ひとこと 2011

●2011年02月28日 1月&2月の政局

なんか、ぐだぐだ状態で論ずるに値しない。というか、ねじれ国会という状況では、そもそもこの国の政府は機能しない。安倍政権から今まで、ほとんど何の成果も上がっていない。小泉・竹中がこの国を目茶苦茶にして以来、政治は沈みっぱなしである。これは制度上の欠陥であり、もはや菅個人の問題ではない。無論、他人の足を引っ張ることしか能がない自民党の責任は大きいが、その自民党に議席をやったのは他ならぬ有権者である。ならば、国政が混乱して、重要事項がまったく前に進まず、国力が低下し、生活が苦しくなったとしても、その責は他ならぬ有権者自身が負わねばならない。感情的で傍観者的な投票行動は、本当に自分の首を絞めることになるぞ。

それは検察審査会も同じ。小沢を最も敵視している特捜ですら起訴を見送らざるを得なかった事案で、裁判所でシロクロ付けろという感情論だけで強制起訴をして、国政を混乱させている。大局的な判断がまったくできていない、実に小市民的で無責任な判断だ。と言っても、私は小沢をかばう気は毛頭ない。今回の件で小沢の本質がより鮮明になったのもまた事実。やはり、実に汚らしい人物だ。しかし、その決着は別の形で付けるべきだろう。このやり方は最悪だ。苦しめるべき相手を完全に間違えている。……それはそれとして、小沢一派というのは、本当にクズの集まりだな。


●2011年02月14日 エジプト市民革命

やはり、危惧の方が先に立つ。気に入らない政治指導者に「独裁者」のレッテルを貼って、暴動で政権を打倒する行為を「革命」と呼ぶのには相当に抵抗がある。確かに、ムバラクは打倒されてもしかたない政治かとは思うが、ネットによる市民暴動という手口は、正しくない目的のためにも全く同じように利用可能だ。たとえば、不満が鬱積している社会で、特定の民族を蔑視し、迫害する運動をネットで立ちあげれば、おそらくそれは燎原の火のように広がる。我々はすでに東欧で見たきたはずだ。強権政治の重しが外れると、今度は民族紛争が始まる。市民は憎悪に駆られ、強権政治の時代は何の問題もなく共存できた隣人が不倶戴天の仇となる。無論、だからと言って強権政治を正当化はできない。しかし、その重しを外すときは、相当に慎重にならねばならない。ネット革命は、その慎重さの対局にある、情緒と数による革命だ。やはり、危惧の方が先に立つ。


●2011年02月22日 ニュージーランド大地震

死者・行方不明者は約200人、その中には30人近い日本人が含まれている。しかも、その大半は二十前の若者だ。日本人比率が高いのは、日本人の留学先の語学学校が入っていたビルが倒壊したため。……どうも、ニュース報道でははっきりしないのだが、ひょっとすると、倒壊した大規模建築物は、このビルだけだったのではないか? 無論、商店や住宅、教会などが大きな被害を受けた映像は見ているが、多数の人間が入っている大規模な建築物で、これほど酷く倒壊したものが他にあるのだろうか…? あったとしたら、犠牲者の総数はこの程度では済まなかったように思う。私はこのレベルの天災で、責任論を云々するのはナンセンスだと思っているが、しかし……


●2011年02月28日 Movie Pirates DA-MP102 御臨終

「とんがった」メディアプレイヤーとか何とか言われていたが、ファームのバージョンアップ中にハングして御臨終。お粗末の限り。壊れたから悪く言うのではないが、デキが悪すぎて、惜しいという気持ちにもならん。メーカーのHPを見ると、ファームウエアのバージョンアップの順番を間違うと壊れると書いてあるが、こういうのを平然と公言するのはどうかと思うぞ(ちなみに、今回の私のバージョンアップは「壊れる」場合に該当はしていない)。どんな順番のバージョンアップでも壊れないのが当然だし、壊れるのが避けられないなら、最低限、適切なバージョンかどうかチェックする機能は必要だろう。つか、出荷段階のファームウエアをROMに焼きこんでおいて、いざというときはそこから復元できるようにしておけよ。惜しくはないが、なんか無性に腹が立つ。機能的にも、古いWMVが再生できなかったり、スキップ機能の動作がバグバグだったり、ファンが騒すぎたりと、いじっているとムカムカしてくる。おまけに、取扱説明書がお粗末なくせに、自力でどうにかしろとかと偉そうなことが書いてある。それを言えるレベルの製品ではない。ちなみに、ファンの騒音はどうにも我慢できないレベルだったので、静音タイプに換装したが、コネクタの形状が特殊でけっこう苦労した(USBのバラのヘッダピンを使って端子を引き出した)。まあ、本体が御臨終では、その苦労も水泡に帰したわけだが……いやはや、良い勉強になった。


●2011年03月01日 みつどもえ増刷中?

