ひとこと 2012
●2012年01月16日 大学入試センター試験
センター試験の世界史の問題を見てみたが全然判らん(^_^; つか、この知識、ほとんど何の役にも立たんだろう。中国史をちょびっとかじってみてわかったが、高校の世界史で暗記を強要される年号、人名、地名、事件というのは、確かに歴史を理解する上で極めて重要なものばかりだ。が、高校世界史では、それが《なぜ重要なのか?》を全然説明していない。社会の根本的な構造変化が単なる年号と人名に置き換えられ、その原因や意義はまったく顧慮されない。学生は歴史から何も学ぶことなく、ただ試験のみのために暗記をし、大学合格とともにその記憶を忘却の彼方に流し去る。これは学問ではない。無論、高校世界史でも意義を全く説明しないではないが、それが学生に問われることは稀だ。
私が試験問題を作成するなら、年号や固有名詞なんかは重視せず、どういう流れで何が選ばれ、結果としてどうなったかを求める。たとえば「第一次世界大戦後、ドイツでナチスが台頭した理由を述べよ」とか「中国で唐宋変革が古代と近代の境界とみなされるのは何故か?」とかね。択一式でもいいから。この二つの問題だけでも、現代の日本人が鑑とするべき重要な要素を数多く含んでいる。歴史を学ぶ、歴史から学ぶ、というのは、そういうことだと思うのだが。
●2012年02月02日 岩波書店縁故入試
ん?今更何を問題にしているんだ? 私が受験した四半世紀前もそうだったぞ。ちなみに、私の場合は隣の研究室の先生の御友人が岩波社員だったので、お願いして推薦状を書いていただいた。コネ作りは編集の最も重要な能力の一つなんだから、それすらできないようでは、そもそも入社試験に合格する可能性はない。それに、コネがあったからと言って合格できるわけではない。コネは受験資格でしかなく、その競争倍率はものすごく高い。そもそも、一私企業の人事の採用方針が社会的に問題視される理由がわからん。一部上場企業の世襲の方がよっぽど異常だと思うんだが。非常に嫌な悪意を感じる。
●2012年02月03日 パナソニック7800億円の赤字
ソニーやパナソニックなど、日本の大手電機メーカーの決算が極めて悪い。原因は韓国メーカーの伸長と超円高。では、どうすればいいか?とエコノミストに問うと、バカの一つ覚えのように返ってくる答えが「高付加価値」製品へのシフト。アホか。ライバルだって日々研究を重ねているのだ、技術的な優位性なんて数年で崩れる。むしろ、テレビ分野では韓国勢の後塵を拝しているありさまだ。コモデティ化した商品では、技術力による差別化など無理だ。その市場での支配原理はただ一つ、「価格」のみ。否でも応でも価格の叩き合いをせざるをえない。そして、国内メーカーが価格競争力を持つには、人件費の安い海外に出るか、国内の給与水準を下げるかしかない。雇用が外に逃げるのが嫌なら、日本人労働者の給与を、少なくとも韓国並みに下げるしかない。グローバリズムとは、つまりそういうことだ。貧困を撒き散らし、一部の人間だけが大儲けをするシステムだ。しかし、日本政府はグローバリズムを選び、多くの国民がそれを支持した。ならば、その結果としての貧困は甘んじて受けなければならない。
●2012年02月11日 「死んだ土地」発言
NHKはいい加減にしないといけない。財務相の発言らしいが、こんな瑣末な部分を取り上げて問題視しようとする態度には、相当な悪意を感じる。もし、馬鹿な自民党が尻馬に乗って、国会で無意味な追求をしたら、私は納税者としてNHKに損害請求をしたいくらいだ。そもそもこんな程度の発言を問題視する方がおかしいし、不快に感じる住民がいたら、「以後気をつけます」で済む話だ。もう、いいかげん、揚げ足取りに血道を上げて、政治を空転させるのは止めていただきたい。少なくとも、今回の件で、私はNHKを「民主主義の敵」と見做す。
●2012年02月12日 福島原発2号機温度上昇
