風邪でしばらく臥せっていたため、2週間ぶりにスケッチに出たのですが、感覚が戻るまでは「本当に描けるんだろうか?」という不安でいっぱいになります。
モチーフを探しながら“これは絵になる、ならない”という勘から、構図のバランス、狙った色をつくるなど、
無意識に出来るはずのことがいちいち意識しないとできないのです。
こうしたブランクの後に、“使っていないと鈍る”という感覚というものの恐怖感に苛まれるのは、身体芸で生きようとする者の宿命なのだと痛感します。