デジカメの設定保持とキャパシタについて

作成開始日 2014.04.20
最終更新日 2014.06.07

デジカメのキャパシタがパンクして、設定が保持できなくなる事例は非常に多い。 特に2000年以降のローコスト機にその傾向は顕著。 合法的に製品寿命を縮めるための、確信犯的仕様だと言われても仕方ないだろう。 これらの機種では、電池交換の度に日時設定からやり直す必要があり、 咄嗟の用には立たない。 ここでは、それらの症状の傾向と対策について考察する。

まず、私が調べた限り、デジカメの設定保持には次のような方式がある。

以下、各方式の特徴と、私が所有している代表的な機種を挙げる。これらは原則的に単三2本のOVF機(NO-OVF機も若干含む)で、私が常時スタンバッておきたい機種である。

【注意】本稿では「キャパシタ」という用語を設定保持用の内蔵電池一般の意味で使用する。いわゆるスーパーキャパシタのみを指すわけではなく、Li二次電池なども含む総称とする。

●コイン電池型

PowerShot A560
PowerShot A430/A460

理想的な方式。コイン電池で設定を保持するので、メイン電池なしでの保管も可。 電池交換時も一切支障なし。 また、上記機種に関してはアルカリ電池でも十分実用レベル。 すなわち、突然コンデジが必要になったときでも、 抽斗の中に転がっている適当な電池を詰めるだけで即使用可能になる。 常時スタンバイ状態になっているわけで、実に便利。 ただし、この方式は実質的にキャノンしか採用していない (大昔にはオリンパス等にも採用した機種があったが)。 そして、キャノンの単三廉価シリーズであるPowerShot A系は使い勝手が今一つ。 A430/A460系は基本性能と操作性に小難があるし、 A560は不細工なグリップと無駄にデカイ貧相なLCDが邪魔。 とは言え、絶対安牌として一台はスタンバっておく価値がある。

●不揮発メモリ型

CAMEDIA FE-115
Optio S40?(うろ覚えで再確認は怠っている)

少数派だが非常に便利。各種設定だけでなく、日時情報も不揮発メモリに保存する。 そのため、カメラ設定は電池とは無関係に半永久的に保持されるし、 日時設定も電池がなくなる直前の状態をキープしている。 無論電池がなくれば時計は止まるが、初期化はされないので日時修正は非常に楽。 例えキャパシタがパンクしていても、単純な電池交換であれば何の問題もない。 電池を交換する時間(数秒間程度)遅れるだけである。 ただし、このタイプのオリンパス機に関しては、 すべての設定が無条件に保持されてしまうという弊害もある。 マクロ設定や露出補正まで保持されるのは、流石にどうかと思う。 この辺は、ちょいとプログラムをいじればどうにでもなるので、 設計者の配慮不足と言われても仕方あるまい。 なお、オリンパスの旧機種のように、カメラ設定は不揮発メモリ(恐らくスマメ)に 保存されるが、日時設定は初期値にクリアされるタイプもある。 ここではこのタイプは不揮発型には入れない。日時の保持が重要な要素。

●キャパシタ正常型

CAMEDIA C-40Z
Coolpix P50

一般的な方式。キャパシタ(Li2次電池等)に溜めた電気で設定を保持する。 と言っても、30分〜数日程度しか持たないのが普通なので、 原則的に電池を入れたまま保管する。 正常に機能していれば電池交換時にも特に支障はない。 ただし、2000年以降の機種ではキャパシタの経年劣化が激しく、 ほとんどが即死型(次項参照)になってしまっている。 正常なのは2000年前後までの旧型機と、一部の高級機、あるいはまだ劣化していない 比較的新しい機種だけである。 2001〜2004年ころの廉価コンデジはほぼ壊滅状態。 それよりも古い単三2本機は正常なものも多いが、電池寿命が短いのが難点。 逆にそれよりも新しい機種となると、単三OVFモデル自体が絶滅危惧種。 キャパシタ正常型でスタンバイ機にふさわしいものは非常に少ない。

