7月31日

時折、もし“人間がみんな幸せ”だったら

芸術は必要ないのだろうな、と思います。

自分を観察しても

常に「何かが欠けている」と感じ、

その欠けた部分を埋めるための何かを、

いつも探し続けている気がします。

(それが現在存在しないなら、自分で

生み出そうというのが創造の原点ですね)

 

その「何か」が何であるかは

個人によって異なると思われます。

それでも「絵を描く」という行為は、

そうした「何か」の一部を

(自他共に)補完する役割を担えてナンボ、

という意識を(絵描きは)持ち続けることが

大切ではないかと思っています。