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モロッコ旅行記 第2日目 −3/16(火)−

  〜カサブランカ観光後マラケシュへ移動〜


 超早起きのRさんが、目覚ましの鳴る前6時頃から起き出した・・・。私も6時半には諦めて起きた。 朝食は、パンを4種類、オレンジジュースとコーヒー。パンにはチョコレートの粉が添えてあって、甘くておいしかった。
 9時ホテル出発、カサブランカ観光へ。
ムハマンド五世広場でフォトストップ。バスから「水売りのおじさん」たちが見えた。 ガイドブックには一緒に写真を撮るには1DH位のチップがいるとあったので、1DHだけ握って、 バスから降りた。とたんに水売りのおじさんに囲まれる。そして「1$」!
おいおい値上がりしてる?? 1DHしか持ってないと言ったらみんな散ってしまった。 でも一人だけ優しい(?)おじさんが「しょうがない、撮ってやるよ」って感じでモデルになってくれた。 しかもRさんと交代で、帽子もかぶらせてくれた。いいおじさんだ。 しかし、ちゃっかりものの別のおじさんが、横から入ってきたくせにRさんから1DH取り上げた・・・。 この人たち、「水を売ってくれ」と言っても売ってないような気がする・・・。

 さて、更にバスで場所を移し、ハッサン2世大モスクへ。モロッコ一の規模を誇るモスクだけあって大迫力!! ミナレット(塔)の高さは世界一の200mとのこと。建物内に2万5千人、庭を含めれば8万人も収容できる大モスク。
 ここで大失敗!! ミナレットが美しかったのでパノラマで撮ったら、その後パノラマボタンを戻し忘れた〜!!! 気が付いたのはずいぶん後だった。後で出来た写真を見たら、ちょうどこのミナレットのパノラマ写真でフィルムが終わってたので、 多分フィルム交換に気を取られてスイッチを戻し忘れたのだろう。この後、丸1本失敗写真を撮ることとなる。



ハッサン2世大モスク

 いよいよバスでマラケシュへ移動。3時間ほどの道のり。途中1回トイレ休憩をとり、2時頃マラケシュ着。 ここでようやく昼食。メニューはサラダ、パスティラ、タジン、フルーツ、ミントティー。
 料理の説明をしておくと、タジンはモロッコ人の主食。羊肉、鶏肉、牛肉等と野菜を香辛料とともに土鍋でぐつぐつ煮たシチューのような物。 今回は牛肉とプルーンのタジン。パスティラは、鳩や鳥の挽肉に味付けしてパイ生地で包んであげた物。まぁ春巻きですね。 どれもおいしかった! デザートのフルーツは採れたてオレンジ! 今はシーズンらしく、今後デザートはほとんどこれだった。 でもおいしいので(1,2カ所はずれはあったけど)包んで持って帰る人も。
 ところがこの食事、待てど暮らせど出てこない。・・・終わったのは4時だった。 おいおい


レストランの天井 モザイクが見事


昼食 サラダとパスティラ


タジン鍋登場!


デザートのオレンジ


 添乗員さんが「モロッコはゆっくり食事してもらうこともおもてなしの一つなので・・・。でも時間の限られたツアーではつらい」と言ってた。 というわけで、やっと本日のメイン、マラケシュ観光。
 クトゥビアの塔。高さ65mの美しいミナレットを持つマラケシュのシンボル。 ミナレットの上には金色の球があり、これが3つの場合「イスラム、キリスト、ユダヤ 3つの神」となり 5つの場合は「イスラム五行」となるそうだ。外壁の青いタイル、イスラム建築物ではよく使われるが、 青は「空」を表すそうだ。
 ここでRさんがスケッチを始めた。絵が描ける人は本当にうらやましい。 とりあえず、絵の才能が全くない私は絵を描くRさんを写真に撮ることくらいしか出来ることはないのだった。


クトゥビアの塔をスケッチするRさん



ここで描かれた絵

続いて、メラナ離宮。ここはおおおおおおきなプールがある。昔、航海に備えて水泳の訓練をしたそうだが・・・ 今はフナのような大きな魚が泳ぎ、透明度は0??ってくらい濁っていてちょっと泳ぎたくはない。


メラナ離宮のプール



 いよいよメディナへ!!メディナとは旧市街のことである。マラケシュのメディナは世界遺産にもなっている。 まず、香辛料の店へ案内された。それにしても、モロッコを通して思ったことだけど、 外は土で作った殺風景な建物だったりするのに、ドアと内装と窓枠はすごく凝っている。そこが素敵。 この店も内装が素敵だった。そして、綺麗なお姉さんがスパイスの説明をしてくれる。 ついつい「クスクススパイス」を買ってしまった。お姉さんに見とれて、お金を払ったのに物を忘れてしまった。 綺麗なお姉さんは、慌てて渡してくれた上に、おみやげにベルベル女性の紅をくれた。


香辛料のお店 店内の様子



 さらにメディナの中心に向かって進む。そしてとうとう、「ジャマ・エル・フナ広場」へと到着した。


ジャマ・エル・フナ広場入り口

屋台と大道芸人で有名な広場である。私は、ここの買い物をとても楽しみにしていた。 と・こ・ろ・が、昼食が長すぎたせいか、「自由時間は30分です」ええええ〜っ!!! とにかく急ぐ。私はここで、モロッコ人が頭に巻いている、あのターバンを入手したかったのだ。 旅行に来る前から、現地でターバンを買い、その後の行程はそれを頭に巻いて過ごそうと決めていた。 何故なら私は太陽と相性が悪い。特に、首なんか焼いちゃうと水膨れになる。 なのに帽子が嫌いなのだ。そこでターバン。首も守れるし、現地に浸れる!
 Tシャツやジュラバを飾っている店があった。ちょっと足を止めたら、もう店の人に引きずり込まれてしまった。 Rさんもジュラバを物色し始めた。私はターバンを見つけたので喜んでいたらおじさんが頭に巻いてくれた。 値段を聞いたら「100DH」。相場がよくわからないので「80」とか言ってみたけど相手にされない。 そう、店のにーさんはRさんにべったり。おじさんは新しい客にかかってしまい、私はほっとかれたのだ。 Rさんのジュラバが決定し、値段交渉が始まった。彼女のジュラバは着々と安くなってるのに、 私が隙を見て「90?」とか言っても、軽く「100」って言われるだけで全く相手にしてくれない。  どうでもよくなって、色も気に入ったし、そんなに高くもないし100DHで買ってしまった。 彼女の値段交渉も終了。ジュラバを手にしたときにはもう集合時間まで後5分くらいだった。

 集合場所のそばに、建物の屋上から広場を一望できるポイントがある、というので登ってみた。 広場でうっかり写真を撮ると、「今、写ったからチップ」って言われたりするし、安心して写真を撮れるポイントでもあるそうだ。 そこで、登ってみたのだが・・・ ジュース売りがテラスの手前にいて買わないと通してくれないらしい。 ちょっと冷めてしまってそのまま降りてしまった。
 集合したとき、同じツアーの若者が「ヘンナ」の模様を書いてもらっていた。これもやりたかったのに時間が足りなかった!! 「これはフェズでやってもらおうね」とRさんと誓い合い、バスはホテルへと向かったのだった。  

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