【でじかめも2】
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■所有廉価機の主要スペックとメモデジ適性
(●推奨/●合格/■検討/▲不適/▲論外)
機種名 | 発売年 | 画素数 | レンズ | 感度 | 重量 | 電池寿命 | 備考
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単三2本・単焦点モデル
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●
Camedia C-2 | '01/09 | 200万 | 36/2.8 | 400 | 165g/220g | ○70枚/2000枚 | CR-V3で500枚/5000枚
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▲
OLYMPUS C-150 | '03/?? | 200万 | 38/2.8 | 200 | 170g/220g | ▲実感で30枚くらい | 実用不可
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▲
OLYMPUS C-160 | '04/?? | 320万 | 33/2.8 | 150 | 154g/210g | ?詳細不明 | 実用困難
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●
PowerShot A100 | '02/03 | 120万 | 39/2.8 | 400 | 175g/230g | ◎100枚 | モニタON
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■
Finepix A101 | '01/08 | 130万 | 36/4.6 (PF) | 125 | 145g/200g | ○80枚/200枚/5000枚 | 液晶ON/OFF/最大
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■
Finepix A201 | '01/09 | 200万 | 36/4.8 (PF) | 100 | 145g/200g | ○80枚/150枚/5000枚 | 液晶ON/OFF/最大
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■
Finepix A202 | '02/09 | 200万 | 36/4.6 (PF) | 100 | 132g/190g | ○180枚/270枚/6500枚 | 液晶ON/OFF/最大
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▲
Finepix 4500 | '00/10 | 240万 | 36/2.8 | 200 | 155g/210g | ▲30枚 | Ni-MH 80枚/230枚
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▲
DSC-X100 | '98/10 | 085万 | 43/2.8 (PF) | 090 | 200g/250g | ▲アルカリ実用不可 | ニッスイでも実用困難
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▲
i.mega HDC-401 | '04/05 | 400万 | 37/3.5 (PF) | 200 | 110g/160g | ○200枚/500枚/900枚 | ストロボON/OFF/最大
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単三2本・ズームモデル
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●
Camedia C-2Z | '02/06 | 200万 | 38-114/2.8-4.9 | 160 | 175g/230g | ○100枚/3000枚 | 標準/連続
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■
Camedia X-200 | '03/03 | 320万 | 35-105/3.1-5.2 | 400 | 170g/220g | ○100枚 | CIPA? キャパ抜
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▲
Camedia X-350 | '04/04 | 320万 | 35-105/3.1-5.2 | 400 | 165g/220g | ?75枚? | CIPA準拠(典拠不明)
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▲
Camedia X-100 | '04/04? | 320万 | 38-114/2.9-5.0 | 320 | 150g/200g | ▲アルカリ不可? | 1.2vで赤マーク
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▲
Optio 330GS | '02/10 | 320万 | 38-114/2.6-5.0 | 400 | 180g/230g | ▲50枚/70枚 | 液晶ON/OFF; CR-V3必須
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■
Optio 33LF | '03/11 | 320万 | 38-114/2.6-5.0 | 400 | 175g/225g | △50枚/100枚 | 330GSよりはかなり良い
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●
Optio 30 | '04/03 | 320万 | 38-114/2.9-5.0 | 400 | 130g/180g | ○140枚 | モニタON,ストロボ50%
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■
EPSON L-410 | '04/05? | 400万 | 34-102/2.8-4.9 | 400 | 156g/190g | △詳細不明 | CR-V3で300枚
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▲
DiMAGE F100 | '02/04 | 400万 | 38-114/2.8-4.7 | 800 | 185g/240g | ▲アルカリ実用不可 | CR-V3で220枚
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■
DiMAGE X20 | '03/08 | 200万 | 37-111/2.8-3.7 | 400 | 115g/170g | ○90〜110枚? | X21(90枚)などからの推測
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▲
Coolpix 2100 | '03/03 | 200万 | 36-108/2.6-4.7 | 400? | 150g/200g | ▲アルカリ実用不可 |
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単三4本・単焦点モデル
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▲
Camedia C-100 | '01/06 | 130万 | 35/4.0 (PF) | 400 | 190g/290g | ◎200枚/1万枚 | 標準/最大
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●
Camedia C-120 | '02/01? | 200万 | 35/4.0 (PF) | 400 | 190g/290g | ◎? | C-100準拠?
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▲
Clip-It80 | '98/10 | 085万 | 40/4.0 (PF) | 150 | 200g/300g | ○220枚/500枚 | 液晶ON/OFF
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■
Finepix 2300 | '01/03 | 210万 | 36/4.8 (PF) | 100 | 200g/300g | ◎240枚/730枚 | 液晶ON/OFF
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単三4本・ズームモデル
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▲
Camedia C-960Z | '00/03 | 130万 | 35-105/2.8-4.4 | 400 | 270g/370g | ○100枚? | 多分液晶OFF
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■
Camedia C-990ZS | '01/03 | 210万 | 35-105/2.8-4.4 | 400 | 270g/370g | ○100枚 | 多分液晶OFF
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▲
Camedia C-200Z | '01/06 | 210万 | 35-105/2.8-4.4 | 400 | 240g/340g | ○150枚/2500枚 | 標準/最大
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●
Camedia C-300Z | '02/06 | 300万 | 36-100/2.9-4.4 | 400 | 240g/340g | ○150枚/4500枚 | 標準/最大
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●
PowerShot A30 | '02/03 | 130万 | 35-105/2.8-4.8 | 400 | 250g/350g | ◎200枚/500枚 | 液晶ON/OFF
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●
PowerShot A40 | '02/03 | 200万 | 35-105/2.8-4.8 | 400 | 250g/350g | ◎200枚/500枚 | 液晶ON/OFF
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▲
Kodak DC215Z | '99/09 | 109万 | 29-58/4-4.7 | 140 | 305g/410g | ▲20〜30枚/150枚 | 液晶ON/OFF;ユーザー報告
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電池寿命は同一条件で比べても意味がない。そもそも基本スペックが異なるので、同一条件が再現できない。その機種の標準的な使用方法で何枚撮れるかの方が重要。枚数の前の○や▲は使用実感(良←◎○□△▲→悪)。
●2010年1月2日 初期Finepixの共通の問題点
- 強制液晶オン起動−−液晶オフでの起動が不可能。
- 強制無駄チャージ起動−−ストロボ自体はオフ起動可だが、オフ設定でも強制
チャージをする。チャージ中は操作不能のロスタイムになる。
少なくとも、Finepix 600z/2700/2300ではこの状態を確認している。
調べてみた感じでは、1200/1300も恐らく同様だと思う。
ただし、2300はチャージが速く、チャージによるロスタイムは比較的短い。
逆に600zは非常に遅い。2700もやや遅い。
なお、これらの欠点が深刻な問題になるのは、速写性が要求されるスナップ機のみ。
具体的には1200/1300/2300/1500などのモデル(1500は未チェック)。
600zや2700は、その機種の性格から言っても、運用で対処できる。
ちなみに、いずれもストロボ設定自体は保持できるので(600z/2300/2700で確認)、
オリンパスのC-100よりは相当に優れている。
C-100は液晶オフ起動は可能だが(設定のみ数秒表示)、ストロボ設定が保持できず、
「無駄チャージ&ロスタイム(非常に長い)&うっかり発光」が極めて深刻。
というか、そもそもC-100が使い物にならないので、Finepixに触手を伸ばした訳だ。
- Finepix 4500は未チェック。
- Finepix A101は液晶オフ起動可能。無駄チャージもしない(うろ覚え)。
- Clip-It 20は液晶オフ起動可能。無駄チャージもしていない?(よく判らない)
- じゃあ、Clip-It 80はどうなんだろう?
●2010年1月4日 OLYMPUS X-350 再テスト
【追記】以下の記述は、試行錯誤の途中のもの。先に2010年8月時点で判明していることを述べておくと;
@スローになるまで増感しないのはオリンパスのエントリー機の共通の欠陥、X-350の固有の問題ではない。名機C-2だって1/2"まではISO 100のまま。
Aしたがって、X-350のみ(実はX-100もだが)手ぶれが頻発するのはプログラムラインの問題ではない。確証はないが、シャッタータイムラグが大きいことが原因と思われる。
BXシリーズはX-200/250とX-350/100で中身が大きく変わっている。端的に言えば、X-350/100は輸出機並みの手抜きモデル。それに比べればX-200/250の方がマシだが、こちらにはキャパシタ抜けという致命傷がある。
C結局、オリンパスの単三2本3倍ズーム機は、C-2ZOOMがベスト。感度は実質的にISO 80固定と低めだが、開放F値が2.8とやや明るめなので、さほど気にならない。後はあのデザインが許せるかどうかだが、実用性はXシリーズよりも遥かに高い。
−−−追記ここまで
実はこの機種、入手前は物凄く期待していたんだが、実際に手にしてみて大失望した。なぜなら、室内でノンストロボ撮影をすると、常に1/2"よりも遅いスローシャッターとなり、強制的にノイズリダクションが掛かる。もちろん、手ぶれでボケボケになる。ISO 80〜400のオートで、開放F値もF3.1-5.2だから、余裕で1/15"くらいで切れるはずなのに。こんなんじゃオハナシにならない。ま〜た、NRなんてものに溺れて、とんでもないプログラムラインにしたんだろ!−−と、まあ、思っていたわけだ。
ということで、お蔵入りの上、売却を予定してんだが−−どう考えても、このプログラムラインはおかしい。てんで、一月ぶりに取り出して再テストをしたんだが、これが普通にノンストロボ撮影ができる。オイオイ、なんだったんだ、あれは?
【可能性@】絞りなどが故障していて、動きが悪かったのが自然治癒した。
【可能性A】入手時に変な設定になっていたのが、電池を抜いて放置していたのでリセットされた。
@よりもAの方が可能性が高そうだが、Aならば同じ症状が再現できるはず。でも、未だに成功していない。謎だ。
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■当時のメモ書き発見■どうやってもISOが128より上がらない(※たぶん、Exifでチェックしてる)。撮影モードや設定をいろいろ変えても駄目。スポーツモードがないのは何故だ?(※ISOを上げて高速シャッター)意図的なものを感じる−−でも、ISO80〜400オートなんだから、いくらなんでも「ISO128上限」なんて変な設定はないよなあ。プチ暴走でもしていたのか?「128」って数字がイミシン。チップの8ビット目が壊れていたとか…そんなら故障だ。今は正常になっていても、再発の可能性があるということ?ふ〜む。ナゾ。
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ともあれ、これでメモデジ大本命が復活となった(^^)v そもそも、なんでこの機種にそんなに期待をしていたのかと言うと、前モデルのX-200がスペック的には私のメモデジ要件にぴったりだったんだが、キャパ抜けという持病を抱えている。で、キャパ抜けしないX-200同等品となると…後継のX-350に白羽の矢が立ったわけだ。でも、実際に入手してみたら、前述の手ぶれ問題で轟沈。正直、途方に暮れました(^^;また、一からスペック調べかよ…ってね。それが誤解?と判明して解決したんだから万々歳かと思いきや、少々問題がある。
まず、第一に電池寿命。X-200はメーカーのプレスリリースに「標準100枚」と書いてあるのだが、X-350については資料がない。探しまくったら「CIPA基準で75枚」という数字が出てきた(典拠不明)。X-200の標準条件もCIPAと同じ(?)なので、これが75枚ってことなら、電池寿命はむしろ短くなっているということになる。正確なところは不明だが、X-200では誇らしげに電池寿命が記載されていたのに、X-350ではまったく触れられていないということは、やっぱり短くなったと見るべきだろう。典拠不明の「75枚」という数字にもそれなりの説得力がある。となると、メモデジ用にはちょっと短いな…
もう一つは、画質モード。XGA相当がないんだよね。大きな問題ではないが、私の常用サイズなので、個人的にはちょっと不便かな、と。X-200にはちゃんとあったのに。また、撮影モードが変な仮想ダイヤルみたいになったのもマイナスポイント。これなら階層メニューの方がまだしも。というか、本物のダイアルをつけなさい。というか、夜景モードはストロボの方に割り付けろってんだ。あと、NR(ノイズリダクション)とかAV(アンチバイブレーション)とか、いらない機能ばっかり追加されていて、もし、これらのせいで電池寿命が短くなっているとしたら大迷惑。NRはユーザーがオン/オフを切り替えられるようにすべきだし、AVなんてバカなものを売りにするくらいなら、露出フルモードにしなさい。シンプルなX-200の方が使いやすいぞ!
……てな感想になっちゃったわけだ。基本的にX-350はX-200のマイナーチェンジ機みたいに考えられているようだけど、けっこう違いが目立つ。少なくとも、C-3030とC-3100くらいの違いはある。改良版と言うよりも、そもそも別物を似たような外装に押し込んだ、って感じが強い。それでも、他のメモデジ候補よりはかなり良いのだけれど。
【ニュースリリース】
【主な仕様】
2010.01.17/またちょっとおかしくなってきた。まず、マクロのピントが合わない。仕様の20cmなんてとても寄れない感じで、日の丸構図でも全部背景にピントが合う。おまけに、また「異常なスローシャッター→手ぶれ→ノイズリダクション」現象が起きるようになった。ふ〜む、再発?それとも仕様?仕事のカタが付いたら、一度きちんと調べますか…
⇒いや、寄れないんじゃなくて、逆に離れすぎ?よくわからん。
●2010年1月6日 PowerShot A40、DSC-X100、C-2(2)入手
ということで、一度に三台も入手した。A40は予想通り、まったく呆れるくらいの優等生。あ〜〜、カメラの何たるかを実によく判っているし、技術力も高い。うんざりするくらい良くできている。これで単三2本なら、ホント、文句なしなんだけど。そんならA1100とかにすればいいんだけど、A1100はいくら中古でも600円じゃ買えないから。ちなみに、この機体の程度はかなり悪い。外観が汚いのは我慢するが、レリーズボタンが接触不良気味なのには閉口。ダイヤルも無闇に固い。程度の良いものを入手しよう。ちなみに、ポジション的にはやや微妙で、エントリーモデルと中級機の中間くらい。オリンパスのC4桁機と比べると操作系が付け焼き刃的に感じるのは、もともとPオンリーのエントリーモデルに、無理矢理マニュアルモードを追加したからだろう。確かにSLR感覚には程遠く、むしろFinepixに近い。ただ、感覚的にそれがデメリットにはならないんだな。
SANYOのDSC-X100は電池がネックになって実用にはならん。が、それも予想通り。まあ、'98年に2"低ポリ液晶積んだ単三2本機でしょう、アルカリではそもそも無茶なわけだ。Ni-MHだって、少し性能が落ちていると使い物にはならない。まあ、しょ〜がないだろ〜ね〜。発売当時、騒動を引き起こした機種だけど、この時期にこのスペックでちゃんと動けと言う方が無理で、真に受けて買う方が悪い−−なんて言えるのは、中古で400円で買ったからなんだけど。確かに、何万も出してこれなら、ブチ切れるわな。つ〜か、感覚が違うんだろうね。開発室の中の最良の条件でしか実用スペックをクリアできない機種なんだと思う。あとは、液晶モニタをオンにして使うならACアダプタ必須とか、アルカリ電池で使うならモニタオフで20枚で交換とか−−銀塩コンパクトのフィルム代と思えば高くはないとか、なんか、こう、頭を切り替えないと使えないと思う。まあ、それを承知で捨て値で入手したので、個人的には悪い印象は全然なかったけどね。欠点も含めて楽しみましょう。
C-2は二台目。一台目の程度が酷かったので入手。今回は実用レベル。それなりの値段はしたけど、やっぱ、いいわ〜〜。普段持ちはこれで決まりだね。
●2010年1月10日 Clip-Itと初期FinePix
単三4本の横形固定焦点機。実は、けっこう繋がってるんだよね。忘れない内に書いておこう。…しかし、富士のニュースリリース、元号表記は止めてくれないかなあ。不便でしょうがない。で、気が付くのは、'98年に既に単三×4本機は十分実用レベルの電池寿命があったこと。逆に言うと、そのあと飛躍的に向上することはなかった。また、レンズスペックやCCDの感度がバラバラで規則性がないこと(開放F値だけはだんだん暗くなっている)。また、Clip-It 50/80/Finepix 1200は外装がほぼ同じで、実質的な兄弟機であること。Clip-ItとFinePixを別けるのは、恐らくメガピクセルであろうこと。
発売年月 | 機種名 | 画素数 | レンズ | 感度 | 電池寿命 | サイズ
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'98/07 | FinePix 500 | 150万 | 35mm/F3.2 | ISO100 | 200枚/500枚 | 123×36×82mm/230g
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'98/07 | Clip-It 50 | 35万 | 38mm/F3.5 | ISO100 | 250枚/700枚 | 110×77×33mm/200g
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'98/10 | Clip-It 80 | 85万 | 40mm/F4.0 | ISO150 | 220枚/500枚 | 110×77×33mm/200g
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'99/10 | FinePix 1200 | 130万 | 38mm/F4.5 | IOS160 | 200枚/500枚 | 110×77×33mm/200g
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'00/10 | FinePix 1300 | 130万 | 36mm/F4.5 | ISO125 | 260枚/800枚 | 110×77×39mm/200g
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'01/03 | FinePix 2300 | 210万 | 36mm/F4.8 | ISO100 | 240枚/730枚 | 110×77×39mm/200g
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●2010年1月13日 カメラの内蔵ストロボ
ストロボのコンデンサの電圧は300vくらい。それとは別に、トリガトランスを用いて瞬間的に数千ボルトに昇圧して、Xeランプを励起している。つまり、発光直前には数千ボルトまでありうるけど、通常の蓄電状態であれば300v程度、ということね。
さて、私がやりたいのは、電池からコンデンサにつながるリード線を切断して、中間にスイッチを取り付けることなんだが…これって、どの程度ヤバイのかな?あと、チャージの判断方法だけど、たぶん、電池→コンデンサに電流が流れなくなったら充電完了、つまり、切断してしまえばそもそも流れないから、チャージ完了状態と判断する…のかな?
