エレベーターの点検について考えてみよう

三人よれば、文殊の知恵!早速、書き込み開始!!


油圧式エレベーターの保全 投稿者:amenbo  投稿日: 7月15日(火)17時26分38秒

 15年前に建設された5階建て、賃貸マンションの管理を今年より始め、
こちらへたどりつきました。よろしくお願い致します。

油圧式 定員4名 のもので毎月の点検をメーカー POGで実施中です。
先月点検者へ、『最近、乗る時のかごの沈み込みが大きいようですね』との
会話をしたところ、修理を計画したいと下記の2種類の見積り書の提出が
ありました。過去トラブルとか大修理はありませんでした。

A)油圧ユニット・制御バルブのOリング・グランドパッキン取替
B)上記の取替工事を 作動油の交換とフラッシングをセットで実施

 修理が必要と判断されるデータの提出を要望し、独自での調査も実施。
かごの停止位置精度と、沈み込み量の測定結果は下記の通りです。

停止階   無人位置   1名(60Kg)[沈み込み]   2名(120Kg)
5階     11mm     -2.5mm  [13.5mm]     6mm 
3階      5mm     -6.5mm  [11.5mm]     6mm 
1階      3.5mm    -6.5mm  [10.0mm]     1.5mm 

 なお、2名追加の場合は、自動での位置制御が作動しており、正常な状態
なのでは と、自分の失言を後悔しております。お教えいただきたい件は

1)上記の測定結果で修理が必要と判断されるのかどうか?
2)油圧機器のOリング類の交換は、15年周期で実施されるのかどうか?
3)作動油の交換とフラッシングは通常行われているのでしょうか?

 過去、金属加工設備の油について若干の体験があり、油は交換せずに
メンテ会社と相談しながら浄油機を設置して、新油レベルに改善・維持する
トライをしたいと思っております。

 細かな内容での質問で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。


Re:油圧式エレベーターの保全 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 7月15日(火)21時51分47秒

amenbo様

私がいたメーカーでしたら、自然沈下を調整するための床合わせ補正は、扉が開いている場合は、10mm沈んだ時に段差を0mmにして、扉が閉まっている時(待機状態)は、25mm沈んだ場合0mmに補正する様に調整してました。(法的には、75mm以内で補正するようになっています)
どちらにしても、乗り込もうとして扉が開いた時には補正が作動しますし、乗客が一人、二人、三人・・・と乗り込んで来た場合10mm沈むごとに補正が作動します。
おそらく10mm少しなので、1名の場合等は補正範囲がギリギリなのでしょう。

その前に、無人状態で着床位置にバラつきがあるのが気になります。5階など、11mmは少し有りすぎます。調整することで、0mmにする事もできます。

通常、私がチェックしていたのは、油圧配管のメインバルブを閉め(油圧ユニットの制御バルブに圧力をかけない状態)5分でどの位沈下するかテストします。シリンダーパッキンが不良の場合、パッキン部にあるオイルタンクに油を戻すリターン配管や、余分にパッキンから出た油(通常はあまり排出されない)をすてるドレイン配管等を見ます。この、パッキンが悪い場合は5分で20mmは沈下します。もしこの状態で沈下がない場合は、シリンダーパッキンは正常となります。
次に、メインバルブを開き油圧ユニット制御バルブに圧力がかかる状態に戻し、扉を開いた状態で停止スイッチをOFFにして沈下の状態を監視します。ここで沈下が激しければ制御バルブの不良が考えられます。ただし、油圧配管や継ぎ手部の油漏れがない事が条件です。

いずれにしても、amenbo様で確認を行うのであれば、扉を開けた状態でエレベーターの中にある操作盤の中の停止スイッチをOFFにしてから5〜10分監視してみて下さい。不良であれば沈下して行くのが見る事ができます。点検日に合わせ現地へ行き保守員と一緒に実施させるほうが安全です。

