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7月25日

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私がスポーツ観戦に全く興味が無いことは9年前の絵日記にも書いています。

今回のオリンピックは菅政権が支持率アップのためにコロナ禍の中強行していることが見え見えなこともあり、なおさら興味が沸きません。

しかし、今はテレビをつけるとオリンピックばかりなので、払うとは思わなかった有料のNHKオンデマンドに登録して

「あてなよる」という番組ばかり見ています。

 

毎回テーマの食材を料理研究家の大原千鶴さんがお酒にあう料理に仕立て上げるアイディアが斬新に感じられ、

それが特に手の込んだレシピでもなく、やろうと思えば自分でもできそうな調理方法なだけに何度も観てしまいます。

もちろんシンプルな食材と調理で極上の味を生み出すからには、きわめて新鮮で選りすぐった食材と調味料が使われているのは間違いなく、

我家の近くのスーパーで同じ名前の食材を買ってきて、我家の安物の調味料で味付けしても同じものになるとは思ってはいないのですが、

惚れ惚れするのは食材の生かし方のアイディアが、ずば抜けてオリジナリティに溢れていることです。

食材の特徴をよく熟知していて、分析し、どこを生かすためにどう調理して何と組み合わせると舌を喜ばせる結果につながるのか

頭の中は私の想像もつかない情報が駆け巡っているのだろうなぁと感心しきりです。

その引き出しの多さとお人柄(酒豪の側面)にも惹きつけられます。、

 

もちろん、料理に合うお酒を薦めるソムリエの若林さんの話も興味深く聞いていますが、お金の無い私には縁の無いお酒ばかりのようで

そこは敷居が高すぎて自分とは関係の無い話という感じが否めません。

 

「日常生活における文化的な充実とはどういうことか」、というのが、私の最近のテーマだと思います。

そこにこの「あてなよる」は良い刺激を与えてくれ、ありがたいと思っています。