遠寄りになったのだろう。50-150mm/F2.8-3.9相当、IOSは180固定で、1400Lよりも1段近く高い。ほ〜〜、望遠には有り難い。

1400Lの書き込みは爆遅だったけど、画素数が減った分は速くなるはず…。画面比率も通常の3:4になっているし、1400Lよりもむしろ使い勝手が良いのではないかと思うのだが、どうかな? もちろん、広角端が50mmでは風景写真は論外だけど、風景写真でSLRを使う必然性は低いわけで、このカメラを使う以上は望遠がメインになる。ただ、旅行とかに持って行くなら、別途広角の単焦点コンパクトが必要になるからなあ…辛いところではある。

ハード的には1400Lの画素数を落としただけかも知れないが、用途を考えると1400Lとはちょっと別の物のような気がする。たぶん、私はこっちの方が好きだ。

●FinePix 1200 (2009.12.13)

入手を検討している。別にこの機種自体には全然興味はないが、付属品が魅力的。シリアルケーブル3本とTWAINドライバと小容量のスマメ、それにできればACアダプタ(別売)があると嬉しいな、と。一応調べたところでは、TWAINドライバはClip-It(データが出せなくて困ってる)にも使えそうだし、ACアダプタはFinePix 2700(電池切れで寝てる)でも使えそうだ。シリアルケーブルはそれなりに面白そうだし(最近ちょっと凝ってる;C-410Lがね〜(^^;)、8MB以下の3.3vスマメは骨董品のチェックの際には必須だからね〜〜。ちなみに、別売アクセサリーの型番は次の通り。別売アクセサリーの型番が同じなら、同梱品も互換性があるはず。FinePix 600Zも似たような状況。

PCインターフェースキット  IF-VS1
ACアダプタ  AC-5V/5VN/5VH(5VXは不可?)

●OLYMPUS C-740UZ (2009.12.13)

某量販店のジャンクワゴン品で1050円。レンズが出たままだったんで、故障品には間違いないが、サテどのレベルか…。正直、この機種自体にはほとんど興味がなく、ただEVFの性能をチェックしたいだけだから、とりあえず電源さえ入ってくれれば……とまあ、そんなカンジで入手。自宅でACアダプタを使ってチェックしたところ、撮影も再生も可能だった!ただし、電源が切れない(^^; まあ、入らないよりはマシである。単純に電源スイッチ周りの接触不良か、はたまた基板がイカれておるのかは不明。接触不良(つ〜か、むしろショート?)ではないような気もするが。

で、肝腎のEVFだけど、第一印象で「劇的に改善された」というカンジではないね。「見え(現実感)」はC-2100UZよりはマシとは思うが、さて、動体への追従性能は…? 実際に動体を追いかけて見ないことにははっきりとは言えないけど、EVFには常時AF動作がつきまとうわけで、やっぱりSLRの快適さにはほど遠い、というのが現時点での印象。電源が切れないから、外でテストしようと思ったら、紙を電池蓋に挟むとか…う〜む。ただ、7cmマクロ/3cmスーパーマクロは、それなりに凄い。

●OLYMPUS C-960Z (2009.12.12)

C-990ZSを持っているのに、なぜ960Zを買ったのかと言うと…990ZSにXGAモードがなかったから(^_^; つまり、990ZSのXGAモードの代用としてに960Zを買ったわけだ。実際にはXGAじゃなくて4xVGAだけど、まあ、UXGAよりは扱いやすいかと。それに、フルセットコミコミで1000円強なら全然文句はない−−ちょっとした“オプション”の値段。。でも、表示が遅いねえ…。液晶が990ZSの低ポリと比較して見劣りするのは仕方ないけど、この速度はちょっと予想外だった。確かに、990Zoomの段階で、高速化をセールスポイントにしてはいたが…。基本的に、撮影直後にちょこちょこ確認しながら使うカメラじゃないからいいけどね〜〜

●OLYMPUS CAMEDIA C-3040Z 2009.12.11

F1.8(開放)色も変F2.0まだちょっと変
開放F値F1.8がウリのC四桁機。F1.8モデルはけっこう人気が高いのだが、なぜかオークションで1000円で入手できた……んだが、酷いぼろぼろの機体だった(u_u;)クソッ! 電池蓋のロック破損、レンズカビ、ファインダーごみ、液晶傷だらけ、トップカーバーが浮いている、ボディにヒビ…(T_T)ナンテソマツニアツカウンダ でも一応動作品で撮影も再生も可能だった。ただし、絞りを開放で使うと異様に露出オーバーになる。どうも、絞り羽根に油が回っている上に、外れかけているようで…。でも、1/3段絞ると、フツーに撮影できるんだよね。F2.0なら大分改善されるし、F2.8まで絞れば全然問題なし。でも、それじゃF1.8モデルの意味がないじゃん!

ちなみに、PC-I/FはUSBとシリアルのダブルポート!凄いね(^_^; OS/2のDCITUで転送成功。う〜ん、いいよなあ…

●FUJI Clip It DS-10 2009.12.08

maxellのWS30がやや期待外れだったので、俄に取り出してみたのだが…シリアルはTWAINで、おまけにスマメは5v…う〜む、データの取り出しようがない(u_u;) フラッシュパスとか…?いやいや、実は3.3vのスマートメディアにも対応している。ただし、8MBまで。そう言えばC-1400Lも8MBだったなカナ? こうなると貴重なメディアだ。

で、肝腎のClip It本体だが…シャッターの感触はWS30よりもマシ(いや、WS30がなあ…)。ストロボモードを保持してくれるのは大変にありがたい。画質もまあまあかなあ…WBは5500K固定なので、蛍光灯下では流石に緑カブリが激しい。ISO 150(ストロボ時200)固定でF3.1、38mm相当…ということで、まあ、何とか室内ノンストロボもできないことはない。古い機種なのにちゃんとExit対応、チェックしたら1/16"で切れていた。これ、使えるなあ…マクロがないのが淋しいけれど(70cm〜)。…ん、いや、使えるけど使い途はないよなあ、やっぱり。

ちなみに、PC-I/FはシリアルでTWAIN。ステレオミニプラグタイプなので、ケーブルの方はなんとかなるかも知れないが、ドライバがないとどうにもならない。OS/2用はもちろん、Win3.1用もないようなので……結局、スマメかフラッシュパスだねえ。⇒う〜んっとね、FinePix 1200/600Z付属のドライバが使えるかも知れない。一応、Clip-ItもFP1200/600ZもIF-VS1というので動くらしい。

