- My 3days Billython 9/24(THU)〜9/26(SAT) 2009 part one -

追記 : この日、Billyトレーニング中のLiam Redhead君も見に来ていて、ステージドアの外側の所で、控えめにみんなを待っていました。
スタッフの方に「そんな所にいないで、中に入って待ってていいのよ」って言われるまで、じっと我慢の子。
可愛い黒人の男の子でしたが、あ〜この子がDavid(Alvarez)君の後釜なんだ・・≠ニ思うと、ちょっぴり複雑な気分の私なのでした。

☆はじめに、毎度のことですが、Billy Elliot(邦題リトルダンサー)なんて見た事も聞いた事もない、
ミュージカルなんて全く興味ない、という方には、ちんぷんかんぷんな内容です・・・あしからず。

2月に見て以来、すっかりBillyにハマってしまった私。
丁度BonJoviの活動もない時期だったし、私の大好きなDavid(Bryan)もミュージカルを手掛けているというのも
キッカケになり、ミュージカル嫌いだった私が、まさかこんなにミュージカル三昧な1年を送る事になろうとは、
予想外で自分でもびっくり!
そんな1年の締めくくりは、Billy Elliot 4連続公演を見るという、海外のファンサイトでは通称Billythonに挑戦。
(ビリーとマラソンをひっかけて、こう呼んでいます)
何故4公演かというと、主役のBillyを演じる男の子が4人いて、4人全員のBillyを見る為には、最低4公演は見る
必要がある訳です。ただ、彼らも怪我や休暇中だったりする事もあるから、4公演見ても必ず4人全員を見られる
保証はないし、キャスティングは当日、開演1時間前まで発表されないので、チケットを買うのもそれなりの覚悟が必要。
特にBillyElliotは人気作品なので、割引も全くなく、今更メザーニ席(2階席)も嫌なので、オーケストラ席(1階席)で、
$125x4=$500って、結構な額。ただ、昨今のBonJoviチケット代の高騰ぶりに慣れてしまった私にとっては、
まだ許せる範囲ではあります。しかもミュージカルならショーの後にサインと写真がOKって思うと、考えようによっては、
かなりお得かも!?それに、オリジナルメンバーの3人、トニー賞を取ったビリー役のうちの一人キリル・クーリッシュ君と、
トニー賞ノミネートではあるけど、マイケル役のデイビッド・ボローニャ君、同じくトニー賞ノミネート・先生役の
ハイデン・グウェィンさんの引退が決まったので、この3人の生のステージを見られるラストチャンスでもあります。
という訳で、ここからのBilly日記、長いので読まれる方は覚悟して下さいませね。

いきなり1日目から、すごいキャスティングです。
まず、主役のBillyをいつもは演じているKiril君が、脇役のTall Boyを演じるという、とっても贅沢な組み合わせ。
しかも、この3人のオリジナルメンバーでの競演はこれが最後という、貴重な公演になりました。

まずは、Billy役のTrent君。こんなにBilly通になっている私ですが、実はDavid Alvarez君以外のBillyは見たことがない^^;
なので、どの子のビリーを見ても、まだまだ新鮮です。
Trent君もトニー賞を取った中の一人で、トニー賞の合間のショーでも、一人大抜擢されAngry Dance≠踊ったという
ツワモノです。しかもオリジナルビリー3人の中では最年少。背はだいぶ高くなったけど、他の二人とは1年近く歳が離れて
いるので、声はまだまだ少年らしく甘い、高音も透き通っていて、聴きやすいです。
タップの腕前は当初から3人の中では1番の評判ではあったけど、苦手なバレエもだいぶ洗練されて、全体を通してかなり
ハイレベル。多分、万人受けするビリーといった感じです。ただ、印象に残るかというと、私にはもう一つ、インパクトが
足りないかな・・・全てにおいて平均点以上ではあるんだけど、鳥肌が立つような、衝撃は受けなかったです。
ダンスよりも歌や芝居に趣をおく人にとっては、理想のビリー像かもしれません。
でも、踊りや情熱・怒りといった動≠フ部分に惹かれる私にはちょっぴり物足りない感じがしました。
ただ、初めて見る人にどの子を勧めるかと言ったら、やっぱり彼のビリーが1番無難かもしれません。

そして、私の初ビリー体験で、最も心惹かれたマイケル役のDavid Bologna君。
相変わらずの芸達者ぶりで、今後、彼以上のマイケルには中々出会えないだろうな〜と思いますが、やっぱりホーム
シックで引退を決めたという事もあってか、そういう目で見てしまうからか、ステージにかける情熱は冷めてきているような
気がしました。そんな事を知らなければ、彼のダンスも歌も素晴らしく、まだまだ続けられるとは思うし、彼の存在はとっても
貴重だったので、ここで辞めてしまうのは、惜しい限りです。
そうそう、この日の私の席はオーケストラ左サイドの最前列1番端っこで、第2幕が始まる時、ビリー達がステージへ上がる
階段のすぐ横の席だったんですが、そのクリスマスシーン用のBOXを抱えて彼らがステージを上がる時、マイケル役の
David君が私にそのBOXを向けて「 Any present ? 」と言うんです。もちろん、彼は演技として言ってるんだけど、本当に
その日、私は彼にちょっとしたプレゼントを用意していたので、そのタイミングの良さにびっくり。さすがにその場では
あげられないけど、ショーの後サインを貰った時、そのプレゼントを渡したらDavid君も驚いたように
「 Ohhhhh Thank you so much 」って、両手を胸にあてて言うんです。そんな今時、胸に手をあてて感謝されるなんて事
ないから、そんな彼の謙虚な姿勢に、逆に感動してしまいました!
また、彼のサインにもこだわりがあって、自前のサインペンで、彼のトレードマークの出っ歯を模したデザインは傑作ですよ→