作動油に関しては、作動油汚染度測定器をメーカーは持っているはずですので、データーを提出させて下さい。酸・塵埃・水・金属粒子などの混入物を総合的に判定できます。出来れば目の前で測定させた方が分かりやすいと思います。(新油と使用油との比較)

油圧エレベーターを所有・管理されている方は、1年に1回は検査報告を求める事をすすめます。

一応、作動油の取替え基準は10年と私がいたメーカーでは定められていました。


御礼:油圧ELVの保全 投稿者:amenbo  投稿日: 7月16日(水)11時53分37秒

エレベーター管理人様

詳しい御説明ありがとうございました。実際に体験された方でないと表現できない
内容で、貴重なものと恐縮しております。

パッキンやOリングなどは経過年数ではなく、油の漏れを確認してから交換すると
いうのが一般的なのですね。かご内の各個操作スイッチは多数ありオイルポンプを
停止させるボタンが確定できないため、保守員の方と一緒に確認したいと存じます。

作動油の測定について保守責任係長へ先月確認したところ、分析は有償でしかも
油メーカーへ依頼するとの事でしたので、当方で専門業者へ依頼したい旨を伝え
ました。油メーカーでは重要な混入物の測定を重量法という大雑把な方法で実施
される場合が多く、粒度分布によるNAS等級の方が正確な判断ができるためです。
分析項目が多くなると費用の問題があるため、保守責任係長より要望があった、
酸化度合を追加の候補項目としております。特殊なフィルターを取り付け、血液の
人工透析と同じ原理で新油以上へ改善をトライする計画です。

なお、保守契約書を再度確認いたしましたら、点検周期が3ヶ月となっておりま
した。アンケートでの費用などの回答が特殊なメールソフトを使用しているため
自動送信できませんので、メールにて回答させていただきます。

結果をその都度、御報告させていただきますので、今後ともよろしくお願い致します。


amenbo様 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 7月16日(水)23時36分32秒

amenbo様

アンケートありがとうございました。取り扱いには厳重な注意を約束いたします。
送信不具合の件、明日修正してみます。

通常、点検をしている限り点検業者は、作動油の劣化の状態を把握するためにも年1回は測定器にて検査するものです。測定器とは別に色見表で作動油の汚れ具合もみます。

これらの結果にてFMならば取替え準備をするし、POGならデータを基に取替えをすすめるものです。ここで、金属粒子等が検出されると専門の業者に分析してもらい削れている箇所を特定していきます。私の経験では、金属粒子が検出されて業者に依頼したケースは1回だけでした。アルミの粒子でポンプの不良によるものでした。FMのお客様でしたので、ポンプ取替え・作動油取替え・フラッシング洗浄・等実施しました。
これは、点検による一次的検査で発見出来た事です。
今、点検を実施している業者は作動油に対し何も点検していないのでしょうか?分析は有償ということは、年1回の作動油の汚れに対する点検をしていないのですかね?少し疑問に感じています。

業者とのやりとりで、何かありましたらご一報下さい。



油圧エレベーター No3 投稿者:amenbo  投稿日: 7月22日(火)13時59分31秒

エレベーター管理人様

点検会社との打合せを先週末に実施した結果を御報告させていただきます。

1)油漏れの判定方法は、最上階にて30分間停止させ、下降が40mm 以内が基準との事。
2)測定結果は記録しているはずだが・・・次回点検日に立会で再度実施する予定です。
3)新油のサンプルをポリ容器にて提出あり。(日本石油 ハイドリック32 との事)
4)現状油のサンプリングを実施。(透明度が若干悪くなっている程度で、使用可?)
5)点検会社では分析データの提出不可。(参考 水の分析 10項目1回/年で 約12千円)
6)分析項目については要望が提出され?、汚染度・酸化度・粘度 の3項目。

     分析会社の候補が2つあり、見積をとって今後すすめる予定です。


amenbo様 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 7月23日(水)18時26分35秒

amenbo様

かなり、エレベーター点検業者は、今までにないお客様からの問い合わせにあせっているのではないでしょうか?