●OLYMPUS CAMEDIA C-200Z 2009.12.07

質感ひどし(T_T) ここまで安く作るか… C-300Zのメタル仕上げのスライドバリアがひどく悪趣味なので、 むしろC-200Zの方が上品かと思っていたが、 なんか、塩ビのパイプを連想させる安っぽさにがっかり。 これならやっぱりC-300Zの方が良い。
|ちなみに、C-990ZSとC-300Zは韓国製、C-200Zはインドネシア製
|製造国と質感は別の問題だと思うが、
|少なくとも、徹底的に安い物を作ろうとした意図は見える。
さらに致命的なのは、スライドカバーがひどく開けにくい。 実用上、深刻な問題になるレベル。 C-300Zで不格好な指掛かりを付けた理由がよくわかった。 ま、指先にどの程度湿気があるのかで、全然違うけど… ただ、C-990ZSに付いていた指掛かりがC-200Zで消えて、C-300Zで復活って… 設計した奴は大馬鹿者だな。 一度バリアを開けたら、一日中開けっ放しが正しいなあ… 一応、節電モードはあるみたいだし。

メニューの構成もあまり良くない…というか、はっきり言って「劣る」。 コストダウンのために、上部液晶も独立機能ボタンもなくしたため、C-990ZSよりも大幅に使い難くなっている。独立機能ボタンの機能を、無理矢理メニューに押し込んだ感じ。この機種からユーザーインターフェース周りを変更したので、まだ試行錯誤段階と言ったところか。後継のC-300Zでは大幅に改善されている。

液晶の質もかなり悪い部類だが、まあ、コスト優先なんだろう。 結局、C-990ZSの後継の要件を考えた時、ローエンドに投入する3倍ズーム機と しては、こういう選択しかなかったということか。 まあ、C-990ZSの低ポリ液晶と比べるのが酷なような気もするが。

USBはミニB-Type(【訂正】通常B-Typeを小型化したもので、バンデル星人型の所謂『mini B-Type』ではない)、汎用性はあるタイプだが、C-300Z、X-200などとは 互換性がない。たぶん、USB1.1と2.0でケーブル仕様を変更したんだろう。 まあ、速度が大幅に違うからリーズナブルな選択とも言えるが、少々不便。 ただし、OS/2の1.1ポートで読み込み成功。 つまり、USB 1.1のマスストレージクラスということ。 これは非常に便利。ようやく、C-300Zに対するアドバンテージがあった(^_^; で、コネクタ形状を確認したら、C-3100ZやC-2100UZも同じタイプ。 これはなかなかありがたい。ケーブル代と思えば十分な買物。 読み込み速度は150KBくらいのファイルで3秒。 シリアルの3倍くらいだが、実感としてはけっこう遅い。 USBなら一桁違うかと思っていた。でも、ま、これはしょうがない。

電池寿命はアルカリで150枚/2500枚。まあまあ…? でも、C-990ZSやC-2020Zよりもヘタリには弱い印象。 C-200Zで赤マークの電池が、C-990ZSでは満タンマークで支障なく使える。 たぶん、1枚あたりの消費電力は少ないが、 少し電圧が降下すると、すぐにダメになるというタイプだと思う。 短期の旅行で大量に撮影するときは便利だが、 普段持ちとして常用するには少々不便かも。

あれ、指先に湿気が出て、バリアの開け閉めがスムーズにできるようになったら、 印象が物凄く変わって来たぞ(^_^; ひょっとしたら、いいカメラかも…。 湿度によって印象が変わる珍しいカメラ。

う、レンズにバル切れのような気泡が…う〜ん、このあたりも製造管理が甘いのか?

光学ファインダーはレンズと上下に光軸を合わせているように見えるのだが、なぜか横方向にもけっこう大きなパララックスがある。

【欠点】Good← (★)◎○□△▲ →Bad

 ▲スライドバリアが滑る
 ▲メニューの操作性が悪い
 △液晶が低品質
 △全体の質感が非常に安っぽい
 △起動時にモード表示のために液晶がオンになる
 □電池のヘタリに若干弱い
【長所】Good← (★)◎○□△▲ →Bad
 ○画質を含めたトータルバランスがよい
 ○動作が比較的高速(レンズ以外)
 ○液晶のオン/オフやズーム位置なども記憶できるようになった
 ○消費電力が小さい
 ○USB1.1ストレージクラス
 □実際よりもコンパクトに見える
【C-990ZSとの比較】
 ▲すべての面で操作性が落ちている。特にスライドバリア問題は致命的。
 △若干小型軽量化されているが、全体の質感は酷く落ちている。
 △起動時に液晶が点いて設定が表示されるのが気に入らない。液晶の質も低い。
 □消費電力は小さいが電圧降下に弱く、たくさん撮れても「勿体ない」感がある。
 ○USB1.1ストレージクラス対応なのは、個人的には良し悪し。
 ◎画像モードが豊富になった。XGAモードが追加されたのは非常に良い。
要するに、エントリーモデルとしては無理があったC-990ZSを、 市場の望むエントリーモデルに改良しようとしたのだろうが、 逆にC-990ZSの良い点を潰してしまう結果になったような気がする。 C-990ZSとC-200Zは重量で30gしか違わないから、 どちらかを選ぶならC-990ZSの方が良いと思う。

C-990ZSの後継のエントリーモデルで、990ZSよりもターゲットに最適化されているが、単純にモノとしてのデキを比べると、990ZSの方が遥かに上(990ZSがクラス不相応にエラソーなデキだったということでもあるのだが)。トータルに見ると悪い機種ではないが、気になる欠点も多く幸福感が薄い。中でもスライドバリア問題は、私にとっては致命的といってもよい。少なくとも、冬は使えないぞ…

●OLYMPUS CAMEDIA C-300Z (2009.11.27)

2002年6月発売の単三4本で動作する3倍ズーム機。多分、エントリーモデルとしては、オリンパス最後の4本機ではないかと思う(その意味ではC-900Z系統の最終形)。300万画素。完成度は非常に高く、内部処理もかなり高速。鏡胴の移動速度以外はノンストレス。電池の持ちも良い。普通に使用する3倍(正確には2.8倍)ズーム機としては文句なしのレベル。後継のX-200などと比較すると質感も良い。惜しむらくは、やはり重量。撮影重量350gは普段持ちにはやや厳しい。しかし、軽量機種は電池やファインダーに問題があることが多いので、旅行やイベント用であれば、こちらの方が絶対に安心。典型的な安牌カメラでしょう。個人的には極めて高評価。

●OLYMPUS X-200 (2009.11.18)

2003年3月発売、320万画素、光学3倍ズームの廉価モデル(一応、C-2 Zoomの後継という位置付けではないかと…)。外観はμライクなスライドバリア式。単三2本、170gで光学ファインダー付き。開放F値は3.1-5.2で、ISOはオートのみの400まで。室内ノンストロボ撮影には少々足りないが、発売時期とクラスを考えれば御の字。エントリーモデルらしく、明るくて彩度の高い絵作りになっている。面白味はないが、性能的には過不足がない。ただ、オリンパスのデジカメには珍しく、設定保持用のキャパシタがパンクしやすいモデルのようだ。また、アルカリ電池で100枚程度の撮影が可能だそうだが、電圧降下には敏感な印象。電池周りが一番心配な機種。質感は非常に玩具っぽく、レリーズの感触にも戸惑うほどだが、これは「慣れ」が解決してくれる。

