今回もタイトな観劇スケジュールなので、ちょっと割高だけど、やっぱりUAとコードシェアのANA便をチョイス。
行きのフライトは空いていたので狭いエコでもまあまあ楽でした。出発前、私にしては珍しくちょっと体調悪かったけど、機内でビールとワインを飲んだら
気分良くなり、映画もそれ程見たいものがなかった(8月のエミレーツでほとんど鑑賞済)ので、睡眠も取れて体調復活。
到着もかなり早く、イミグレも片指だけの照合で一切質問もなくすぐ終わりラッキー。
これで、2時のA Steady Rainに余裕で間に合いそうだ、と安心するも・・・地下鉄でマンハッタンへ向かったけど、(1)と(A)のEXPを勘違いしていて、
(1)のEXPは72thに止まるけど、(A)は止まらず、59th以降はなんと110thまでNonStopだよ。せっかく余裕の到着と思っていたのに、結局ホテルに
着いたのは1時。しかもまだチェックインは出来ないというので、おトイレを借りて化粧直しだけして即効劇場へ向かう。
水曜日の昼はマチネ公演がいっぱいあるので、どこもすごい人だかり。入り口にたどり着くのも一苦労。
期間限定のハリウッドスター競演ということで、〔I need one ticket〕と書いた紙を持ってる人もいたりして、
すごいフィーバーぶりです。
私も油断していて、気付いたら一旦はSoldOutになっていたけど、間際で出た1席を取ることが出来てラッキー。
窓口で無事チケットを受け取って中に入ると、狭い!しかも私の取った席はメザーニ席でしたが、その中でも
センターど真ん中の最前列で視界良好。間もなく開演で2人が舞台に登場すると、おぉぉ生ヒュージャックマン様、
背高くて、顔ちっちゃくて、綿のシャツにチノパンとブルゾンというラフなスタイルだけど、めちゃ格好いい!
逆にダニエルクレイグ様はスーツ姿で渋い!
しかーし、嫌な予感、舞台の上に椅子2脚あるだけで、他にこれといったセットはなく、椅子に座って
2人が延々喋るという、語り芝居だ。たまに立ち上がったりはするものの、ほとんどアクションなしだから集中して
聞き取らないと、さっぱりストーリーについていけず、しかも、照明も暗く、到着したての私にはツライ。
やがて睡魔が襲ってきて、インターミッションなし1時間半と短いお芝居ではあったけど、後半は睡魔との
戦いでした^^; 当初プリセールの時に1階席の前方を取るか悩んでいたけど、2階席で正解。
だって、目の前で舟こいでる姿を見られたくはないですもん・・・
終わって外に出ると、既にすごい数のファンが出待ちをしている。これじゃ無理と思いつつも、せっかくなので、私も後方で
しばし待ってみると、まずヒュージャックマン様が出てきた模様。でも後ろからではさっぱり見えません。
かろうじて車に乗り込む前に、車椅子のおばあちゃんと一緒に写真を撮ってる姿は見えました。
Tシャツにジーンズとキャップを被ってかなりラフなスタイルですが、爽やかな笑顔でおばあちゃんに接している姿は高感度◎
その後にダニエルクレイグ様も出てきましたが、背の低い彼の姿は全く見られず。因みに今回は諦めたジュードロー様のHAMLETの劇場前も同様、
すごい数のファンでした。そんなファンの数だけでもかなりヒートしているのに、前日からの残暑で東京よりも暑かったこの日のNY、
汗だくでMemphisを見に行くわけにはいかないし、チェックインもまだなので、一旦ホテルへ戻ります。
9月中旬からはいろんなイベント目白押しのNY、ホテル代も異常に高騰していて、ブロードウェイ近辺はとても手が出ないので、去年泊まって
周辺の雰囲気もとても気に入ったアッパーウェストのアパートメントタイプのホテルにしましたが、これが正解!