嫁さんが旅行に出ている間に、こっそり『みつどもえ』の原作本を買おうと本屋に行ったのだが、二軒回って二軒とも品切れだった。しょうがないので、amazonで注文しようとしたら、やっぱり品切れだった。どうやら、増刷中のようだ。無論、人気に火がついたのはTVアニメ化のおかげだと思うのだが、意外にもアニメDVDの売り行きは良くないらしい。が、考えてみれば2話で6000円とか7000円とかは、子供の買える値段ではないわな。しかも、全話揃えると6万とか7万とかになるわけで、そうなると大人だっておいそれとは手が出ない。下ネタ満載の小学生マンガに、その値段を出す人間がそうはいるとは思えない。アニメを見て面白いと思った視聴者は、DVDではなく、原作コミックスを買いに走るだろう(私もその一人なわけだが)。

しかし、値段が1/10ならば話は別。DVDの購入者は100倍に増えると思う。小一時間の消閑の具としては、600〜700円は適当な価格と思われる。そもそも、本やDVDの製造コストはごく安い。たぶん、1本あたり100円程度だろう。コストの大半はコンテンツの制作費である。コンテンツ制作費は部数に拘らず一定だから、単価×部数を最大化すれば良いわけで、必ずしも単価を上げる必要はない。現在のDVDの価格はかつての洋画ビデオを基準に付けられたもののように思うが、TVアニメはむしろ週刊誌マンガに近い。したがって、DVDもコミックスの価格帯が妥当だ。というよりも、早急にそういうビジネスモデルにしないと、業界自体が成り立たなくなる。少子化とおたくの購買力低下には著しいものがある。


●2011年03月11日 東日本大震災

ブラウン管に映し出される映像のあまりの凄まじさに、逆にリアリティが感じられなくなってしまった。真っ黒な津波が人家や田畑を飲み込んでいく映像は、まるで神話世界のようで、そうか、ヤマタノオロチは実在したんだなぁ…などと変に感心してしまった。太古の人類が自然に抱いた畏怖の念がどんなものであったのか、改めて認識させられた。しかし、逆に言えば、今まさに起きている災害とは、どうしても信じられなかった。

尤も、私自身も完全な傍観者だったわけではなく、震度5強の地震と言うものを築四十数年の木造家屋の中で体験した。正直、今度ばかりは最悪の事態が頭をよぎった。ドンという縦揺れではなかったので、直下でないことはすぐにわかったが、逆にいつまでも収まらない大きな揺れに、こりゃ、家の方が持たないな、布団を被るが先か?外に飛び出すのが先か?−−と天井見上げながら身構えていた。幸い家も私も無事だったが、家の中は目茶苦茶。もし大きな余震がきたら、今度は持たないだろう。

私は「国」という言葉が嫌いだが、今回だけは「国難」という言葉を使いたい。神戸のときは被災場所が点であったので、被害が大きくても、周囲がサポートできた。しかし、今回は岩手、宮城、福島の沿岸部は軒並み壊滅状態。死者の数も物凄いことになりそうだが、被災者の数がかつてないほど膨大だ。交通手段もズタズタで、ボランティアの受け入れすら不可能な状態。気仙沼や陸前高田の凄惨な映像を見ると、そもそも復興が可能なのかさえ疑問に思えてくる。しかし、被災者をきちんと支え、元どおりとはいかないまでも、きちんとした復興の形を作らないと、国家そのものが壊れていくような気がしてならない。


●2011年03月12日 福島第一原発炉心溶融

これは絶対にあってはならない事故だ。M8.8の超巨大地震だろうと、10mの大津波だろうと、まったく言い訳にならない。なぜなら、クーラントの消失による炉心溶融は、考えうる最悪の状況であり、逆に言えば第一に考えるべき事故だからだ。温度計が折れて刺さったとかいうのとは次元が違う。「これだけは絶対にやるなよ!」と念には念を入れて注意していたことを、いとも簡単にやられてしまったという感じだ。この文章を書いている時点では、海水を入れて冷却するという最終手段(この炉はもう二度と使い物にならないだろう)を取ったようだ。おそらく、これで事態は収拾できると思うが、失った信頼はもう取り返しのつかないものかも知れない。

根本的には停電で循環ポンプが停止して冷却不可能になったのが原因のようだ。しかも、二機の予備ディーゼル発電機が二機とも津波を被って(?)動作不能になっていたらしい。一台のディーゼル発電機が動作しない確率は1/1000なので、二台とも動作しない確率は1/1000000−−なんて意味のない確率計算があったようだが、同一の仕組のものを二つ用意したのでは、同じ理由でダメになる確率は極めて高い。前々から、原発のリスク評価に何万分の一とか言い方をするのには異和感を覚えていたが、今回ほどそれを実感したことはない。シチュエーション無視の統計計算なんてリスク評価には無意味だよ。

そもそもアクティブな安全対策(安全装置を何重にも掛けて事故を抑え込む)には所詮無理があって、システム自体が事故を起こせないような設計にすべきだ−−というのは随分昔から言われている。たとえば、ペブルベッド式高温ガス炉はクーラントの消失時には自然対流で冷却できる、なんて話があったのが二十数年前。実は今でも眉つばではないかと疑っているのだが(^^;、安全装置がすべて効かなくなっても炉心溶融を起こさない炉を設計しようという問題意識があったことだけは間違いない。そうそう、そのころ“凄い”と思ったのは、ホウ酸水プールの中に格納容器ごと沈めてしまうというアイディア。もちろん、実用化はされなかったようだが、これなら今回のようなトラブルには最適だ。

まあ、何にしても当時から炉物理の研究者の問題意識ははっきりと固有安全性の方向に向かっていたんだが、電力会社はなかなかいい顔をしてくれなった。今では少し風向きが変わったようだが、基本的に、現状で利益が上がるのであれば、余計な投資はしたくないというのが電力会社のホンネ。特に、その技術が「利益」ではなく「安全性」を向上させるものであればなおさら。「災い転じて…」ではないが、今回の事故が方向転換のきっかけになってくれると嬉しい。

もっとも、今回の事故には不明な点も多い。なぜ海水注入なんだろう?真水はないのか?てか、水を注入できるなら、その水圧で強制循環させられないの?循環系とは別のパイプから注入するのか?それができるなら、もっと早く手が打てたんじゃないのか?消失分だけでも足せばよかったわけだし。それ以前に、電源車では間に合わんのか?電源車をたくさん呼んできて時間を稼いでいる間にディーゼルエンジンを直すことはできないのか?なんでホウ酸を入れるんだ?核分裂は止まっているはずだろう?ひょっとして制御棒にまでトラブルが起きているのか?そもそも発電所が停電で爆発って、シャレになってないぞ。正直、テレビに出演していたの専門家のコメント聞いていても、事実関係がはっきりしないもんだから、あやふやな答えしかできず、気の毒だった。


