アレンジものの誘惑
初歩の曲から制作を開始したが、中級あたりに進むと、ぼつぼつ音域も広がり、よく知られた歌や、他の楽器のための有名曲の「アレンジもの」を入れることも、やろうと思えばできる条件が整ってきた。
だが、ここで熟考した結果、腹を決めた。 安易な「アレンジものレパートリー」には逃げず、新作曲で固め、最後のほうで、クラシックのリコーダー用オリジナル曲(もともとリコーダーのために書かれた曲)をいくつか補うだけで行こう!と。
結局、唯一の例外として、バッハの「G線上のアリア」を採用したが、しかし、これとてバロックの名曲であるから、チェンバロ伴奏のリコーダーで演奏するのは、様式的な問題が非常に少ない。 言いかえれば、この「アリア」を、当時全盛を極めた独奏楽器であったリコーダーが、チェンバロ伴奏で演奏するというのは、バッハの存命中のころでも十分にあり得た取り扱いだったろう。
そして、この曲以外はすべて「リコーダーのための伴奏つき曲」だけで構成しきった。 初志貫徹、「本物のレパートリー」だけで曲集を作り上げる、という基本方針を貫いたのである。
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クラシック曲伴奏制作 Obligato
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