●OLYMPUS CAMEDIA C-150 (2009.11.27)

2003年ころの輸出専用の単焦点モデル。国内モデルで言えば、C-2の後継に該当するポジション。AF単焦点、明るいレンズ(38mm/F2.8相当)、200万画素、小型軽量、銀塩μライクなスタイル、レンズが繰り出さないフラットボディ、アルバダ式ファインダー、xDピクチャカード対応などが特徴。一見非常に魅力的な機種だが、使い心地は少々期待外れ。書き込みの遅さ、液晶の質の低さ、表示の遅さ(この時期では滅多に見ない粗→密の二段階表示)、ファインダーの暗さ、ボタン類の省略による操作性の悪さ、ストロボチャージの遅さなど、露骨にコスト優先で作ってるな〜〜という印象。なるほど、輸出専用機とはこういうものかと思い知った。ま、実用性は十分だが、ちょっと気持ちがビンボーになるかな、という感じ。こいつの存在意義はデザインだろうなあ…C-2よりも遥かにカワイイ。電池は意外に持たない印象。ちょっと不思議。電流リークが疑われるレベル。それとも、省電力技術も手を抜いたのか?

●オリンパスのエントリークラス3倍ズームの系譜 (2009.11.19)

え〜と、最初はC-900Z(D-400Z)シリーズかな?2000年ころまで続いた単三4本モデル。デカイ。で、2001年にC-1Zが出て単三2本になり小型化軽量化に成功。でも、電池の持ちが酷く悪かったようだ(C-2Zで改善)。しょうがないので、同時期にC-200Zという単三4本機も並行販売していた。これが2002年くらいまで。2003年に入ると、新シリーズのX-200が登場する。これは単三2本で実用になるレベル…だそうだが、個人的にはけっこう厳しいなあという感想。4本機にはまだ遠く及ばないレベル。で、マイナーチェンジ機のX-250、2004年に入って、デティールアップしたX-350、その廉価版のX-100と続く。たぶん、ここまでが一つの区切り。そのあとは、光学ファインダーが省略され、デザインが玩具っぽくなったX-450、X-500、X-550の系譜と、デザイン的にはX-450を引き継いだFE-110に始まる(?)FEシリーズに分岐していく。クラス的には、FEシリーズの方がXシリーズよりも上だと思われるが、FEにも廉価ルート(非カメラ系量販店/テレビショッピング等)専用モデルがあったりして、明確な区別はできない。

■オリンパスのエントリークラス3倍ズーム機

年代 単三2本モデル 単三4本モデル備 考
〜2001 C-900Zシリーズ(〜990ZS)海外ではD-400Zシリーズ
2001 C-1Z 消費電力大でアルカリ電池不可
C-200Z
2002 C-2Z 電池寿命改善
C-300Z
2003 X-200/250 キャパシタ抜け頻発
2004 X-350
X-100 廉価ルート専用モデル
X-450 光学ファインダー省略
2005 FE-110

中古を選ぶ際のポイントは、電池食いのC-1Zと、キャパシタ抜けのX-200/250は避けること。また、改善されたとはいえ、単三2本機は4本機に比べると電池の持ちが悪い。本当に実用性を考慮するなら、C-200ZやC-300Zも候補に入れてもいいかも。また、X-450以降の光学ファインダー省略機は液晶モニタ必須なので、電池を節約した撮影はできない。

なお、オリンパスの単焦点エントリーモデルは2001年のC-2とC-100が最後のようだが、海外モデルではC-150/C-160などもある。C-2は電池寿命が改善されている上、C-2ZOOMに比べるとデザインセンスも良い。C-100は単三4本のパンフォーカス機だが、電池寿命が異常に長い(アルカリ電池で最大1万枚(^^;)。C-150/C-160は銀塩時代の単焦点μを髣髴とさせるデザイン。

●OLYMPUS C-150(D-390)とC-160(D-395) (2009.11.18)

両方とも、輸出専用の単焦点モデル。国内ではほとんど流通しなかったようで、資料も乏しい。ただ、C-150はxDピクチャカードを採用しているのに200万画素単焦点。これはある意味スゴイ。しかも、両機とも外観が単焦点μに良く似ている。C-150は38mm/F2.8(200万画素)、C-160は33mm/F2.8(300万画素)らしい。ともに単三2本で軽量(170g/154g)。ISO感度が低い(ISO200/ISO150)のが難点だが、ちょっと使ってみたい機種ではある。発売時期はC-150が2003年らしいが、C-160はちょっと判らない。資料はこちら⇒ 【C-150】 【C-160】

●単三2本の電池寿命 (2009.11.18)

おそらく、2003年ころまでは、そもそもデジカメを単三2本で動かすのはムリだったと思われる。もちろん、この頃にも単三2本モデルはけっこうあったが、電圧降下に非常に敏感で、すぐに電池切れマークが出る。Ni-MH充電池も、少しへたると即座にアウト。そのアウトな電池も、4本機に持っていけば、まったく支障なく使えることがままある。例外的に、パンフォーカス機などは単三2本でも実用になったかも知れないが、そもそも無理な仕様だということは頭に入れておいた方がいい。少なくとも、家に転がっている使いかけの単三電池を入れて、お手軽にチェックできるようなものではない。

ちなみに、オリンパス製品で見て行くと、多分、C-1/C-1ZOOMが単三2本機のハシリだと思う。発売時期は2001年前半。でも、両方とも、電池寿命に非常に大きな問題があって、アルカリ乾電池では実用レベルになかった。そのため、ほぼ同スペックの単三4本機(C-200ZOOM)も並行販売されていたようだ。

それが、同年後半のC-2で大幅な改善が図られた。実は、C-40ZOOMもこの時期の製品。また、他社でもこの時期に単三2本で数千枚撮影可能を売り物にする機種が登場している。どうも、2001年後半に省電力技術の革新があったのではないだろうか。中古品を選ぶときは、一つの目安になるかもしれない。ただ、それでも、まだ単三2本は相当に苦しいというのが正直な感想。本当に使い物になるのは、もう少し先のことだろう。

  一つ気になっていることがある。単三2本だと電圧は3vになるが、内部のTTL回路は何vで動作してるんだろう? 昔は5vが相場だったんだけど、今は変わっているのかな? もし、5vのままだと、昇圧回路が必要になるわけで、そのあたりが単三2本機の根本的な弱点なのかと思ったりする。1999年発売の4本機であるC-2020Zの電池の持ちが良いことを考えると、2本と4本の間には相当大きなミゾがあるようだ。

●設定保持用キャパシタのパンク (2009.11.18)

日付や設定を保持しているキャパシタが劣化して、電池を抜くと即座にすべてクリアされてしまう現象。それだけならば良いのだが、電流をリークし続けて、電池寿命を極端に短くしてしまうこともある。FujiのFinepix 4500のキャパシタ・パンクが有名だが、基本的にどのメーカーの製品でも起きているポピュラーな現象。ただ、オリンパス製品の場合は、X-200/250以外は聞いたことがない。たぶん、
【この表】の「約30分」というやつが地雷だと思われる。反対に、ある時期のフジのデジカメは、かなり多くの機種でキャパシタ抜けが頻発していると聞く。我が家でも、Finepix 4500(3台中3台)でキャパシタ抜けを確認。中古を入手する際には注意。2001〜2年あたりの製品が危なそうだ。