単三4本機ならば旧機種でも実用レベルの電池寿命だがサイズ的に厳しい。 2008年の単三2本OVF機であるCoolpix P50という選択肢はあるが、これもやや特殊。 2006年のFinepix A500は現状では正常だが、早晩パンクする。既に兆候あり。 できればC-40Zをスタンバっておきたいのだが−−使おうと思ったが電池が残量不足、 でも設定保持くらいは可能で時計も大丈夫、じゃあ電池を交換するだけで済むか? と言うと…このクラスになると、それなりの電池を入れないと動かない。 使い掛けのアルカリや、ヘタったNi-MHではなかなか難しい。我が家では厳しい。 そうなると、CR-V3を入れっぱなしにしておくのが正解かな?と…

●即死型

DiMAGE X20
Xacti S1?(失禁型でない確証は取れていない)

キャパシタが経年劣化でパンクして、電池を抜いた状態での設定保持が不可能な物。 2000年以降の機種は大多数がこれ。電池交換時には設定がすべてクリアされる。 電池を入れっぱなしにして設定を保持するとしても、 おそらく使用時には残量不足になっている(設定保持で消費&自然放電)。 そこで電池を交換しようとすると、設定も時計も全部パー。これではまるでダメ。 ただし、失禁型(次項参照)でない限り、CR-V3やLi単三で逃げるという手はある。 これらの電池は年単位で放置可能(少なくともX20はLi単三で2年近く持っている)(*)。 年に1回程度の設定し直しならば、実用的には許容できる。 コイン電池方式だって5年に1回程度は初期化されるわけだし。 もっとも、本当に失禁型ではないのかどうかなのが重要。

(*)大雑把に言って、リチウムは年単位/エネループは月単位/Ni-MHは日単位

●即死+失禁型

Finepix A101
Optio 30?(かなり疑わしいが確証はない)

最悪のパターン。キャパシタがパンクした上に、電流がだだ漏れになるタイプ。 設定保持用に電池を入れておいても、一月と持たず完全に空になってしまう。 A101にアルカリ電池を入れて一月放置したら、文字通りの0vになっていた。 実家で使っていたC-3000Zも、設定保持用にアルカリ電池を入れておいたのだが、 半年後に帰省したときには完全に空になっていた。 このタイプはCR-V3やLi単三を入れておいても比較的短期間で空になるので、 電池性能で逃げることができない。 あるいは、キャパシタ切除で失禁を防ぐことができるかも知れないが、 もし、設定保持自体に相当の電力を消費するのであれば効果はない。 実験対象としては非常に興味深いが、このままスタンバらせるのは無理。

私の標準機とも言えるOptio 30もこの失禁型になっている可能性がある。 RCR-V3が3週間程度でほぼ完全に空になってしまったから(大して使っていない)。 Optio 30は電池寿命に難があるが、使い勝手は良いので、CR-V3を入れて スタンバっておく予定だったのだが、失禁型だとその計画が狂う。 とりあえず、ヘタリNi-MH(中華2500)を入れてみた。 一応、チェッカで1.1vを示し、ラジオも鳴るが、デジカメはまったく動かない電池。 これを入れて一週間でどうなるか?(2014.04.19 2:05〜)。

なお、ここではキャパシタの類型として「失禁型」と名付けたわけだが、失禁の原因が本当にキャパシタにあるのかどうかは保留。そもそも設定保持に大きな電流が必要なのかもしれないし、あるいは電源オフでも常時ストロボをチャージしているのかも知れない(使用時に即ストロボを発光可能にするため)。Finepix A101を分解したところ、キャパシタはコイン型のLi二次電池のように見えた(確証はない)。だとすれば、充電不能になったとしても、電流がだだ漏れになるのか…?ひょっとして、どこかでショートしているのか?あるいは、ストロボの方が可能性が高いのでは?−−とまあ、いろいろと推測は可能なのだが、決定的な証拠がない。しかし、原因が何であるにせよ、キャパシタに関連して問題になる特徴なので、ここでは「失禁型キャパシタ」としておいた。もっとも、原因次第で対処法方は異なるので、原因の特定は重要。