油圧エレベーター No4 投稿者:amenbo  投稿日: 8月 4日(月)09時39分11秒

エレベーター管理人様

 作動油の分析結果が出ましたので、御連絡致します。

1)粘度(動粘度)は問題なし。
2)酸化度(全酸価)は新油が異常に低い数値で、銘柄の変更があったと推測。
3)汚染度については、使用油の方が良い数値でした。
4)点検会社にてフィルター交換をしっかりやっていただいているおかげか・・・
5)分析誤差(気泡を検知する感度の違いか)かもしれないと思われます。
6)数値・現物の写真は、新規開設しましたホームページにて御覧下さい。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/C3.html


amenbo様 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 8月 5日(火)13時44分56秒

amenbo様

HP拝見させて頂きました。
私も写真や、資料を掲載したいのですが、著作権等があるのでなかなか上手く行きません。アニメーションを作成する知識もないもので・・・

今、油圧エレベーターを独立系にて点検を実施されている方からのメールでの問い合わせがあり、amenbo様の取り組みを紹介させて下さい。
HPもリンクさせて下さい。

よろしくお願いします。


リンク御礼 投稿者:amenbo  投稿日: 8月 5日(火)16時28分52秒

エレベーター管理人様

 ホームページのリンクありがとうございました。

同じような問題をかかえてみえる方々と情報交換が出来そう
ですので、楽しみです。今後ともよろしくお願い致します。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


油圧エレベーター No5 投稿者:amenbo  投稿日: 9月24日(水)15時21分07秒

エレベーター管理人様

 御無沙汰しております。3ヶ月目の点検を先週末に保守員と一緒に実施した結果を
御報告させていただきます。

A 自然沈下の測定(油漏れ)
最上階にて30分間停止させた結果、じわじわと 23mm 下降しました。基準は40mm 以内
との事ですので多面的な判断が必要と思われます。保守員の意見は15年も経過すると
ゴム類の硬化も心配・・・最終判断はオーナーでとの事。今年は出費が多いので、年末
に再度沈下の測定をして、来年Oリング・パッキン類の交換を実施しようかと考えてお
ります。(見積費用は約30万円)

B 油フィルターの保全
 油分析の結果、使用油がゴミ等の混入が少なかったので、フィルターの保全状況を教
えてもらったところ、フィルターは2ヶ所あり外観は金網のようなものとの話でした。
現物を確認しておりませんので、詳細は次回の点検の際に見せてもらう予定です。油の
分析結果の書類を渡して、交換せずにこのまま使用を継続したい旨を伝えました。
(上記のOリング・パッキン類交換と油交換をセットで実施の見積費用は約60万円)
 過去5年間のメンテナンスレポートの記録結果を確認しましたところ、フィルター
は1回/年清掃が基準のようですが、最近の2年は未記入でした。

C その他の保全
 かご・ドアのレール面のごみが多かったのですが清掃されていました。メンテナンス
レポートをよく見ると、清掃・給油・部品交換は詳細に記録されており、よく確認する
必要があると感じました。

 以上ですが、エレベーター管理人様の御意見をよろしくお願い致します。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


Re:油圧エレベーター No5  投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 9月24日(水)17時02分05秒

amenbo 様

お久しぶりです。
30分間停止させた結果、じわじわと 23mm 下降したとのことですが、同機種での自然沈下の時間との基準が解れば比較し易いと思います。(判断基準が30分で、通常どの位自然沈下するのか?)それとも、30分で40mm以内だったら基準内と言うことなのでしょうか?そうだとすると、amenbo 様のエレベーターは基準内という事になります。

確か、エレベーターに乗り込む時の沈み込みが、最近大きくなって来たと保守員との会話が始まりで、A)油圧ユニット・制御バルブのOリング・グランドパッキン取替
      B)上記の取替工事を 作動油の交換とフラッシングをセットで実施
の工事計画として、見積もりを提出してきた記憶しておりますが、『保守員の意見は15年も経過するとゴム類の硬化も心配・・・最終判断はオーナーでとの事。』と保守員が言ってる所が気になります。沈み込みの原因が、当初はOリングやパッキン、作動油にあるように言っていて今回、15年も経過するとゴム類の硬化も心配・・・と言っています。
結局、沈み込みの大きくなった原因は何なのかの明解な回答を、点検会社側はしていない気がします。

>フィルターは1回/年清掃が基準のようですが、最近の2年は未記入でした。

未記入時期から、保守員が変更になっていませんか?