その後、フジのキャパ抜けは意図的なものと判明。製品サイクルを超えて使用できる部品を使うつもりはないそうだ。……ふっ、正直な。
以前、Finepix A101でキャパ抜け発生と書いたが、これは記憶違い。A202の方だった? ひょっとすると、A101のような超廉価機には、時限装置付きの高価な(^^;キャパシタが使えないのかもしれない。
キャパシタのチャージには意外に時間が掛かる。それをキャパ抜けと勘違いすることもあるので注意。
Camedia X-200のキャパ抜けの影響確認。充電し立てのエネループがほぼ1月で電池切れになった。同一条件でDimage X20に入れておいた方は全然問題なし。まあ、通常の使用に実害はないが、メモデジ用途には少々厳しい。
キャパシタ抜けと電流リークは、一応別物と考えた方が良いようだ。確かに、コンデンサ(キャパシタ)はパンクすると電流が漏れるが、リチウム二次電池を使っている機種でも電流リークは起きるようだ。となると、別ルートでのリークの可能性も考えるべきだろう。

●OLYMPUS C-40ZOOM (2009.11.18)

2001年10月発売。400万画素、35-98mm/F2.8-4.8光学2.8倍ズームの高級モデル。カプセルタイプのスライドバリア式。単三2本、190gの小型ボディに多くの機能が詰め込まれており、稠密で質感が高い印象。設定可能な項目も多く、明らかに中級・上級者向けのモデル。操作感や操作性もC-x0x0ZOOMシリーズに近い−−というか、C-4040Zの小型スタイリッシュ版と思えば良いかもしれない。難点は動作のもっさり感と電池の持ちの悪さだが、その欠点を割り引いてもなお余りある幸福感。「名機」と呼ばれるのに相応しい。

●OLYMPUS C-2020Z (2009.05.28/2009.11.18)

1999年11月発売。200万画素。35-105mm/F2.0-2.8という明るくて高性能のズームレンズが特長。また、露出はフルモード(P/A/S/M)で、露出補正なども非常にやりやすい。IOSは400までで固定可能。絞りもきちんとした絞り羽根方式で、1/3段ステップで制御可能。銀塩カメラの感覚がそのまま通用する。また、汎用シンクロターミナルも備えていて、ストロボワークも非常にやりやすい。「単三4本、撮影重量400g、コロコロ形状」は持ち歩くには少々難があるが、使い心地は満点。基本的に、後継機種もこれら特長を受け継いでいるが、汎用シンクロターミナルとデジタルズームの仕様(非シームレス)に関しては、未だにC-2020Zの大きなアドバンテージとなっている。弱点は動作や書き込みの遅さと、電池蓋の仕様。構造上、エネループのようなやや長めの電池を入れるのがコワイ。電池の持ちは比較的良い方だと思う。

私が初めて意識的に使用したデジカメがこのC-2020Z。それ以前にも、トイカメラや安物入門機を入手したことはあったが、あまり真面目に使わなかったし、また真面目に使えるようなシロモノでもなかった。デジカメを「カメラ」として意識して使用したのは、これが初めてだった。この初体験は幸福だったが不幸だったか……?

C-2020Z自体は文句なしの名機であるが、これが最初だったから、何でもこれを基準に考えてしまう。他メーカーの同クラス機がお粗末に見えてしかたないのだ。しっかりしたホールディング、明るいレンズ、独立ボタンを多用した操作系、使いやすい露出補正、ISO感度設定、汎用シンクロ端子−−銀塩一眼レフに馴染んだユーザーには何もかもが常識で、銀塩の知識の蓄積が有効に活かせてしまう。デジコンも中級機になれば、銀塩カメラの常識が通用するんだ……などという幻想を抱かせた、罪深い機種なのだ(そして、こうした私の幻想を叩き壊したのがFinepix 2900Zだった)。

●OLYMPUS C-3100Z (2009.05.19)

32-96mm/F2.8の300万画素機、基本的に3030Z/3000Zのバリエーションだが、液晶モニタの設定画面がかなり変わっている。また、USBストレージクラスへの対応、ノイズリダクション、シャープネス/コントラスト補正、マイモードの追加など、多くの面で機能強化が見られる。逆に外部ストロボ端子の廃止など、素人が使用しない機能の省略も目立つ。3000Zが3030Zのマイナーチェンジ機なのに対して、3100Zは光学系と外観こそ踏襲しているが、その他の部分にはかなり大規模な再検討が加えられた印象。個人的にはマジョリティに媚びた方向性がちょっと気に入らない(と言うよりも「迷惑」)だが、まあ、それなりに評価はできる。外に持ち出して使うなら、こちらの方が便利でしょう。

ちょっと気になったのは、以前の機種に比べてAWBが外れることが増えたような…? 室内でストロボなしで撮るとやや青に寄る。手動で蛍光灯を選べば問題ないのだが、今まではオートで十分だったのに…。まだ補色フィルタだったはずだが…? 違ったかな?

●OLYMPUS C-3000ZOOM (2009.05.07)

C-3030Zの廉価版のようだ。ただし、バッファを少なくして連写性能を落とした以外は、特に大きなスペックダウンも見当たらない。価格競争のために無理に作ったモデルのようで、OLYMPUSのHPにもスペック表がない(@_@) かなり売れたはずなのに、なかったことになっているモデルらしい。

基本性能はC-3030Zと同じなのでスペック的な不満はない。32-96mm/F2.8通しというのが、けっこうマニアックな仕様。ボディの質感もいい。C-2020Zと比較すると、電池蓋が改良されているのがありがたい(C-2100UZと同様なタイプ)。C-2020Zはエネループを入れる時に苦労するんだよなあ(標準よりも長いエネループが悪いのだが)。ただし、シンクロ接点は特殊タイプに変更されたし、外部ストロボのみという設定はできないらしいしで、総じてストロボ周りは悪くなっている。まあ、プリ発光対応のスレーブストロボを使うのが正解だろうなあ…。ストロボ光量補正も付いているし。また、撮影画像の情報表示も、C-2020Zと比べるとやや面倒な感じ。なんで情報表示ボタンをなくしてしまったんだ?