【追補】キャパシタがコンデンサ型であれば、間違いなくパンク=失禁ということになると思う。しかし、Li二次電池はどうだろう? 本体用のリチウム充電池などは、充電不能になるといつまで経っても充電器のランプが赤いままで緑にならない。あれ、電流が流れ続けているという意味ではないのか?とすると、一般論として、Li二次電池も充電不能になると、失禁型になるのではないか?が、その一方で、明らかに即死型なのに、失禁しない機種もある。もう少し研究が必要。

【追補2】Coolpix 3200とFinepix A101のキャパシタ(Li二次電池)を電気二重層コンデンサに交換してみて、ちょっと気が付いたことがある。それは、Li二次電池が満充電になった後どうなるのか?という点だ。まだはっきりしないが、どうもE3200は一定時間後にキャパシタへの給電を止めているようなのだ。この方式だと、たとえキャパシタパンクが失禁を引き起こすとしても、歯止めが掛かることになる。しかし、常時給電しているシステムだと、歯止めなく垂れ流すことになる。同じようにLi二次電池を使用しながら、パンク後に失禁型になる機種とならない機種がある理由は、このあたりにあるのではないだろうか?

●スタンバっておきたい機種をどうするか?

では、私がスタンバっておきたい個々の機種に関して、 具体的にどうすれば良いのか考える。 問題は、失禁型の疑いのあるOptio 30と、 キャパシタは正常だが電池寿命の短いC-40Z、 それに早晩パンクして即死型になるFinepix A500。 いろいろ面倒臭いことを考えたが、 要するに、この3機種をスタンバっておく方法を考えたいだけだ。

●実験項目

▼Optio30
Optio 30はまずは失禁型かどうかの確認が優先。 失禁型でなければCR-V3で解決可能。 失禁型だった場合はキャパシタの切除なり、 ボタン電池化改造なりの実験をする。 嫁さんのOptio30は、CR-V3で1年くらいは持つそうだから、 失禁型ではない可能性が高い。 しかし、私の常用機はRCR-V3が三週間ほどで完全に空になったので、 失禁型の可能性が排除できない。 固体差も勘案しなければならない。 ということで、中華2500Ni-MH(1.1v)を入れて放置開始。

2014.04.19 02:05 スタート
2014.04.26 12:30 1.1v変化なし
2014.05.03 17:30 1.1v変化なし、失禁型ではないと判断しても良いかも?
2014.05.09 10:40 1.1v変化なし、失禁型ではないと判断
----------------------------------------------------------
2015.05.09 10:40 単三リチウムに入れ替える;SDカードは装着せず
2014.05.18 00:30 まったく問題なし
2014.05.26 07:00 まったく問題なし
2014.06.06 09:00 コンデジの分解撮影に使用(3枚)、当然問題なし
2014.06.21 23:30 先回から数枚使用、問題なし
2014.07.08 06:45 先回から数枚使用、問題なし
2014.08.04 11:30 問題なし、Li単三で約3ヶ月
2014.10.07 15:40 先回から何度か使用、問題なし、Li単三で約5ヶ月
2014.12.30 08:40 先回から数枚撮影、問題なし、Li単三で約8ヶ月
2015.03.08 23:00 先回から数枚撮影、問題なし、Li単三で約10ヶ月

SDカードを装着しなかったのは、内蔵メモリが約16MBあり、私の常用サイズ(XGA/★★)ならば50枚近く撮影可能なため。逆に、大容量のメディアを装着すると動作が極端に遅くなる。128MB程度でもアレ?と感じるレベル。

▼C-40Z
C-40ZはCR-V3を使うかRCR-V3の2本体制かと思っているが、 やはりその前に放置状態での電池の減り具合を確認する必要がある。 明確な失禁型でないのは確かだが、やはり電池の減り方が早いような気もする。 中華2500Ni-MH(1.1vと1.0v)を入れて一週間ほど放置してみよう。