また「温度計の故障」とか言い出した。何度目だよ? 本当に温度計の故障なら、技術的に極めてお粗末な話で、とてもではないが東電に原発を制御する能力はない。それどころか、残り二本の温度計の三十何度という数値の方も疑わなきゃいけない。逆に、本当に温度が上がっていると知りながら「温度計の故障」で誤魔化しているなら、倫理的に最低で、やはり原発を動かす資格なんてない。Xeが出てないから再臨界じゃない、だから温度計の故障だなどと馬鹿なことを言っているが、溶けた燃料の一部が落ちてきて、崩壊熱でその周囲だけ熱していると考えれば至極自然で合理的だろう。なぜ、そんなことを隠す? 今更メルトダウンを否定しても始まるまいに。何にしても、この組織は厚顔無恥が過ぎる。国有化ではなく、一度破綻させるべきだろう。
⇒その後、「温度計の値が大きな変動を繰り返すのが故障と考える根拠」とか言い出したようが、その変化幅は20度もない。これが毎秒100度とか500度とか変化したら、明らかに故障と言えるだろうが、この程度の変化幅では正常と考えても不合理ではない。たとえば粒上になった燃料が、コップの底のようになった場所に落ちて、水流でぐるぐる回っていたらどうだ? 無論、現時点では真実を確認する手段がないわけだが、
都合の悪い事はない事にしよう
という態度が、今日の事態を招いたと言う反省が少しも感じられない。
●2012年02月14日 東電国有化の方針
経団連は米倉のような人物を会長に据えていて恥ずかしくないのか? 内部から批判は出ないのか? 安物の映画に出てくる“金の亡者”そのものではないか。金と権力を握って不正を働き人々を苦しめるが、最後は主人公の活躍によって全財産を失い、気が狂って自殺する−−というタイプの悪役そのものに見える。こんな人物がトップにいたら、経団連自体が反社会的組織と見られても仕方ないだろう。
●2012年04月12日 郵政改革法改正案衆院通過
なぜ、誰も「小泉がやったことは間違っていました」と言わんのかね? そして、自民党がこの改正案に賛成すると言うことはどういうことなのかね? 一言の反省の弁もなく改正案に賛成する神経がわからん。それなら造反派の方が筋は通っている。腐っているのは民主党だけじゃない。自民党の方が重症だ。
●2012年04月13日 北朝鮮人工衛星打上失敗
ま、お粗末な結末で、何とも形容しがたいが、日本の対応は異常で滑稽極まりない。韓国ですらほとんど問題にしていないのに。それどころか、海外からは別の目的で大騒ぎしているのではないかと変な勘繰りをされる始末。弾頭でも搭載しているならともかく、こんな微小リスクで大騒ぎするなんてマスコミは馬鹿なんじゃないか? 特に、市民に対するインタビューは酷い。意図丸出し。これじゃ北朝鮮を嘲えない。そもそも、長距離ミサイルと人工衛星打ち上げが同一技術のものであるなら、日本のロケット発射もミサイル発射と同じ。そして、日本のロケットは確実に日本領空を飛ぶ。だったら、日本のロケット発射のときにも種子島にPAC3を配備しろよ。そもそも、市ヶ谷って何だよ…脳味噌腐ってるんじゃないか? それとも、衛星発射に見せかけて、日本をミサイル攻撃する可能性があるなんて、本気で思っていたのかねぇ? それならもう病気だぞ。神経科にかかった方がいい。
●2012年05月21日 金環日食
金環食が見られると言うのでマスコミが大騒ぎしている。バカじゃないか? 市民の冷静な判断力や自主性を潰そうとして、意図的に大騒ぎしているとしか思えない。こういうのを《スペクタクル社会》と言うのだそうだ。付和雷同しなければ非国民だと言うのなら、私は非国民で結構。
●2012年05月22日 日本国債格下げ
フィッチが日本国債を格下げした。韓国や中国、チリ、サウジよりも下で、日本のすぐ下には危機が噂されるスペインがいる、というありさまだ。にもかかわらず、日本国債は安全資産として人気が高く、為替も歴史的円高水準から動こうとしない。だからと言って、私はフィッチの判断がおかしいと言うつもりはない。むしろ、極めてまともな判断だ。一つ一つの要素を見ていけば、妥当と言うよりも甘いとさえ思えてくる。問題は、にも拘らず、現実の市場がそうした状況を反映しない点にある。既に多くの識者が指摘しているように、巨大な投機資金が暴れまわる世界の金融市場では、まともな理屈が通用しなくなっている。指標を乱高下させて利鞘を稼ぐことが目的である以上、ファンダメンタルズは口実になっても理由にはならない。逆に言うと、格付会社は口実作りの片棒担ぎ程度の意味しか持たなくなっているのだ。……もう、いらないだろう、こんな存在。