ということで、いろいろと不満もあるのだが、やっぱり、操作性・ホールディングの良さは相変わらずだし、質感の良さと広角側を僅かでも広げた点は、かなり高く評価したい。けっこう、幸福感のあるカメラだ。

あ〜、ことろで、このC ZOOMシリーズって、CCDが原則的に補色系(4100で原色系になったのかな?)。これがツウにはウケるんだが、ハデ好きの素人さんにはまるでウケないらしい。つ〜か、そもそも造りがマニア向けだよな。銀塩一眼レフユーザーがあまり抵抗感なく使えるもんなあ…。デザインもホールディング優先だし。フジやカシオのデジカメいじってると、ホント、床に叩き付けたくなる。「お前は何もわかってね〜〜!」ってね。でも、それが売れるの。逆に言うと、C ZOOMシリーズの良さが判るユーザーは少なく、商売では苦戦したらしい。

あと、今更なんだが、デジタルズーム(〜x2.5連続可変)併用のマクロ撮影って、けっこうイケるかも知れないねえ。マクロレンズなしで「チカinごみ箱」の顔アップが撮れるよ。35mm換算だと1倍以上に相当する感じ。ま、マクロで35mm換算とか言う言い方はかなりウソ臭いんだけど、L判プリントすると、実物の倍以上の大きさになるだろう。250mmのレンズで20cmまで寄るのに相当するからねえ。で、300万画素でx2.5だと、実質50万画素相当……ま、用途次第だけどね。

あ、2chでマクロの裏ワザ発見。マクロモードで望遠端にしたあと、小刻みに4回、ワイド側に戻すと7cmくらいまで寄れるようだ。この小刻み4回がかなり難しいのだが(液晶モニタはオフにしておく方がよい)、ウチのC-2020Zでもできた(3000Zのハナシじゃなくなった(^^ゞ)。x2.5デジタルズーム併用で、チカの顔(1.5cmほど)が画面からはみ出した。これって、けっこう凄いよね。で、3000Zでも試してみた。この裏技自体はもちろん有効で、小刻み4回戻しも2020Zよりは楽にできるのだが、デジタルズームの仕様が変更されているため、ウルトラマクロとデジタルズームの併用できない。ちょっと残念。

ついでにDimage X20でもデジタルズームでマクロ撮影してみたのだが、こちらは何と、 「ネコ耳茉莉ちゃん」の目がドアップで撮れた。まあ、x4デジタルズームだから、400mmで数センチまで寄った感じ。しかし、実質10万画素程度になるから、まあ、実用にはならない。いずれにしろ、デジタルズームはインチキ。必要箇所だけ切り抜いて引き伸ばせば良いハナシなんだが、切り抜きの手間がいらないのがミソかな。

あとね、スローシンクロもどきの実験もしてみた。本来のスローシンクロモードは夜景用であるため、シャッター速度が非常に遅い。1"くらいなので、流石に手ぶれが出る。で、まあ、マニュアルモードでF4-1/30"くらいにして、なおかつストロボ補正を-2evくらいかけると、背景にも光の回った感じで撮れる。むしろ、日中シンクロみたいな感じだよね。でも、これだと、ストロボなしの場合とそれほど大きな違いが出るわけではない。背景に光を回したければ、やっぱり補助ストロボを使うのが正道だな。

ちなみに、3000Zにはストロボ光量補正があるが、2020Zにはないようだ…あった気がしたんだが…変だな?

●OLYMPUS CAMEDIA C四桁シリーズ (2009.04.30)

機種名CCDサイズレンズ(35mm換算)備 考
C-2000Z 1/2"35-105mm/F2.0-2.8 露出補正が面倒だったような…
C-2020Z 35-105mm/F2.0-2.8C-2000の完成型、汎用シンクロ端子付き
C-2040Z 40-120mm/F1.8-2.6 大口径化、原色CCD
C-3000Z 1/1.8"32-96mm/F2.8C-3030の廉価版
C-3030Z 32-96mm/F2.832mm!F2.8通し!32MB SDRAM…ってバッファ?
C-3040Z 35-105mm/F1.8-2.6 大口径化
C-3100Z 32-96mm/F2.8これも廉価版…なのかな? USB strage class
C-4040Z 1/1.8"35-105mm/F1.8-2.6 大口径F1.8
C-4100Z 32-96mm/F2.8広角32mm、上部モノクロ液晶なし
C-5050Z -- 35-105mm/F1.8-2.6 大口径F1.8
C-5060WZ 27-110mm/F2.8-4.8 広角27mm、but暗い!背景ボケない!

C-2100UZはUltra Zoomなので対象外。
C-5000シリーズのCCDサイズはカタログ明記なし。実焦点距離から推測すると多分1/1.8"(スペック競争を恐れたか?)。

C四桁シリーズのコンセプトは、@露出フルモード、A大口径レンズ、B銀塩SLRライクな操作性。つまり、一般用デジイチが実用段階になかった時期に、銀塩SLRユーザーを満足させることができる中級機。

初代はC-2000Z。C四桁シリーズは初代の段階で既にかなり高い完成度にあった。しかし、電源スイッチや露出周りなどに若干の問題が残っていた。それらを解決したのが二代目のC-2020Z。これはC-2000Zから基幹スペックをそのまま受け継いだ改良版。しかし、次のC-2040Zは、方向性が少し違っている。レンズをF1.8まで明るくして、しかも原色CCDを採用するなど、後継機と言うよりバリエーション機に近い。

C-3030ZはC-2020Zの後継機で、画素数が200万→300万にアップしたのと同時に、光学系を見直して、広角寄りのF2.8通しとした。また、電池蓋の改善、各種設定の初期値の選択など細かな部分も改良した。そのC-3030Zの光学系を大口径化したのがC-3040Z。これはC-3030Zと並行的に販売されたバリエーション機。C-3000ZはC-3030Zをベースにした(と言うよりほとんどそのまま流用した)廉価モデル。目立つ違いはバッファメモリの容量が減ったことくらいで、後はC-3030Zとほとんど変わらない。どうやら、主な市場は海外だったようで、日本のオリンパスのHPには資料がない。それに対して、C-3100Zはもっと明確な廉価版。C-30303Zから拡張性を切り捨てて、メニュー構成を変更し、電池寿命を伸ばし、価格を半値にした。中級機というよりもファミリー向け用途に最適化されている印象。ちなみに、発売順で言えば、C-3100ZはC-4040Zよりも後。画素数的にもワンランク下のモデルだった。

C-4040ZはC-3030Zの400万画素版のようだが、持っていないので詳細がわからない。また、C-4100ZはC-3100Zの後継機らしいが、切り捨てられた拡張性が復活しているようだ。これまた持っていないのでよくわからないが。どちらかと言うと、C-3030ZとC-3100Zの系譜が、C-4100Zに一本化されたと見る方が良いかもしれない。⇒その後、C-4100Zを入手したが、上部の設定用モノクロ液晶が廃止されているのに驚いた。明確に廉価版になっている。しかし、32-96mm/F2.8モデルがこれに統合されたこともあって、外部ストロボ端子などは復活している(端子はもちろん独自形式だが、変換ケーブルを使って汎用ストロボが使えるかどうか……微妙、というか無理そう)。いずれにしろ、この路線が行き詰まってきているカンジはする。時代は使いやすさや自然な発色よりも、小型化と彩度と画素数に向かっていた。