ホテルのようなサービスはないし、建物も古いけど、部屋に簡易キッチンはついてるし、毎日の煩わしいハウスキーピングがないのも朝寝坊の
私にとっては逆に嬉しい限り。
さて、早速シャワーを浴びてスッキリするも、こんなに暑いとは想定していなかったので、何を着るかな。
やっぱり無難に黒のアンサンブルとジーンズに着替えいざ出陣。
しかし、日が落ちてもあまり涼しくならず、地下鉄も蒸してるし、せっかくスッキリして化粧直ししたにも関わらず、
既に汗だくでブロードウェイに到着^^;
チケットの売れ行きを心配してたけど、さすがに初日だけあって、Memphis前も賑わっていて一安心。
中に入ると、Billyを演っているImperialよりも気持ち小さめですが、立派な劇場です。
マーチャンダイズもまだそれ程なく、プログラムもなしで残念、サントラCDが欲しかったけど、先行予約受付のみで
まだでした・・・これはWEBで後で買えるといいな〜MemphisタンクトップとHockadooTシャツはGet。
次のBonJoviツアーで活躍しそうです。
この日のチケットはプリセール初日に買っただけあって、オーケストラセンターど真ん中の3列目。
ステージが近すぎてちょっと首が痛くなりそうだけど、その方が眠くならなくていいかもね。
周りはほとんど誰かしらの関係者のようで、私一人、日本人、ちょっと浮いてます^^;
初日なので、何かご挨拶でもあるかな?とちょっと期待してましたが、何もなく、普通にショーは始まりました。
まあ初日と言ってもまだプレビューだしね。
さて、肝心なショーの内容はというと、もう前半は圧倒されまくりです。
眠くなったら・・なんて心配も無用。 基本的にBillyとToxie以外のミュージカルを知らない私にとって、初めての
これぞ本場のミュージカル!≠ニいう感じで、期待以上でした!何がスゴイって、やっぱり大人の歌とダンスは迫力が違う!
Billyの男の子達の踊りだって感動ものではあるけど、スケールが違いますね。
なんと言っても主役のMontegoさんの歌が素晴らしい!ダンスは勿論、演技も上手いし、とっても魅力的!
来年のトニー賞ノミネートも夢ではないかもです。多分、彼女の代役を努めるのは、かなりハードルが高いだろうな〜
そして、もう一人の主役のChadさん、私にはイマひとつパンチが足りない、前半の情けない風な白人DJ役も演技の上では
あるんだろうけど、歌がもう少し・・・ただ、David(Bryan)ファンの私だからそう思ってしまうのかな?
DavidのMemphis lives in meを聞き過ぎちゃってるからか、ん〜何かが違う≠チて思っちゃう^^;
特に後半はスローナンバーが続くので、前半盛り上がった分、よっぽどドラマチックに歌いあげないと少しトーンダウンです。
それにChadさん、どうも私には俳優の船越栄一郎に見えてしまって・・・(笑)
ステージドアのところでサインを貰った時もシャイな感じだったので、もっとパワーアップして、次回見る時は
参りました≠チて言わせるようになっているといいな〜残りのキャストも期待以上に素晴らしかったです。
私のお気に入りは、Derrickさん。派手なアクションはそんなにないんですが、いい味出すんです。
きっと映画でも名脇役として活躍出来るんじゃないかな〜
それと太っちょの2人もあの体型であれだけ踊れるってびっくり!黒人がメインではありますが、白人キャストも頑張ってましたよ。
特にCharlie君の踊りは、黒人に負けず劣らずの迫力がありました。
そして、一番気になるDavidの曲ですが、BonJovi風なナナナ〜っていうフレーズのある曲や、ブルーステイストあったり、とっても
このミュージカルに合ってはいるんですが、Toxieの曲とサウンドが似ているものも多く、Toxieのサントラを聞き込んでいる私には、
これってまるで"Hot Toxic Love"じゃん!って突っ込みたくなる曲も幾つかありました(笑)けど、そんな事、本人に面と向かっては言えませんが^^;
(あっ、Memphisの方が先だから、Toxieの曲がMemphisに似てるって事かも?)