油圧エレベーター No6 投稿者:amenbo  投稿日: 9月24日(水)21時06分07秒

エレベーター管理人様

 早速の御回答ありがとうございました。

1)『沈み込みが大きくなった』は当方がエレベーターの機構をよく理解せずに
  感覚的な判断で表現してしまった事で、乗り込み時にワイヤーが伸びてかご
  が下降する現象と判断しております。
2)それと関連した問題として点検会社が、自然沈下を心配してきたと思われま
  すが、実測せずに過去の基準値を呈示してきたようです。共同での測定でし
  たが、保守員は30分停止中は何も作業ができないため、近所で別の作業が
  あるので終了時間頃に戻りますと言って、釦操作のみ教えてくれました。
   保守員は30分は長いので、15分にして沈下量を倍にしてはどうかと言
  っておりましたが・・・。Oリング・パッキン類の交換をすれば、沈下量は
  どの程度少なくなるのかと質問をしたところ、ゼロに近くなるとの回答でし
  た。
3)御回答のように、同機種での新規設置時点での自然沈下量を点検会社に尋ね
  てみようと思っております。毎年1回の点検項目にそれらしきものが無いの
  が問題と思われます。(油圧式は重点ではないようですね)
4)保守員の変更は最近は少なくなっているようです。5年間での油フィルター
  関連の記録を下記に示します。

  年月 保守員 油フィルター関連の記録
  98/09 A  油戻し管用Y型ストレーナー清掃
  99/09 D  油戻し用ホースのフィルター清掃
  00/09 E  油戻しホースにフィルター取付(?) 
  01/09 E  (油圧パワーユニット廻り、オイルパン部清掃)
  02/06 F  (プランジャーのグランド部清掃)
  03/09 E  油戻りホース用のドレンフィルター及びオイルフィルター清掃
       点検開始時に質問をした結果の成果かと判断しております。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


油圧エレベーター No7 投稿者:amenbo  投稿日:12月16日(火)01時33分42秒

エレベーター管理人様

 御無沙汰しております。本年最後の3ヶ月目の点検を実施してもらった際の保守員と
の打ち合わせ結果を御報告させていただきます。

A 油フィルターの保全個所・構造の確認
 フィルターは2ヶ所あり、従来のものはY型ストレーナーで面積が少なく大きな異物
 を除去するためのものと推測されました。もうひとつは、保守員E氏が 00/09 追加
 取付を実施したもので面積が大きく、金網フィルターが細かく2段構成になっており
 ました。このメーカー(南進機工)はインターネットで調査したところ、エレベータ
 ー協会と連携して活動をされておられるようでした。(給油機器のみでストレーナー
 は見当たりませんでした)

B 自然沈下とグランドパッキン交換・今後の進め方
 先回と類似の会話を交わした後で、突っ込みを入れたところ、気温の低い冬の計測よ
 りも、同時期の9月に自然沈下の計測を実施した方がよいのではないかという事にな
 りました。若干のリスクはありますが、長期のスパンで状況を判断して行くべきかと
 感じております。保守員は責任の回避のため、メンテナンスレポートには、『油圧
 ユニット内の Oリング、プランジャーグランド部のパッキン等が交換時期となりま
 す。交換修理をお願い致します』と記載しておりました。訂正してもよいが・・・
 という言葉がありましたが、そのまま受け取り上記の結論に致しました。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