C-5050ZはC四桁シリーズの集大成。質感も性能も抜群に優れている。スマメからxDへの移行モデルということもあり、なんとスマメ/xD/CFの3種類のメディアが使える(スマメとxDは排他的だったかな…)。また、専用TTLストロボ端子の他に汎用のホットシューまで付いている。おまけに、内蔵ストロボにはスレーブシンクロモードまである。さらに、液晶はバリアングルタイプ。な〜んか、こんなカメラがあったらいいなぁ…というのをそのまま実現してくれたようなモデル。このあともC四桁シリーズは続くが、以後の機種は方向が少し変わっていく。C-8080WZなんか660gもあって、E-1のレンズ一体型と言うか、E-10のワイド版と言うか……ともかく、C-5050Zまでとは全然別物なのである。

【ポイント@】ストロボは基本的にプリ発光型で、しかもシンクロ端子が特殊形状であるため、ストロボワークが物凄くやりにくい。シンクロ端子を汎用型に変換するケーブルもあるが(少なくとも「あった」が)、クソ単純なシロモノのくせに5000円という暴利。しかも、機種によっては外部ストロボのみ発光させることができないなどの制限があるらしい。怒りを通り越してアホらしくなる。ただし、C-2020ZとC-5050Zは例外。2020Z(多分2000Zも)のシンクロ端子は汎用型で、銀塩用のストロボが普通に使用できる。もちろん、高電圧タイプは非常にリスクが高いので要注意だが。また、C-5050Zには標準型のホットシューが付いている上に、スレーブシンクロ用に単発少量発光も可能。至れり尽せり。まあ、高級機だからね〜〜。未だに結構な値段がするし。

【ポイントA】レンズは大きく分けて、標準3倍ズームで開放F値が明るいタイプと、やや広角よりの3倍ズームでF2.8通しタイプの二種類。一般には前者の方が使いやすいだろう。広角も28mmからなら魅力はあるが、35mm→32mmで1絞り暗くなるのはビミョー。

【ポイントB】メディアは基本的にスマートメディアであるため、現在では入手がやや困難。しかも、スマメは構造上接触不良を起こしやすい。できれば、メディアを抜き差しするのではなく、USB経由でPCに取り込みたい。しかし、2020ZはUSBではなくシリアルケーブル接続だし、USBになってからも必ずしもstrage classとして認識される保証はない。取り込みに専用ソフトウェアが必要になる。C-3100はstrage classと明記されているので、それ以降の機種は大丈夫だろうが、C-3030などはちょっと怪しい。

●Dimage X20 (2009.04.30)

これ、かなりビミョーな製品だな。屈曲光学式のフラットボディ3倍ズーム機、小型・軽量、しかも単三2本で動く。おまけに、起動の速さが売り物でレスポンスもよい。デザインセンスも洗練されている。

と言うことで、けっこう気に入っていたんだが、光学ファインダーがないのが凄く気になった。最近では珍しくないようだが、この時期の液晶モニタの性能では辛い。晴天の屋外では画像がほとんど見えない。基本的に屋外でのスナップにはまったく向かない。小型軽量の意味がない(^^;

また、モード切り替えなしで10cmまで寄れるのはエライが、近接撮影時のAFはけっこうタコ。日の丸構図でも背景にピントが合う事がしばしば(別に寄り過ぎでもないのだが…)。それでも、全域シームレスで10cmまで寄れるのは、確かに便利。室内で小さい物を撮るときには、ちょっと他に代えがたい便利さ。デジタルズームを併用すると、びっくりするくらい大きく撮れるしね(ガチャポンのフィギュアの目だけアップにできるくらい−−もちろん画質はボロボロになるが)。これは完全にメモカメだなあ…

また、メニューの操作性もどうかと思う。画像1枚削除するのに、えらいこと手間が掛かるし。ただ、左右キーに割り付ける機能を変更できるのはエライ。用途に応じて、露出補正にしたり、ストロボ制御にしたりと、けっこう便利。

レンズは37-111mm/F2.8-3.7(35mm換算)。このボディサイズにしてはそこそこ明るい。ISO 400なら室内ノンストロボ撮影も何とかなる(と言っても、望遠端では厳しいし、ISO 400の画質はけっこうアレだけど)。あ、そうそう、ISO感度が64/100/200/400手動設定可能というのはなかなか立派。なお、後継のX21は50〜200の自動設定のみになった。けっこう細かいスペックが削られている。性能面ではX20の方がおすすめだが……

もちろん、この機種の最大の問題点はCCD不良(X21では起きないようだ)。例のSONY製CCDの欠陥による、大規模リコールの対象製品だ。私のX20もそろそろ兆候が出始めている。現在も無料修理をしてくれるのかなあ…

と言う事で、使ってみるとかなり欠点が目立つ機種なのだが、トータルに見るとそんなに悪い印象はない。デザインセンスが良くて、けっこう手に馴染むのが嬉しい。シャッター音がミノルタCLEのサンプリング音というのもおバカでよろしい。

カメラって性能がすべてじゃないわけで、こういうよくできたオモチャというのも、それはそれで存在価値がある。この子にできないことはやらせない。可愛いからそれでいい。長所・短所を踏まえた上で存在自体を祝福する…というのが教育の基本だと思うよね(o^-')b

●Finepix A101 (2009.04.02)

う〜む、コレは…割り切り方が凄いな。いわゆる「カメラ」としては完全失格だし、Dimage X20レベルと比べても、質感は雲泥の差。「写るンです」とかノベリティ/ギフト系のオモチャカメラに近い。でも、「写るンです」に存在意義があるのと同様、こいつにも確かに存在意義がある。

プレスリリースによれば、非常に省電力設計で、単三アルカリ電池二本で連続5000枚撮影可能(VGAモード/ストロボオフ/液晶モニタオフ)と書いてあった。5000枚は凄いけど、こんな非現実的な条件下では意味がない…と思っていたが、さにあらず。この撮影条件、実は意外に現実的というか、そもそもそうした使い方を前提にしたスペック&操作系になっている気がする。なお、CIPA標準の撮影枚数はわずか80枚、液晶モニタをオフにすれば200枚。つまり、モニタもフラッシュもオフにして、VGAモードでひたすら撮りまくるという使い方をしないと、このカメラの存在意義はない。LCD厳禁(^_^; あくまでもトイデジの延長にある製品。

画質は意外に評判が良いが、そもそもパンフォーカスの130万画素機なんだから、画質云々を言うなら、別のカメラを使うべし。VGAでヨイという人が使うカメラ。レックビューもないに等しいから(実際にはあるが)、結果確認なんかせずに、ともかく無分別にシャッター押しまくるという使い方が正しい。VGAモードなら、32MBのスマメで約250枚、128MBのスマメで約1000枚撮れる(*^_^*)まあ、Quad-VGAモード(Normal)でも32MBで100枚、128MBで400枚撮れるが。(「Quad-VGA」って、「QVGA」と紛らわしいな。大きさは16倍も違うのに。これからはQuad-VGAのことを勝手に「4xVGA」と表記することにしよう)