●2010年1月13日 Clip-It 80落札
う〜む、なんで今更この機種を…ってところだけど;
@固定焦点機が好きだから−−速写性と割り切った考え方が好き。
AXGA(80万画素)が好きだから−−私の環境では一番扱いやすい。
B液晶オフ起動ができるか確認したい−−望み薄ではあるが、Clip-It20は可能なので。
C無駄チャージがないか確認したい−−これも望み薄、起動5秒という報告もあるし。
D「マニュアル撮影時シンクロ可能」−−スローシンクロと日中シンクロのこと…?
E珍品である−−と言うほどではないが、FinePix 500/1200よりは珍しい。
まあねえ、液晶オフ起動ができて、無駄チャージがないとしても、だから常用カメラになるかと言うと、それもないけどねえ。単焦点で単三4本、しかもISO150固定。メモデジにもスナップ機にも、ちょ〜っと力不足。ただ、液晶オフ起動の問題がど〜しても引っ掛かっているので、確認だけはしたいなあ…と思って。
●2010年1月13日 Optio 30 入手
これは…いいねえ。極めて玩具っぽいんだが、内容は立派なデジカメ。操作系も極めてまとも。イメージとしては、光学ファインダー付きのDiMAGE X20。別に、フラットボディでも屈曲光学式でもないが、デキの良い玩具的なイメージが良く似ている。この時期にこのスペックで出したのが功を奏したか。ただ、液晶がまったくオフにできない?設定方法が判らないだけかも知れないが。あと、その他の設定もまだ確認はしていないが、ファーストインプレッションは極めて好印象。まさに、メモデジ用途を想定したような造りになっている。
⇒[OK]ボタン3度押しで液晶モニタをオフにできる。オフ起動も可能(保持設定は必要だし、一瞬設定は表示されるが)。もちろん、ストロボ設定は保持されるし、無駄チャージもしない
⇒なんか、物凄くデキがいいぞ。ヒストグラム表示はできるわ、再生モードは露出もISO感度も表示するわ…なんなんだ、これは? 外見とは異なり、細部への配慮は中級機並だぞ。
⇒スライドバリア式でないのもgood。使い勝手はX-350よりも上。やっぱ、このクラス、この用途には単純なボタンスイッチがいいよ。
ここ二月ほどメモデジの機種選びに熱中して、二十数台のデジカメを入手したが、ようやく理想的なものに出会えた気がする。私のデジカメ要件をほぼ完璧に満たす。まあ、メーカーとしてはローエンドに投入したお座なりのモデルのつもりなんだろうけど、銀塩のAutoboy BF80と同じように、隠れ名機の称号を授与する。
画質:まともにチェックしていないが、どの途どっちでも良い話。メモデジでノイズやダイナミックレンジを論じても無意味。L判プリントで、ぱっと見酷くなければ合格。それ以上の性能は全部いっしょ。まあ、強いて言うと、多少レンズがフレアを起こしやすいかなぁ…くらい。
起動:レンズが繰り出す分の時間は必要だが、そこそこ速い。ストロボオフと液晶オフを保持出来る上に、無駄チャージもしないので、無意味なものに費やされるロスタイムはほとんどない。取り出して、ONにして、構えて、切る−−という一連の動作の途中にウェイトが掛からないのが偉い。……ま、実際にはちょっと遅れるかな。あと0.5秒くらい速いと、だいたい自然な動きに追い付くと思う。この点ではC-2の方が上。
操作性:抜群。露出補正、ストロボ設定、マクロ切替がすべて独立ボタンの1アクションで操作できる。特に、露出補正がダイレクトにできるのは中級機並み。ボタンの操作感も悪くない。ヒストグラム表示や露出表示ができるのも、このクラスでは異例。また、削除操作の流れが[削除|△|OK]であることや、光学ファインダー撮影時はプレビューが表示されない点など、明らかに真面目なカメラユーザーが仕様を決定していることがわかる。設計者と使用者が価値観を共有できている。使いながら、うんうんと頷くカメラなんて久しぶり。
マクロ:これが面白い。実は、広角端固定の2cmマクロ。2cmは凄いけど、広角端固定はないんじゃない?とも思ったが、これ、デジタルズーム併用を前提のスペックみたいね。確かに、広角端でも2cmまで寄れれば姫子の顔アップくらいは楽に撮れるけど、デジタル4倍ズームを併用すると150mm相当の2cmマクロ、一条さんの目玉の超どアップが撮れる。けっこう凄いインパクト。実質20万画素相当になっちゃうワケだけど、元より画質を云々するカメラじゃないから、この割り切り方はグッド!
⇒なんかこの辺だよね、デジタルズームなんてインチキなんだけど、それを否定的に見ているユーザーにも、許せる使い方ってあるわけよ。小笠原やラミレスの力だけで優勝したなら只のインチキチームだけど、坂本、亀井、松本、山口、ゴンザレスが活躍したんだから、日本一名乗る資格はあるよな〜〜的な。そのあたりのユーザー心理を適確に捉えている実装の仕方だよね。
重量と電池:本体重量130g、撮影重量180g。光学ファインダー付きの3倍ズーム機としては非常に軽い。アルカリ単三2本で140枚撮影可能(液晶ON/ストロボ50%)。ま、私の使い方なら倍は持つだろう。CR-V3も可(同条件で600枚!)。何気にアルカリ2本で140枚なんて言ってるけど、これ、同クラス機と比較してもかなり凄い。
−−まあ、電池寿命の問題さえなければ、Optio 330GS段階で理想のメモデジだったわけで、その唯一最大の欠点が克服できたということで、銀塩の作法に則ったエントリーモデルの完成型に致ったわけだ。でも、このあとは、すぐに光学ファインダーなしモデルの時代に入る。銀塩流エントリーモデルは、完成と同時に終ったとも言える。その意味で、極めて貴重な存在(奇跡的にPowershot A1000/1100とかが存在しているが)。
●2010年1月16日 C-160&Clip-It80 入手
両方とも、スペック確認のために入手。で、両方とも、やはり危惧していた通りのスペックだった。ま、Clip-Itの電池蓋のツメ折れは計算外だったが…まあ、実用目的ではないからよしとする。ACアダプタ付きだし。
C-160はC-150後継の輸出モデル。AF、書き込み、表示のすべてが遅く、液晶の質も低い(いや、液晶自体は悪くないのだが、例の二段階表示で物凄く印象が悪い)。バッファがないから連写も効かない。C-150よりは各部とも若干マシになっているが、レンズや画素数以外は基本的に同じ機種。まあ、使っていて貧乏な気持ちになること請け合い。C-150が酷かったから、逆に後継機では大幅改良−−なんてこともよくある話なので、そういう意味では期待していたんだが…懲りずにこいつが出たということは、海外ではこの性能で受容されたということだよね。ガラパゴス化なんでしょうかなぁ…
⇒C-150/160の良い点を挙げるとすれば、デザインとスライドバリア。銀+金という安っぽいカラーリングがいただけないが、銀塩μの匂いを一番残している。デザインがシンプルなことと関係があるかどうか判らないが、スライドバリアの開閉もスムーズ。Xシリーズよりもずっと良い。
Clip-It80はツメ折れで十分なチェックができていないが、基本的にFinepix 2300と同じ問題を抱えているようだ。少なくとも、液晶オフ起動はできなかったし、無駄チャージも起きた。ただ、無駄チャージは途中で止められるかもしれない。ボタンをいじったときに、ちょうどチャージが終っただけかも知れないが。ま、結論出すのはもう少しいじってからだけど。
⇒変な設定発見。表示ボタンを押しながら電源スイッチを入れると、起動時のFUJIのロゴマークのオン/オフの切替ができる。
●2010年1月17日 C-150/C-160まとめ
C-150(2003年発売)/C-160(2004年発売)とも、輸出メインのAF単焦点コンパクト。系譜的にはC-1/2の後継とも言えるが、メディアがスマメからxDに変わったことと、細部の性能を大幅に落としているのが特徴。両機種とも、AF遅い、書き込み爆遅、連写不可、表示死遅、疎密二段階表示、低感度、電池寿命公表できず(実感としてはアルカリで30枚くらいかなあ…)。使用感は「ともかくイラつく」。疎密二段階表示を見ていると、果てしなく貧乏臭く、哀しくなってくる。
ただし、レンズ性能やCCD(つまり画質)は概ね良好というか、処理速度のように目立って劣っているわけではない。結果だけ見れば十分実用的。また、デザインや操作性(バリアやメニュー)は好感が持てる。あと、輸出機の特徴だと思うが、マクロがメニューの中に潜って、代わりにセルフタイマーがボタンに割り付けられている(C-2との比較)。個人的にはマイナスポイントだが、このあたりは地域ニーズに合わせたんだろうなあ、ということで納得する。
C-150とC-160を比較すると、画素数が200万⇒300万にアップ、レンズが38mm⇒33mm相当に広角化、最高感度がISO200⇒150にダウン、液晶モニタの画素数が6.1万⇒12万画素にアップ、サイズは逆に1.8"⇒1.5"にダウン、ファインダーがアルバダ式⇒実像式に変更(機能的にはダウンだが見やすさはアップ)、重量が166g⇒154gとわずかに軽量化。
印象として最も大きな違いは、やはりファインダーと液晶モニタでしょうな。とくに、液晶モニタはサイズが小さくなった上に画素数が上がっているから、画素の密度は非常に高くなっている。表示の美しさは雲泥の差がある。まあ、それだけに、二段階表示の貧乏臭さが余計目立ってしまうというか……欧米人は気にしないのかねえ? あと、これは感想だけど、ひょっとすると他メーカーの委託生産品かも知れない。仕様書と主要パーツだけ渡して、あとは適当に作ってね、みたいな。純正なら手を抜いても、こうはならないと思うんだ……AFユニットも画像処理ユニットも手抜きというより別物でしょう。⇒いや、そうでもないなあ、C-2 ZOOMの感触と似たところがあるぞ。
メーカー資料(英語)
【C-150】
【C-160】
●2010年1月18日 C-2 ZOOM 入手
まあ、どうしても欲しかった機種ではなく、成り行きで入手することになったのだが(譲ってくれた方、ゴメンナサイm(__)m)、それなりに期待はしていた。スペックは事前に判っていて、だからこそ必要性を感じなかったんだが、でも、質感というか、デキの良さのようなものは、あるだろうなぁ…と。だって、メーカーが「エレガントで高級感のある」と謳っているんだから(尤も、この形容は「ボディ」に掛かるんだが)。
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ちなみに、スペック上の問題点はISO感度(ISO 80〜160)。また、光学ズームも38mmからの3倍というのが少々気になった。両方とも深刻な実害があるわけでないが(室内ノンストロボも十分実用レベル)、X-350やOptio30のような、より良い選択肢があるのだから、あえてC-2 ZOOMを使う必然性がない。
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でも、結果はNG。Badというわけじゃないけど、C-2をそのままズーム化しただけ、というか…。C-2を名機と呼んでいるのだから、そんなら何も文句ないだろうというと言われそうだが、そうではない。渋いスライドバリア、ガーと動くズーム、ギーと唸るAF、な〜んかエレガントを標榜するモデルのイメージと違うのである。やっぱ、スッ、ウィーン、ウィンウィンでないと…。単焦点のC-2は、そもそもズーム音がないし、製品イメージ自体がストイックで、無骨さがデメリットにならないのだが、やっぱ、C-2 ZOOMは期待するものが違うからねえ。ただ、X三兄弟と比較したとき、さてどっちがとなると…
メーカー資料
【C-2ZOOM】
●2010年1月24日 Optio 30故障!?
電池を入れた状態で、数日放置していたら、突然シャッターが切れなくなった。再生も設定もシャッター半押しもできるのだが、肝腎のレリーズだけできない。原因がまったくわからない。思い当たるフシもない。強いて言えば、RCR-V3(Li-ion充電池)を使用したことくらいだが、故障発生時に入っていたのは普通のエネループだし、そもそも過去RCR-V3でトラブルが起きたこともない。残量不足の可能性も考え、電池は3種類試してみたが、まったく同じ症状。レリーズボタンの接触不良は一番最初に疑ったが、繰り返し押そうが、強く押そうが、押す位置を変えようが、タイマー設定にしようが、まったく効果なし。これは違うぞ…と確信が持てた。
もう、しょうがないので電池を抜いて一晩放置。そしたら、なぜか復活していた。暴走でもしていたのか?リセットは一応掛けたんだけどねえ…。正直、かつてのESPIOシリーズを思い出したよ。あの、一定期間が過ぎると自動的にシャッターユニットが故障するように仕掛けられた(と言われても仕方ないくらい頻発した;ウチには同症状のESPIOシリーズが段ボール箱一杯あるぞ!文句あるなら言ってみろPentax!)悪夢のコンパクトをね。ま、今回のトラブルがその類でないことを願いたいが、原因がはっきりしないとメモデジ用には不安だ。まいったな、最優秀メモデジ賞候補だったのに…
その後も、勝手に設定がクリアされるような現象がときどき起きている。要観察対象。
●2010年01月28日 OLYMPUS C-120入手
これはアタリ。C-150⇒C-160はほとんど不満が解消されないハズレチェンジだったけど、C-100⇒C-120は大幅改良のアタリチェンジ。C-100で不満に感じていた部分が、ほとんど解消されている。やっぱ、こういうことがあるんだよな〜〜、マイナーチェンジ機だから大差ないだろう、は通用しない。つか、C-1/C-2のときもそうだけど、二代目で直すなら、なんで初めから設定保持ができるようにしないんだろね? 技術力やコストの問題じゃないだろ。学べよ、少しは…
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しかし、C-1400XL、C-2、C-2Z、C-120、C-300、C-2020と、オリンパスの名機は、ホント二代目が多いな。まあ、初代の欠点を改良したんだから当然とも言えるが、毎回初号機で同じ失敗しているような気がする。
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設定保持機能が付き、ストロボオフが保持できるようになった。起動時に無駄チャージをしているかどうかは判然としないが、少なくとも操作は受け付ける。したがって、速写性は抜群に良い。「開いて−構えて−押す」にタイムラグがない。もちろん、液晶表示設定も保持される。レンズの描写もかなり上がっている印象。問題はマクロ。相変わらず絞るだけの25cm。デジタルズーム併用でも、ちょっと厳しい。が、単三4本パンフォーカス単焦点機としては、ほとんど唯一私のメモデジ要件を満たす機種。これがあるなら、DSC-R1はチェックしなくていいや。QV-2100もこれより上の可能性は低いな。
●2010年01月30日 Kodak DC220 ZOOMについて
▼1998年6月発売の中級機。DC260Zと同時発売で下位モデル。外見はそっくりだが、スペックはけっこう違っている。
▼260Z/220Zともに、ファームウエアのバージョンアップをしたらしい(v1.0.6)。主な変更点は処理速度。
機種名 | 画素数 | CCD | 焦点 | レンズ | 感度 | 外部ストロボ
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DC260Z | 160万 | 1/2"CCD | AF | 38-115mm | ISO 100 | 可
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DC220Z | 109万 | 1/3"CCD | 固定 | 29-58mm | ISO 140 | 不可
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▼DC220ZはDC215Zとスペックが酷似(外観は別物)。DC220ZはDC215Zの後継かと思ったが逆。流れ的には210Z→220Z→215Z。ただし、220Zは中級機、210Z/215Zは入門機で、別系統。もっとも、基幹スペックは殆ど同じなのに200gも重い理由がわからん。OS内蔵+特殊機能+画質向上…って重さにあんまりカンケーないのでは?あ、12コマ/秒の高速連写ができるらしい。
▼ちなみに、単三4本機なのに、液晶オフで120枚しか撮れないんでやんの(下記参照)。しかも、本体重量525gってなによ(^_^; ほぼ同時期のFinePix 500が液晶オフで500枚、本体重量230gってのと比較すると……
⇒ | だから、クラスが別物なんだってば。220Zは中級機、Finepix 500は入門機!