●2011年03月28日 原発事故、その後

状況は、当初私が考えていたよりも遥かに悪い。クーラントの喪失自体、致命的な大事故なのだが、それに輪を掛けるような想定外のトラブルが次から次へと起きている。当初の対処シナリオは、海水をぶちこんで時間を稼ぎ、その間に冷却系を修復するといったものだったようだ。それは、東電にしてみれば、莫大な損失を覚悟した最終手段だったと思うが、そんな捨て身の作戦すらまったく通用しなかった。海水注入自体に手間取り、注入しても効果が薄く、まごまごしている内に使用済み燃料プールが危険になり、その対策にメドが立ったと思えば、今度は炉内から高濃度の放射性物質を含んだ水が流れ出て、冷却系の修復作業を拒んでしまった。しかも、1〜3号機の炉内、2〜4号機の燃料プールの、計六ヵ所の燃料が同時にトラブル状態になっている。もはや、TMI事故を大きく上回る最悪の大事故と言ってよい。

現在、炉内で起きていることを推測すると;

1〜3号炉とも、恐らく炉心溶融が起きている。もう、燃料集合体はドロドロの状態だろう。被覆管の損傷はもちろん、燃料ペレットが溶けて、FP(核分裂生成物)の閉じ込めが不可能になっているはずだ。そして、溶融した燃料の一部が圧力容器の底に落ち、圧力容器の底に穴が空いている。消火系から注水した水は溶融した燃料に掛かり、FPを含んで圧力容器の穴から格納容器内に流れ出ている。ないしは、燃料自体が格納容器内に流れ出て、格納容器内の水を汚染している。そして、格納容器も破損しているため、高濃度のFPを含んだ水が外部に流れ出て、冷却系の修復作業を妨げている−−現在起きている現象を説明できるシナリオは、これ以外にはありえない。

ここから考えられること;

現在、FPを含んだ水の排出に苦労しているようだが、注水による冷却を止めることはできない以上、今後も放射性物質を含んだ水の流出は止まらない。流出元の特定は困難だろうし、たとえ特定できても、そのシーリングは極めて危険だろう。つまり、現在溜まっている水が排水ができたとしても、それで終わる問題ではなく、継続的な排水が必要になるということだ。まあ、床に土嚢でも積んで水をせき止めて汲み出す、といったところが現実的か…。しかし、それにしたって、高濃度の放射性物質で汚染されたポンプを再稼動させることが、果たして可能だろうか? また、冷却系が回復したとしても、圧力容器と格納容器に穴が開いている状態では、冷却水が回るかどうか…

むしろ、冷却系の回復は放棄して、ひたすら注水を続け−−したがってFPまみれの水を排出し続け、燃料が冷めるのを待つしかないのではないか? 今回に限れば、水から出ているのが、むしろ幸いかもしれない。このレベルの放射性物質が大気中にばらまかれたら、とてつもないパニックが起きる。無論、汚染水の処理は大問題で、早晩処理不能な量に達する。その場合は、希釈して海に排出するしかないだろう。平常時ならばとんでもないことだが、現状はそこまで深刻だということだ。

むしろ私が心配しているのは、この注水の効果がいつまでもつか、ということ。注水を止めれば大変なことになるが、さりとて、注水を続けても、状況が良くなったり、現状が維持できたりする保証はない。破局を少し先に延ばしているだけかもしれない。再臨界はともかく、溶融した燃料が格納容器の外部に漏れ出て、制御不能になる可能性は低くない。そうなると、迂闊に水も掛けられなくなる。冷却は冷却で最大限の努力をしてもらわなければならないが、同時に、燃料が外部に溶け出た場合の、放射性物資の封じ込めに関しても計画を立てるべき時期に来ていると思う。


●2011年04月15日 原発事故、その後(二)

もう事故から一月経つというのに、状況はほとんど良くなっていない。相変わらず、ひたすら注水して燃料を冷やし、汚染水を垂れ流しているだけだ。が、現実的に考えれば、それ以外にできることはないだろう。タービン建屋内の汚染水を排出して、冷却ポンプを再稼動させるなんてのは夢想に近いような気がする。ま、政府や東電もようやくその現実を認めたようで、汚染水を再循環させるシステムとか、水棺桶とか、放射性物質の飛散防止カーテンとか、かなりまともな方法を考えるようになってきた。従来の発言からすると大幅な後退なのだが、厳しい現実を認めた分進歩とも言える。尤も、未だに温度が急上昇すると「温度計が壊れた」とか言い出す始末で、現実逃避の傾向は強いが。炉内の燃料は水没していないのだから、燃料棒は大規模な溶融を起こしているはずだ。大きな余震があれば炉内のどこに飛んでいってもおかしくはない。

原子炉の状況だけでなく、放射能汚染についても政府の発言や認識は矛盾だらけだ。被害をできるだけ小さく見せようとして、汚染を過小評価して発表するものだから、住民も「安全なのに避難指示なんておかしい」と言うことになる。もうはっきりと汚染の大きさを認めて、「危険だから避難するように」と言うべきだ。そして−−発言を巡って一悶着あったようだが−−原発近隣住民には、十年単位で再居住が不可能になる可能性をはっきりと伝えた方がいい。変に期待を持たせるから不満も爆発する。責任逃れのためであれ、住民感情をおもんばかってであれ、被害の過小評価はすべきではない。「きっと帰れます、帰れるように最大限の努力をします」は、むしろ無責任だ。今必要なのは、危険性を率直に認めた上で、当面の住居および生活費の支給と、家財を持ち出すための一時帰宅を認めることだろう。