2014.04.19 18:00 スタート
2014.04.26 12:30 1.1v&1.0v変化なし
2014.05.03 17:30 2本とも1.1vに、失禁型ではないと判断しても良いかも?
2014.05.09 10:40 1.1v&1.0v変化なし、失禁型ではないと判断
----------------------------------------------------------
2014.05.09 10:40 単三リチウムに入れ替える
2014.05.18 00:30 まったく問題なし
2014.05.26 07:00 まったく問題なし
2014.06.07 07:00 まったく問題なし、撮影可能
2014.06.21 23:30 まったく問題なし、撮影可能
2014.07.08 06:45 まったく問題なし、撮影可能
2014.08.04 11:30 まったく問題なし、撮影可能、Li単三で約3ヶ月
2014.10.07 15:40 まったく問題なし、撮影可能、Li単三で約5ヶ月
2014.12.30 08:40 まったく問題なし、撮影可能、Li単三で約8ヶ月
2015.03.08 23:00 完全にアウト、電池は0vと0.5v、失禁型でないにしては早いな(了)

▼Finepix A500
Finepix A500は現状では正常型だが、早晩即死型になる。既に兆候はある。 しかし、単なる即死型ならば逃げ道はある。 とりあえず、オキシライド電池(恐らく新品に近い)を入れて、耐久レース開始。

2014.04.14 オキシライドでスタート
2014.04.26 電池は問題なし、ただし時計は数分遅れていた
----------------------------------------------------------
2014.04.30 再スタート:電池の運用方針の転換により、1.3vのヘタれアルカリと交換。動作確認。電池警告なし。
0000.00.00 1.2vのアルカリでは赤マークが出て使用できなかった。限界は1.3v? 時計は2分遅れ(0.5分/日)。
2014.05.03 17:30 問題なし、撮影可能。時計はまたちょっと遅れている。
2014.05.09 22:50 問題なし、撮影可能、時計はガンガン遅れている(^_^;
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能、時計は3分遅れ(5/3から)
2014.05.26 07:00 問題なし、撮影可能、時計は5分遅れ
2014.06.07 07:00 問題なし、撮影可能、時計は7分遅れ(ほぼ1月)
2014.06.21 23:30 問題なし、撮影可能、時計は10分遅れ
2014.07.08 06:45 問題なし、撮影可能、時計は13分遅れ
2014.08.04 11:30 問題なし、撮影可能、時計は18分遅れ
2014.10.07 14:40 赤マーク、撮影可能、時計は32分遅れ、それなりにリークしている感じ
2014.12.30 08:40 撮影不可、再生のみ可能、時計は45分遅れ(ほぼ8ヶ月)、終止電圧1.2v(了)

へたれアルカリで半年と言ったところ。もちろん、ヘタレ具合によって持続期間は異なるが、確実に言えるのは、それなりのリークがあると言うこと。また、時計の誤差も恥ずかしいレベル。スタンバイ機には全く適していない。

▼Finepix A101
Finepix A101のキャパシタを切除してみる。 A101は失禁型であることがほぼ確実な機種。 そもそもスタンバイ機ではないので、それでも構わないのだが キャパシタ切除が有効な処置かどうかの確認には丁度良い。 壊しても惜しくないし、予備もあるし。

2014.04.25 23:50 キャパシタ&コンデンサ削除、ヘタレ三洋1600(1.1v)で失禁テスト開始、ピポピパだけは鳴る
2014.05.03 17:30 電圧が微妙にばらつく(0.9〜1.2v)、ピポピパは鳴る
2014.05.09 23:00 電圧が微妙にばらつく(0.9〜1.1v)、、ピポピパは鳴る
----------------------------------------------------------
2014.05.09 23:00 1.4vアルカリ(Maxell)に換装、撮影可能(1.2vアルカリでは電池警告が出て撮影不可)
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能
2014.05.26 07:00 問題なし、撮影可能
2014.06.07 07:00 問題なし、撮影可能、1.4vアルカリで一月持っている、失禁治療成功?
----------------------------------------------------------
2014.06.13 電源に並列に電気二重層コンデンサを接続、設定保持可能に
2014.06.21 23:30 問題なし、撮影可能、設定保持可能
2014.07.01 00:00 問題なし、撮影可能、設定保持可能
2014.07.08 06:45 問題なし、撮影可能、設定保持可能
2014.07.15 23:45 問題なし、撮影可能、設定保持可能
2014.07.29 07:30 電池赤マーク、撮影可能、設定保持可能
2014.08.04 11:30 撮影可能、設定保持可能、そして遂に電池アウト、終止電圧1.2v(了)

