†どうでもいいや†

白色LEDと使用済み006P電池

作成開始日 2025.06.09
最終更新日

白色LEDの定格電圧は3.2〜3.7vくらいで、2.6vくらいから点灯する。従って、単三1本では点灯しないが、2本ならば点灯可。ただし、1本あたり1.3vを切ると怪しくなってくる−−と言ったところ。

電圧を高くすると明るさは増すが、あまり高くし過ぎるとLEDが焼き切れる。耐電圧がどのくらいか判らないが、8vで焼き切れた、という実験結果があるそうだ。また、定格以上の電圧を掛けると寿命が短くなるらしい。やはり3.5v前後と言う定格は守った方が良いようだ。

【参考文献】 Ledにもし定格以上の電圧をかけたら… | ラビットプログラム

ただし、明るさ(および焼き切れ)を直接左右するのは電圧ではなく電流。白色LEDの場合、5mA程度で十分な明るさが得られ、電流が大きくなるほど明るくなるが、20mAあたりで焼き切れるリスクが出て来るようだ。

一般に、電圧が高くなれば電流が大きくなるので、明るく発光するようになる。しかし、何らかの理由で電流が制限されれば、電圧が高くても発光は弱くなる。 高電圧・小電流の好例が使用済みの006P積層電池(定格9v)。電圧が6v台まで低下すると、正規用途では使用不能になる。しかし、6vあれば白色LEDを発光させるには十分なはず。さぞや明るく光ると思いきや…実際はぼんやりと光るだけであった

下記のハンドプッシュ・ライトに使用済み006P電池をつなぎ、電流を実測したところ0.8〜1.2mA程度だった(3つの電池でテスト)。このライトはLEDが2個並列接続されているので、1個あたりの電流はその半分。適正電流5mAの1/10程度なので、ぼんやりとしか光らないのは当然。

くたびれた電池は電圧が高くても十分な電流を取り出せない−−結果的にそれがLEDを保護することになった。なお、「ぼんやり」と言っても、1.2mA流れた電池はそこそこ実用になる明るさだった。006P電池を廃棄する前の用途としては悪くないのではないかな…

正常な単二電池×2(3v)を接続した場合、電流は4mA前後流れて、かなり明るくなった。

以前、アキバ等で安価で大量に売られていたハンドプッシュ・ライトを改造したもの。大量に買い込んだが、接点が錆びたり半田付けが外れたりして、次々に通電しなくなっていった(u_u;) −−数年の経年劣化で壊れるのでは非常用ライトの意味がない。

修理も不可能ではないが、エナメル線配線の上に半田付けもいい加減。分解しても、造りが粗雑で修理の気力を萎えさせるレベル。いっそ、このように改造する方が有効利用と言える。006Pではなく余っているリチウム電池(CR123A等;表記3v/実質3.7v)を使えば、非常用ライトとして十分な寿命かと。


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