尤も、そうなると住民に対する保障は莫大なものになる。間違いなく、東電は潰れる。しかし、東電を守るために過小評価を続けていれば、被災者が潰れる。しかも、そんなことを続けていても、事態が好転する可能性はない。単なる時間稼ぎ、先延ばしに過ぎない。今政府がすべきことは、早急に東電に引導を渡して、被災者・国民と率直に話をできる環境を作ることだろう。「即座に健康に被害はない、チェルノブイリとは違う」などと繰り返してるようでは、誰も信用しなくなる。「チェルノブイリほどではないが汚染は深刻、長期的に見れば建康被害の可能性もある」−−まずは、そこからだ。


●2011年04月15日 紅茶用茶こしフィルター

紅茶用茶こしフィルターに古い油がこびりついて使い物にならなくなった。迂闊にも、台所のコンロの近くに長期間放置してしまった。料理に使った油が油煙となってフィルターに付着し、これで紅茶を淹れると、酸化した油の匂いがして飲めたシロモノではない。日本茶用の金網タイプではなく、ナイロンのような細かい網目の布製フィルターなので、中に油が回ってしまうと処置なしである。熱湯、煮沸、洗剤、漂白剤、茶がら、歯ブラシなど、いろいろ試してはみたが、大きな効果は見られなかった。当初は新しいものに買い替えるつもりだったのだが、けっこう特殊なもののようで、百均やホームセンターでほいほい売っているものではない。それなりの専門店でないと扱っていないらしい。商品名は「セレックVフィルター」、型番は「V-0M」。ネットならば400円くらいで入手可能なようだが、それもシャクだ。実は、セレックのフィルター自体は近所のお茶屋さんでも扱っているのだが、残念ながら私が必要なサイズのものは置いていなかった。が、そこのおばちゃん曰く、入れ歯洗浄剤で洗浄するとよい。う〜む、とためらったが……実際にやってみると、これが実にうまくいった。10錠100円の入れ歯洗浄剤1錠で見事復活である。流石にプロの助言は違う。でも、残った9錠はどうしよう…?


●2011年05月02日 ビンラディン殺害

現実的に考えれば、それ以外の選択肢はなかったとは思う。生きたまま身柄を確保してしまうのは、アメリカにとって最悪のシナリオだろう。パキスタンの主権を侵す不法な拉致ということになり、身柄をどうするかで相当もめる。それなら、その場でカタを付けるのが正解だろう。また、テロ組織のトップを捕まえ、法廷に引きずり出したところで、被害者や遺族の感情を逆撫でするだけで、重要な情報は何一つ出てこない。オウムの麻原が良い例だ。

ゆえに、真実を明らかにするために生きたまま捕まえるべきだったという意見には、必ずしも賛同しない。だが、容疑者の殺害が大儀を大きく外れた行為であり、道義的には恥ずべきものであることは間違いない。それに対して、何の反省も忸怩たる思いもなく、単純に歓喜の声を挙げるアメリカ国民には嫌悪感さえ覚える。いわんや、それを命令したのがオバマだとなると、かの国の底無しの闇を見せ付けられたようで、気が滅入ってくる。


●2011年05月11日 原発事故、その後(三)

原発事故、状況はあまり捗々しくない模様。いろいろやってはいるが、 つまるところ、何一つ上手くいっちゃいね〜よ、という状態。 水棺計画だって、着手はしてみたが困難が予想される、でハナシが止まっている。 基本的にお手上げ状態で、細かな事をちまちまやっているだけ。 状況を5段階で評価すれば、悪い方から2番めくらい。かなり悪い。

どうなるんだろう、この先? 当面、冷温停止のメドは立たなくなった。 となると、やはり注水と汚染水の垂れ流しを続けるしかない。 汚染水の問題は、最終的には希釈して海に放出という決断になるだろう。 地元漁業者にしてみればとんでもないことだが、他にどうしようもない。 極めて不謹慎で神経を逆撫でする物言いではあるが、 事故の大きさを考えると、その程度の覚悟は必要だと思う。 もちろん、東電にはキッチリと責任を取ってもらわなくてはならないが。

むしろ恐いのは、炉心溶融の方。 今は小康状態で変に安心しているところがあるようだが、 実際にどうなっているかは、誰にもわからない。 というか、三号炉の圧力容器の底部の温度上昇って、 溶けた燃料が塊になって冷却効率が落ちているということじゃないのか?  つまり、遠くない時期に、塊になった燃料が圧力容器の底を溶かして、 格納容器内にガバって落ちて来るんじゃないのか?  そうなれば、次は格納容器の底を溶かすのも時間の問題……

変なデマを飛ばすつもりは毛頭ないが、 基礎データが入ってこないものだから、 そういう想像も可能になってしまうわけだ。 ともかく、そこら中に温度計と圧力計と線量計とカメラを取り付けまくって、 中で何が起きているのか、推測できるようにして欲しいものだ。

【追記】東電が1号炉のメルトダウンの可能性を正式に認めたようだ。何を今さらな感じだが。でも、まだ燃料は圧力容器内に留まっている、なんて寝言を言っているし…。下手すると、既に格納容器からも溶け出しているかも知れないのに。


●2011年05月14日 原発事故、その後(四)