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⇒ | しかしなあ…実質的に連写性能しか違わんだろう。Digitaを有効利用できるユーザーなんて滅多にいないだろうし。特殊機能も特殊すぎるし。
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⇒ | そこに価値を見出すユーザーもいるの、使えないヤツが文句言うな。
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⇒ | …でも、結果的に売れなかったし、後世の好事家に人気が高いというハナシも聞かない。評価する人がいない名機は存在しないと思うぞ。な〜んか、作る側の都合優先で出しちゃった、みたいな……「中級機」って、アリバイ造りのためのレッテル貼りみたいなカンジがする。
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●DC260Z/220ZのHPのFAQの引用
リチウム電池の場合は約320枚、ニッケル水素電池(NiMH)を使った場合約230枚、アルカリ電池の場合は120枚程度です。(テスト条件は下記の通りです。もちろん液晶やデジタルズームを多用すれば電池寿命は短くなります。)
- 画質:最高画質モード
- 画素数:高
- クイックビュー:オン
- プレビュー:使用せず
- フラッシュ:2回に1回発光
- ズーム:光学ズームを毎ショット動かす。デジタルズームは使用せず。
NiMH 電池を使ったときのショット数はアルカリ電池を使ったときの約2倍です。ニッケル水 素電池の特性として、電池残量がハーフになるタイミングが遅く、ハーフになってからはすぐに Emptyになります。
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メーカー資料【DC220 ZOOM】
●2010年02月04日 SANYO DSC-SX150について
DSC-X100/X110はいろいろ問題アリアリの機種なんだが、まあ、それなりに魅かれるものもあったりするんで(爆速とか低ポリとか)、後継機ならば多少良くなっているか…ということで、DSC-SX150をちょっと調べてみた。
X100との主な違い:
- ピント :固定焦点 ⇒ AF
- 画素数 :80万 ⇒150万
- 感度 :90 ⇒ 400
- メディア:SM ⇒ CF(マイクロドライブ対応がウリ)
その他の仕様:
- CCD 1/2"、38mm/F2.8、本体220g
- 絞りF2.8/8切り替え(自動だろうね?)
電池の持ちは相変わらず悪いらしい(単三2本)。基本的にDSC-X100/110と同レベルと考えて良さそうだ。'99/08の単三2本機、しかも爆速と大型液晶がウリで仕方ないね。SX550ならかなり改善されているらしい。
⇒SX550は公称「電池寿命は最大65%アップ、連続再生時間90分」。それでも「持たない」という声は多いみたいだが。
ふ〜む、こう見るとかなり改良されているけど、でも、たとえばC-2と比較してどうよ、ってなると…別にメリットはないよね。実用的な意味は見出せないが…まあ、研究目的なら入手もありかなあ…ま、AF化は進歩だろうけど、個人的にはむしろ魅力減。C-2のがいい。
●2011年04月02日追記 SANYO 初期DSCシリーズ
上記があまりにピンポイントな情報だったので、もう少し系統的にまとめておく。ただし、画素数にはあまり興味がないので、こっち置いておいて…
DSC-X100/110/200-
単三2本の単焦点《パンフォーカス》機で、爆速・低ポリが特長。
しかし、あまりにも電池の消耗が激しく(ヘタリ弱い)実用レベルにない。
メディアはスマメで、PC接続はシリアル(OS/2可)。
110は100のマイナーチェンジ機で、ファームウエアの違いのみのようだ。
200は外装変更機だが、中身が100/110とまったく同じなのか、
それとも電池寿命等で多少の改善が見られるのか不明。資料極少。
X200とSX150は、ほぼ同時期なので、改善されている見込みは少ない。
DSC-SX150-
単三2本の単焦点《AF》機で、爆速・低ポリを継承。
メディアをスマメから《CF》に変更、マイクロドライブ対応がウリだったようだ。
電池寿命に大きな変化はないようだ。
PCとの接続はシリアル。
DSC-SX550/560-
150の改良版。基本機能を踏襲の上、各部の機能アップが見られる。
特に、《連写機能》は大きく改善(VGAで30f/s、フルサイズでも7.5f/s)。
動画性能も大きなセールスポイント(個人的には興味なし)。
《電池寿命》は若干改善された(対DSC-SX150比65%アップ)、連続再生時間90分。
まだまだ実用レベルにないが、100/110/150よりはマシだろう。
なお、550には充電池の《放電機能》が搭載された。
560は550のマイナーチェンジ機。連写性能やUSBの仕様が変わっているだけ。
PCとの接続は550がUSB(ベンダー)、560が《USB(ストレージ)》。
DSC-V1/X1/R1-
単三4本の単焦点モデル。V1とX1はAF、R1はパンフォーカス。
それぞれ、オリンパスのC-410L、C-820L、C-100の兄弟機のようだ。
メディアは、V1=内蔵、X1=スマメ、R1=CF+内蔵。
V1は35万画素なので、今更感が強い。
X1は黎明期デジカメとしては完成度が高く、現在でも使えるレベル。
R1は固定焦点なのに無駄に明るいレンズを積んだのがアダになっている印象。
フレームトランスファーCCDとか言うのを搭載しているのだが、感度が低く、
レンズを明るくせざるを得ず、ピントの深度が酷く浅くなってしまった。
固定焦点機としては致命的だが、好事家にはわりと人気がある。
V1/X1はシリアル転送(OS/2可)、R1はUSB(多分ストレージクラス)。
DSC-SX1Z-
《単三4本》のAF3倍ズーム機。4本機なので電池の不安は少ない。
C-900の兄弟機で、基本スペックは踏襲、動作速度や大きさに問題がある。
同系統の完成形であるC-990ZSを持っていれば、特に必要はない機種かも。
ただし、UIや採光式液晶やレア度(^^;など観点から興味を惹かれてはいる。
カプセルタイプのC-900シリーズよりもオーソドックスで安心感がある。
DSC-MZ1/MZ2/AZ1-
単三2本の3倍ズーム機。すべて電池寿命に大きな不安を抱えている。
特に、MZ1は電池食いで有名なモデル。MZ2/AZ1では改善が多少見られるが…
メーカー公表値は、MZ1:180枚/80分、MZ2:190枚/130分、AZ1:180枚/130分
(Ni-MH/液晶ON)。
ただし、MZ1ユーザーの声は、とてもこんなに持たない、というのが圧倒的。
MZ2はMZ1よりもかなりマシになったという声があるようだが、実際は不明。
なお、MZ3は専用リチウム電池に逃げた。
ちなみに、MZ1の公表値は実はSX550の公表値と大差ない。
SX550は「従来比65%アップ」で「連続再生時間90分」だそうだ(^^;
おそらく、このDSC-MZシリーズを4本化したのがOLYMPUS C-200Z/300Zだろう。
なお、MZ2は《超多機能機》で、かなりマニアックな機能が満載されている。
まあ、あくまでも推測だが、三洋の初期2本機の電池寿命は、
@X100〜SX150 実用にならず
ASX550〜MZ1 極めて厳しい
BMZ2〜AZ1 けっこう厳しい
の3段階くらいに大別できるんではないかと…ゼンブ,ダメジャン(>_<)
●2010年02月18日 日立のHDC-401について
少々気になっている機種。コンシューマ向け超廉価機だが、メモデジにどうかな?
400万画素の単焦点機、パンフォーカス、光学ファインダー付き…ほほ〜
レンズ37mm/F3.5、ISOは100/200、スローは1/4"。
メディアはSD、電源は単三2本。で、本体重量110gなんだそうだ…。
また、問題の電池寿命は、アルカリ電池で;
液晶モニターオン、内蔵メモリ使用
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連続撮影 | ストロボオン | ストロボオフ
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900枚 | 200枚 | 500枚
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ただし、アルカリだとあっと言う間に切れるというユーザー報告もある。
2004年のパンフォーカス機だからね〜〜、常識的に考えれば、
メーカーの公表値の方が信憑性があるが…撮影可能枚数は多くてもヘタリ弱いと、「新品」電池でも買い置き品だともすぐに使えなくなるからなあ…
あとは、設定が保持できるかどうか、だな…
ちょっと、気に留めておいても良い機種かも…赤と銀があるそうだが、どうせなら赤が欲しいな(^^)
●2010年03月03日 日立のHDC-401入手
ある意味「珍品」。基本はありがちなオモチャ・デジカメなんだけど、迷走気味の仕様が面白い。もっとも、真面目に使うには値しないけどね。
- 400万画素、1/1.8"CCD搭載…ムダに高スペック(^_^;
- 電池は予想以上にヘタリ弱いようだ。この時期のパンフォーカス機なら、もうちょっとマシかと思ったのに…
- 室内ノンストロボは何とかなる。F3.5、ISO 200、1/4"。
- 露出情報表示可能!(感度、速度、絞り)ちょっとびっくり。
- ピントは「近距離」(人物)と「標準」(風景)の2モード。いわゆるマクロはない。「近距離」でも最短55cm。
- デジタルズームは400万画素モードで赤ボタンを押す。他の画素数モードでは不可のようだ。
- スライドバリアと電源スイッチが連動しないのはどうしたもんかと…
- ちょっと触った限りでは、液晶モニタオフは保持できないようだ。
- 光学ファインダーはオマケ。決して見やすいものではない。屋外撮影時の非常用。
- ストロボはデフォルトでオフ……つ〜か、人物モードではそもそもオンにできない(^_^;ソレモドウシタモンカト…。調光が効かねえんじゃないのか?プリ発光はしているけど。なお、ストロボチャージに30秒くらい掛かる(@_@)
- メディアはSD/内蔵16MB。
- レリーズの感触は完全にオモチャ。電池蓋もすぐに開いちゃうし、全体の質感もトイデジ。印象で損をしている。
総じて、デキが良くないな〜〜というのが実感。仕様面では「おっ」と思う点もあるけど(露出情報表示とか、ストロボの仕様とか、内蔵メモリの容量とか、CCDの大きさとか…)、根本が間違っているような気がする。突っ込み所満載。オリンパスのC-150ほどではないにしろ、良し悪しを論ずる前の段階で拒絶してしまう。「オモチャ」を狙ったのが裏目ったカンジ。コンシューマ向けと、安っぽいのとは別なんだけどねぇ。
オリンパスのC-100/120を単三2本にしたようなコンセプトのモデルで、それはまあ、それで納得できるんだが、明らかに力の入れ方がトンチンカン。CCDはもっと小さくてもいいよ、400万画素もあるんなら、デジタルズームは3.5倍まで大丈夫だよ、電源スイッチと連動しないなら、無理にスライドカバーを付ける必要はないぞ、それよりストロボチャージを数秒で済むようにしろよ、金掛ける場所を間違えてるぞ!
