(2002.07.02/2004.04.30upd)

我が家のデジカメ

OLYMPUS E-10

400万画素の一眼レフ。画質、操作性、拡張性は折紙付きだが、デカさと遅さと電池喰いが致命的な欠点。速度だけでも何とかなれば、かなり使えるカメラなのだが、実に惜しい。高速CFの使用で書き込みの高速化が図れないだろうか…?
Panasonic Lumix LC-5

彩度は抑え目だが画質は悪くない。しかし、ストロボ回りの仕様が酷すぎる。裏技を使わない限り室内撮影は実用にならないし、裏技を使っても制限がかなり多い。捨てるには惜しいが、かと言っても使い物にもならないという困り者。
OLYMPUS C-2020Z

200万画素クラスのデジコンとしてはほとんど完成された機種。シンクロターミナルも装備しているし、露出回りも簡単にいじれる。トータルな使い勝手が非常によろしい。惜しむらくはプリ発光を禁止できないことだが、そこまで言ったら贅沢。

OLYMPUS C-2100UZ

200万画素で38〜380mmのIS機能付きの高倍率ズームが魅力。画質にも定評がある。ただし、シンクロターミナルが専用タイプに変更され、汎用ストロボに接続するには5000円もする変換ケーブルが必要。それに、室内撮影中心の私に380mmは無駄。
Kodak DC215 ZOOM

100万画素で29〜58mmという広角系ズームとパンフォーカスというのが嬉しい。意外に良く写るし、マクロモードもあるし、露出補正も可能。AFではないのでレスポンスも比較的良好。コダック独特の発色も魅力(らしい)。ノーマル発光機。
Kodak DC260 ZOOM

160万画素AF3倍ズーム機。内蔵ストロボはノーマル発光でシンクロターミナルまで備えている。ストロボ実験にはうってつけ。でも、動作は多少ぎこちないかな? また、唯一の(でもないが)デジカメ用OS搭載機で、スクリプトを書いて制御できるらしい。

Fuji Finepix 2900Z

230万画素光学3倍ズームでホットシュー付きのノーマル発光機。多灯ストロボの実験には便利だが、使い勝手がイマイチ。大きい割に操作性が良くないし、フォーカスロックするときに一瞬LCDが消えるのも厭な感じ。ビューファインダーの方も何だか見にくい。
Nikon Coolpix 2100

嫁さん用。200万画素3倍ズームの小型機。グリップが大型で、全体が小さい割には操作性は悪くない。プリ発光機。まあ、嫁さんが気に入ってるのだから、良いカメラではないないでしょうか? ちなみに、電池の持ちがかなり悪い機種なので、2500mAH必須。

●メイン機

デジカメの主な用途は室内ポートレート。したがって、ストロボワークのしやすさが極めて重要になる。汎用シンクロターミナル(またはホットシュー)を装備していることがメイン機の必須条件。もちろん、マニュアル露出が可能でなくてはならない。画素数も400万くらい欲しい。手持ちの機種ではE-10とLC-5がメイン機候補だが、いずれも重大な欠点があり、残念ながら現状ではメイン機失格。

▼OLYMPUS E-10
E-10の場合は、ともかく書き込み速度が難点。2240x1680-1/4で撮影間隔2〜3秒、書き込み時間7秒/枚くらい。これが私のE-10の最速設定。連続撮影(非連写モード)は4枚が限界で、バッファフルから完全に開放されるまで20秒くらい掛かる。快適な撮影は困難。また、電池の消費も激しく、1700mAHクラスのNi-MHでは実用にならない。重要な撮影のときには、高価なリチウム電池を一度で使い切るくらいの覚悟が必要。2500mAHは試す必要がある。
▼Panasonic Lumix LC-5
LC-5の欠点は、何と言ってもストロボワークの悪さ。内蔵、外付けを問わずストロボ撮影時の露出設定に制限が多く、ありふれた設定をするのにさえ、裏技が必要という有り様(別項参照)。それを我慢すれば、何とか使えるレベルにはなる。ただ、そうまでして使わにゃならんのかと思うと、気分的に悲しくなるのが最大の欠点。電池は専用タイプだが、持ちはE-10よりも遥かに良い。あえてどちらかと言われればLC-5かなあ…。

こういうような状況なので、メイン機の乗り換えも検討している。ノーマル発光機のCoolpix 5000か、プリ発光を禁止できるPowershot G3あたりが手頃ではないかと思っている。あるいは、そろそろデジイチも手の届く所に降りてきたし…。でも、逆にC-2020ZやC-2100UZをメインに据えるという選択肢もある。画素数が少ないとは言え1600×1200はあるし、何より総合的な使い勝手の良さが光る。メイン機の資格は十分にあると思う。

●サブ機

現時点ではサブ機はC-2020Zで決まり。メイン機の補助という役割のほかに、日常のちょっとしたブツ撮りなどもこなしてくれる。書き込みも速いし、電池の持ちも比較的良い。メディアがSMなのもありがたい(xDは嫌い!)。シンクロターミナルもある。何より設定が素直で扱いやすい。ほとんど文句の付けようがない機種。現在2台所有。ちなみに、姉妹機のC-2000Zはマニュアル露出モードがないので不可。また、C-2040Zは大口径レンズが魅力だが、外部ストロボ接点が専用のTTLタイプになってしまった。

●超望遠機

C-2100UZは380mmで手ぶれ補正機能付きの優れもの。スペックに文句はないが用途がない。イベントなんかは銀塩なんだよね。やっぱ、外でデジカメ使うのはいろんな意味で恐いから(電池切れや天気の急変など…)。ということで、大事に仕舞ってはいるけれど、なかなか活躍の場がない。

●ノーマル発光の実験機

スレーブストロボや外付けストロボの実験には外光オートのノーマル発光機が望ましい。プリ発光機はシンクロでも調光でもかなり大きな制限が出てくるからだ。ということで、KodakDC260Z/DC215ZとFuji Finepix 2900Zを入手したが、三機種とも操作性がイマイチ。レンスポンスの悪さや、撮影画像の確認などの点でC-2020Zにかなり劣る。

■在庫リスト

400万画素クラス
OLYMPUSE-10400P*HS/TTL処理速度が遅すぎ、でかくて重い
PanasonicLumix LC-5400PHS*ストロボワーク最低
200万画素クラス
OLYMPUSC-2100UZ210PTTL10倍ズーム、オーバースペック
C-2020Z@210PST操作性抜群 #1031*
C-2020ZA210PST 〃 、予備機 #1037*
FujiFinepix 2900Z230NHSストロボ実験には最適だが操作性に難
100万画素クラス
KodakDC-260 ZOOM160NHSレスポンスが悪い
DC-215 ZOOM@110N--故障中
DC-215 ZOOMA110N--固定焦点、レスポンスまあまあ

P…プリ発光/N…ノーマル発光/P*…プリ発光二回?
ST…汎用シンクロターミナル/TTL…専用ターミナル/HS…ホットシュー/HS*…ストロボに制限あり

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