ここ二三日で状況が急転。と言っても、何かが起きたのではなく、何が起きていたのか判明してきた、ということなのだが。1号炉のメルトダウンを確認、圧力容器から格納容器への漏水も確認、そして格納容器から建屋内への漏水も確認。しかも、推定3000トン。格納容器に相当大きな穴が開いていると見るべきだろう。もちろん、これによって水棺計画は御破算。漏出した汚染水を炉内に戻す方法を考えているらしい。これも、汚染濃度を考えるとそう簡単にできることとは思えないが…

いずれにしろ、一番問題なのは、なぜ格納容器から水洩れをしているのか、ということ。NHKは慎重に言葉を濁しているが、やはり、燃料が格納容器を溶かしたとしか考えられないだろう。そして、燃料自体も既に格納容器外に−−すなわち外気中に流れ出していると考える方が自然だ。もっとも、大量の漏水により水没状態で「外気中」とは言えないかも知れないが、いずれにしろ人工的な障壁なしの状態で高温発熱しているFPが存在しているのは間違いないだろう。こうなると、原子炉建屋地下に溜まった水を汲み上げるのも考え物だぞ。まあ、タービン建屋の汚染水を再利用するのはありだとは思うが。

結局、状況は最悪であり、冷温停止は不可能、終息の目処なしと言ってもよい。現在最も現実的な方法は、とりあえず飛散防止カバーを掛け、ひたすら注水による冷却を続け、汚染水の再利用を試み、無理な分は希釈して海に捨てる、あとは祈りながら100年を待つ、しかないように思う。ただ、それによって、どういう被害がどの程度続くのかということになると……直下で大地震でも起きない限り(起きる可能性も決して低くないが)、被害の範囲は広がらないと思う。しかし、被害の程度は当初の想定よりもかなり深刻になる。政治的には相当きつい決断の時が、そう遠くない将来にあるような気がする。


●2011年06月02日 内閣不信任案否決

バカである。谷餓鬼も汚沢も建屋に溜まった汚染水に放り込んでやりたい。被災者の気持ちを少しは考えろ……でも、東北は保守王国。自民党を支え続けたのもあんたたち。自民や公明に投票し続けてきた人達は、自分達が支持してきた政党が、自分達に何をしたのかよく覚えておくべきだろう。目先の利益で魂を売ったりしていなかったか? 無論、それは東北に限った話ではないが、こういう事態が起きると、こういう構造がくっきりと浮かび上がる。地震と津波は天災、原発事故と復興の遅れは人災。天災の被災者はたいへん気の毒に思うが、人災の被害者は己にも責任があることを自覚すべきだろう。「政治家は何をやってるんだ!」って憤っていた被災者さん、こんなバカなことをやっているのは、あんたたちが選んだ政治家じゃないだろうね? 少なくとも、先回の参院選で自民にあんなに議席をやらなければ、もう少し早く復興が進んでいたことは間違いない。

が、それはそれとして、菅は不信任否決と引き換えに自分の首を差し出したわけで、これでまたも近々首相交代となる。またも一年で終わり。まあ、内閣不信任案は噴飯物としても、菅に首相としての適性がないのは明白だし、政策もほとんど新自由主義と変わらないガッカリするようなものだったので、代わってくれること自体はありがたいと思っている。しかし、ただ一つ、評価したい部分がある。それは《往生際の悪さ》だ。これは政治家としては絶対に必要なものだ。むしろ、淡白で清廉な人は政治家に向いていない。自分が引けば丸く収まるのは明らかなのに、絶対に身を引こうとしなかった精神力には脱帽する。ホント、嫌味なしで。しかし、この後どうなるんだろう? とりあえず、小沢を政界から葬らないと、いつまで経っても日本の政治は脳死状態が続くぞ。−−それは岩手県の有権者の仕事だな。

⇒おいおい、辞任は年明けとか言い出してるぞ。呆れるより尊敬する。実際にはそんなに持たないだろうけど。


●2011年07月06日 松本復興相、放言で辞任

政治家の失言・放言は、単にコミュニケーションの齟齬の問題ではない。多くの場合、その人物の人間性の根本を露呈させるものであり、いわば本音そのものである。ゆえに、一部の例外を除いて、その責任を問われるのは当然だと思う。今回の場合もその典型。というか、ここまで露骨に尊大で傲慢な本質をあられもなく露呈させた例も珍しい。こんな人物に復興を荷われたら自治体も被災者もたまったものではない。ちなみに、この人物も二世議員らしい。親の尊大な姿を見て育ったのだろう。嘘か実か、被災者の反感が理解できないらしい。無論、今回の件で偉そうに非難をしている自民党の石原も腹の中は同じだろう。言えた義理ではあるまい。世襲議員とは特権意識の塊で、常に他者を見下す存在でしかない。

こんな大臣が辞任するのは当然で、誰もが当たり前だと思っている−−と思っていたら、今朝のフジのニュースで、このバカ大臣のバカ放言を擁護するような被災者のコメントが流された。完全にヤラセだろう。しゃべり方から表現まで、完全に台本通りというカンジ。少なくとも、素人が突然マイクを向けられてしゃべったコメントはとうてい思えない。以前からフジのニュースの偏向は酷いと思っていたが、ここまでやるかね? 弱者は死ね、と言うのがフジ産経グループのメッセージのようだ。

そう言えば、以前、年越し派遣村が話題になったときも、頭の悪そうな若い男に、派遣村がさもホームレスのたまり場だったようなコメントを出させていた。そのときは、番組のメインキャスターに「だって、実際に派遣切りに合った人もいるんでしょ」と反論されて、コメントを紹介してたアナウンサーがぐだぐだになってしまって面白かった。枝葉末節を大袈裟に取り上げて、全体のイメージダウンをはかろうというのが、この局のやり口のようだが、やはり健全な常識の方が強い。どのような思想を持つかは自由だが、フジ産経はやり方が実に汚い。……そう言えば、以前この局で『図書館戦争』を放送していたんだが、その中で、こうしたフジの報道姿勢を揶揄する表現があってナカナカ面白かった(^^)