Re:油圧エレベーター No7  投稿者:エレベーター管理人  投稿日:12月20日(土)22時22分39秒

amenbo様

ビル管理及びエレベーター管理、大変お疲れ様です。
amenbo様のエレベーターの写真を見る限り、点検会社も力を入れている事がうかがえます。
amenbo様のメーカーとは違う製品では、リターンパイプ(油戻り配管)は、そのままタンクへ作動油をストレーナー無しで直接戻す物もありますし、パッキンの外に出で来た作動油(本来なら廃油として取り扱う)は、ドレンパイプ(廃油配管)を通り、ピットに設置してある廃油缶に溜まるようになっているのですが、たまにドレンパイプまで直接タンクに戻るようになっている油圧エレベーターもあります。

amenbo様のエレベーターは、15年前のエレベーターになるのですが、ピットの中に廃油缶は設置されていますか?パッキンが悪くなると、この廃油缶に溜まる廃油量が極端に増えます。
本来であれば、この廃油は幾層からできたパッキンの外に出てきたものであり、ホコリや水分を含んだものなので、タンクに戻さず廃油として取り扱いしていました。
リターンパイプ(油戻り配管)は、幾層からできたパッキンの外に出る前の作動油を戻す事になります。
この、リターンパイプとドレインパイプの設計思想は、各製造メーカーにより違いがあるようです。
amenbo様のエレベーターも、一度ピットの中に廃油缶があるか確認して、設置されているのであれば、廃油量を確認してみるのも一つの目安になります。


油圧エレベーターNo8 投稿者:amenbo  投稿日:12月23日(火)11時07分42秒

エレベーター管理人様
 ご親切な回答ありがとうございます。ピット内に廃油缶があるのではないか、との
御指摘は重要な事と思われます。
 配管系統図には記載してありませんが、確認してみる必要があると思われますので
次回の点検日に確認を実施するように致します。もし別に廃油缶があれば管理人様の
御意見のように、そこへ溜まる量が目安になります。ポンプ室の状況は最近把握でき
るようになりましたが、移動かごの真下のピットへはまだ入った経験がありません。
 自然沈下量を測定していた時に、ドアの隙間より金属スケール(メジャー)を落と
してしまい、後日保守員に拾ってもらった経験があり、恐い場所という印象です。


amenbo様 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 1月25日(日)23時28分37秒

amenbo様

amenbo様のホームページに掲載されている写真と同じエレベーターをみたのですが、私が確認した油圧では廃油用配管はなく、パッキンから出た作動油はピットの中に設置してあるポンプに蓄積されタイマーにてリターンパイプ(油戻り配管)により、機械室のオイルタンクに戻る仕組みになっていました。他のメーカーには無い独特な方法でした。
なので、リターンパイプ(油戻り配管)から、機械室のオイルタンクに戻る間にフィルターは2ヶ所あるものと思います。
もしも、私が見たエレベーターと同じであれば、次回の点検時に確認してみて下さい。

パッキン内のオイルだけを戻しているのか?
パッキン外に出たオイルも一緒に戻しているのか?

次回、同機種のエレベーターがあれば、もう少し詳しく確認してきます。

下記URLは、amenbo様のホームページです。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


油圧エレベータ No9 投稿者:amenbo  投稿日: 1月28日(水)16時43分23秒

エレベーター管理人様
 貴重な情報ありがとうございます。
『ピット内に廃油缶がありタイマー起動のポンプにて機械室のオイルタンクへ戻る』
との事ですね。
 かご下のピット内の状況をよく知りませんので次回の点検日に、保守員へ頼んで
確認してみたいと思います。
 戻している油、廃却している油も現地にて確認する予定です。 次回は年1回の
定期点検月にあたるため、保守員の方は忙しいかもしれませんので少し心配ではあ
りますが、結果を御報告させていただきます。