パンフォーカスでレンズ固定、しかも通常は液晶モニタが立ち上がらないから、起動が非常に速い。「ピポピパ」でレディ、本当にメモ感覚で使える。ただし、ストロボを使う場合は、起動がチャージ時間分だけ遅れるようだ。

130万画素時代の130万画素機は、もたつく印象が強いし、ガタイはでかいし、電池は持たないし…で、現在では実用性は全くないが、あえて400万画素時代に作った130万画素機だからこそ、ここまでの軽快さがある。

ただし、室内ブツ撮りにはまったく向かない。ISO感度が125固定で、レンズが36mm/F4.6(4.8ではなようだ;Exifで確認)なので、室内ノーストロボ撮影は無理。1/2"まで切れるけど、流石にブレブレ。8cmマクロモードはあるけど、フラッシュが使えない(露出オーバーになる)。露出補正もあるけど、メニューの中で使いにくい。【追記】実は、マクロのフラッシュ撮影は可能。露出オーバーに見えるのはLCDのせい。LCDの標準設定がオーバーすぎる。真っ白に飛んでいるように見えても、PCに吸い上げたら奇麗に撮れていた。

デジタルズームに至っては、VGAモードでしか機能しない。文字通り、4xVGA(1280×960)のCCDから、真ん中のVGA分(640×480)だけ切り取って「ズーム」と称しているだけ。意味はほとんどない。そんなら常時4xVGAで撮って、必要な時に必要な箇所を切り取れば良い。

ただ、ストロボモードを記憶しているのはえらいね。これは○。

そんなわけで、カメラ分解のときのメモ用としてはあまり適していないが、ちょっとした行楽の記念写真とか、散歩のときなどにはかなり便利だと思う。まあ、その用途は完全にケータイに取って代わられたワケだが、私はケータイ持ってないからね〜〜

あれ?電流リークしてる?電池の減り方が異様に速いぞ…新品の電池を入れて十数枚程度撮影して、電池残量が十分であることを確認して、そのまま2週間ほど放置しておいたら、電池切れでまったく起動できなくなっていた。む〜〜、設定保持用の電流なんて微々たるものだから、どっかでリークしているとしか思えない。キャパシタのパンクか? たしか、他のユーザーからもそんな報告があったような…曖昧な記憶だが。そもそも、そういう造りなのか? そういう故障を起こしやすいのか?

この件に関して、ひとつ重要なこと。「撮影/表示/動画」の切替スイッチと電源スイッチを間違いやすく、電源を切ったつもりなのに、実は撮影モードで電源入りっぱなしだったいうことがよくある。少なくとも、私は何度が経験した。一応、パワーセーブ機能があり、30秒操作しないと省電力モードに入り、その後90秒間操作しないとオートパワーオフになるそうだ。でも、実感としては、どんどん電池が減って行くような気がするのだが…

●Fuji Finpix 4500 (2009.04.28)

200万画素クラスの小型軽量・単焦点デジカメ。かなり売れた機種のようだが、どうも良くないな。富士ご自慢のハニカムCCDを採用し、200万画素でありながら400万画素出力ができる。しかも、小型で正方形のフラットボディは、かなりスタイリッシュ。電源が単三2本であることも評価できる。と、まあ、良い事ずくめのようにも思えるのだが…

まず、AF性能とWBの不正確さがかなり気になった。室内でフィギュアばっかり撮影しているからかも知れないが(^_^; それに、十字キーもどきの操作性も良くない。[←]キーは配置的に非常に押しにくいし、十字キーもどきと[実行]ボタンとの位置が離れ過ぎている。Dimage X20のように、十字キーもどきの中に[実行]ボタンを取り込むか、左手の指で自然に押せる位置に配置すべきだろうな。

また、富士特有のオート/マニュアルモードも、このレベルの機種ではダメ。何ていうのかな…廉価機のコンセプトの上に高性能を乗せちゃったみたいな…軽自動車のボディに大型車のエンジン積んじゃったみたいな…バランス感覚が悪いんだよ。

A101/A201/A202みたいな廉価機ならば、このシステムでいい。液晶モニタすらオフにして、無分別にバシャバシャ撮る道具だから。だから、その意味でA101/A201/A202は「名機」だと思う。

でも、(当時の)400万画素クラスのAF機となると、良い写真を撮りたくなる。ところが、良い写真を撮るための機能実装のコンセプト、操作性の思想みたいなものが問われるレベルになると、富士は全然ダメ(Finepix 2900Zなんか酷かったもんなあ…)。もちろん、「性能」という点では4500の方が遥かに上なんだが、総合的な使い勝手では廉価機のA101の方が優れている。

なお、この時期のFinepixは日付/設定データ保持用のキャパシタがパンクして、電池を入れ替えるたびに、日付/設定データが初期化されてしまうという固有欠陥がある。おまけに、メモリカードを抜き差しするには電池蓋を開けなければならず、その度に日付や設定が初期化されてしまう。

したがって、PCへのデータ転送はUSBケーブルを使う方が便利なのだが、このUSBケーブルがまたマイナーな規格で…「ミニ4ピン角型」というのだが、この時期のFinepixとKonica、CASIOのごく一部の機種でしか採用されていないため、単体で入手するのはけっこう困難。一応、サードパーティーから出てはいるけどね。

アキバとブクロで何軒か探してみたけど見つからなかった。ネット通販では入手可能なようだが。私なんか、ケーブル目当てに3台目のFinepix 4500を買ったもんなあ…。スマメ2枚付きコミコミ890円なんで、ケーブル単体を買うより安かった(^^;

基本スペック:レンズは36mm相当/F2.8、ISOは200固定、出力画像サイズは2400×1800(430万画素)/1280×960モード(120万画素)/640×480(30万画素)…あれ〜?200万クラス機なのに1600×1200モードがない。ハニカムで倍の出力ができるのは判るけど、だからと言って、CCD画素数そのままの出力ができないのはどうしたもんかと…

ズームはデジタルだが、これはCCDの真ん中を切り取って使っているだけ。640×480モードのときは3倍、1280×960モードのときは2倍弱、2400×1800モードのときはなし。こんなもん、デジタルズームとさえ呼べないのでは?