●2011年07月23日 ノルウェー極右テロ

まず、個人でこれだけ大規模なテロを実行したことに驚く。そして、この異常者を英雄視する愚か者どもがネット上に蛆虫の如く湧き出すのを危惧する。思う、見せしめの公開処刑を復活せよと。犠牲者や遺族がカメラの前でこの異常者の身体に刃物を突き立て、剔り、誇大妄想狂が命乞いをしながら劇痛の中で死んでいく無様な姿を公衆の面前に晒すべきだ。己を特別視して他者の命を顧みない犯罪者の末路を、万人にわかりやすく伝えるべきだ。でないと、必ず模倣犯が出るぞ。


●2011年07月23日 中国高速鉄道脱線事故

事故自体は起こりうるものとして−−少なくとも、絶対安全と言いながら、あれほどの原発事故を起こした日本人が嘲うことはできない−−その後の対応に唖然としてしまう。証拠の列車を即座に破壊して埋めてしまうとは。まるで頭の悪い小学生のような対応だ。それを政府当局者が衆人の眼前で堂々とやってしまうことに驚く。まあ、昔からそうだと言えばそうなのだが…。かの国は結果のみを重視して、プロセスの公正性は問題にしない。要は電車が正常に走れば良いのであって、事細かに原因を追求されて、責任を取らされてはたまらない、と言うことなのだろう。原因をうやむやにして再開したら同じ事故が再発する可能性があるが、まあ、一度失敗しているから今度からは気をつけて、どのみち滅多に起きることじゃないし……みたいな感覚なのだろうな。ただし、これは中国固有の問題じゃない。たまさか中国はそれがストレートに出てしまう体質だが、本質的にはどの国の権力者もやっていることだ。日本だって、かんぽの宿問題とか、新銀行東京の問題とか、結局誰も責任を取らずにうやむやに闇に葬ったではないか。事故だろうと不祥事だろうと、根は同じだよ。


●2011年08月04日 セシウムさん騒動から

この件自体も相当にとんでもないことなのだが、所詮は“事故”である。“事件”だと騒いでいる向きもあるが、そもそもこんな事を事実だと思う人間は一人もいない。いたら嘘つきである。もちろん、当事者の怒りはもっともであるし、ケジメは必要とも思うが、かつての「やらせ」騒動のときのような、メディア自体の抱える深刻な構造的問題に比べれば、今回の件は相当に軽い。しかし、今回の件で二つ、非常に深刻に思うことがあった。

一つは、この件に関するネットでの批判が、あまりに悪質だという点。他人の失態に対して、安全な場所から大声で罵声を浴びせている悪質な連中ばかりである。言っていることはほとんどヤクザや総会屋と同じレベル。相手に非があり反論できない立場にあるのをいいことに、できもしない過乗な要求を突きつける。本当に反吐が出る。

もう一つは、この件がフジテレビ批判とリンクされている点。いくらキー局がフジだからと言って、名古屋ローカル局の地域情報番組とフジテレビは何の関係もない。にも拘らず、フジの韓流問題にむりやりこじつけて、これまた露骨な罵詈雑言と民族差別的な書き込みが何の臆面もなく飛び交う。

ネットとは、憎悪と差別をばらまき、人の品性を低下させる道具である−−そう言わざるをえない。今年の初めの中東の市民革命に感じた危うさが、極めて露骨な形で、そして極めて恥ずかしい形でこの国に顕現してしまった。私自身もフジテレビには大いに嫌悪を感じてはいるが、今、ネットでフジ批判を煽っている連中は、フジ以上に社会の敵であり、人間の恥である。


●2011年08月07日 米国債格下げと円高

一つ言えることは、米国債が1段階引き下げられても、日本国債の評価よりは何段階も上だということ。したがって、米国債格下げは円高の理由にはならない。あるものがダメになったとしても、もっと悪いものに飛び付くことはありえない。理屈ではそうである。では、実際はどうなったかと言うと……実はあと数時間で為替市場が開く。どうなるかはお楽しみ。

が、概ね円高に触れるだろうというのが大方の予測。私もそう思う。なぜか? この円高は、経済のファンダメンタルズとは何の関係もなく、日本が為替戦争の敗者であることを示しているにすぎないから。マクロに見れば、円高によって日本から失われた富は、そのままアメリカに移転している。我々が円高に苦しんで貧乏になった分だけ、アメリカ人は裕福になる。アメリカは、日本の個人資産を喰らい尽くすまで円高を止める気はないだろう。奴等だって瀬戸際なのだ。

では、我が国の政府はと言うと……かつての自民党政権は何のためらいもなく、自国民よりも米国の利益を優先してきたし、現政権はそれ以前の問題として、まったく機能していない。国民は丸裸で野獣の爪牙の前に震えているだけである。だが、何度も言うが、そういう状況を作り出してしまったのは有権者自身であり、検察審査会であり、ポピュリズムを煽ったやネットやマスコミである。結果は甘んじて受けざるをえない。


●2011年08月30日 野田首相誕生

なんか、新総理の誕生が毎年の恒例みたいになってきたな。特に今回は何の期待も興奮もない、消去法的な妥協の産物。もちろん、ひょうたんから駒と言うこともあるので、意外な名宰相にならないとも限らないが、期待は難しかろう。その根本原因は、野田個人の資質にではなく、選挙と議会の制度の不備にある。そもそも、ねじれが起きないことを大前提に設計した制度なんだから、こういう状況で機能するはずがない。誰が総理になろうと、そして再度政権交代が起きようとも、政治は機能不全を続けるしかないだろう。政治家自身が政治制度変更をすることは不可能。利害関係が大きすぎてまとまらない。つまり、手詰まり。この制度の中で、有権者が賢い選択をするしかないのだが、小泉政治以来の日本の有権者の衆愚ぶりは目を覆うばかり。