Li二次電池とストロボコンデンサを切除し、失禁治療成功を確認後、 電源系に電気二重層コンデンサを並列接続した。 これによって設定保持が可能になったが、電源に並列接続している以上、 恒常的に電荷のリークが起きているはず(軽微な失禁状態)。 これによって、電池寿命がどの程度縮まるかが当面の焦点。

1.4vアルカリ電池に換装後、二ヶ月以上持っている。Li二次電池&ストロボ用コンデンサの削除で失禁は治療されたと結論付ける。また、電気二重層コンデンサ直結後、一月以上持っている。リークは無視しうるほど小さいと考えて良いかも。ただし、電気二重層コンデンサ使用開始後まだ1000時間も経っていない。部品寿命も確認する必要がある。

1.4vアルカリ電池に換装して約3ヶ月、電気二重層コンデンサを並列接続して約2ヶ月でアウト。まあ、そこそこ使用したが、撮影枚数は数十枚程度。何とも微妙な数字。ちなみにLCDオフ撮影のみならまだ可能。アルカリなので自然放電はほとんどないとしても、使いかけ(1.4v)のアルカリ電池なら、まあ、こんなもんか(新品アルカリでの公称80枚)。こうなると、電気二重層コンデンサの影響があったのか、なかったのか…俄には判断しかねる。しかし、ダダ漏れでないことは確か。少なくとも、この機種に関しては、この改造は極めて有用であった。あとはストロボ用コンデンサを元に戻してみるか。

▼Finepix 4500
スタンバイ機種ではないが、類似の問題を抱えている Finepix 4500のキャパシタ改造実験もここに挙げておきたい。 ストロボユニットを切除して、 代りにバックアップ用のLi一次電池を入れてみたい。 もっとも、失禁型でなければそれなりに対処方法はある。 Li単三を無理矢理使ってみるとか、せめてエネループにしてみるとか。 あるいはオキシライド系(本家オキシライドは生産終了だが)を試すとか。 ともあれ、失禁型か否かの確認は重要。

2014.04.24 15:30 ヘタレ三洋1600(1.1v)を入れる。ピポピパだけは鳴る
2014.05.03 17:30 ピポピパは鳴る
2014.05.09 23:10 ピポピパは鳴る、起動画面(時刻設定要求)が表示される
----------------------------------------------------------
2014.05.09 23:10 1.4vアルカリ(ALL-WAYS)に換装、撮影可能
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能
2014.05.26 07:00 問題なし、撮影可能
2014.06.07 07:30 レンズエラー、再生のみ可能、電池交換で正常に戻る(了)

終止電圧1.2v+1.3v。電圧低下によってレンズエラーが発生するようだ。これでは、撮影機能自体は生きていても意味がない。一月で撮影枚数は数枚。1.4vからのスタートとは言え、設定保持にかなり食われている印象。失禁型に近いと思われる。まともに使うつもりなら、キャパシタとレンズカバーは切除すべきだろう。

▼Coolpix P50
オキシライドの運用実験。これで実用になるなら、EVOLTAも有望。

2014.04.30 16:00 オキシライド電池(ほぼ新品)を入れる(電圧はチェッカが振り切れて不明)
2014.05.09 23:15 もちろん何の問題もなし、撮影可能
2014.05.18 01:00 問題なし、撮影可能;数日前に10枚程度使用
2014.05.26 08:30 問題なし、撮影可能
2014.06.07 07:30 問題なし、撮影可能
2014.06.21 24:00 問題なし、撮影可能
2014.07.08 06:45 問題なし、撮影可能
2014.08.04 11:30 問題なし、撮影可能
2014.10.07 15:40 アウト、残量不足表示で起動せず(了)

ほとんど使用していないのに5ヶ月でアウト。かなりのリークがあると思われる。スタンバイ機にするつもりなら、キャパシタの切除が必要だろう。

▼PowerShot A460
居間カメラとして使用。eneloopで1年ほど持った。撮影枚数は30枚前後かな? ほとんどが自然放電に消費されているはず。今度はEVOLTAでどの程度持つか実験。

