(2002.12.15/2003.04.21 upd)

マヤ文明について


国家

戦争

都市

生産

歴史

衰退

  根本的な原因としては「蓄積をしない文化」という点にあったのでは? 個人のカリスマ性に依拠し、合理的理由なしに戦争をくり返し、壮大な建築に巨費を投じていたマヤの国家群は、社会的な蓄積が極めて小さく、拡大再生産ができなかったのではないか?

それはそれとして、衰退して行く文明というのは、かなりぐっとくるものがある。SF小説に出て来るような、近未来の荒廃した地球の姿とダブルイメージなんだよね。林立する石造りの巨大な建築物は朽ちて緑に覆われ、それを作った人々の末裔たちはかつての栄光も文明もなくしてびくびくとした原始的な生活を余儀なくされている、というようなことが歴史的な事実としてあったんだよな〜。

今ある安定は決して未来永劫続くものじゃない。そんな当たり前のことをつくづく感じてしまった。当たり前の平穏は必死になって維持して行くべきものなんだよねえ。

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