…なんて今更言っても仕方ないが、どういう経緯でこの仕様を決定したのか、ちょっと聞いてみたい気がする。たぶん、プロトタイプになるトイデジが存在し、それを化粧直ししてコンシューマモデルにするために、いろんなものを足したり引いたりしているうちに、成り行きでこんな形になっちゃった…というパターンだろうな。商品企画としては、たぶん最悪のパターン。面白いと言えば面白いが、偏屈な好事家のヨタ話のネタにされるのがせいぜい。
おっと、比較するならC-120じゃなくて、Finepix A202あたりだろうな。でもって、デザイン以外はA202の圧勝!と…。わたしゃフジは嫌いだけど、ローエンドモデル造りの上手さには素直に感心する。ニーズがきちんと見えているし、割り切り方も上手。A101/A201/A202は完成型を見据えた上でスペック決定しているのがよくわかる。それに比べると、HDC-401は、まさに迷走の塊だもんなぁ…
●2010年03月12日 Clip-it 80(二台目)入手
最初に入手した機体は電池蓋のツメが破損していたので、まともにチェックできなかったが、ようやくまともな機体が手に入ったので、少しテストしてみた。……が、これはハズレだな。XGAを偏愛する私としては非常に残念なんだが。動作が遅すぎる。無駄チャージのせいで起動にかなり時間が掛かる上、そもそもの動作が遅い。切り換えも設定も表示も、すべてワンテンポかツーテンポ遅れる。加えて、モードダイヤルがClip-it DS-20のころの、再生と削除が別モードのタイプで、操作が非常に煩瑣で扱いにくい。パンフォーカス機であることの利点(=簡便&高速)がまるで活かされていない。
ちなみに、Finepix 1200はこれをそのまま130万画素にしたもののようだ。外装もユーザーインターフェースも完全に同じに見える。動作速度が改善されている可能性はあるが、基本的に失格機種だろうな。入手の必要なし。入手するならFinepix 1300の方だろう。1300は撮影/再生/設定の3モードのみのシンプルダイヤルになっている。
そう言えば、オリンパスのC-960Zも再生速度が余りに遅いのでびっくらこいたことがあるな。いやいや、2003年発売のC-150でもあんなにクソ遅いのだから、1998年発売のClip-it 80がこの程度なのは非難するに値しないか。速度的にストレスがなくなるのは、いつごろからなんだろう……SANYOのDSC-X100なんか、速度だけは十分速かったけど、まあそれは例外。オリンパスだと、C-990Zの出た2000年ころかな?いや、1999年のC-2020Zでもストレスを感じるほどじゃないな。ま、いずれにしろ、1998年は一般的に速度がカメのように遅い時代だったというのは、確かのようだ。
●2010年03月21日 CAMEDIA X-350のプログラムライン
治ったなんて言ったけど、やっぱり治ってない!と言うよりも、やはり根本的にプログラムラインに欠陥がある。現状では推測の域を出ないが、恐らく1/2"まではISOが128までしか上がらず、1"になって始めて128よりも高感度になるんだろう。薄暗いところを写したら1"-ISO 146になっていたし、ほとんど真っ暗にしたら1"-ISO 400になっていた。なんちゅ〜〜間抜けなプログラムラインだ!これで“アンチバイブレーション”とか言ってるんだから、頭痛くなってくる(u_u;) スペック上はISO 400までだが、実質的にはISO 100固定と変わんね〜〜!……高感度時の画質によっぽど不安があるんだろうな。オリンパスとは思えないほどのバカげたスペック。これは駄目だわ。
結局、初期Xシリーズは、X-200/250がキャパ抜け、X-350がバカプログラム、X-100がチャチ&スペック不足、ということで全く使い物にならないと判明。このシリーズからは手を引こう。
●2010年03月21日 Optio 330GS
う〜ん、やっぱり電池の問題は深刻だ。いわゆる「使いかけ電池」では動作は不可能。常に充電し立て、または新品の電池を用意しておかないとテストもできない。それどころか、ちょいと古いニッスイだと充電し立てでも数枚しか撮れない(⇒訂正:起動不能だわ、液晶モニタがちょいと光ってすぐ落ちる(u_u;))。もちろん、他機種なら何等問題なく使える電池なのだが。このヘタリ弱さは初期SANYO機並み。唯一、RCR-V3は一ヵ月近く放置していても使用可能だったんだが、Pentaxのページにはわざわざ「RCR-V3は使うな」と書いてある。まあ、ねえ……
それに、そうまでして使いたい機種かというと、それも微妙。Optio 30に対するアドバンテージが殆どない。スペック上の唯一のアドバンテージは180度回転液晶だけど、私は自分撮りの趣味はないからねえ。ハイアングルやローアングルの撮影ができるわけではなし(縦位置ならば辛うじて可能だが)、メリットとは呼べない。また、私の機体固有の問題かも知れないが、ボタンがえらいこと固くて押しづらいんだ。強いて長所を探すとメディアがCFなことくらいか…
●2010年03月24日 OLYMPUS CAMEDIA C-860L
これなぁ…今までも何度も取り出して、少し使っては溜め息をついて、首をひねって防湿ケースに仕舞ってるんだよなぁ…。今回も同じ。どうしても、これがC-2020Zよりも後に出た機種とは思えない(u_u;) デザインは良くないし、ホールディングは全然ダメだし、表示は遅いし、メニューの操作性なんか言語道断だし…。再生モードでないと日付設定ができないとか、ちょっと常識が通用しない造りだよ。そりゃ、確かにC-2020Zとはクラスが違うから同じにはできないだろうが、操作性はコストの問題じゃないと思うがなあ…。ま、画質には定評のあるシリーズではあるし、流石にこの時期のモデルだけあって、WBやISOなんかもいじれるし、設定も保持できて、まあ、それなりだなぁとも思うけど、いじっていても全然楽しくないのが致命的かな。
- 1/2.7"CCD 131万画素(1280×960)
- 36mm/F2.8相当
- マクロ/通常 0.1m〜0.5m/0.5m〜∞
- 絞りはF2.8/5.6/11の3段切り替え、速度は1/2"〜1/500"
- ISO感度 125/250/500の3段切り替え
- 理論上は、LV2くらいまでは連動するんだ
【追記:2010.05.22】こいつの最大の問題点はメニュー操作が異常にやりにくいこと。一項目ごとに表示され、全体が見通せない上に、前の項目に戻れない。しかも、一項目設定するごとに、同じ操作を頭から繰り返さなければならない。「極悪メニュー」と言うよりも、そもそもメニュー化されていない(u_u;) オリンパスとしては信じられない作りだが、どうやら、これは多機能化に伴う苦し紛れの措置らしい。先行モデルの820L/840L/830Lはオートのみで設定がいじれないので、こんな極悪な操作系にはなっていないようだ。金型流用の無理が出た感じ。各モデルの特徴は以下の通り。
- C-820L…シリーズ初代、81万画素、速度亀速(書込最短7秒)、設定貧弱、DSC-X1やCP-500の兄弟機。
- C-840L…820Lを130万画素化、高速化、連写モードを追加
- C-830L…840Lの廉価版、液晶ダウン。型番に注意(840L後継なのに830L)。
- C-860L…830Lを多機能化、WBやISO感度が設定可能に。反面、設定メニューの操作性は極悪に。
用途やクラスを考えると、840Lがシリーズ完成形かもしれないねえ。860Lは蛇足の感あり。でも、C-860Lも設定を一切行わなければ快適? いじれるから、いじるから、操作性に文句が出るのであって、いじらなければ快適?⇒そういうものでもないみたい。画質モードはメニューに潜っちまったし、液晶は低ポリじゃなくなったし。でも、逆に840Lはストロボモードが保持できないみたい…一長一短。てか、いらんだろう、どっちも(u_u;)
え!?初代のC-820Lって、PCに接続しないと画質モードの変更ができないの?オイオイ、何だよ、それ…(@_@)
●2010年03月22日 スイバル機/バリアングル機
要するに、ローアングル/ハイアングルの撮影がしたい。メモデジではないので、単三電池や電池寿命、重量、光学ファインダーなどに強くこだわるつもりはないが、やっぱり、電池の種類が増えるのはウンザリだ。⇒あ〜っと、スイバル/バリアングルでは光学ファインダーはあまり意味はないが、逆に屋外での液晶の視認性はかなり深刻な問題になる。
てことで、単三のスイバル機となると…
- 基本的にCASIO、QV-2800/2900あたりが良さそうだが、変に高い(;_;)
- NikonのCoolpix 950/990/S4も単三スイバルだが、思いっきり高い(u_u;)
- アナとしてはRicohのRD-4/4Uが廉価だが、基本性能にかなり問題がありそう。
⇒CASIOの低画素スイバル機は非常に安いが、内蔵メモリのみで実用にならない。QV-700はCFが使えるが、画像フォーマットが独自(@_@)
⇒DC-4はISOが80までしかない上に、動作が思いっきり遅いらしい。無印はDC-4は5vスマメが使える珍品のようではあるが…。DC-4Uは感度が若干上がったが(〜100)、液晶の質が落ちて屋外での使用に難。DC-4は2"低ポリだったが、DC-4Uは1.8"TFTだそうだ。
次に、単三バリアングル機。たぶん、かなりの選択肢があると思うが…
- Powershot A80は良さそうだが、けっこう高いし、リコール対象機なので要注意。
- Powershot Gシリーズもバリアングルらしいが、これは更に高いだろう…
- Optio 33L/33LFはけっこう安い。ただ、電池寿命に難がある。
- C-5050Zも一応バリアングルだが、下方向は20度までってのがちと淋しい。高価。
⇒Optio 33L/33LFとも電池はOptio30の1/3〜1/4しか持たない。Optio 33Lにはファインダーすらないが、用途限定で許容範囲かなと。Optio 33LFはファインダーが付いているから「F」なわけね。ホントにそうらしい。
⇒PowerShot A80はオークションでも3000円くらいする。どうだろうねえ…
ちなみに、私が持っているバリアングル系の機種はC-5050Zのみ。う〜む。デジイチのE-510は視野角176度のハイパークリスタル液晶とかいうヤツが付いているので、バリアングルでなくてもロー/ハイの撮影ができるとあるが…サテ? で、まあ、とりあえずOptio 33LFの難アリ品をコミコミ1200円で入手。
⇒お〜っと、バリアングルと言えば、オリンパスの名機E-10を持っているのを忘れていた!もっとも、あの馬鹿でかいガタイを人ごみで持ち上げて使う気にはならないけどね〜〜(^^;
●2010年03月27日 Optio 33LF入手
ちょいとハイアングル撮影がしたくなったので、スイバル機を物色してみたのだが、みんな変に高い。安い機種もないことはないが、35万画素とか、内蔵メモリのみとか、動作が異様に遅いとか。で、スイバルはちょっと置いておいて、バリアングル機を探してみたら、Optio 33LFがお手頃価格(コミコミ1200円)で入手できた。ただし、液晶プロテクタ部に大きなクラックがあるB級品。機能は液晶表示も含めて問題なし。
最初に結論を述べると「不安感が残るが悪い印象ではない」。スペック的には合格だが、液晶モニタの回転部の造りが華奢で屋外の人ごみ(ハイアングル撮影が最も必要とされるシチュエーション)で使うには、ちょと恐いなあ…というカンジ。角度を調整しているときに、ドンとぶつかられたらバキッとかいきそう。これはこれでよくできたカメラだとは思うが、私のニーズとは少しずれている。ま、最終結論は実際に使用してからだな。
発売年月 | 2003年11月、
330GS(02.10)の約1年後、30(04.03)の4ヵ月前。
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電池寿命 | 液晶ON&ストロボ50%で50枚(330GSと同じ)。
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ヘタリ耐性 | 330GSよりは上だが、30よりは下。
同じ電池が、330GSではNG、33LFではイエロー、30ではグリーン。
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最短撮影距離 | 全域で40cm/10cm(標準/マクロ)。けっこう頑張っている。
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●2010年03月27日 CAMEDIA C-300Zのマクロ性能
やっぱりそうだ。これ、実はシームレスの全域マクロだわ。「マクロモード」は単に合焦範囲を制限してAF速度を上げているだけで、実際には、通常モードでもマクロモードでも最短撮影距離は同じ(ただし、マクロモードの方が合焦確率はずっと高いカンジ。通常モードだと同じ距離でも合焦したりしなかったりする)。一応、スペック表では「通常:0.8〜∞、マクロ:0.2m〜0.8m」となっているが、通常モードの望遠端でも慎重にピントを探れば20cmくらいまで寄れる。しかも、広角端なら通常モードのまま10cmくらいまでOK。例のマクロのスイートスポットも存在しているようだ。望遠端の倍率よりも2〜3割大きく撮れる。少なくともマクロ性能に限れば、ライバル機のPowerShot A40よりもかなり上だな。
あと、どうもこいつはAFが1点測距らしく、被写体の前に物があっても、けっこうきちんと合焦してくる。非常にありがたい。このクラスのカメラは、精度はともかく、とりあえず撮れることが重要。A40のAiAFは、ちょいと複雑な状況になると全然ピント合わないからね。合ったとしても、どこに合っているかはバクチですよ、ファインダーユーザーにしてみれば。
もう一つ気が付いた点は、操作ボタンの感触が非常によろしい。地味にありがたい。なんか、総合性能を考えると、A40よりもC-300Zの方が上だよなあ。ただ、デザインセンスや、全体の雰囲気が醸し出す「安心感」はA40の方が上。C-300Zはスライドバリアやポップアップストロボが良いイメージにつながってないよね。こういうモデルは地味が一番なんだけど。あ〜、でも同じスライドバリア&ポップアップストロボ(ただし手動)のC-900シリーズは非常に安心感があったなあ…。なんなんだろうね。
●2010年03月31日 MINOLTA DiMAGE F100 入手
これはかなりクオリティ高いな。単三2本機なんでメモデジ候補のつもりだったんだが、C-40Z同様の小型のハイクオリティ・ミドルクラス機。まあ、2002年4月の400万画素機だからね、どう考えてもエントリークラスではない。露出はフルモード。AFはエリアAF…って、これが使いにくい。意図したところには、まず合わない(^^; 一応、スポットAFモード(ローカルフォーカスエリアというらしい)もあるが、切り替え方が実に判りにくい。真ん中ボタンの長押しである。ISO最大800はC-40Zよりも一歩リード。が、もっさり感はC-40Z以上だし、操作性もC-40Zには遠く及ばない。だめだよ、富士式のダイヤル(再生/A/M/Setup)なんて。おまけに、ダイヤルを電源スイッチ兼用にしたものだから、本家富士式よりもさらに使いにくい。
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ダイヤルに「OFF」を入れるなら、C-2020Zのようにオフの両脇に「再生」と「撮影」を割り振ること。「OFF」が端っこでは使いにくい。また、初心者モード(A)はダイヤルの中にいれない(メニューに潜らせる)、または遠い位置に離しておくこと。こいつの初心者モードは他社の初心者モードにも増しておよそ使い物にならんぞ(u_u;) それでいて露出モード(プログラム/絞り優先/シャッター優先などの切り換え)がメニューに潜ってるんだから……判ってないよなあ。
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電池の持ちの悪さはC-40Zとどっこいどっこいかな?ということで、それなりに頑張っているんだが、C-40Zの勝ちですな。とは言え、やはり廉価機とはレベルが違っていて、触っていて楽しい。ということで、それなりに評価はするが、この操作系を踏襲している以上、個人的には打ち止め。程度の良いものが欲しいとか(今回入手したのはセミジャンク)、F200/F300を追いかけたいとかいう気分にはならない。
⇒あ〜!光学ファインダーの視野率、目茶苦茶だぁ…。一応、仕様は80%らしい。80%でもクラス不相応な小ささだと思うけど、広角端での実感は50%くらい。なんなんだ〜〜!?やっぱ、セミジャンクだから壊れているのか?まあ、使わない機種だからいいけど…
⇒あ、まともに動かなくなった。電装系か機械系か不明だけど、変な動作を無限に繰り返して終了すらまともにできなくなった。やっぱり、ミノルタだな〜〜(^^; もはや腹も立たない…。あ〜、RCR-V3が悪かったのかもね。でも、へたりニッスイや使いかけアルカリじゃ動かないんだもん。ま、それでダメになっていたとしても、あんまり惜しくはないし。ちなみに、RCR-V3は定格3vだけど4.2vくらいまで出ることがあるらしい。まあ、壊れてもあんまり文句は言えないか。
⇒いや、そうじゃなくて、どうも電池の残量不足みたい。もちろん、インジケータはFULLマークだが、そう言うことじゃないみたいだね。アテにならん…のか、電池の特性の問題かわからんが。残量のたっぷりあるRCR-V3に交換したら、正常に動き出した。う〜む…
●2010年4月7日 C-40Zの電池寿命
どうも、アルカリ電池の寿命は公式な資料がない。
カタログにはCR-V3のデータはあったんだが…
連続3000枚、標準300枚;ただし「標準」がCIPA準拠かどうかは不明。
それから察すると、アルカリ電池の寿命は30〜50枚程度、
と言うよりもアルカリでは実質的に使用不可、ってカンジかな?
●2010年04月09日 EPSON L-300/L-400/L-410 チェック
▼L-300/L-400
- 2003年4月!の4本機、4本機としては最も遅いモデルじゃないか?
⇒そうでもないか、PowerShot A80は'03年10月だし…でも、最晩期であることは確か
- 300と400の主な違いは画素数
- 液晶は400がD-TFD、300が低ポリ、D-TFDというのは一度見てみたい
- ともに光学3倍ズーム(34-102mm/F2.8-4.9)、やや広角寄りは嬉しい
- 長寿命がウリ(アルカリで500枚、クラス平均の倍)、これはかなり凄い
- 最短0.5m、マクロ11cm(ワイド端固定)
- 感度はISO 400固定可能(オート時は50〜200)
- 本体重量185g、4本機としては最軽量クラス
- L-400はファームウエアがバージョンアップされたらしい
⇒これはプリンタ対応のアップデートみたいだな
クラス的にはPowerShot A40/A70、Camedia C-300Zくらいのカンジかな?
アドバンテージはマクロ? 11cmワイド端固定は微妙だが…私の使い方ならOKか?
ワイド端ならC-300Zでも10cmくらいまで寄れるが。
あと、上記機種と比べると若干軽いか…電池寿命もスペック的には上。
ISO 400固定可能は有り難いが、4本機では特段のアドバンテージにはならん
(何で、2本機はオートのみで、4本機は固定可能なんて変な習慣があったんだろう?)
。
D-TFD液晶はエプソンが開発した液晶、一度見てみたい気はする。
操作性&設定保持は未知数…
取扱説明書を読む限り、ストロボ設定の保持は不可能なようだ。
ノーマルモードではオート発光と明記してある。
風景モードでは発光禁止だが、無限遠固定じゃなかろうか?
シーンセレクト自体は保持されるので、「風景モード=発光禁止」保持という使い方ができれば良いのだが……まあ、できたとしても邪道で、どっかにしわ寄せがくるだろう。−−たとえば、マクロモードにすると自動的にノーマルモードに切り替わってしまうみたいで、そのまま電源を切ると、次回はオート発光で起動してしまう。まあ、スッパリと「ストロボ設定保持不可能」と考える方が良さそうだ。
【結論】メチャ安とかSDカードやACアダプタ付きでないと、試す気にならない…
▼L-410
- 2004年5月?発売の単三2本機。
- ジャパネットたかた専用モデル(しかもセット品)らしい。
- 基本スペックは400を踏襲、レンズは34-102mm/F2.8-4.9。
- 電池は単三2本、電池の持ちはずっと悪くなっているようで、CR-V3で300枚
(Optio 30ならばCR-V3で600枚撮れる)。
ただし、実測でアルカリでも200枚以上という報告もある(CIPA基準ではないが)。
- ストロボ設定は「ご購入時は、自動発光に設定されています」という表現。
微妙だけど、この表現はL-400にはなかったので、L-410は設定保持可能かも?