それはそれとして、なぜ菅ではいかんのか? 今思い返しても、降ろさなきゃならない積極的な理由なんて何もなかった。どう考えても、反原発・反東電が原因だったとしか思えない。原発推進派の謀略だろう。民主党の渡部の豹変ぶりなんて、あまりに露骨で驚いたよ。経団連会長の強欲ぶりにも反吐が出そうになった。こういう連中と敢然と対立することができないと、結局、ずるずると目先の利害に流されて、とんでもない破局に落ちていくような気がしてならない。いや、もう既に破局に陥っているのか…


●2011年09月11日 鉢呂経産相、失言で辞任

発言内容が幼稚で愚かであることは間違いない。が、辞任するほどのことではあるまい。プライベートな場なら単なる悪ふざけで済む話だ。その意味では「怪しいお米セシウムさん」騒動を髣髴とさせる。どうも、ここ数年、他人の僅かな過ちに付け込んで、袋叩きにするのが正義だという風潮が蔓延しているが、勘違いも甚だしい。「高い地位=特権」と見る僻み根性丸出しだ。政治家、学者、医者、弁護士、パイロットなど専門性の高い職業は、その人材を育成するために、国民全体がコストを負担していることを自覚すべきだろう。こんなことをしていたら人材なんてすぐに枯渇してしまうぞ。


●2011年09月22日 花火中止風評被害問題

不当な要求はきちんと跳ねつけるべし。トラブルを嫌がって少数の暴言に唯々諾々と従うのは、行政として最低。人間は−−特に劣等意識を強く持っている人間は−−ことあるごとに他者を差別しようとする。自分の優位を確認したいのだろう。悲しい性だ。生活に余裕があり、人生に充足感を持っている人間は、他者に寛容であり、理性的な判断ができるものだが、ああした手合いは何かにつけてヒステリックに、陰湿に、被害者ぶって他者を攻撃する。こうした連中を野放しにしておくとファシズムの温床になる。それを行政が助長してどうする? きっちり潰しておかなくてはいけない。


●2011年09月22日 中日・落合監督解任

興行型プロスポーツが詰まる所見世物である以上、この判断はある程度理解できる。まあ、言葉は悪いが、プロスポーツの選手は運動能力に秀でた道化である。道化を否定した落合は、いかに優れた成績を残そうと、プロの世界では手放しに賞賛はされない。が、それを理解した上で、なおかつ、この解任劇が中日球団にとってメリットだったかと言うと、それはまた別問題。数年後に「愚かな判断だった」と悔やむことになる可能性が高い。

まず、どう考えても、この戦力でこの成績を残せる監督は他にいない。現在の打撃成績を見れば一目瞭然、戦力で勝ち上がっているのでないことは明白である。二三年は落合の遺産でそこそこやっていけるとしても、その後はジリ貧になるだろう。さらに、もし巨人の真似をして、OBの元スター選手を監督にすげるようなことをすれば、凋落の速度は加速するに違いない(高木新監督はお歳から言ってもつなぎだろう)。

次に、ライバル球団は大喜びする。これは間違いない。巨人や阪神にしてみれば、こんなに厭らしい球団はなかったわけで、勝ち負け関係なく、疲弊させられてきた。今後は情報戦のレベルから淡白になり、くみし易い相手となるだろう。

そして三番目に、営業成績は改善しない。「勝つことが最大のファンサービス」という落合哲学は半分以上は正解なわけで、やはり弱くなれば客足は遠のく。それに、巨人戦の入りが悪いのは、むしろ巨人の問題のような気もする。もし、派手な長打で客を魅了するような勝ち方を理想と考えているなら、それ相応の投資が必要になる。それが昂じれば巨人病になるわけで、おそろしく燃費効率の悪い球団経営となるだろう。

個人的には落合野球は決して好きではないが、しかし、非常に興味深い野球だった。少なくとも、監督が明確な意思を持って作り上げてきたチームだとはっきりわかる、希有な例だった。広岡ヤクルト以来じゃないだろうか? それがこういう形で消えてしまうのは、実に惜しい。


●2011年09月25日 パレスチナ国連加盟申請

現実的には象徴的な意味しかないが、その象徴的な意味が重要。初めてアッバースが存在感を示した。
米国は、中国の独裁国家支援を非難しているが、自分達がイスラエルにしていることには何の反省もない。
それどころか、あんなに民衆弾圧をしているシリアを、ほぼ放置している。カダフィ政権の比ではないと思うがな。
国家が欲得で動くのはある程度仕方ないが、少なくとも「平和」や「民主主義」の美名を騙るのはやめてほしい。
もっとも、体面すら繕わない、欲望丸出しの国家になられても困るが。


●2011年09月26日 小沢秘書有罪判決

裁判官のスタンドプレーの印象が強い。無論、私も小沢やその秘書がシロだと思っているわけではないが、クロと断定する物証があるわけではない。状況証拠だけで、裏金授受まで認定するのは異様だろう。しかも、今回の件に限れば、水谷建設社長の証言の信憑性はかなり低い。具体性に乏しく、他の状況証拠との矛盾もある。小沢の政敵に金を掴まされたと勘繰れば、勘繰れないこともない。個人的には、小沢は一刻も早く政界から消えてほしいが、さりとてこれが上級審や本丸の小沢裁判で通用する判断とも思えない。さて、どうなりますやら…

