報告にあたり、まず反省しなければならないことは、約40万円の 予算外支出を出したことである。確かに我々にとって今回の海外遠征が 未知の部分が多かったこともあるが、それにしても予算の組み方に 甘さがあったことは40万円という額を見れば明らかである。幸い OB諸兄からの多大な寄付に助けられ、予算外の支出に対応できた。
遠征資金は基本的に自己負担と言う前提で、月々の積み立てを 始めたが、現役を中心にアルバイトの時間がなく寄付に頼ることに なった。寄付活動は、海外委員会による審議の遅れと共に遅くなったが、 予想以上の金額が集まった。
国外には米ドルのトラベラーズチェックを用意した。特に米ドルの 大きなメリットが見られなかったこともあり、また予想以上に円が 通用するので両替差損も考えて円でもっていった方がいいだろう。
ルピーへの換金はカトマンズで100ルピー札を中心に行った。最高額 紙幣は1000ルピーであるが、田舎では釣りがあるか分からないし嫌われる。 せいぜい500ルピー札までであろう。
物価はカトマンズから離れれば離れるだけ高くなり、食費で言えば ルクラでおよそ2倍になる。ルクラで適度な食事と十分な水分を取る ならば、1日1人300〜400ルピー程度はかかる。
ルクラには銀行はないが、ロッジで200ドル程度なら換金してくれた。 しかし、家中のルピー札をかき集めた感じで恐縮してしまった。やはり、 カトマンズで十分に換金して行くのが無難だ。トレッキングパーミットが あれば用が足りると言われエージェントにパスポートを預けていく者が あったが、トレッキングパーミットでは換金を拒まれた者もあり、 パスポートはまず必携である。
ちなみに、食費はカラパタール、ゴーキョでは3倍ぐらいになる。また、 ナムチェまで行けば銀行がある。