そして、そのDavidですが、始まる前は姿を見かけなかったけど、インターミッションで後ろを振り返ったら、なんと、私の3列後ろの席にいるではないですか!
ひえ〜始まる前に気付いてなくて良かった・・・だって気付いてたら後ろが気になってショーに集中出来なかったかもだしね^^;
が、しかし、婚約者のLexiさんと一緒だ〜想定はしていたものの、彼女が一緒だと話しかけずらいな・・
写真でも美しい方だとは思っていましたが、生はもっと美しい!こりゃDavidが夢中になるのも無理はない。
しばらくすると2人が席を立ったので、私もさりげなく距離を置いて後ろへ行ってみると、Davidはバーカウンターへ、
Lexiさんはおトイレへ行った模様。その手前に作者&脚本家のJoeDiPietroさんを発見したので、まずはJoeさんに
声をかけてPlaybillにサインをお願いしたら、「日本から見に来てくれたの?ありがとう」と言ってくれて、ショーの感想を
話したら、「Davidもすぐ来るから待っててね」って、Davidファンってバレバレだけど、とっても優しいお方です。
David待ちの間も”Toxieも見ましたよ”って話もしたら喜んでくれて、そんなこんなしてたら、私の横を通り過ぎようとしている
Davidに声をかけて、「日本から来た君のファンだよ」って呼び止めてくれました☆
しかし、当のDavidは他の人に用事があったようで、「すぐ戻るからちょっと待ってて」と言い残し、またどこかへ消えちゃいました。
でも数分後ちゃんと戻ってきてくれて、いつもの「ドモアリガトゴザイマシタ」って言いながら、Playbillにもローマ字で
ARIGATOとサインしてくれたけど、ここで時間切れ。インターミッションももう終わりなので、握手をしてもらい
「後半も楽しんでね」と見送られ席に戻ります。
ひや〜嬉しくて心臓バクバクだけど、やっぱり写真は無理かな・・・と、ちょっぴり未練が残ります。
そんな気分で見たからか、後半はスローナンバーが多いせいからか、今ひとつショーに集中出来ず。
だからか、なんか尻切れとんぼみたいな印象でショーは終わってしまったので、また今度、David抜きで
じっくり見に行かないとですね。
勿論ショーはちゃんと大拍手と大歓声に包まれ、最後はスタンディング・オベーションで大成功のうちに終わりましたよ!
そろそろステージドアからキャストの方達が出て来始めます。
ただ、主役のお2人と私のお気に入りのDerrickさん以外の顔と名前が一致しないのであっ!この人≠ニ思っても、
間違えても失礼なので、しばらく静観。ただ初日という事で、知り合いでご招待らしき方達も多く、ファンというよりは、
友達を待ってる風の人も多かったです。
するとまず、主役のChadさんが出てきました。仲間うちではChaddyと呼ばれているようです。
ステージ上でもそれほど派手さはありませんが、普段着になると益々地味で、サインを求めた時も
シャイな感じの対応でした。
次にDerrickさんが出てくると、ドアの前でTVのインタビューワーが待っていて、まずはそれに受け答え。
近くにいるファンに向かって、ショーの中のキーワードの合言葉 " Hockadoo"を一斉のせで言わせたりと
彼はかなり場慣れしている感じです。そして、一息ついて私がサインと写真を求めるとDavid同様、私のカメラを
知り合いに渡して一緒に撮ろうと言ってくれました☆ステージ上と変わらずナイスガイです。
最後に主役のMontegoさん、ステージの上では大きく見えますが、実際は華奢で背は私よりも少し低い位かな?
