†貧乏カメラ館†

GOKO AZS 700AF 未評価 発売年月 ----.--/標準価格 ¥-.----
スーパーマクロ付き35-70mm機


スーパーマクロ付きの35-70mmのAFズーム機。ただし、スーパーマクロと言っても、35mm固定で25cmまで(レンズ先端から)。しかも、外見から判断する限りレンズの移動はないし、ストロボも強制発光のみ。絞って被写界深度を稼いで、至近距離からストロボをバシャというタイプだと思われる。ノーマルモードの最短撮影距離は70mmで0.8m、う〜ん、倍率はどうなのかね? 大差ないような気もするんだが……倍近くは違うかな?
(2006.04.16)

スーパーマクロ以外は概ね凡庸な2倍ズーム機。レンズはかなり暗いが(35-70mm/F5.3-10)、操作性は悪くない。凡庸なだけに素直で扱いやすい。シャッターは1/50"〜1/330"で、スローシンクロ時は1/4"も切れる。私が試した限りでは、ストロボオフでも1/4"が切れている気がする。

GOKOは銀塩のマクロ撮影に特化したコンパクトを主力商品にしていたけど、ニーズが限定されるし、やっぱデザインとか垢抜けしてないしね、どう頑張っても苦しいよなあ。マクロはデジカメが物凄く強いし(モニタでフレーミングすればパララックスもない)、GOKO製品には銀塩ファンを強烈に惹き付ける魔力もないしねえ…。FUJIのNaturaが意外なほど健闘しているのと比べるとねえ−−24mm超広角にノンフラッシュって、ツボを抑えてるもんね、デザインも洒落てるし。GOKOというメーカー自体は物凄く好きなんだけど、FUJIと同じ土俵では勝負にならない。でも、銀塩コンパクトの生きて行く道って、そういうところにしかないし…

と言うことで、2006年春現在、GOKOのMacromaxコンパクトは1機種を除いて製造終了。中野Fカメラなどで、どこかから流れてきた在庫が信じられないような値段で売られていたりするわけだ。ま、それはこのAZS 700AFではないけどね(単焦点のFR-350とか)。で、GOKOはコンパクトカメラからマクロ撮影技術を応用した製品にシフトしているのだが、さて……

思うんだけどさ、銀塩のノウハウは十分あるんだからさ、オーダーメイドのカメラ作成引き受けてくれないかなあ? スペックとデザインをユーザーが決めて、それに合わせてマイカメラを作ってくれるとか…。完全オリジナルは難しいかも知れないけど、GOKOが既に持っている技術の範囲内でスペックを決めて、10台100万くらいなら、注文する人、けっこういるんじゃないかね?(ここに一人居るんだけど……プラ製バルナックライカが欲しい(^_^;)


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