●2012年06月01日 円急騰
スペインの財政問題とアメリカの雇用統計を受けての急騰…と言う事になっているが、どう考えても、叩き落とす前の吊り上げだろう。先日格下げされたばかりの日本国債に人気が集まっているのも要注意。ヘッジファンドは過去に何度も日本売りを仕掛けたが、その度に失敗してきた。その理由は、要するに国債の国内保有率が高かったから。しかし、国債の人気が上がると、海外保有率が上がる。そうなれば、いよいよ日本売りが成功するかも知れない。タイムリミットは3〜5年と見ている。防ぐ方法はない。各国が協調してファンドの取り引きに制限を掛けることができれば回避可能だが、それにはアメリカが断固として反対している。ある意味、野田が焦っているのも、ヘッジファンドの魔手が迫っていると実感しているからだろう。でも、消費増税による財政再建なんて、焼け石に水。企業や個人やレベルなら、高くなった円で海外優良資産(あるいは外貨)を買い漁っておく、という自衛策もあるが、国家レベルではこれまた小さすぎる。おそらく、日本経済の破綻は避けられないだろう。
ただし、破綻は実は良い事もあるのではないかと思っている。現在の日本経済の根本的な問題は、経済的に二流国になったにも拘らず、未だに一流国気取りである点にある。間違いなく、我々は貧しくなっているのであり、公共サービスも、社会資本も、海外とのお付き合いも、個人の日々の暮らしも、それ相応に落とさなければやっていけない。それを実感する良い機会になるような気がする。あとは、貧困が社会を覆ったときに備え、きちんと準備をしておくこと。絶望的な貧困ではなく、明日に希望の持てる貧乏であれば、貧しさは決して悪いことではない。無論、現状を見る限り、そんな牧歌的な光景を望むのは難しいが、政治家も“成長戦略”なんて非現実的な夢想を振りまくのではなく、幸福な貧乏生活を指向して欲しい。
●2012年06月08日 原発再稼働宣言
野田の正体がはっきりした。八つ場ダムのときにも感じたが、この人物は御上意識の権化にして、官僚の操り人形。かつての自民党よりも遥かに自民党的。この人物が消費税を上げようものなら、間違いなく既得権益を守るために使う。福祉目的なんて文言を入れてもムダ。必ず抜け道を作って、権力者と富裕層だけが得をする仕組みを作る。こんな人物には国家とか国民とかを語らないで欲しい。
●2012年06月13日 野田、社会保障自民案丸のみ
いくら何でもこれは酷すぎる。もう、政党の体をなしていない。無条件降伏じゃないか。流石にこれは党内でも相当もめるだろう。民主党の体たらくは今更述べるまでもないが、今回の野田の姿勢は、それとも一線を画する。鳩山や菅は要するに無能だっただけだが、野田は完全に背信者だ。その意味では、穏健だったタリバンを乗っ取ってテロ組織に変えたビンラディンに匹敵する。身内で引きずり下ろして粛清しないと、大変なことになるぞ。ここまで来ると、小沢の方がマシだ。小沢が大嫌いな私が言うのだから間違いない。野田暴走で民主党メルトダウン…って、シャレになってない。
●2012年09月26日 尖閣問題について考えてみた
すべての元凶は石原。野田は石原の愚行を阻むために止むを得ず国有化に踏み切っただけ。できればそっとしておきたかった問題だ−−これは日本人ならば誰でも知っている。問題は、中国側がその経緯をどの程度理解していたのか−−だと思っていたんだが、どうやらそうではないらしい。どうやら、完全に判った上で、ヒステリックな対応をしているようだ。何故そんなことをするのか? この状況であれば、落し所を見据えて拳を振り上げるのが当然なのに。