⇒可能だった。
ストロボ設定保持が可能であれば、一応メモデジ候補にはなりうる。
ただし、Optio 30に対するアドバンテージが感じられない。
広角側が若干広くなっているけど、用途的に必須のものではない。
そうそう、液晶オフ起動もハナハダ怪しい…⇒可能だった!
ネット情報によれば京セラのOEM(あるいは委託生産品)のようだ。
【結論】合格の可能性はあるが、大きなアドバンテージは感じない
ところが、意外に安く入手できた(1000円即決、コミコミ1700円)。
これ、予想以上にいいぞ。非常にまともに作ってある。
ストロボもモニタも設定保持できるし。
ISO感度も400固定可能だし(オート時のプログラムラインはタコだが)。
単三2本機でこの3条件(モニタ、ストロボ、感度)をすべてクリアできるのは珍しい。
また、単三2本の3倍ズーム機で広角端が34mmというのも、ちょっと他にないかも。
気になったのは、撮影/再生モードの切替。ダイヤル以外ではできないのかな?
あとは、そう、電池寿命なぁ…
●2010年5月25日 MAVICA MVC-FD88K
1999年5月発売のFD記録式デジカメ。光学8倍ズーム。今更な感は強いが、このシリーズは液晶の追従性能が異様に優れている。てか、多分、ムービーカメラをスチル化したんだと思う。光学ファインダーはなく液晶モニタのみだが、合焦時にモニタ画像が停止したり消えたりしないので、動体を追いかけるのも楽なんじゃないか? ちなみに、フルタイムAF。この辺りもビデオっぽい。最初入手したのはMVC-FD71で、追従性能の良さをいたく気に入ったんだが、いかんせん35万画素で、しかもお世辞にも誉められない画質。何とか画素数・画質とも、もうちょっとマシなのが欲しい…と探していたのがこのFD88K。ジャンク扱いでコミコミ1420円でゲット!問題は電池(インフォリチウムイオン)で、2本ついていたけど、2本とも寿命。うち1本は、まったく充電しない。いわゆる過放電かも知れない。でも、FD71に付いていた電池が使えた。とりあえず、使ってみて気が付いた点;
- 画素数は130万。型番で判断すると80万画素と錯覚する(同時発売のFD83Kの方は本当に80万画素)。プレスリリースには「SXGA」とあるが、実際は4xVGA(1280×960)。
- CCDは1/3.6"、この時期の高倍率の130万画素機としては、かなり小さい印象。
- レンズは41-328mm/F2.8-3.0。望遠端はサンニッパ並み!(^_^;
- 電池はFD71と共通、つか、シリーズ共通?容量が違うだけ?
- FDへの書き込み時間は3秒くらい?当時のメモリカードよりむしろ速いくらい。
- マクロは4cmだが、全域というわけではなさそうだ。望遠側では全然寄れない。
ズームゲージが真ん中あたり(100mm?)で倍率最大、10円玉レベル
- 感度不明だが、ノンストロボでもけっこう撮れる。実感としてISO 400以上。
感度は従来の30%増しだそうだが、「従来」がどの程度かわからない(^^;
- 画質は微妙、彩度不足気味…つか、コントラストが低いかな?
ノイズを抑えたと誇らしげに書いているが、暗い所では盛大に出る
- オートWBはあんまりアテにならないカンジ。
- 撮影情報は全然確認できない(u_u;)Exifにも対応していないようだ
- ストロボの発光量がマニュアルで絞れるのは気が利いている。
- ストロボ設定は保持されるようだ。他は…どうだったかな?
- ファイルサイズは、XGAファインで200KB強、スタンダードで140KBくらい(つまりFD一枚10カットくらい)。
フルサイズ(4xVGA)のファインだと4〜6カット/枚らしい、流石にキツイ。
●2010年5月26日 最近気になっている黎明期デジカメ
- Fuji Finepix 1500
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確か、1999年発売だったと思う。
単三2本のAF単焦点機、問題は電池寿命、
時期的にアルカリ電池では実用レベルにない。
まあ、発売時期から考えても、Finepix 4500とかと同レベルでしょう。
ただし、DSC-X100よりはマシではないかと思う。
カラーリングが魅力的、ではあるがね…特にミントグリーンとか。
実用性は、単三4本機のFinepix 1300の方が遥かに高いだろう。
- EPSON CP-800S
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単三2本のAF単焦点機、これも問題は電池寿命、
Finepix 1500よりもさらにヘタリ弱いようだ。
ん〜っと、と言う事はDSC-X100並?
これもカラーバリエーションがちと魅力的、ではあるがね…
実用性はほとんどなし、というのが現状での私の判断。
いくら安くても、手を出したものかどうか…
完全にコレクション用にしかなるまいて…
- SANYO DSC-X1
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1997年11月発売、81万画素単焦点AF機。OLYMPUS C-820LやEPSON CP-500の兄弟機。SANYO製だが爆速というわけではない…つか、書き込み7〜8秒/10秒(液晶オフ/オン)は現在では激遅(当時としては普通?)。レンズは36mm/F2.8、まあ悪くない。ISO感度不明(多分100)。メディアはスマメで8MBまで。電池寿命を明記した資料は見つからなかったが、C-820L同等ならモニタオフで100枚程度(ストロボ50%)。実用レベル。問題はメニューの操作性。C-860Lしかいじったことはないのだが、あのメニューは酷かった。あれと同じならいらない。しかし、C-820Lは設定項目が少ないので、そもそもメニュー自体が存在していなかったというハナシも…。C-820L同等ならちょっと見てみたい。外装はC-820Lよりも良さそうだ。
- SANYO DSC-SX1Z
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え〜っと、DSC-X1と間違いやすいが、これは130万画素/3倍ズーム機。
1998年11月発売で、Camedia C-900Zの兄弟機らしい。
単三4本、本体重量300g、爆速ではなくちょっとトロいらしい。
採光式液晶モニタが特徴。あまり興味は引かないが、採光式ねえ…
- RICOH DC-4U
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130万画素スイバル機。確か、DC-4の後継廉価機? @液晶は「2"低ポリ⇒1.8"TFT」にダウン、A感度は「ISO 40-80⇒80-100」にアップ、B画質やダイナミックレンジは大幅に改善、C亀速動作はそのまま踏襲。初代のDC-4があんまりなレベルだったので、改良できる部分は地道に改良した、って感じかな? まあ、いずれにしろ、CASIO QV-2300UXに対するアドバンテージはないだろうなあ…。時代がかなり違うから比較するのは酷だけど、そこを割り引いても、このレベルで商品化するかぁ…ってのが実感。まあ、ネット情報を調べた感想に過ぎないけどね。
●2010年5月31日 Camedia C-820Lシリーズと兄弟機
探しているのは、C-820L/DSC-X1/CP-500系統の単三4本爆速機。まあ、今更な感は強いけど、DSC-X1が意外に良かったので、この系列で高速化されたモデルがあれば一台欲しい、と思ったのだが…
- SANYO自体はこの路線から撤退し、DSC-X1の直接の後継機は存在しない。
- オリンパスはC-820LのあとにC-840L/C-830L/C-860Lを出している。
- エプソンはCP-500のあとにCP-600を出している。
という状況。では、選択肢が多そうなC-820Lシリーズから;
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C-820L :
| DSC-X1の兄弟機、書き込みが遅い(7〜10秒)のは共通。ストロボがオートに初期化されたり、画質モード設定にPCが必要(!?)だったりと、操作性ではDCS-X1に比べて大幅に劣る。
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C-840L :
| C-820Lの書き込みを高速化したモデル(4秒)。画素数も130万にアップ。しかし、相変わらずストロボはオートに初期化されてしまい、起動に「2秒+無駄チャージ時間」(〜10秒)必要。その他の操作性もC-820Lを受け継いでいて、DSC-X1よりもかなり劣る。なお、ベース感度はISO 60で、1/3"からISO 120に増感されるらしい。奇特な方が調べてくれたようだ。
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C-830L :
| C-840Lの液晶を「2"低温ポリシリコンTFT」から「1.8"のただのTFT」にスペックダウンした廉価機。他はC-840Lと同じで、C-840Lに対する特段のアドバンテージはないようだ。
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C-860L :
| C-830Lをベースにして(つまり液晶のスペックが落ちたままで)、感度やWBなどをマニュアル設定できるようにしたもの。多機能化の反動で、メニューの操作性が極悪になっている。なお、ストロボ設定は保持できるようになっている。
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ということで、C-820Lは機能的に劣りすぎているし、C-830LはC-840Lに対するアドバンテージがない。ゆえにこの二機種は選択肢にならない、C-840Lはストロボ設定保持不可、C-860Lは極悪メニュー。ふ〜む。全滅。C-840Lのメリットは低ポリ液晶、C-860Lのメリットは設定保持。
この際、液晶の質には目をつぶるとして、C-860Lを最初に[ストロボOFF/画質HQ/ビープ音OFF/設定保持ON]に設定して、あとは設定を一切いじらないことにすれば、一応理想のスペックとはなる……と思ったが甘かった(u_u;) ストロボ設定は保持出来るけど、強制無駄チャージを始めてるよ、多分。チャージが高速化されているようだが、起動に5秒以上掛かることはありそうだ。結局ダメ。
次に、CP-500シリーズだが…実は資料が全然なくてわからない。いずれにしろ、CP-500ではDSC-X1と同じ速度だから意味がない。CP-600は多分C-840L相当(発売同時期;書込4秒)だが、どうもストロボは初期化されるようだ(確証はないが…)。ダメ確定ではないが、望み薄。
【追記】その後、CP-600を入手してチェックしたところ、ストロボ設定は保持されることが判明した。起動時強制無駄チャージはあるようだが、発光禁止設定なら、ひょとするとチャージ中でもシャッター切れるかも…要チェック。CP-600は予想以上にデキが良く、私のニーズをかなりの程度満足させる。むしろ問題は操作性かな。
ということで、スペックを調べた限り、満足の行くものは見つからなかった。でも、仮にスペック的に満足できても、C-820シリーズもCP-500シリーズも、筐体があれではなぁ…。というよりも、そもそも速写性に優れた単焦点デジカメとしてはC-2があるんだから、このシリーズの必要性は全然ないわけで、操作性や実用価値を論じること自体がナンセンスか。純粋に研究目的なら、うだうだ考えるよりも即入手。全部500円くらいで落札できるんだから。
●2010年6月13日 Fuji BIGJOB DS-270HD 入手
所謂「現場カメラ」。流石に普段使いには無理があるが、28mm単焦点でアクセサリシューも付いているというのは、それなりに魅力的(まあ広角で大光量ストロボなんて、それこそ工事現場くらいでしか意味ないかもしれないが)。ストラップも両吊りだし。用途限定ながら楽しめそうな一台。
- 2002年2月発売
- 基板不良で操作が全く効かなくなる固有欠陥があるが無償修理対象(*1)
- 28mm/F2.8単焦点、ISO 200固定、マクロ10cm
- 周辺光量落ちはかなり顕著、いわゆるトンネル効果
- デジタルズームは画素数依存のインチキタイプ
- 単三2本、電池は意外に持つカンジ(*2)
- ストロボ設定保持、液晶オフ起動可能、マクロ設定は初期化
- 強制無駄チャージに関しては未確認
- 設定保持用キャパシタはパンクを確認!(u_u;)
- アクセサリシューはあるがホットシューではない
- 本体重量340g、撮影重量395g、ストラップは両吊り
- 水中撮影は不可だが雨中撮影は可能、ちょっとした水没程度なら平気なカンジ
- 200万画素だがスーパーハニカムで400万画素相当の出力が可能(どうでもいい)
- 液晶の明るさが不安定?(私の機体固有の問題?)
(*1) | サービスセンターに持ち込んで修理を依頼したが、対応が早くて感心した。木曜日に出したら日曜日には宅配で戻って来た(送料も無料)。
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(*2) | Finepix 4500に防水外装を被せた機種というハナシだったので、甚だ心配していたのだが、杞憂だったようだ。そもそも、現場カメラだから、数枚でヘタっていてはオハナシにならんので、無理があるなら二本化はしないだろう。ただし、電池寿命のデータは見つからなかった。自慢できるレベルではないようだ。
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●2010年6月13日 Fuji Finepix 1500 入手
単三2本モデルのハシリ。電池寿命の問題はいかんともし難いが、それでもDSC-X100よりは、かなりマシなのではないかと思われる。画質も含め、総じて評判が良い機種。
- 1999年6月発売、単三2本機、まだ単三2本では実用は厳しかった時代
- 電池寿命はニッスイで110枚/400枚(液晶ON/OFF)、4500(80枚/230枚)よりはマシ
- スペック表の「電源」欄にアルカリ電池はない、つまりアルカリ不可
- ニッスイ1.1vで赤マーク、ちなみにこれはCamedia X-100よりはマシ(*)
- ストロボ設定保持、液晶オフ起動可能
- 強制無駄チャージはするようだ
- 38mm/F2.6、ISO 125、マクロ10cm
- 実はAF(パンフォーカスだとばかり思っていた)
(*)2004年発売のX-100がこんなにヘタリ弱いとは意外。
●2010年6月15日 SANYO DSC-X110 入手
DSC-X100のマイナーチェンジ機。ハードウェアはまったく(?)変更されていない。ファームウエアの変更のみ。ゆえに、電池のヘタリ弱さはDSC-X100と同じで、どうしようもないレベル(u_u;)コレクショク目的でなければイランだろう…。確かにねえ、電池さえもうちょっと何とかなれば、かなり魅力的な機種なのに。なんで4本機を出さなかったんだろう?
- 動作はサクサク、液晶は大きくて綺麗、その点は確かに魅力的
- 電池メチャクチャヘタリ弱い、1.2vでも動作不能になる
- ニッスイで安心して撮れるのは3〜4枚、10枚以上の撮影はなかなか厳しい(*)
- PC接続はシリアル、コネクタ形状は特殊(ステレオプラグではない)
(*)しかし、よくまあ、こんなレベルのものを商品化したよなぁ…クレーマーに噛み付かれるのも当然だろう(DSC-X100の方だけだど)。常に新品のニッスイを用意していないと、とてもじゃないが実用にならない。私が入手したときには、2000mAHの電池が付いてきたが、そりゃそうだよな〜〜。1700mAHあたりじゃ、ちょいとでも容量が落ちたら3〜4枚でアウトだよ。
●2010年6月19日 Finepix A203 入手
感度がISO 100固定なのでメモデジ候補からは外していたが、C-2Zも実質的にISO 80固定と同じだし、感度を理由に頭から排除するのは不合理だと思い直した。ということで、ぼろぼろの機体を格安で入手してみた。ファーストインプレッションは非常に良かったんだが、いじっているうちにアラが見えてきた。少なくとも、速写性重視の用途には向かないし、撮る/確認/削除という一連の操作がスムーズにいかない。
- 光学3倍ズーム、単三2本、xDピクチャカード
- 2002年11月発売、オリンパスのC-2Zは同年3月、X-200は翌年3月
- ぱっと見の洗練度はかなり高い、デザイン、動作音、品位などはX-200よりも上
- 電池寿命もアルカリで200枚/300枚(液晶ON/OFF)と、X-200(100枚)よりもずっと上
- キャパシタはパンクしている
- 38-114mm/F2.8-7.0、ISO 100固定、マクロ10cm(広角端固定)
- 液晶オフ起動可能、ストロボ設定保持、強制無駄チャージなし
- ストロボをオフにしていれば起動は2〜3秒、ズーム機としてはかなり速い
- しかし、たいていは再生⇒撮影のモード切替が必要になり、その手間が起動の速さを帳消しにしている
- モードダイヤルが渋く、力を入れないと回らないし、回ると勢いで隣の項目にまで動いてしまう(*)
- 操作性は悪い、擬似十字キーやボタンの配置、ダイヤルの配列などにかなりの難
- 後継のA303はCCDリコール対象だが、このA203は大丈夫のようだ
(*)ただし、私の機体はボロボロ廃棄寸前レベル。新品状態での動作に関しては不明。
全体から受けるイメージはかなり良好なのだが、実際に使ってみると、けっこう使いづらい。特に、撮影⇔再生の切り替えがかなり面倒。ウチの機体ではたいてい3秒以上掛か
る。しかも、C-2ZやX-100と違って、再生モードが保持されてしまうため(ダイヤル式なので)、撮影結果を確かめて電源を切ると、次回撮影時には撮影モードに戻さなければならない。起動自体が速くてもこれでは台無し(C-2ZやX-100では撮影モードと再生モードで、起動方法が異なる;スライドカバーを開ければ常時撮影モード)。
●2010年6月22日 OLYMPUS C-400/400L/410L/800Lのシリアルケーブル
ミニDINの8ピンタイプで、C-820L以降のφ2.5ステレオプラグタイプとは別物。おまけに、これらの機種は内蔵メモリのみなので、ケーブルがないとデータが出せない。しかし、このケーブルは滅多に手に入らない。で、まあ、困っていたんだが… 結線はほぼ判っているので、自作や既存ケーブルの改造でも対応できないことはないが、できればちゃんとしたものが欲しい。
で、最近気が付いたのは、EPSONのCP-100/200/500/600/700Zのケーブルと互換性がありそうだということ。メーカーのHPを見ると、「ミニDIN 9ピン」とあるが、実際にはどう見ても8ピン。しかも、オリンパスのC-400系列も、エプソンのCP-100系列も、実は同じ三洋のOEM(…と言うより委託生産品)。これは、いけるかもしれんな…
●2010年06月25日 EPSON CP-700Z 入手
正直、このデザインには萎えるが、いろいろと興味を惹く機種でもある。シリアルケーブル狙いで入手(^_^;フルセットデ300エン オリンパスC-800L/C-410Lなどのケーブルと互換性あり(検証済み)。基本的に今更な機種だが、デザイン以外の完成度はけっこう高い。時代を考えるとかなり優等生。
- 1998年11月発売、130万画素、3倍ズーム、単三4本
- SANYO DSC-SX1ZやOLYMPUS C-900Zの兄弟機で性能には安心感がある
- メディアがスマメではなくCFなのでなお安心
- 内蔵フラッシュメモリ4MBとのダブルメディア(1280x960/★★で9枚)
- 広角端が34mm/F2.8と、ほんのわずか広角寄り
- IOS感度が90/180/360と、ほんのわずか低い
- マクロは最短20cm、この辺りはC-900等と同じ?
