去年の5月19日に病気で亡くなられた林信夫さん(享年61歳)の遺作展に行ってきました。
毎日のようにブログを更新されていたのを読むのを楽しみしていましたが、2018年の2月26日を最後に更新がパッタリと途絶え、
それから3ヶ月を待たずに死去され、次の更新は遺族による訃報でした。
大きな公募展などの組織に属さず、マイペースで活動していくには、ある種の信念や同じ境遇の横のつながりが在ったほうが心強いです。
林さんはそうしたアウトロー型の画家の友人たちの心の支柱の役割を望まずして担っていたところがあり、
その存在が失われたことのショックは、林さんの周辺の人達に多大な影響を与えていました。
私も何かとお世話していただいていたにもかかわらず、何一つ恩返しすることなく、今回の有志で行われた展示会の準備にも何の手伝いもせず、
正直なところ、こそこそと展示を観に行ったのですが、遺作を眺めているうちに、林さんという存在がいなくなったことのインパクトが実感されてきて
私が道を踏み外さないように、林さんに見守っていてほしい、という感情が沸き起こってきました。
そこで、(最近信じられない運転の車が増えてきたので)展示を観た帰りにドライブレコーダーを買おうと思って銀行からおろしていたお金を使って
林さんの小品を一点買って持ち帰ってきてしまいました。
林さんの作品を自分の近くに飾っておけば、「お前は何やってんだ」と叱ってくれそうな気がしたからです.
※(文章を読んでいただければわかると思いますが) この絵は林信夫さんの絵です※