油圧エレベータ No10  投稿者:amenbo  投稿日: 3月31日(水)16時03分22秒

エレベーター管理人様

 御無沙汰しております。昨日年1回の定期点検を実施していただき、保守員へ懸案
の『ピット内に廃油缶があるか』をヒヤリングした結果を御報告させていただきます。

 ピット内に廃油缶は無く、プランジャーのグランドパッキン部は2階付近の高さに
あるため、パッキン部より漏れた油は重力のみで地下の油タンクへ戻るとの事です。

 たまたま保守会社の顧客調査(昇降機保全アドバイザー)の方の訪問があり、これ
までの状況を説明いたしました。現地の確認は安全面での問題もあるため後日、別途
予定する事にしました。Oリング・パッキン類交換と油交換の見積書を見せたところ
一般的には実施しているが、根拠を調査して報告するとの事でした。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/C3.html


Re:油圧エレベータ No10 投稿者:エレベーター管理人  投稿日: 4月 7日(水)21時10分36秒

amenbo様

お久しぶりです。この前amenbo様と同じエレベーターを見に行く機会が有りましたのでプランジャーのパッキン部を見せてもらいましたが、パッキン部の油が溜まる所は虫の死骸やゴミがいっぱいありました。だからタンクにオイルを戻すためにストレーナーの追加等が必要になるのでしょう。amenbo様が使用しているオイルクリナー装置はH社には一番効果的だと感じました。

>保守会社の顧客調査(昇降機保全アドバイザー)の方の訪問があり・・・

ところで、この方はH社の人間ですか?


油圧エレベータ No11 投稿者:amenbo  投稿日: 4月 8日(木)11時23分25秒

エレベーター管理人様

 プランジャーのグランドパッキン部を実際に見られた情報、ありがとうございました。
昨日、私も現地で見る事ができました。保守員は2階にカゴを停止させ、3階の開閉扉を
手動で開けて見せてくれました。そこからはパッキン部は見上げる位置にあり、汚れ状況
は確認できませんでした。シリンダー、その他の機器、コンクリート壁の外観の汚れは無
く、環境と保守の状態が良いと感じました。

 先週、定期点検を実施した後から、1階より2階を通過する際に、小さな異音(針金が
当たるような)がしており、連絡をして再点検にきてもらいました。この音は、開閉扉の
中央部分のリンクチャンネルにビニール被覆電線があり、線の支持金具が曲がったために
カゴと接触していました。放置しておくと電線が切断し開閉扉が作動しなくなる可能性が
あったとの事でした。先週の定期点検日には別の建物工事と重なり静かな環境ではありま
せんでした。

 保守会社の顧客調査(昇降機保全アドバイザー)の方はH社所属で、保守の実務経験が
豊富との自己紹介をされておられましたが、油圧エレベーターに関しては専門とは思われ
ませんでした。定年後の再雇用で、営業マンの補佐をする役割との事でしたが、昨日電話
をしたところ、休暇日でした。

http://www.est.hi-ho.ne.jp/emily-go/index.html


油圧エレベータ No12  投稿者:amenbo  投稿日: 6月16日(水)21時02分3秒
  エレベーター管理人様

 いろいろな立場の方々がこの掲示板へ書き込みをされるようになり、喜ばしい事と存じ
ます。当方の書き込みは、細かな構造の内容で申し訳なく思っております。

 本日、3ヶ月に1回の定期点検修理があり、管理人様より注意するようにとの助言が
ありましたプランジャーのパッキン部を再度、上面より見せてもらいました。写真を撮り
ホームページへ記載させていただきましたので、御覧いただければと存じます。

 先回より、保守員は自然沈下速度を一人で測定してくれるようになりました。本日も
測定し、異常はない数値との事でした(15分間で10mm以下)。1日の整備数を尋ね
たところ、平均7個所で本日は多少ゆとりを持てる日との事で、過密なスケジュールで
整備をされているようでした。保守員には気持ち良く、効率的に整備をしてもらえるよ
うに配慮をして接する必要があると感じております。所要時間は約2時間弱でした。
かごスライド扉の樹脂ガイドが磨耗していたため交換したとの報告がありました。

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