- ストロボ設定保持だが、強制無駄チャージはしているかも?
- 液晶オフ起動/オン起動はダイヤルで選べる
- 削除は[Function]+[ESC]を使うと便利(メニューを使うと煩瑣;発想がC-100と似てる)
- [Mode]はマクロ/偽パノラマ/デジタルズームの切り替え(マクロとデジタルズームは排他的、偽パノラマは上下をマスクするだけのもの)
- 採光式の液晶ディスプレイが搭載されている(2"低ポリ)(*)
- 電池寿命は標準で90枚だが、ファインダー撮影なら800枚以上!
- メニューは使いにくいが、それでもC-860Lよりは遥かにマシ、
ただし、上下ボタンと左右ボタンが兼用なのは流石にどうにかならんか…
- モードダイヤルのアソビが少々気になる、モードが変わっているのかちょっと不安、
造りが悪いからストッパが必用なんだろう…などと下司にかんぐってみる
- 200万画素出力(Hypict)可能…いらん機能だが
- シリアルコネクタがmini-DIN 8pinタイプ(C-400/800系と互換性あり)
- 本体重量は310gとヤケに重い、流石にこのサイズ・重量だと両吊りストラップが欲しい
- なんかちょっと動作が不安定、ときどき液晶が点かなくなる…まあ、300円だし〜〜
(*)通常モードと採光モードが切り替えられる。採光モードは晴天屋外専用。太陽光でモニタ像が見えなくなるのを防ぐためのもの。室内ではまったく意味がない。
●2010年6月29日 OLYMPUS C-410L テスト
EPSON CP-700Z付属ケーブルで画像データの転送に成功!やはり互換性があった。ソフトはOS/2のDCITUを使用。ただし、転送速度は38400bpsが上限のようだ。
しかし、せっかくデータが取り出せるようになったのに、本体が壊れた(T_T) 充電マークが点滅したまま、いつまでたっても終わらない(充電時間は6秒のハズ)。こりゃ、コンデンサのパンクだな。そもそも実用価値はない機種なので、壊れても惜しくはないが…シャクだわ(u_u;) ちょっとだけ、まとめておきましょう。
- 36mm/F2.8、ISO 130、スローは1/8"まで。ギリギリ室内ノンストロボOK。1/8"は手ぶれ対策にはグッド。
- マクロは最短20cm。36mmにしては、ちと遠いか。
- マクロモードでは、発光禁止でも絞りが開放にならない気がする。
- メニューは存在しない。すべて独立ボタン操作。
- 日付はPCに接続して専用ソフトを使って設定するらしい。オイオイ…(*)
- 液晶モニタは起動時オフ−−というより、緑ボタンを押している間しか点灯しない。指を離すと消えてしまう。
- ダブルクリック再生はなし。再生するには、スライドカバーを閉じてから緑ボタンを押す。
- ストロボ設定は保持されない。オートに初期化されてしまう。
- 充電中もストロボモード切り替えは受け付けるようだが、発光禁止にしても充電をやめるわけではないカンジ。
- 単三4本機にしてはかなりヘタリ弱く、DC-215 ZOOMと同レベル。
- 電池寿命は一応100枚(ストロボ50%、当然液晶モニタOFFだろう)。
- 感度やWBはいじれない。
- デフォルトの解像度はQVGA(320×240)。
- 内蔵メモリは3MB、VGAで30枚、QVGAで120枚だそうだ。ただし、ファイルサイズはVGAで70KBくらい、QVGAで20KBくらいだから、実際にはもう少し撮影できるだろう。
(*)そもそも内蔵メモリしかないのだから、本体とPCの接続は必須。ならば、日付設定にPCが必要な仕様もわからないではない。これがリムーバブルメディア機だと噴飯物だが。
●2010年7月1日 ヒストグラム補正
露出不足や逆光の補正には、γ値や輝度をいじるよりも、ヒストグラム補正(NormalizeやEqualizeとも呼ばれる)をする方がよい。OS/2ではImageMagickのconvert -normalizeコマンドしかないと思っていたが、WIN-OS/2のPSP 3.11でも可能だった。こりゃうっかりしていた。なお、ちょっと暗いな、というレベルならトーンカーブ補正の方が簡単かも。[Colors|Adjust|Highlight/Midtone/Shadow]でHighlightを80くらいにすると丁度よい。また、色ノリが悪いな、と思ったら[Colors|Adjust|Hue/Saturation/Luminance]でSaturationをいじるとか。ちなみに、Windows MeならばAdobe PhotoDeluxe(Kodak DC-215 ZOOMのオマケ)の[クイック修正]がわりと奇麗に補正してくれる。ただし、こいつはWindows 7ではまともには動かない。
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▲C-410Lで撮影 | ▲PSP 3.11でEqualize補正
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■OLYMPUS C-410Lのマクロモード/発光禁止で撮影。ISO 130固定でスローが1/8"までなので、室内ノンストロボだとこんな感じになる。ホコリまるけで恥ずかしいが(←恥ずかしがるべき点は他にもあると思うが…)、本体が壊れたので再撮影ができなんだ(;_;) 単純にγや輝度を上げると画面全体が白々しくなるが、ヒストグラム補正ならば、濃淡が再配置されるので、色がしっかり残る。
●2010年06月26日 Konica KD-200Z 入手
ジャンク4台セットで入手。KD-200Zは2台入っていた。マイナー機種ながら、なかなか評判の良いモデルなので期待していたのだが……。まず、入手した機体は覚悟していた以上に程度が悪く、まったく使い物にならず(;_;) 2台とも電池蓋がイカレており、電池での使用は不可能。幸いにもフジの3v ACアダプタが使えたので、これで動作チェック。しかし、1台はモニタが真っ黒けで何も写らない(*1)。もう1台は鏡胴に大きなアタリがあり、ON/OFF時にエラーが出ることがある。が、何とか写せるというレベル。まあ、4台41円で落札(コミコミ741円)、何をか言わんや、ではあるが。ちなみに、残り2台(Finepix 1300/1700Z)は動作品だった。KD-200Zもチェックはできたワケだし、文句を言えた筋合いではないが、ちと釈然としない。
(*1)原因は絞りの故障。撮影機可能な機体では、液晶モニタをオンにすると絞りが開くのに、この機体では閉じたまま。
- 2001年7月発売。長寿命の単三2本機が登場し始めた時期の製品だが、アルカリで150枚はけっこう突出。
- 光学3倍ズーム、広角端は35mm/F2.8、よろし。
- 感度はISO 100固定、これが今までメモデジ候補に入れなかった理由。
- 液晶オフ起動は高評価、撮影は光学ファインダーで行うものだ!
- レンズカバーがないのも高評価、故障の原因はいらない。
- しかし、ストロボ設定保持不可!これはダメ!ダメ!ダメ!
- しかも、MODEボタン(ストロボ設定を含む)は銀塩Revioと同じタイプ。
横にズラーっとアイコンが並んでいて、
ボタンを押す度にモードが右に動いて行く例のヤツ。
後戻りできないし(一周15回くらい)、電源切る度に初期化される(*2)。
- 結局、この操作系が致命傷。個人的には完全に失格モデル。
- USBケーブルはフジと同タイプ(結線まで互換性があるかどうかは不明)。
- ACアダプタもフジの3v用がそのまま使えた…ひょっとしてOEM…なワケないか…。
- ただし、銀塩末期のコニカとフジのローエンド機の中には、明らかに同じメーカーから供給されていたモデルがあった。そう考えると、同じメーカーに生産委託したとか…? ACアダプタはともかく、フジのUSBケーブルはかなり特殊だからなあ…あえて同じにしたというのが、ちょっと引っ掛かっている。
(*2)ただし、完全に初期化されるわけではない。確かに、電源をオフにするとオート発光に戻るが、MODEを1回押すだけで前回設定までショートカットできる。たとえば、AUTOからストロボオフは4項目分離れているが、ストロボオフ設定で電源を切った場合、MODE1回でストロボオフにできる。でも、そんならモードを保持すればいいのに……回数も確かに問題だけど、これだと誤発光は防げない。
▼KD-210ZとKD-200Zとの違い(メーカーHPから);
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Q:KD-200Zとはどこが異なるのですか
以下の通りです。
1. 起動時間がさらに速くなりました(約2秒で撮影スタンバイ)
2. デジタルズームが2.5倍まで対応
3. ムービー撮影時間が最大60秒(160×120pixel時)まで対応
4. ゴールド・ダークブルーの2色のボディカラー
5. 単3形アルカリ乾電池(2本)を同梱
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なお、ここには書かれていないが、電池寿命は短くなっている(150枚→130枚)。
また、ネット情報では;
- KD-200Zは液晶オフ起動のみ、KD-210Zは液晶オン起動可(選択的か否かは不明)
- KD-210Zは解像度設定が細かくできるようになった。
というのもあったが、真偽は不明。
●2010年6月26日 Fuji Finepix 1700Z 入手
4台41円のジャンクセットの一台。一応動作品のようだ。特に興味のある機種ではなかったが、チェックしてみたら、意外にソツなくまとまっていたので感心した。ローエンドのシリーズとは操作性が全然違う。なんだ、フジにもこのレベルのものが作れるんじゃないか…。これで単三2本ならば、メモデジ候補に入れても良いくらい。
- 1999年9月発売、縦型の3倍ズーム機。
- 150万画素、光学3倍ズーム(38-114mm/F3.2-7.0)、ISO 125固定。
- 当時としてはクラス最小・最軽量だったらしいが、縦型が禍してか、嵩張って見える。
- 電池はNP-80(Li-ion)、残量不明ながら付いてきた。5vのACアダプタで本体充電可能。
- マクロ最短25cmはちょっと遠いな。
- 2"低ポリ液晶、ちと黄ばんだ感じかな?いや、AUTO WBがタコのようだ(*)
- 液晶オフ起動可能(選択的)。
- ストロボ設定保持、強制無駄チャージは多分してないと思う。
- 操作性も操作感もFinepix 2600やA203よりかなり優れている。
- カードエラーがけっこう頻繁に出るが、これはスマメ機の宿命。
- 相変わらずレンズカバーが故障しやすい機種らしいが、この機体は問題なし。
- キャパ抜けに関しては未チェック。
(*)マニュアルで「蛍光灯3」を選んだら、かなり奇麗に写った(室内撮影)。WBが変わると、解像感まで変わったように感じられる。
●2010年6月26日 Fuji Finepix 1300 (2台目) 入手
4台41円のジャンクセットの一台。問題なしの正常動作品のようだ、8MBスマメ付き。1300は二台目だが、改めて使ってみると、思っていたよりもレスポンスが悪い。Clip-It 80ほどではないにしろ、半テンポくらいのタイムラグがある。確か、2300はもっとサクサク動いたような…やはり、地道に進歩してんだ……というか、こっちの感覚が変わったかな?少なくとも、一台目の1300をいじったときは、遅いとは感じなかったし。ま、いずれにしろ、クラスなりに完成度の高い良質なモデルであることは確か。個人的には好まないが。
●2008年9月15日/2010年7月9日 SONY MAVICA MVC-FD71 チェック
フロッピーディスクドライブ内蔵のデジカメ。正直、画素数も画質も現在ではオハナシにならないレベルだが、外部記憶装置にフロッピーディスクを使用した点と、異様に追従性能の良い電子ビューファインダー、光学10倍ズームレンズ、1cmマクロ、長時間バッテリなどが目を惹く。現在に通じる特長もあるが、全体的にはデジカメの進化の系統樹からは、かなり離れたところで進歩していた機種のような印象。ま、平たく言うと、ビデオカメラをそのままスチルカメラに転用したのではないかと思われるフシがある。
撮像素子 | 1/4"CCD 35万画素(VGA)
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レンズ | 40-400mm相当/F1.8-2.9
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撮影距離 | 0.01m〜オートマクロ
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シャッター速度 | 不明(⇒後述)
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ISO感度 | 不明(⇒後述)
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価格 | オープン(実売7万円台という情報も)
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発売年月 | 1998年7月
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感度も速度も不明だが、室内ノンストロボでも手ブレしない。当時の評価記事を読むと、感度が低くて手ブレ(カメラブレ)が出やすいなどと書いてあるものもあるが、実感として、ISO400相当以上ないと、こういうふうには写らないよ(⇒訂正/後述)。画質はかなり悪いが、しょーがないだろうね、この画素数で、こんなに感度が高いんでは…。あと、液晶の上部から光を取り込むようになっていて屋外でも視認性がよい。これも当時のウリの一つ。
外部記憶にフロッピーディスクを採用したのがこの機種の最大の特長だろう。書き込みが遅くて騒いのでは?という心配もあったが、十分静かだし、書き込み時間も数秒くらいで、決して我慢できないほどの時間ではない。現在の基準で見れば実用性は皆無だが、けっこう魅力的な珍品。
【追記】
2010.07.09/FD88Kが入手できたので、手放すつもりメンテをしていたんだが、これが意外に気に入ってしまった(^^ゞ まあ、35万画素は今更すぎるんだが、広角端40mm/F1.8とか1cmマクロとかけっこう魅力的だよね(FD88Kは41mm/F2.8、マクロ最短4cm)。流石にUIの完成度とかは今一つだが、でも、それなりに練って作っているのは実感できる。FDというアナクロなメディアが、意外なほど実用的な速度で動作しているものね、なんかこうクラっとくる。それに、手に馴染む感じはFD88Kよりも上かもしれないね。「あっれ〜〜?これ、使えるよ〜〜」的なカンジ。技術的限界は限界として、できることはきちんとやっているから、用途限定ながら実用になる。まあ、流石はソニーだわ。
- 1998年7月1日発売(FD88Kは1999年5月)
- 本体重量480g、デカイが意外に手に馴染む
- 1/4" CCD、35万画素、VGA、画質は良くない(*1)
- 40-400mm/F1.8-2.9、マクロ1cm、10倍ズームと1cmマクロはけっこうインパクト
- シャッター速度不明(1/60-1/2000"?)(*2)
- 感度不明(ISO 100?)(*2)
- 室内ノンストロボ撮影はやや露出不足、しかも+の露出補正が効かない(*2)
- 採光式液晶、光学ファインダーなし
- 日付設定保持はコイン電池(CR2025)
- 電池寿命に関してはMVC-FD88Kよりもヘタリ強い気がする
- FDDは2倍速、書込み速度は3〜4秒、意外に速い
- ファイルサイズはスタンダードで30KB弱、ファインで60KB弱ではないかと(*1)
(*1)光学系やCCDの問題か、圧縮率の問題かは微妙。いずれにしろ、VGAでも30KB弱は圧縮し過ぎだろう。確かにブロックノイズが目立つ。ただし、低輝度時の画質の劣化が特に酷いので、根本的にはCCD性能の問題だと思う。35万画素とは言え、1998年で1/4"は小さすぎない?(1997年の製品でも1/3"が大多数)。逆に、技術的に進歩したから小さなCCDでもそれなりの性能になったと考えられなくもないが…。しかし、C-410L(1997年,1/3")の方が明らかに画質は上だなぁ…。高倍率ズームとの兼合いかなぁ…。高倍率で小型で明るいレンズなんて、そう簡単には作れないから、イメージサークルの大きさ(=CCDの大きさ)が犠牲になったか?