2014.05.11 EVLOTAでスタート
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能
2014.06.07 08:00 撮影可能、電池ボックス接触不良気味?
2014.08.04 11:30 撮影可能、問題なし
2014.10.07 15:50 撮影可能、問題なし
2015.01.03 撮影可能、問題なし;が、嫁さんに電池を略奪され強制終了(u_u;)(了)

▼PowerShot A620
バリアングルのスタンバイ機として実験開始。2005年発売の単三4本機なので、電池の持ちはメチャクチャ良い。アルカリでも十分実用レベル。なので、使いかけ(1.3v)のアルカリ電池でテストスタート。

2014.05.11 maxell(Dynamic)1.3vでテスト開始;まったく何の支障もない
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能
2014.05.26 07:00 問題なし、撮影可能
2014.06.07 07:30 まったく問題がなくて詰まらない、が、グリップの造りがしょぼくてギシギシ言うのが気になる
2014.06.21 24:00 問題なし、撮影可能
2014.08.04 11:30 問題なし、撮影可能
2014.10.07 15:50 問題なし、撮影可能
2014.12.30 08:40 問題なし、撮影可能、約8ヵ月
2015.03.08 23:00 問題なし、撮影可能、約10ヵ月

▼Optio 33LF
個人的にはけっこう気に入っている機種なのだが、いかんせんヘタリ弱い。それでも、この時期のPentax機としては頑張っている方で、230や330GSと比べればずっとマシ。問題は、それでも満充電のeneloopでいきなり《黄色》と言うことなんだが…。現実的にはリチウム電池以外では実用にならんでしょう。わかっちゃいるけど、ちょいと興味本位で; ちなみに、不揮発メモリ型なので、電池交換に支障はない。

2014.05.11 eneloopでテスト開始;いきなり《黄色》orz;接点磨いたのに…
2014.05.18 00:30 撮影可能、バッテリー黄色
2014.05.26 07:00 撮影可能、なぜかバッテリー表示がグリーンになった、気温?
2014.06.06 23:00 電池切れ確認、数枚しか撮影していないのに、エネループで一月持たなかった(了)

もちろん、この33LFで使用不能になったエネループも、他機種ならば何の問題もなく使用できる。実質的にスタンバっておくのは不可能だろう。それに、今回のテストで気が付いたのだが、シャッター音がまったくしないのはとても使いにくい。実用レベルの機種ではないな。

▼DiMAGE X20

2012.06.16 単三リチウムでスタート
2014.05.18 00:30 問題なし、撮影可能、もうすぐ2年になる
2014.05.26 07:00 問題なし、撮影可能
2014.06.06 09:00 5枚撮影でとうとうアウト;でも2年持ったのは立派なもんだ(了)

正直、けっこうリークしているような感じなのだが、まあ、2年もったんだからギリギリ合格点。終止電圧は1.4v、当然PowerShot A430ならまだ使える。それよりも、コイツの問題は画質(と言うか色作り)。彩度とコントラストが強すぎて、室内でのブツ撮りにはまったく不向き。Optio 30にはっきり負けている。かと言って、屋外ではLCDがまったく見えない。OVFもない。用途がない。

▼C-2

2013.02.26 フル充電のエネループ(新品ではない)をC-2に入れる
2013.05.15 2箇月半経過、未だに電池残量警告出ず。撮影枚数は十数枚。
2013.02.09 1年経過、大雪を写す、電池フル表示
2014.04.19 1年2箇月経過、まだフル表示、なんか凄くないか?
2014.05.26 撮影可能、フル表示
2014.06.07 撮影可能、問題なし
2014.06.21 撮影可能、問題なし
2014.07.08 6日に17枚撮影、撮影可能、問題なし
2014.10.07 撮影可能、問題なし、1年半以上経過している
2014.10.19 10枚ほど撮影、全く問題なし
2014.12.27 撮影可能、問題なし、1年10ヵ月
2015.02.26 使用しようと思ったら電池切れで起動せず、2年でアウト(了)


【貧乏カメラ館目次】 【ホーム】