結果的に中国政府は国際的な信用を大いに失墜させた。相手国が気に入らないことをすると、大衆を扇動してその国の商店や工場を焼き討ちまでさせるのでは、当然外資は逃げていく。自分達の主張を声高に叫んだところで、誰も相手にしてくれない。少なくとも現状を見る限り、自国の信用と雇用をなくし、徒に他国の警戒心を呼び起こしたとしか見えない。そこに深謀遠慮があるのなら、むしろ安心するのだが、もしこれが中国指導部の劣化を示しているとしたら、ことはかなり重大だ。
ブッシュの次は習近平なのか?…世界の災厄。
●2012年09月26日 安倍が自民党新総裁に
これって、自民党にしてみたら致命的な失敗なんじゃないか? この状況で中国に喧嘩売るバカがトップじゃ票は集まらないぞ。アメリカの大統領選でもそうだけど、声がでかいだけのバカに振り回されていると、まともな有権者の支持を失うだけだ。右翼も茶会も所詮はマイノリティー。しかも、まともな人からは相手にされないマイノリティーだ。キャスティングボウトを握っているとき以外は、政治的にも無価値。そこに立脚した政治なんてありえない。
●2012年11月25日 選挙戦
大方の予想では、自民が第一党に返り咲いて、公明・維新あたりと連立を組むという構図になりそうだが、意外に自民は伸び悩むのではないだろうか? ここに来て、安倍の頭のおかしさが、はっきりと露呈してきているからだ。日銀問題にしろ国防軍にしろ、「バカじゃないの?」というのが、大方の有権者の率直な感想だろう。しかも、国債買取発言でちょいと円安/株高に振れただけで、鬼の首でも取ったような顔をして、幼稚な言動を恥ずかしげもなく繰り返している。アホか。自国通貨の信用を損ねて自慢している神経は滑稽を通り越して哀れだ。いくらなんでも、コレがトップの政党に票を入れるヤツはいないんじゃないか? てか、入れるなよ、有権者。本当に国家が破綻するぞ。
●2012年11月28日 デフレの原因
そんなものは明白だ。「グローバリズム」の一言に尽きる。新興国と同一レベルで競争するということは、労働者の生活水準を新興国レベルにまで落とさないと勝てない、ということだ。日本の技術力とか高付加価値商品なんてのは世迷言。詰まる所、市場経済とは価格の叩き合いでしかなく、そこで勝つには自ら貧しくなるしか方法はない。不景気と失業と貧困は、グローバリズムの必然だ。そして、そのような事態を招いた責任のすべては、かつて小泉に投票した有権者にある。為政者に文句を言う前に、そんな奴を選んだ自分の不明を恥じ、その結果をあまじんて受け入れるべきだ。民主主義とは、最終的には権限も責任も一人一人の有権者に帰結するものだ。街頭インタビューなどで、まるで英雄待望論のようなことをほざいている声を聞くと、本当に反吐が出そうになる。
●2012年12月06日 自民党圧勝の予測
報道各社が伝えている。基本的に、この手の予測は大外れしない。3年前と正反対の結果になる可能性が高い。しかし、安倍の言動を承知の上で、なおかつ自民に投票する有権者が多いというのだから、日本はもう終わりだ。腐っているのは、政治でも政治家でもない。有権者だ。私は、3年前の政権交代のとき、民主党政権は失敗して、ファッショの時代が来ると予想したが、その嫌な予想が最悪の形で実現することになりそうだ。それにしても、民主党政権がここまで酷いとは思わなかった。特に野田になってからは目茶苦茶だ。自ら党を壊して、自民党に擦り寄ることのできる人材だけを残したという感が強い。
●2012年12月16日 衆院選自民圧勝
選挙は事前の予想通りの結果に終わった。あえて言えば、《野田の望んだ通り》民主党は瓦解した。さぞ満足だろう。さて、この後どうなるか…もし、安倍が選挙戦中に言っていたような経済政策を実行すれば、国債に火が着く。日本経済は、一時的にバブル状態になったあと、一挙に破綻に向かう。国債残高が国内の個人資産の総額を超えたらアウト。いまごろ、ヘッジファンドの連中は舌なめずりして喜んでいるだろう。ギリシャの二の舞は不可避。そのとき頼りになるのは、外貨、金、優良不動産。生活防衛のレベルならば 食料品と燃料とトイレットペーパーの買いだめ。余裕があればソーラー発電 。そして、各種防犯グッズ。いよいよかなぁ…
【どうでもいいや目次】
【ホーム】