大引き工法によるウッドデッキの作り方の流れです。
最初に基礎を作ります。
コンクリートべた基礎がいいと思いますが、束柱を調整束にして独立基礎でもいいと思います。
独立基礎で調整束にしないと、束の高さを調整するのが大変です。
私はべた基礎にして、べた基礎の水勾配にあわせて、そのまま建てました。
その後、束柱と大引き材を連結して立てます。
大引き材が3本以上の束柱に支えられる状態で、束柱の長さが3本同じじゃないとどこかの束柱が浮きます。
ゆか束(yahoo)のような調整束なら調整が楽です。
同様に必要な個数の束柱と大引き材をたてます。
私は、外から見える場所のみ木製束とするため、調整束のみで最初は作りました。
この状態で前後左右の水平を調整しました。
調整束だとかなり微妙な調整も出来ますが、そこまで水平にこだわらなくてもよいと思います。
最後に、外から見える場所の束の長さを実測して組み込みました。
1mmぐらいの誤差なら木材のしなりもあるので許容範囲のようです。
木材の最前列の束を組み込んだら、再度、調整束で調整してもよいです。
デッキ材を上から貼っていきます。
私はハードウッドにしたせいもあり、この作業が時間がかかりました。
デッキ材が曲がっていたりすると、その修正をしながら張るので面倒です。
全てのデッキ材が張り終わったら終了です。
この後、デッキ材の端を丸のこで切り揃えて、幕板を張るとよいと思います。
幕板は見た目の向上だけではなく、水平方向の揺れ防止にも効果的です。
私は面倒なので、デッキ材の端を切り揃えていませんし、幕板もつけていませんが。
下からみた構造です。非常に単純です。
実際に難しくなかったです。ベンチとかを作る方がよっぽど技術がいります。