(*2)シャッター速度やISO感度に関しては、プレスリリースでは意図的に言及が避けられている。つまり、他社製品と比較してスペック的に劣っていると推定される。一応、ネット情報で「1/60"〜1/2000"、ISO 100固定」というデータを拾ったが出典不明。これで露出の下限を計算するとEV7.5(F1.8開放の場合)。これは次のような撮影結果とかなりの程度合致する。
@室内ノンストロボ撮影をすると1段程度の露出不足が感じられる。
Aしかし、手ぶれはほとんど感じられない。
Bまた、露出補正で+1evにしても全く効果がなかった。
露出の下限がEV7.5というのは、実感と非常に良く一致する。しかし、そうだとすると、室内ノンストロボ撮影は厳しいことになる。これ以上速度は下がらないし、感度も固定なので+の露出補正も効かない。強いて言えば、1段程度はレタッチで救えない事もないが…PMViewで輝度、コントラストを20%、彩度を20%〜50%くらい上げるとけっこう見られる。と言っても、画質はかなり悲惨だが。……しかし、カメラメーカーなら、下限は少なくともEV6くらいにするだろう(初期Finepixなんか、明らかにISO100換算でEV5〜6あたりを狙い撃ちにしてスペック決めている)。このあたりが家電メーカーのセンスの限界か。
焦点距離を100mm程度にして、デジカメのブツ撮りをしてみたが(もちろんノンストロボで)、レンズ周りの文字(2mm角程度)が十分読み取れるし、×8拡大しても手ぶれが確認できなかった。実感としては、1/60"よりも速い気もする。
【追記】2010.07.12/ズームレバーに故障発生。何もしなくても、勝手にズームされてしまう。広角に戻すことはことはできるんだが、ずっと広角側に抑えていないといけない。まあ、ズームレバーはたぶん可変抵抗だろうから、なんか挟まったとかハゲたとかいうことだと思うが…ハテサテ、どうしましょう?
●2010年7月10日 CASIO G.BROS. GV-20 入手
防水仕様の200万画素パンフォーカス機。G-SHOCKのデジカメ版ということで、中古市場でもけっこう人気がある。しかし、正直、ちょっと期待外れ。個別にスペックを見ると必ずしも悪い機種ではないのだが、@サクサク感がない、Aモードダイヤルの造りが悪い、B再生の二段階表示が時代不相応、とかなりpoorな使用感。外観はカッコイイが、中身は一世代か二世代古い気がする。また、小型なのは良いのだが、操作性が犠牲になっている印象もある。軍手してたら使えないよ。防水カメラではあるが、工事用ではないようだ。そのためか、実用性を煮詰めた形跡がなく、不要な機能も残っていて(携帯リンクとかベストショットとか)、なんとなくお座なりな感じがする。アウトドア派の若いユーザーをターゲットにして、G-SHOCKもどきなら売れるだろうから、中身は手抜きでいいや、とでも考えたのだろうか? 人気機種でもあり(しかも人気色の赤)、多少値が張ったのを頑張って入手したんだが…ちょっとなぁ…。純粋に実用目的ならフジのBIGJOBの方が上だと思う。
- 2002年7月発売
- 予想していたよりも小型なのはgood、デザインやカラーリング(赤)も魅力的
- この時期の4本機にしてはヘタリ弱い(確実ではない、電極もサビもていた)
- 液晶オフ起動はできないみたい(確定ではない、まだ詳細は未チェック)
- 画像表示は、サムネールのあとに本体が表示される疎密二段階表示、しかもけっこう遅い
- モードダイヤルが小さくて項目幅が狭いので、かなり扱いにくい
- ゴムのレンズキャップはちとビミョー、外すのが少々手間なので速写性はない
- メニュー選択は(↑)(↓)ボタンとシャッター(OK)(*)
- 防水性能に過大な期待は禁物、一応水洗いOKとあるが、避けた方が良さそう
(*)シャッターボタンをOKに割り付けるのは非常に違和感がある。オリンパスも初期モデルはそうだったけど、流石にすぐに独立ボタンに変更したもんな。でも、カシオって、伝統的にこの作法だよね(今はどうかしらないけど)。
●2010年07月19日 Canon PowerShot A50 チェック
2台目入手。1台目はジャンクセットの中の1台で、電池(NB-5H)は入っていても充電器がなく動作不能。手持ちの2CR5でも残量不足でほとんど不動。で、充電器目当てでS20の故障品(後に復活)を入手。さらに、今回はACアダプタ目当てでA50 ValueSetを入手したわけだ。ValueSetというのは「本体+電源キット」のセットで元箱付き完品、落札価格110円、コミコミで850円(^^ゞ まあねぇ…
何とも微妙なポジションのモデル。130万画素には不満はないが、処理速度や液晶の品質、操作系、電池寿命など、随所に時代相応の限界が見え、使っていて不満に感じる部分が多い。同時代の競合機種と比較しても、さまざまな点で劣っている印象。特に、電池が2CR5リチウム電池または専用Ni-MH充電池というのが何とも…。しかも、2CR5(1本1000円)で80枚程度(液晶ON)と、ランニングコストが馬鹿高い。しかし、それでもワイド端28mm/F2.6は魅力的。各機能の実装方法も、洗練はされていないが、少なくとも頭を使っていることは確かで、使っていてナルホド感がある……カナ? WBやスローシャッター設定をいじると、強制的に液晶オン起動になるのは、かなりビミョ〜な仕様で、頭を使ったことは確かだけど、なんのために使ったのかがよくわからない。上部の設定表示用モノクロ液晶に表示すればいいのに…
- 1999年4月発売、130万画素、ワイド系ズーム機
- 28-70mm/F2.6-4.0はかなり魅力的
- 電源は2CR5(Li)または専用Ni-MH充電池NB-5H(650mAh)
- 電池寿命は2CR5で80枚、NB-5Hで70枚程度(液晶ON/ストロボ25%)、液晶オフなら3倍以上持つが…
- 上部に設定表示用のモノクロ液晶あり
- オートモードではほとんど設定がいじれないのでチェックの対象にすらならず、
以下、設定に関する項目はすべてプログラムモードの話
- ストロボ設定は保持される
- 液晶オフ起動には条件あり(WB=オート/スローシャッター=切)
- 液晶オン起動の場合は起動時間がかなり掛かる、液晶オフ起動なら2秒程度
- オートWBは室内(蛍光灯)ではかなり大きく外す(液晶モニタの問題?)
- ISO感度は100〜400で、400はVGAモードのみ(フルサイズのときの上限は?)
- スローシャッターは「切」で1/6"まで、「入」で2"まで(分ける理由がわからん)
- マクロ最短17cm(全域かどうかは不明)
- 液晶モニタはかなり見にくい(2"低ポリなのだが…)
- 液晶モニタは実際よりもかなり青味がかって表示される(故障?というレベルだが、仕様らしい)
- バッファが1.2MBあるが、撮影間隔は2.5"(別途VGA専用連写モードあり)
- 画像の削除は[SET]+[−]を使うと便利(ショートカット)
- Exifには速度/絞り/感度のデータが入ってない、CIFF形式?(絞りは開放値のみアリ)
- 暗い場所ではかなり盛大にノイズが乗る(時代を考えると仕方ないか…)
- CCDは補色系で発色はかなり地味(個人的には好みだが、ちと地味すぎるか?)
- 電池蓋をロックしないと電源が入らない(けっこう忘れる、良いんだか悪いんだか…)
と言うことで、致命傷はやはり電池の問題。他の問題に関しては、それなりに納得も我慢も対処もできるが、電池だけはどうしようもない。同梱の専用Ni-MHを使ってテストをしたが、やはり容量低下が顕著で、30枚は持たないカンジ(そりゃ10年経ってんだから)。こうなると、単三4本でないのが実に厳しい。2CR5互換Li-ion充電池という禁じ手もないではないが…
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その後調べてみたところ、後継のS20も同タイプの電池を使用していて、しかもA50に輪を掛けた電池食い。当然、評判は散々だったようだ。しかし、なんでこの電源システムに固執したのかわかんないなぁ……てか、専用Ni-MHの容量はたったの650mAhだぞ! 単三4本の長寿命機A10/A20が出るのは、A50の2年後、S20の翌年。まあ、A5/A5Z→A50→S10/S20→A10/A20→A30/A40と、毎年着実に短所を克服してはいるけどね、キャノンなら初めからA40レベルが出て来て当然だと思うわけだ。……てか、当初キャノンは単三電池を頑なに拒否し続けたにも拘らず、A10/A20で宗旨替えをすると、今度は徹底的に単三にこだわり続けるんだね。ふ〜む。
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しかし、改めて「オートモード」は癌だな。銀塩のEOS 650の時代(四半世紀前)からある機能だが、そんならEOS 650と同じように、邪魔にならない場所にオマケ程度につけておいてくれ。こんなにデカイ顔されては迷惑至極だ。ま、こいつの場合は、モードダイヤルと電源スイッチを統合したのが悪いのだが…。しかし、同じ年にC-2020Zが出てるんだよな。やっぱり、オリンパスのユーザーインターフェースの設計思想は突出してたんだなぁ…
●2010年04月22日〜07月19日 Canono Powershot S20 復活!?
- A50の後継機で操作系も引き継いでいる、電源も共通2CR5/NB-5H(専用Ni-HM)
- 最大の違いは画素数、A50は130万、S20は330万、CCDは1/2.7"、1/1.8"
- 最高感度はともに400だが、A50では400はVGAモードのみ、S20は普通に感度固定可能
- マクロ性能もS20の方が若干良い
- 液晶モニタはともに低温ポリシリ、ただし、A50が2"でS20が1.8"、画質はS20の圧勝
- また、ズームはA50が28-70/2.6-4.0、S20は32-64/2.9-4.0、これはA50の勝ち
- S20は2000年3月発売、A50は1999年3月発売、1年で画素数が2.5倍!
- 標準価格はS20が10万、A50が8万、まあそれなりに違いはあるか…
- 重さはS20が270g、A50が260g、ほぼ同じ
う…!CFを入れると電源が落ちる(u_u;)ナンナンダコレハ?
容量とか相性とかの問題ではなさそうだ…う〜む…
別段使いたい機種ではないし、ソモソモが充電器目当ての入手ではあるが、釈然としない。
ちなみに、A50では同じ電池+同じCFの構成で問題なく動作した。
こんな症状が起きる設定も考えにくいから、素直に故障なんだろう…
⇒オークションを見ていたら、A50でも類似の症状が報告されている
いじっていたら、一度だけ、CF挿入状態で起動した。
ただし、CF異常のメッセージが出て撮影不能、と…
コネクタ部分が錆びてるとか、そういった類かなぁ?
⇒あ〜〜、コイン電池の寿命なんじゃないかあ?
コイン電池を出し入れしていたら、何か反応したぞ…
根本的な原因は別かもしれないが、ちょっと試す価値はありそうだ…
⇒いや、違うな。コイン電池は生きている。
【追記】2010.07.19/復活した!? PowerShot A50に付いてきたACアダプタ使って、いじくり回していたら、CF挿入状態で突然動き出した。でも、CF異常のメッセージ。ここまでは先回と同じ。でも、今回はこの状態でCFのフォーマットを試みた。すると、システムフリーズ。が、これで電源を入れ直したら、ちゃんと認識するようになった!結果的にフォーマットはされず、テスト画像が1枚壊れたけど、撮影&再生が問題なくできるようになった。らっき〜〜なのかどうかはわからんが。
で、面白がっていろいろ弄り回していたら、ボディがやけに熱を持つ。ちなみに、電池寿命は2CR5で65枚(液晶ON/ストロボ25%)。A50は同条件で80枚だったから、やっぱりかなりの電池食いのようだ。しかし、2CR5だとワンショット15円かよ…シャレにならんぞ。
- 32-64mm/F2.9-4.0、ややワイドよりの2倍ズーム(個人的には歓迎だが…)
- 電池は悪名高き2CR5/NB-5Hタイプ、強烈な電池食い(2CR5で65枚!)、発熱大
- ストロボ設定保持、液晶オフ起動可能
- 起動も撮影間隔も2秒くらい、けっこうサクサク使える
- 感度はISO 100/200/400固定
- 露出はややアンダー目に出る、実感としては+2/3〜1EVくらいで丁度良い
- オートWBはやっぱりけっこう外す(A50よりはマシ)
- 液晶モニタはA50よりもかなり綺麗
- デジタル4倍ズーム(画質の劣化はシャレにならないレベルだが(^^;)
- Exifで絞りや速度の確認可能、感度は……ない?
