安全にスキー・ファンスキー・スノーボードを楽しむために プロローグ

by 全日本デモンストレーター 金子裕之さん(談)

雪の危険な体験談「ファンスキーの危険性」 前書き 前編 後編 続編 続々編をお読みになっていない方は、下をクリックして、できるかぎりそちらからお読みください。

雪の危険な体験談「ファンスキーの危険性(前書き)」


 

 これは、僕が全日本デモンストレーターである金子裕之さんに、ホテル金甚で直接お会いしてお話を伺ったものです。(2000年現在)

 金子さん自身は、「今まで大きな怪我はしていない」そうです。滑走歴は、3歳から滑り始めて、2000年3月現在40年間滑りつづけていることになります。裕之さんは年間最低でも150日を滑っていて、それでも大きな怪我がないというのは、運だけでなく、きっときちんとした何かの理由があるのでしょう。

 


コブ斜面にいた誰もが振り返った、金子デモの滑り

 

 

 その金子裕之さんからは直接、普通ではなかなか聞けないような話もたくさん聞くことが出来ました。そして、その中の一つが、この 安全にスキー・ファンスキー・スノーボードを楽しむために という内容です。

 ここではファンスキーに限らず、スキー・スノーボードを安全に楽しむためにも、今まで大きな怪我をせずにすごしてきたその理由(わけ)を、ここでふれてゆきたいと思っています。 どうか、下をクリックして、ぜひともこのお話に関して読んでいただければと思っています。

 

★ 金子裕之さんの「安全にスキー・ファンスキー・スノーボードを楽しむために」は、ここをクリック ★

 

 

 金子デモは以前、「急ヴェの金子」というニックネームがつくくらい、すごく急なコブ斜面をすさまじい勢いで降りてくるというので有名だったそうです。(もちろん今でも有名ですが^^;)

 伝説的な話がたくさん残っているようで、たとえば、デモクラスが出ているとある大きな大会で、ものすごく急なコブ斜面をすさまじい勢いで降りてきて、あまりにもそのスピードが並はずれて速すぎたので点数をつける人が「やばいっ、こっちに突っ込んでくるぞ!!」とばかりに大慌てで逃げ出したそうです。金子裕之さんはそのすさまじい勢いのまんまで降りてきて、その逃げ出す採点員の目の前で見事にピタッ!!と停まるという荒ワザをしたとか。。。 まわりの人はみなあっけにとられていたとか^^;

 2000年の技術選でもその精神は衰えず、すさまじい勢いで降りてきたものの、板が短すぎて(170cm)先端がコブに刺さってしまい、そのままものすごい勢いで大転倒をしたとか! でも大きな怪我じゃなく、問題なく決勝まで進み、デモ選の出場資格をゲット。そしてデモ認定されて、2000年現在、最年長デモンストレーターとして現役バリバリのデモンストレーターとして活躍されておられます。今では、デモを教える現役デモとしても活動しておられています。

 また最年長デモといっても、あなどることは出来ません。FIS公認の2000年シニア世界選手権では第10位という、世界レベルでも十分通用するスキーヤーなのです。シニアといっても、30代からもたくさん出ている大会です。さらに、デモンストレーターとは言っても、世界レベルで通用するスキーヤーというのは、あまりいないものなのです。ほんっと、すごいですねー^^; 

 


確認のため、裕之さんには、掲載前に原稿を送って、現在内容の確認をしていただきました。
ただし、掲載にあたっての文責は、僕Snowman-Yukioにあります。
また、
文章の一部抜粋による誤解をなくすため、写真を含め、HPからの転載や引用は不可とさせてください。

2000/3/9 アップ