(2010.11.11)

トイレの修理

過去二度、トイレタンクが故障した。症状は;

【1回目】水が止まったように見えるが、実は少量ずつ流れ続ける
【2回目】水が止まらず流れ続ける

というもの。それぞれ原因は異なっていた。【1回目】は浮玉の位置が狂っていたのが原因、【2回目】はフロートバルブの鎖に水圧が掛かって閉まらなくなっていたのが原因。詳細を述べる前に、大雑把な原理から。イラストがあるとわかり易いのだが、面倒臭いので文字だけで。

おっと、その前に、トイレのタンクの開け方。まず、水道の元栓を閉める。本来なら、トイレ内にある止水栓を閉めればよいのだが、普通、こいつは錆付いていて動かないだろうから、一応試してみて、駄目そうなら潔く元栓を閉める。で、タンクの上蓋(手洗いの部分)を持ち上げて外す。そして、手洗いの蛇口につながる管に30cmくらいの細いホースをつないでタンクの中に垂らしておく。こうしないと、通水した途端に噴水のように水が吹き上がってトイレ内が水浸しになる。これで準備完了。もう、元栓を開いても大丈夫。

次に、トイレのタンクの原理。トイレタンクはハンドルを捻ると水が流れるのだが、このハンドルの先には鎖が付いている。そして、その鎖はタンクの底のフロートバルブ(黒いゴム製のお椀のような弁)に繋がっている。ハンドルを捻ると、このフロートバルブが引っ張られて上がり、その下の穴から水が便器の中に流れ出る。ハンドルを離すと、弁は元の位置に戻って穴を塞いで水が溜り始める。このときフロートバルブがきちんと閉まらないと、水が流れ続けて止まらなくなる。

一方、溜まり始めた水は、適切な水位になったら止まってくれないと困る。このストッパの役割をするのが「浮玉」と呼ばれるプラスチック製のボール。この浮玉は金属棒の先についていて、水位が上がると梃子の要領で水栓を閉じる。この浮玉の位置調整が悪かったり、浮玉が何かに引っ掛かったりして、水位が上がっても十分な高さに浮いてこないと、水は止まらない。で、このままにしておくと、タンクから水が溢れ出して、トイレ中水浸しになってしまう。

こういうときのための、トイレタンクにはオーバーフロー管という安全装置がある。タンクのど真ん中にある太目のパイプのこと。なんのことはない、このオーバーフロー管よりも水位が高くなると、水がこの管を通って、便器の方に流れていってしまうのである。ただそれだけ。ただし、水圧の関係で手洗い水はほとんど出ないだろうし、音や目視で水の流れを確認するのは困難。たいていは気付かない状態で、チョロチョロ流れっぱなしということになる。私も、水道メーター検針のおばちゃんに指摘されて、ようやく気が付いた。

さて、以上を踏まえた上で…

【1回目】水が止まったように見えるが、実は少量ずつ流れ続ける

典型的な浮玉の故障。前述の通り、浮玉は金属棒の先に付いているのだが、我が家の場合はこの金属棒が湾曲していた。経年変化によるものなのか、意図的に曲げたのか判らないが(我が家は中古住宅)、ともかく曲がっていた。これが、下向きに曲がっていれば問題ないのだが、上向きになっていたために、オーバーフロー管の水位に達しても水が止まらなくなっていた。この湾曲を逆方向にしたら直った。しかし、なぜこのような症状になったのかというと…実は、自分でやってしまったかも知れない。別件でトイレタンクを開けたときに、うっかりいじってしまった記憶がある。よく覚えてないのだが、浮玉の水に浸かっている部分と浸かってない部分で色が変わっていたのが気になったのか、はたまた、金属棒の曲がり具合が不自然に見えたためか、ちょいと捻った記憶がある。たぶん、それでしょう。

【2回目】水が止まらず流れ続ける

こちらも典型的なフロートバルブの不具合。タンク内に溜まる水は、手洗いを経由するものと、タンク内に直接出るものとに二分されているのだが、このうち、直接出た水がフロートバルブの鎖に当たり、その水圧で鎖が引っ張られフロートバルブが少し浮き上がってしまっていた。ホースの位置を変えて鎖に水が当たらないようにしたら直った。たぶん、元々は水圧でフロートバルブを押さえつけて、確実にバルブを閉じようと意図的に設定したのだろうが、結果的に裏目に出ていたようだ。ちなみに、この故障は水道の水圧を変えたら起きるようになった。それまでは水圧が低かったので、たぶん、鎖までは水が届いていなかったのだろう。また、ちょっと水が当たった程度でバルブが閉じなくなるというのは、鎖の長さに余裕がないのも原因。少し長めに変更した(鎖玉二つ分くらい)。

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