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6月12日

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7月10日の参議院選挙に向かって、戦後占領軍の主導でひかれた制度である、民主主義や個人の人権に対して、

きわめて個人的な怨念を抱える安倍晋三とそのお友達たちにより、民主的・平和憲法を骨抜きにして戦争のできる独裁制に近い国家体制へ

日本を向かわせようとしている、という現政権の動機をもっと多くの国民が知るべきだと考えます。

 

「自由な発言ができる世の中でなくなる」のが嫌な人は皆、選挙に行って戦後の民主主義と人権を守るために投票してほしい。

 

私は安倍晋三という人物を、自分のことしか考えてていない信用ならないロクデナシの人物と考えていますが、彼をナメてはいけない、と思っています。

彼は自らの野望(戦後日本の制度の転覆)のためならば、首相に許された現在の権限(予算配分や人事権など)を最大に使うことをためらっていません。

そのために使っている手段を羅列すれば、姑息というか悪知恵というか、そういう種類のオンパレードといえるでしょう。

 

現在の安倍政権下の日本はもはや民主的な国家統治ではなくなっていると考えるべきです。

自民党の中でも彼の「信賞必罰」は徹底しているそうで、彼の意向に沿う者は優遇され、彼の意向に反するものは阻害される。

与党内でも安倍内閣からの報復を恐れているような状態だそうで、大臣クラスももう安倍の言うなりになる人物しかおらず、本来

首相にも認められていない法律の決定権が、閣議決定での全員一致という形で「特定秘密法案」も「集団的自衛権行使を認める解釈改憲」も

行われている。

与党多数の国会もほぼ機能しておらず、閣議決定を衆議院の与党多数で追認するだけのシステムになりかかっている。

 

国民からのデモ活動の高まりなどは、こうした安倍政治に対する危機感を持つ人達が増えていることの表れと言えると思うが、

私は彼を止めるには選挙で与党を負かせるしかないと思う。

彼は現在の社会システムを悪用できるギリギリまで悪用している。彼を倒すには彼を首相の地位につけているそのシステム(つまり選挙)で

彼にNoを突き付けて彼を権力から引きずり下すしかない。

 

安倍晋三は他人の話(自分の意見に同意しない人の話)なんて聞かないからね。

 

内橋克人氏が安倍統治の手法をまとめて列挙してくれている。極端な「信賞必罰」の次は、「トップの首のすげ替え」だ。

自分の意向に従わない公共の組織のトップの首を次々に挿げ替えている。

日本銀行総裁・NHK会長・内閣法制局長官(集団的自衛権に反対)・GPIF(年金積立金管理運用独立法人)の運用委員会のメンバー

その結果、日本銀行は300兆円の国債を抱え込み、NHKは安倍内閣のクレームが飛んでこないニュースや番組作りに精をだすようになり、

集団的自衛権の解釈が変更され、年金の積立金は株価を高値に維持するために株式市場に投入されたが、現在の株価下落でどのくらいの損失を

出しているかは不明という有り様。

 

沖縄では、普天間基地移設を進めるために、辺野古周辺の人口2000人くらいの小さな自治体2つに政府が直接補助金を出したそうだ。(極めて異例)

ところがここにはもう一つ、移設反対の意思を示したの久志区があるのだが、そこには安倍政権への抵抗の代償で補助金は出ないのだそうだ。

自民党内の「信賞必罰」手法と同じ。自分の言うことをきかせるために税金の使い方を悪用している。

かつて現財務大臣の麻生氏が沖縄に向かって「札びらで頬を叩けばいいんだよ」と発言していたのを思い出す。

 

の1月に猫関連問題でモンスタークレーマーの攻撃対象になったことを過去の絵日記でも書きましたが、

この私にとって初めて出会うタイプのクレーマーの観察で見た人間性が、安倍という人物の言行と非常によく似ていることに気がつきました。

 

ひとつは、クレーマー本人は“自分は被害者である”と思い込み、その点を過剰なまでに強調することで、自分自身の問題点には目をつぶるということ。

もうひとつは、現代の社会システムを巧みに利用すること。(クレーマーは警察・県庁などの公共機関への強烈な訴えを行っていました。)

