MICHELIN PILOT POWER 2CT R1に乗る前は2台のSerrow,DT200WRとオフロード系のバイクに乗っていたため、 それまでオンロードのバイク・タイヤを使った乗り方をしたことがありませんでした。 R1を購入したとき、OEMとしてはメッツラーのME−Z3というタイヤがついていましたが、 今思い出すと、あのタイヤは耐摩耗性は高かったのですが、荷重をかける意識のなかった私が乗ると ツルツルすべって怖いタイヤでした。 その後、ミシュランのパイロット・スポーツというタイヤが発売になり、これに変えてみたところ、 (メッツラーから乗り換えたので)ベトベト路面に粘りつくような感触をはじめて感じました。 しかも耐久性も悪くなかったので、その後4年間はずっとこのタイヤを愛用していました。 次に、同じミシュラン社からパイロット・パワーが新発売されたので交換してみたところ、 これがさらに凄くて、私レベルの乗り方では(路面の状態がノーマルなら)転ぶ気がしません。 スリックタイヤに近いパターンのため、偏磨耗が起きにくい、というメリットもあります。 そして2CT。今まで履いた中で最もハイグリップなタイヤです。 倒しこみが異様に軽く、しかも寝かした状態では路面に張り付くようなグリップ感があります。 “パワー”との違いで大きいのはフロントのグリップ感の向上。私は下りのカーブが苦手なのですが、 このタイヤを履いて、リアの荷重が抜けないようにブレーキングを終えつつ下りコーナーへ入ると、 あたかもフロントタイヤが旋回を導いてくれる感覚と安心感で、コーナーをクリアできます.。
追記 : 2017年4月(使用18年目)、11年履き続けてきた2CT(計6セット履きました)から パイロットパワー3へ交換。 プロファイルが穏やかになり、クイックな特性は控えめになりましたが、 20歳近く歳をとった私にはこちらが良い感じです。 しかもリアのセンター部分の耐久性が向上。 (交換から1200km走ってまだヒゲが残っています)
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