- 背面のボタン配置はA50からかなり変更されている、ただし基本的な操作系は踏襲
- 削除のショートカット([SET]+[-])はかなり使いにくくなっている
A50から1年後のモデルだが、かなり改良されている。操作系はイマイチだが、トータルに見るとストレスの少ない、使い勝手の良いモデル。ただし、やはり電源が致命傷。A50にも言えることだが、電源のデメリットと、広角ズームのメリットを天秤に掛けることになる。いずれにしろ、旅行にこれ1台ってのは無理だな。製品としての完成度では、同時期のオリンパス C-990 ZOOMに大きく水を開けられている印象。安心感に乏しい。
●2010年08月11日 TOSHIBA Allegretto M25 入手
まだ使い方がよく判らないので、何とも言えない部分があるが、第一印象は「デキが悪い」。最初に異和感を感じたのは、ホールディングの悪さと光学ファインダーの見にくさ。両方ともカメラをよく知らない人間が設計したことが如実に判ってしまう。まあ、カメラメーカー製じゃないから、こういう類の気配りのなさは半ば覚悟の上だったけど、改めて「へ〜〜」と思った。恐らくどこかの委託生産品だと思うのだが、ファブの問題じゃなくて、設計段階で既に失敗。オリンパス製品やキャノン製品とは雲泥の差。なんか、こう、モノとして異様に手に馴染まない感触なんだよね。
メニューにもよくわからない項目がある…というか、メニュー構成が一般的ではない。たとえば、ISO感度の設定項目にモノクロモードが入っていたり、長時間露光モード(1秒/2秒)がドライブモード(単写/マルチ連写)の中に入っていたり、カメラのカテゴライズ−−「感度」とか「ドライブ」とか「露出」とかいった概念−−を理解していないように感じられる。それも説得的に壊しているわけじゃないので、素人にも玄人に理解しにくいメニュー構成になっている。生理的に「いやだなぁ」というカンジ。アタマの中が整理できてない段階で概念をモノに固定してしまっているようで。−−ま、私の一連のメモ書きもまさにそういうものなので、人のことを非難できる立場ではないが…
ちょっと使ってみて気が付いたのは;
- 液晶モニタ周りがかなり熱を持つ。
- 液晶モニタは暗く不鮮明で、追従性能もあまり良くない。⇒暗いのは本当にモニタのせいか、露出機構が故障しているのか、何とも言えないところがあるが…
- 再生時の拡大機能はけっこうサクサク動く。
- スマメが入っていないと電源が入らない?(別の理由かも知れないが、たまに電源が入らないことがある)。
- デフォルト設定ではシャッター音がしない。操作音をオンにすればシャッター音もするようになるが、「ピピッ」というしょぼい音。一方、操作音は非常に煩く感じられる。
- 撮影モードはフジ式のA/M切り替え。とても使いにくい。
- 設定はホールドされるようだ。
- フジ製かも知れない。USBコネクタが同タイプだし、全体の雰囲気が似ている。少なくともAllegretto M1はFinePix 500のOEM版だったし…
- 設定(ダイヤル)とメニュー(▽ボタン)が分かれているのは意味不明。
- 画素数が半端。1792×1200/896×600、ほぼ3:2とライカ判比率なんだけど……
2001年11月発売。時期的にはC-200ZやPowerShot A20がライバル機という事になるが、この辺りとはちょっと勝負にならない。C-200Zも造りが粗雑な失敗機だが、設計はM25よりも遥かに優れている。いずれにしろ、これで東芝機は打ち止めだな。これなら一台で十分。スペックチェックをした限り、このM25はAllegrettoの中ではかなりマトモなモデルだったのだが、それでこれではしょうがない。ド派手な色造りやライカ判比率は面白いとも思うが、カメラとしてのデキがこれでは萎える。
ところで、ISO 400のときだけなぜか露出がおかしくなる(超アンダーになる)。ハテ?特に変な仕様もないようだし、素直に故障かな?でも、他に目立っておかしな点はなく、壊れているとも考えにくい…はて? Exifをチェックすれば何かわかるかも…。てんで、チェックしてみたら大笑い。ISO 200に設定してもExif情報は100のまま(^^ゞ 絞りと速度をチェックすると、ISO 100のときF3-1/7"の被写体が、ISO 200のときはF3-1/10"かF3-1/11"。こうなると感度が上がっているのか誤差なのか微妙(^^; 感度が変わってないのか、Exif情報だけ変更し忘れているのか、判断しかねる。で、肝腎のISO 400はと言うと…同じ被写体がF3-1/4"で真っ黒け。もちろん、ExifではISO 100のまま。ハテサテ…
ちなみに、ストロボ撮影だと、ISO 400でもちゃんと写ると…そこから考えられることは、「Exif情報は変更し忘れ」「ISO 400で暗くなるのは絞り制御の不調」…ってところかな?油が回って固着してるとか。なんかちょっと違う気がするが、ともかく、ISO 400にすると強制的に最小絞りまで絞り込まれているようだ(撮影時に実際に絞りの動きを目視で確認してみた⇒いや、これは違う症状もしれない)。Exifは開放になっているのにね〜〜。…なんだろう? つかなぁ、100や200のときでも、露出が変なんじゃないかなぁ、これ。400ほど顕著じゃないから、あまり気にしなかったけど、やっぱり露出不足みたいだもんなぁ…
●2010年08月17日 SANYO DSC-R1 チェック (2011.06.26追記/訂正)
OLYMPUS C-100の兄弟機だが、CCD周りが大幅に変更されている。
- フレームトランスファーCCD採用で、ダイナミックレンジが改善されている
C-100は白トビが酷かったが、それに比べると相当良いらしい
- 反面、感度がISO 20-100と大きく落ちてしまったため、手ぶれ・自動発光が頻発
室内でもISO 40位にしかならないし、屋外でも曇天だと発光する(オート時)
【訂正】F2.8/ISO 20というのは、薄曇り〜晴天であれば1/100"くらいでシャッター切れる明るさ。
手ぶれ頻発というのは、やや大袈裟ではないだろうか? スローが1/4"までというのも効いている。
- 感度不足を補うかのように、レンズはF2.8とパンフォーカス機としては異例の明るさ
当然、被写界深度が浅くなり遠景はボケボケ、総じてピントは甘いようだ
【訂正】そこまで酷くはない。特に、明るい遠景であれば、自動的にF5.6に絞られて、描写が改善するはず。
- 結果的にFT CCDは階調表現を改善した代りに、解像感を犠牲にしたことになる
(でも、FT CCDだから低感度、てのはちとおかしいような…)
- マクロはおそらくF5.6に絞るだけだから、遠景のピントの改善に役立つかも
【訂正】マクロはレンズが前に繰り出すきちんとしたものだった。逆に言うと、遠景撮影には使えない。
しかし、AEが絞りも制御するので、十分な明るさがあれば自動的にF5.6に絞りこまれるはず。
- 原色CCDだが、色は比較的大人しめというハナシ
- [再生/液晶オフ撮影/液晶オン撮影]のスライドスイッチ採用、液晶オフ起動可能
- ストロボモード保持の可否は不明だが、ネット情報によると可能らしい
【追記】ストロボ設定保持を確認。そのため、起動はかなり高速。
- 撮影重量300gは単焦点パンフォーカス機としては重いが、電池の持ちは凄く良い
- メディアはCF+内蔵1MB、USBは多分マスストレージ
【追記】マスストレージでコネクタも汎用的なmini-Bタイプ。
- 液晶は1.5"低温ポリシリコン、小さいがかなり綺麗らしい
まあ、そんなカンジ…。しかし、C-100後継のC-120は白トビも改善されているし、感度も100〜400だし、絞りがF4/F8だからピントもそれほど甘くないし、ストロボを含む設定保持が可能になったし…てんで、C-100の欠点克服版としてはDSC-R1よりも上。C-120を持っていれば必要はない機種だよね。DSC-R1はメディアがCFなのが魅力だが、カメラ本体がカードリーダーなわけだから、SMでもそんなに大きなデメリットがあるわけじゃないし。強いてDSC-R1のメリットを挙げるとすると、やはり低ポリ液晶か。
【訂正】DSC-R1を入手してみて判ったのだが、C-100/120とDSC-R1では、基本的な造りやスペックの点で相当に大きな開きがある。DSC-R1のデキは、C-100はもちろん、C-120よりもかなり上である。ただし、操作性の面ではC-120に分がある。また、好き嫌いで言えば、C-120は超お気に入り。DSC-R1は感心するが、気に入るかどうかは微妙な点もある。
●2010年08月24日 Pentax Optio 230 入手
あれ?これは完成度が低いや…。へ〜〜、ペンタックスでも初めはこの程度かぁ…。電池寿命は覚悟していたけど(実質的にCR-V3専用機)、十字カーソルの反応の鈍さ、液晶モニタのドギツさ、ピントの甘さ、AWBの不正確さ…ちょっとなぁ…。特に十字カーソルは明らかに入力を拾い損ねている。物凄く不快。330GSも似たような感じだったが、さらに酷いかも知れない。う〜む。おまけに、AEの追従が悪いのか、少し明るさが異なるシチュになると、モニタ画像の白い部分が一瞬飛ぶ。実害はないかもしれないが、けっこう気になる。やっぱり、Optioは33LFまで実用レベルにないのか……まあ、パールホワイトというボディカラーはけっこう気に入っているが。
う…WBをマニュアルで設定したら、物凄くいい発色になった(^_^; そう言えば、ist* DLもWBはかなり不安定だったもんなあ。こりゃ、ペンタックスのデジカメを使うときは、白紙必携かもね。あと、AEを評価測光から中央重点に変えたり、AFは中央1点にしたりと、設定をいじったら、けっこう使えるレベルになってきた。てか、なんか間違ってないか、それ?
●2010年08月29日 増感処理実験
レタッチしていてふと気が付いたんだが、「増感」って実はカメラ内部でヒストグラム補正やってるのと変わらないんだよね。別にCCDに蓄積される電荷の量が増える訳じゃなくて、電荷の量を電気的に増幅しているだけ。たとえば、あるドットに5の電荷が溜まったら、それを10と見なすのが2倍増感。2倍の電荷が集まるわけじゃなくて、同じ電荷を2倍に増幅するだけ。当然、暗さには強くなるけど、階調表現力は半分になるし、ノイズも同じ比率で増幅されるから、非常にノイジーになる。−−当て推量だけど、この理屈はそんなに外れてないよね、多分。
ふむふむ。てえことはだよ、感度100固定のデジカメでも、ヒストグラム補正によって増感処理は可能なわけだ。2段増感してISO 400相当にしたければ、-2EV補正を掛けて撮影したあとヒストグラム補正を掛ければよいわけだ。ふ〜む。ナルホド。ただし、増感時の画質の劣化がどの程度か…。当然、用途は選ぶだろうね。ま、この手法自体は昔からよく使われていたもののようだが、画質劣化が気になって−−と言うよりも、補正がけっこう難しくて、個人的には避けていた。普通に露出不足の画像をレタッチするだけでも、けっこう手間取っていたので。が、改めてこう考えてみると、感度不足のコンデジの救済策として、試す価値はありそうだ。
で、C-2で試してみた。結論から言えば、問題はあるけど救えない画質ではない。室内でノンストロボ・マクロ撮影をしてみたが、F2.8で1/30"くらいで撮れた(ISO 100、-2EV)。画像サイズは1024×768で、これを増感処理後にVGAサイズにトリミングしてみた。つまり、70mm/F2.8相当で1/30"の約20cmマクロ。画像を拡大してチェックしてみたが、少なくとも顕著な手ぶれは見られなかった。増感処理にはOS/2のPMViewを使った(γ/明るさ/コントラストで補正)。なお、デジタルズームを併用すると、流石に救いがたい感じになるので注意。
●2010年09月01日 SANYO DSC-S4 入手
総じて良い印象。操作性もレスポンスも悪くないし、心配していた電池寿命も実用上問題なさそうだ。三洋伝統のスライドスイッチによるモード切り替えは今一つだが、実は撮影モードからボタン一つで撮影画像が呼び出せるようになっている。マクロやストロボ設定はボタンで設定可能(マクロはメニューでも可)。ボタンの感触もよろし。もちろんストロボ設定保持も液晶オフ起動も可能。トータルにいいんだよね。いろんなメーカーの委託生産をやって、ノウハウ吸収したな〜〜的なカンジ。
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まあ、三洋は当初からカメラのノウハウ持っていたような気はするが。てか、たぶん、設計担当者がカメラ好きだったんだと思う。初期モデルなんか、カメラメーカー製よりもよっぽどカメラ的だったから。ツボを心得ている感じだった。逆に、各メーカーにノウハウを伝授していたのかもしれん…
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電池寿命はアルカリで61枚(CIPA基準)。かなり少ない気もするが、連続再生時間が210分で、Optio 30の240分と大きくは違わない。電池寿命の実感は、撮影枚数よりも再生時間に比例する。ちなみに、省電力を売り物にしたDSC-S1は220枚/260分。画素数分を割り引いても、S4は省電力で手を抜いた感じ。
モード設定は、マクロも含めて全て無条件保持のようだ。液晶オフだと起動時のモード表示もしないので、これはちとヤッカイ。要チェック。それも含めて、モニタのオン/オフの切り替えがどうもうまくないな。専用のスイッチはなく、マクロ/ストロボのボタンが液晶オンを兼用しているようだ。いずれのかのボタンを押せば、4秒間だけモニタがオンになり、その間にシャッターを半押しすれば、オン状態が維持される。また、これらのボタンは1回押しただけではモードの変更はされないので、液晶オンボタンの代わりになるようだ。しかし、基本的に、液晶ON設定での使用が大前提というカンジがする。
【追記】どうやら、マクロに関しては問題なさそうだ。マクロモード自体は保持されるが、測距段階で範囲外と判断されれば、自動的にモード解除される仕様らしい(遠景モードやMFモードも同様)。かと言って、ノーマルモードで近づきすぎても自動的にマクロにはならない(^^; ストロボの方はストロボボタンを押して確認するしか方法がないようだが。
【追記】「液晶ON設定での使用が大前提」という発言は訂正する。DSC-S1を使い込んでいて気が付いたんだが、こいつは液晶オフモードでの使用を物凄くよく考えている。ただ、その方法が普通とは違うため、最初は全く逆の印象を持ってしまうようだ。
レンズは37-105mm/3.0-5.0。CCDは1/2.5"原色フィルター。原色ではあるがドギツくはなく、ナチュラルで好感が持てる。AWBもけっこう優秀。蛍光灯下で撮っても色補正不要。Opti0 230いじった後だったから、細部がまともであることが凄く嬉しい\(^o^)/マトモ〜〜 Optio 230は2002年4月発売、DSC-S4は2004年6月発売だが、完成度は隔世の感。
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う〜んと、ホントはこれ、広角端35mmにできたんじゃないのかな?だって、姉妹機のS3が光学系同じで37-112mm相当、CCDサイズによって望遠寄りになっている、ってんだから。普通に考えれば、S4は35-105mm相当のハズ。なんで35mmにしないかなぁ…。ひょっとして、ストロボの照射角の問題?まさかねえ…
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発色はともかく、画質はど〜かな〜〜?この時期のこのクラスならこんなもの?お世辞にも良くはないよ。…ひょっとすると、高感度の固定モードを持たないのは、そもそも画質が低いから?確かに、ISO 400時はスゴイからな〜〜(^_^;↓
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ただし、感度は実質的に100固定だし(ISO 50〜200オートのみ;ただし下記参照)、Optio 30(兄弟機)のような詳細な撮影情報も表示されないようだ。さらに、USB接続は標準的なマスストレージではなく、PictBridgeなのでかなり不便。【訂正】スライドスイッチで通常のマスストレージになる。初歩的なミスだ。すまんこってす。 Win7ならば専用ソフトやドライバは不要だが、アクセスが遅かったり、Exifが読めなかったり、画像に勝手にリードオンリー属性が付いたりする。コネクタも汎用のmini-B(バンデル星人タイプ)ではない。これらは致命的な欠点ではないが、Optio 30との比較ではマイナスポイントになる。つまり、Optio 30を持っていれば、DSC-S4は不要だと言うこと。ただし、外装に関してはDSC-S4の方が相当に上。まあ、Optio 30が酷すぎるんだが…(^^; ただ、電池蓋の危うさは大差なしか。
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スポーツモードにしたら、ISO 400まで上がった! しかも1/22"で。ほほ〜〜、プログラムライン自体が変わるんだ。エライじゃない。で、スポーツモードとマクロの併用はできないが、MFとの併用は可能。なので、ピント固定(2cm〜)のマクロ撮影は可能。しかし、流石にISO 400だと暗部のノイズは凄いな〜〜。ま、それは言わないこと。しかし、使い勝手の悪い撮影モードを増やすより、素直に感度のマニュアル設定を可能にすればいいのに……それも言わないでおこう。
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で、だ…どうなんだろう? 案の定、Optio 30に対するアドバンテージはなし。が、それは予想していたから納得。そもそもが、それを確認するための入手だったわけだし。でも、Optio 30と比較しなければ、そこそこ使える機種ではないか? たとえば、Finepix A202/A303との比較で言えば、こちらの方がずっと良い。少なくとも、操作性は雲泥の差。でも、じゃあ必要なのかと言うと、別に必要ではない。……それはそれでいい。
問題は、ではDSC-S1を入手するかどうか…。微妙だね。長寿命は魅力的でないことはないが、必要か否かという、やっぱり不要。Optio 30に対するアドバンテージがないことは明白。S4を入手したんだから、チェック目的の入手の必要もなくなった。さりとて、いらない、と言い切れるかどうか…。どうなんだろ〜ね〜〜(^^ゞまあ、強いて言えば、36-108mm/F2.8-4.9のレンズかな…? しかし、いやぁ……
【追記】ふ〜む、改めて考えてみると、これはこれでよくできているような気がしてきた。オリンパスともペンタックスとも流儀は違っているけど、この方法もありかも知れない。液晶オフだと起動時に設定情報が表示されないのも、ISO感度がAUTOのみのなのも、液晶ONボタンがないのも、実は杜撰なんじゃなくて、別の逃げ道をちゃんと作ってあるからなんだ。そして、使い勝手を考えると、実はこちらの方法の方が合理的なのかも知れない。
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