主にこの2点を武器にして攻撃してくるのです。

 

これを安倍晋三に置き換えてみましょう。

「安倍の祖父、岸信介は大東亜戦争時の責任者の一人であったため、敗戦後A級戦犯容疑で囚われ、敵国に屈することで生き延びた屈折から

自主憲法制定国民会議の会長を務めたりして、戦中体制が否定された恨みが「押し付けられた憲法』へ向かっていたという。

その2世・3世たちにとって、明治維新以降、日本が最も素晴らしかった時期は国家が一丸となった、終戦までの10年ほどの間だった、という。

普通の感覚で言えば、この時代こそがファシズム期なんですがね。」(小林 節 談)

 

こうした怨恨により自分は被害者で「その借りを返してやる」という動機が彼のエネルギーであり、その達成(憲法改正)のためなら何でもする覚悟。

憲法改正に必要な国会の3分の2の票を集めるためなら、株価を上げるために金を市場にばら撒いて円安を誘導し、大企業を優遇する法人税を減税し、

 

原発は完全にコントロールしていると言い、完全に予算オーバーな競技場を建てると約束したり、ワイロを払っても東京オリンピックを誘致し、

人気を集めようとする。ても、人も株価をつり上げ、月にモン

 

とにかく、安倍自民党の憲法草案は人権無視の「国家のために国民は奉仕する存在であれ!」というものなので、トンデモナイ代物だということです。

 

しかし、安倍政権をなめてはいけない。

私も当初、安倍晋三という人物の稚拙さから、(平気で嘘をつく、人の話を聞かない、彼の招集する委員会の類は、結論ありきで人選され、

話し合ったというアリバイを作るだけのひどいものであることなど)前政権の時の様にボロを出してすぐ辞めることになるのではないか、と思っていました。

 

ところが、特定秘密法案やNHKのトップの入れ替えに始まるメディアへの圧力が時間と共に効果をあげ、安倍政権を批判出来るメディアが激減し、

ネット上でも、おそらく掲示板に24時間張り付いて安倍政権の批判を潰す組織に税金が注がれていると思われる。(額は大したことないだろうが)

政治に関心がない(誰がやっても同じだろうと思っている人達!)や、自分で物事を考えず、周りに流されるだけの人々を

目先の利益(株価など)を喧伝し、選挙まで人気が持てばいいという選挙対策の政策をメディアで流すよう、仕向けるだろう。

 

つまり、安倍政権の本質がいかに多くの国民の人権や利益を損なうものであるにも関わらず、選挙という社会の仕組みを利用することに

長けている(血眼になっている)ということを“なめてはいけない”と思うのです。

 

先に言った通り、安倍晋三は人の話を聞かない。選挙が終わった後に国会前でデモをやっても、彼には痛くも痒くもないのです。

も※もちろん、デモそのものを通して国民どうしで意識が高まる、という効果はあると思います。※

 

私が言いたいのは、彼らがいかに今の選挙のシステムを上手に利用して、独裁制に向かって静かなクーデターを起こそうとしているか、を

国民は侮ってはいけない、ということです。

 

 

この実感がこの文章だけで伝わるか心配なのですがスタークレ―マーの攻撃対象になったことを絵日記でも書きました。

そして今まで自分の身近にいなかった種類の人間を観察することになったことを書きましたが、

安倍晋三とこのモンスタークレーマーには共通点が非常に多いことに驚いているのです。

最大のポイントは、自分が被害者だと思っていること。その自分の被害の仕返しのためには何をしてもいいと思っていることです。

 

安倍家(と周辺のお友達たち)にとって敗戦と勝戦国による戦後処理は屈辱であり、(アジアにとって日本は加害者であったにもかかわらず)

安倍晋三の心理的には被害意識だけがあるということを理解すれば彼の振る舞いに納得がいきます。

筋が通っても、人間としてはどうかと私は思いますけれどもね・・。)

 

法の方が

安倍政はナチス時代のドイツ、つまりヒトラーについていろいろ学ばなければならないハメになりました。