次に、滅多にお目にかかれない、Tall Boy役のKiril君、主役のBillyとしての彼を見る前に、Tall BoyとしてのKiril君を
見られるなんて、超ラッキー!Billy役の中でも1番人気のKiril君なのに、端役のTall Boyでさえも、決して手を抜かず、
一生懸命、楽しそうに演じていました。ボクシングシーンの前の腕立て伏せも、楽々10回以上はこなしていたし、
クリスマスシーンでは、セットの後ろにいる時でさえも、楽しそうに踊っていました。
ビリーがRBSに受かった後、みんなで見送るシーンでは、サインボードを掲げながら旅立つビリーに熱心にエールを送って
いるように見えたし、主役のビリーのTrent君を見るより、ついKiril君を見てしまう、彼にはオーラがありますね。
更にもう一つ、Posh Boyも同時に演じるのですが、オーディションで自分のダンスを見てもらえず、意気消沈して出てくる
ビリーを慰めるシーンでは、「構わないでくれ」というビリーにパンチされるんですが、いつもはパンチする側のKiril君、
はじめメガネをかけるのを忘れていたようで、殴られる直前にポケットからメガネを出してかけてから、Trent君に合図を
送ってましたよ。この、Kiril君を殴るTrent君(ビリーがビリーを殴る)というのが、私にとって、この日1番の見所でした!
勿論、本当に殴っている訳ではなく、Trent君も多少遠慮気味ではありましたが・・・

あと、これまた初めて見るTony役のWillさん、実年齢がBillyと離れすぎているというのが気にはなっていましたが、
舞台の上ではそれ程歳の差は感じさせませんでした。ただ、前回見たSantinoさんと比べてしまうと、やっぱりSantinoさん
の方がTony役にはぴったりハマっていたように感じます。
そして、意外なことにハイデンさんのMrs.Wilkinsonを見るのも今回初めてです。彼女は背が高いので、成長してかなり
背が伸びた3人のビリー達ともバランスがいい。前回見たLeahさんも全く違和感なく素晴らしかったけど、ハイデンさんは
Billyの舞台と同じ北部イギリス出身というだけあって、独特な訛りのある台詞も完璧です。
ショーの後にサインを貰った時、少しお喋りをしましたが、ショーの中と同じイギリス北部訛りだったので、聞き取るのに
かなり苦労しました^^;イギリスに戻ってからの話とかしてくれたんですけどね、私の英語力では、余り理解出来ず残念。
でも、とても優しい方でした。

そうそう、この日も日中は暑く、長袖しか持っていなかった私は、前日買ったMemphisのタンクトップを着てたんです。
夜はその上にジャケットを羽織っていたんですが、忘れてはいけない、もう一人、Debbie役のErinちゃんもDavid君と
同じ日に引退が決まっていたので、彼女にもサインを求めたら、私が着ていたMemphisタンクを指差して
「どこで手に入れたの?私も見に行きたいと思ってるの」って言うではないですか。
なので私も、「昨夜見に行ったのよ、とっても素晴らしいミュージカルだから、是非見に行ってね」って、ちゃんと私、
MEMPHISの宣伝もしてるじゃない!エライ(笑)
Erinちゃんも最後なので、翌日、同じタンクを買ってフェアウェル・プレゼントとしてあげたら、とっても喜んでくれて、
ちゃんとママにもその事を報告しに行って、お母様からもきちんとお礼を言われました。どの子供達も
みんな礼儀正しくて愛らしいです。


最後に、パパ役のグレゴリーさん、毎回、真っ赤な顔して鼻水をたらしながらの熱演には脱帽です。
4人のビリー達とも、動きや間の取り方が皆それぞれ全く違うけど、全員と見事に息があっていましたよ。
ショーの後、サインを貰った時も、グレゴリーさんは1番最後に出てきたので、私を含め、最後まで待っていたファン3人に
「辛抱強く待っていてくれてありがとう」とまず第一声。それぞれにサインをした後、私が写真を撮ってもいいか尋ねたら、
「自分一人で写るのは嫌いだから、一緒に撮ろう」と言ってくれ、私のカメラを彼の知人に渡して一緒に撮ってもらいました!
そして、「その写真をメールで送ってくれ、アドレスは僕のホームページ知ってる?そこに載っているから」と言うので、
私が「 Yes , I know 」と言った後も、「どこから来たの?前にも見た事はある?」等々、私が質問をする以上に、逆質問攻め。
普通はファンが質問をするものだと思うけど(笑)トニー賞受賞者とは思えないほど、とってもフレンドリーなお方でした。
ちなみに、一緒に撮った写真を送ると、彼のホームページの" Friends of Jackie Elliot "のページにちゃんとUPしてくれますよ!

3回目とはいえ、前回から既に5ヶ月も経っているし、まだまだ色々な発見があって、ビリソン1日目、かなり楽しめました♪

9/24(THU)
Billy : Trent Kowalik
Michael : David Bologna
Tall Boy : Kiril Kulish

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Billy

Michael

Tall Boy

Dad

Mrs.Wilkinson

Tony

Debbie

Trent君

David君

ファン一人一人に
サインをするDavid君

Erinちゃん

Gregさんと私

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