最短撮影距離は通常50cm/マクロ6cm、ただ、マクロモードにするとモニタ画像がなんかズレるんだよなあ…なんだろう? ISO200固定なので、室内ノンストロボ撮影には1〜3段ほど不足(もちろん、手ぶれ覚悟なら撮れる)、マクロ切替が必要な点と、モニタ像がズレる点、さらにデジタルズームが使い物にならない点において、Dimage X20に大きく劣る、って印象だなあ…。まあ、光学ファインダーが付いているのがメリットだが。室内でメモカメとして使うにはあまり向いていない。

あと、ちょいと気になったのが起動時間。遅くはないが、やや掛かる感じ。公称1.5秒、一応、レスポンスの良さをアピールしているのだが、ジェットスタートのDimage X20と比較してしまうからなあ。


●2009年03月31日 OLYMPUS E-510 入手

中古でW zoom kitを購入。使用感のほとんどない良品だが、びっくりするくらい安かった。買い物としては超ラッキー。かなり悩みぬいた上での機種選択だったので、期待は非常に大きかった。主要な目的は三つ。第一は、手ぶれ補正を活かした、望遠中心のイベント系万能撮り。二番目は、やはり手ぶれ補正を活かした室内マクロ撮影。三番目は、マウントアダプタを使った、銀塩レンズの有効利用。しかし、そのいずれにも問題があることがわかった。製品としての性能には満足しているが、当初の目的にはほとんど適合しないということを思い知らされた。

私のイベント系万能撮りの基本スタイルは;

軽量一眼レフ + 高倍率ズーム + 手ぶれ補正 + MF

である。この場合、MFが大きなポイントで、望遠で動体を追いかけるときには、生半可なAFはジャマになるだけで、全然役に立たない。できれば、銀塩MF並みのMF環境が欲しい。それが可能ならば、AFはなくても構わないくらいだ。だが、手ブレ補正可能な高倍率ズームとなると、純正品以外にはない。それは、おそらく高価だろうし、MFの使い勝手は極めて悪いことが予想される(WズームキットのレンズもMFは電子式だ)。ただし、そのこと自体は事前にある程度予想していた。だから、マウントアダプタを噛ませて、銀塩レンズを使うことを考えていた。焦点距離が二倍になってしまうのが難点だが、動体を追いかけるには、かなり有力な選択肢だろうと期待をしていた。

が、結論的に言えばダメ。マウントアダプタ+銀塩レンズはテストや遊び以上の用途には使えない。露出制御にしろ、ホワイトバランスにしろ、根本的に考え直さないといけないし、何より、ファインダーでピントを確認するのはほとんど不可能。ファインダーのど真ん中にあるAFイルミネーターが邪魔になる。液晶モニタでないとピントの確認ができない。そんな使い方をするくらいなら、*istDLに銀塩の28-200をくっつけて、感度を上げる方がマシである。おまけに、*istDLの場合は、銀塩レンズでもKAFマウントなら、AF/AEともに効くし。もっとも、AEの誤差はかなりでかいし、銀塩だろうとデジだろうと、AFレンズをMFで使うのには、かなりの困難が伴うが。

−−ま、そうは言っても、*istDLに比べればE-510の合焦速度はかなり上がっているし、画質も比較にならないほど向上している。欲張らずに、純正Wズームで普通にAFを使ってイベント撮影しても、それなりの結果は出せる。少なくとも実写の感覚で言えば、もう機材云々を言ったら言い訳かな、というレベル。その昔、α-9000(おおっ!)+75-300で浅草時代祭りを撮影したときの地獄のような状況から比べれば、遥かにマシである。……あんときゃ凄かったもんなぁ。ただ、ぼ〜っと歩いているだけの被写体に、何十秒掛かってもピントが合わない(^_^; そうは言っても、銀塩のMFの快適さには及ばないのは事実だし、何より、ピントが合わないとシャッターが切れないのは、かなりイラつく。写真にとって、ピントなんかよりずっと大事な物があるんだけどね。……と、まあ、成功も失敗もすべてを自分で受け止めたいんじゃ〜〜的な、限りなくお趣味な価値観の問題なんだけど。

室内でのマクロ撮影に関しても、あまり良い結果は得られなかった。最大の問題点は純正レンズが暗すぎること(^_^; まあ、値段が値段なんで文句言っても始まらんが、標準ズームは望遠端で42mm/F5.6だもんね(35mm換算で84mm/F5.6)。ちなみに、コンパクトのC-3030Zは望遠端で96mm/F2.8(35mm換算)である。この2段の違いは、手ぶれ補正分をほぼ帳消しである。なんなんだ、つ〜の。そもそも、コンデジでの室内ノンストロボのブツ撮りが困難なので、手ぶれ補正に期待していたんだが…。もちろん、CCDの大きさや画素数の違いはあるわけだが、画素数や画質でC-3030Zに不満を感じたことなんてないからね。

42mm/F5.6で室内撮影(LV6)すると、35mm換算で84mm相当、1/90"が手ぶれ限界、ISO 100に対して不足段数は5〜6段。 仮に6段不足とすると、感度換算でISO 6400相当が必要。 E-510の最高感度は1600で、手ぶれ補正+2evでちょうど6400相当、 つまり、ギリギリなわけ(一応、手ぶれ補正は公称で最大4段分とされているが、実際には2〜3段分程度らしい)。 これって、*ist DLのおまけの35-80レンズを50mm(F4.5)にしてISO 3200で撮るのと ほとんど同じ。 まあ、実写結果を比べると、確かにE-510の方がかなり優れているけど、 決して満足のいくレベルではない。なにより、これがギリギリの性能かあ…。 つまり、IS機能に対する過大な期待があったと言うか… ISO 400/焦点距離100mm前後で、手ぶれなしで撮りたかったわけだが、感度の上限であるISO 1600まで上げなければならないとは……ちと、情けない数字である。

もっとも、ボディ側よりレンズの暗さネックになっているわけで、明るいマクロレンズを買えば、確実に解決する。問題は、明るいマクロレンズはバカのように高いということだけだ。ということで、ここでもマウントアダプタがむくむくと頭を擡げてくる。銀塩レンズの最大のネックはファインダーでのピント合わせが困難であることだったが、室内マクロなら、液晶モニタでピントを合わせても特に問題はない。ゴロゴロ余っているOM ZUIKO 50mm/1.8をくっつければ、100mm/F1.8の大口径中望遠に早変わりである。しかも、MFレンズでも手ぶれ補正は効くらしい(要ファームアップ)。そうなれば、逆に2段以上の余裕ができるし、そもそも手ぶれ補正なしでも1/100"程度で切れる。ただし、撮影距離や絞りによっては、被写界深度が浅すぎて、被写体の端の方が深度内に収まりきらないことがある。こうなると、CCDが大きい(デジイチの中では小さいのだが)のが良いのか悪いのか…

  つか、何でそこまで「室内ノンストロボ&手持ち」にこだわるのか、自分でも少々呆れてしまうのだが(^_^; 三脚撮影や外部ストロボ撮影は実に面倒臭い。なにせ、私の書斎には三脚を立てるスペースもなければ、床が傾いている上に強度の乱視のために、平行が全然取れない。……いや、つまるところ、妄執なのだが。ブツ撮り用のミニスタジオを作ることができれば、たぶん、この妄執も消えると思うけど。

ところで、当然の事だが、ISは静止被写体にしか効果がない。被写体ブレは防げない。 室内でネコを撮ろうとしたが、じっとしてないから全然ダメ。 屋外で子供を撮る場合も同じだよなあ… 今まで室内ブツ撮りしか考えてなかったが、 総合的に考えれば、ISよりも高感度で実用画質の機種の方が優れている気がする。 「ISO 1600+手ぶれ補正」よりも、「ISO 6400」の方が実用的だ。

その他、使ってみて感じたこと;

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