とっても可愛い方で、その身体のどこからあのパワーが出てくるのか不思議なほど。
サインを貰った後、少しして、写真も撮っていいか尋ねたら、こんな格好でよければと、謙虚に、でも、豪快な笑顔で
今回1番のナイスショット!是非来年のトニー賞を取って欲しいものです。
さて、気付けば23時半、もうMemphisだけでもお腹いっぱい状態だったけど、欲張りな私。
もう一人のお気に入りDavid(Alvarez)にも会いたくて、Imperial前の46th経由で地下鉄の駅へ向かうことにすると、
ラッキーな事に、まだ残っているではありませんか!しかもファンはほとんど引けていて、David君と妹のMariaちゃん、
ペットのワンちゃんとWhyland姉妹だけで、パパかママを待っている様子。
そして彼らの知り合いと思わしき人に、David君を真ん中にWhyland姉妹に挟まれ写真撮影をしていています。
するとDavid君、少しでも背を高く見せたいのか、爪先立ちで思いっきり背伸びをしたり、同年代の女の子2人を両脇に
とっても楽しそうです。普段インタビューなどでは、3人のBillyの中でも1番おとなしく、シャイな感じのDavid君ですが、
こうやって見てると普通の男の子だな〜って微笑ましかったです。
その間私は、Mariaちゃん(彼女もすごく可愛い!)の近くでその様子を見てましたが、テリアのワンちゃんが寄ってきて
私の足をクンクンするので、撫でてあげたりして、しばし和みタイム。
そしてWhyland姉妹がその場を離れ、David君一人になったので、チャンスと思い話かけると、また元のシャイなDavid君に
なってしまいましたが、写真撮影も快く応じてくれたし、「次の出演はいつ?」と聞くと「土曜日」と答えてくれて、
「土曜日は見に行くからね〜君のBILLYを楽しみにしてる」って言ったら笑顔で「OK」って。
実を言うと、Memphisを見に行く前にTwitterで今日のBillyとMichaelチェックをしたら、私が1番見たいと思っていた
ダブルDavidコンビではないですか!なんでMemphisと被るの〜とちょっと残念に思っていたので、私の滞在中に
David君の出番がまだあると分かり一安心。木曜からのBilly4公演、これで心おきなく楽しめます!
長〜い1日だったけど、かなりラッキーで充実した出だしに大興奮の私、本当は疲れててバタンキューのはずが、
部屋に戻っても興奮冷めやらず、ビール2本飲んで、ベッドに入ったのは4時近くでした。
ブロードウェイ追っかけ日記 − A Steady Rain〜Memphis〜Billy Elliot − 23SEP2009(WED)
幕が降りて、後ろを振り返るとDavidはいろんな人たちと歓談中、なかなか動きそうにありません。
なので、私も少し様子見でしばし席にて待機、やっと席を立って動き始めたので、私も出口へ向かうとファンと写真を
撮り始めているではありませんか!これはチャンスと私も近くでタイミングを見計らっているとDavidも気付いて、
おいでおいでをしてくれて、私のカメラを知り合いの男性に手渡し、
「彼女日本からわざわざ見に来てくれたんだよ」って自慢気に話してます(笑)
そしてカメラを向けられると、ちゃんと私の肩に手を回して超密着でハイポーズ!「もう1枚」と言って2枚撮影完了。
わー夢が叶った!と舞い上がる私。
本当はいろんな事を喋りたかったけど、「おめでとう、素晴らしいショーでした、ありがとう」くらいな事しか言えず、
Davidも相変わらず「ドモアリガトゴザイマシタ」の連発で^^; でも、私も一人でよく頑張ったとちょっぴり自己満足(笑)
火照った頭を冷やすべく外へ出て、今度はキャストの出待ちをしてみます。
待っている間、さっきの写り具合をチェックしたら、焦点がDavidに向いていて、せっかく私の肩に回してくれている
Davidの手がきれてるよ・・・残念。
まあでも、初めてにしたら上出来!はじめから完璧じゃあ、次の楽しみがなくなっちゃうもんね。
しかし、Davidは47歳なのに、若々しく、美しいです。ここ最近のJONの老け具合に比べると、2人は同い年だけど、
Davidの方が全然歳を感じさせません。
↓ヒュー様
とっても優しい
JOEさん☆