5月8日

作家は自分の作品に対して自分の理想と照らし合わせ、少しでも上達を感じ取っては自分なりの満足度を満たしつつ、次の制作への希望にします。

しかし、その作品が他者(数は問わず)に受け入れられるかどうか、という基準はまた別なので、自己評価とは別に他者の意見もまた重要です。

儀礼的に褒められる・やみくもにけなされる、といった表面的な反応は参考にならないので、しばしば私は身近な人に正直な感想をお願いしています。

ところが、やはりけなされると腹が立ち、ほめられても疑ってしまう不条理な自分を観察するに、私なら作家の近くには出来るだけ近寄りたくないと思います。