にしても、小沢の権勢の凋落ぶりがはっきりしてきたなぁ……てか、そもそもがマスコミの作り出してきた虚像だったような気がする。小沢の実体は、金権政治の権化、恫喝の集票マシーンでしかなかったと思う。


●2011年09月26日 枝野経産相と東電

枝野の東電に対する厳しい発言が目立つ。そうだよな、何万人もの人生を目茶苦茶にしておいて、加害者が高給を取ってのほほんと生活する、しかもそんな連中のために税金をつぎ込んだり、電気料金を値上げしたりなんてあり得ない。少なくとも、燃料費がかさむ分は自腹を切れや。公務員水準どころか、最低賃金水準に給料を落としてもバチはあたらんぞ。

ということで、枝野の言うことは至極もっともで、拍手喝采を贈りたいところだが、「潰される」危惧も覚えている。もし、枝野に変なスキャンダルが浮上して、辞任から最悪自殺などということになれば、これはもう、その筋の連中が動いているとしか考えられない。財界人に警告しておく、もう国民はすべてをお見通しだ。


●2011年10月05日 ウォール街デモ

何を今さら…。不平等な格差社会を是としてきたのも、オバマを追い込んだのも自分達だろう。公的保険制度を社会主義だとほざいていたのは、どこのどいつだ?−−ま、他山之石とはしたい。


●2011年10月26日 リビア・カダフィ大佐死亡

独裁者を庇うつもりはないが、欧米も利用価値のある間はさんざん利用しておいて、最後はこれかい…。正義とか自由とか民主とかいう言葉がどんどん胡散臭くなっていく。


●2011年11月11日 TTP参加表明

つまり、アメリカのご機嫌を買うために、日本国民の富を差し出した、と言うことである。個別分野のメリット・デメリットなど大した問題ではない。進んで属国の道を選んだことが問題なのだ。


●2011年11月12日 巨人・清武の乱

言ってる事は御もっともだが、これまた今更感が強い。巨人がナベツネの私物であることは周知の事実で、そんなこと百も承知でその組織に身を置いていたのではないのかね?今になってそんなことを涙ながら言われても……と言うことで、世間の声は意外なほど清武氏に冷たい。また、清武氏はGMとして実績を上げられなかったのだから解任は当然、という声もあるようだ。

  しかし、これは少し違うと思う。ランダムに引いたって、巨人だけスカが続くなんてありえないよ。明らかに現場の育成・管理の能力の方に問題がある。どれだけ高い金を出して大リーガーを引っ張ってきたって、日米の野球の違いすら教えず放置していたんでは、結果が残せるはずはない。だいたい、スカウトまで他球団から−−それも実績のあるヤクルトから−−強奪してきているわけで、外人補強の失敗の責任を清武氏に押し付けるのは筋違いだろう。日本人の補強でも同じことだと思う。戦力を腐らせる現場の問題だ。ここで清武氏のGMとしての能力云々を声高に言うのは、別の意図があるとしか考えられない。

この騒動自体はネベツネの圧勝で終るだろうけど、ファンがナベツネを見る目が、更に軽蔑と嫌悪に満ちたものになることは確実だろう。その意味では一矢を報いたと言えないわけではない。


●2011年11月24日 アニメ銀魂再放送中止

レンホー問題で中止という判断に致ったらしいが、これを言論弾圧などというのは寝言。風刺でも批判でもなく、単なる質の低い誹謗中傷に過ぎない内容なのだから、クレームが付くのは当然で、再放送中止の判断も妥当。が、だからといってアニメスタッフが悪いとも思わない。作り手は作り手で、地雷であることを百も承知で踏みに行っている。唐揚げを投げ付けるシーンをカットするだけで、ことは穏便に済んだだろうに−−そして、別段ストーリーに支障はなかったろうに−−敢えてしなかった。そこに作り手の業を感じてしまう。正直、この作品は面白くないが、この作品の存在は極めて面白い。創作とは本質的に迷惑な行為で、それを許容しないことには成り立たない。そのことをストレートに実感させてくれる作品だ。責任を取らされる立場の人間はたまったものではないが、そこもひっくるめて、創作に関るとはそういうことだ。


●2011年11月27日 大阪ダブル選挙

大阪人は愚かな選択をしたものだ。ツケは自分に廻って来るのに。小泉のせいで日本がどれほど目茶苦茶にされたのか、少しも判っていないのだろうな。小泉政治の総括と検証をしなかったマスコミの責任は大きいぞ。


●2011年11月30日 原発事故その後(五)

1号機の燃料が格納容器まで溶かして、床に65cm食い込んでいる可能性があると発表された。チャイナシンドロームそのもの。改めて事故の深刻さを物語るものだが、これは事故発生直後、冷却不能になって7時間経過と言う一報が出た時点で、多くの専門家が予想したことだった。しかし、当時の東電はメルトダウンすらムキになって否定していた。彼らは多くの住民の生死に拘る重大な問題で、極めてあからさまな大ウソを付いていたわけで、これは刑事責任を問われて当然だと思う。しかし、野田政権はなあなあで済ますつもりなんだろうな。これでは中国政府の高速鉄道事故の対応を非難も嘲笑もできないぞ。ちなみに、おそらく汚染水の浄化装置の中には、すでに燃料のかけらが紛れ込んでいるだろう。核物質が有効な遮蔽なしの状態で放置されている、と言うことはもう一度よく認識しておいた方がいい。


●2011年12月19日 北朝鮮・金正日死去

日本のマスコミは腐っている。北朝鮮の行動の枝葉末節を捉えて「異常」のレッテルを貼りたくてしょうがないらしい。たとえば、国民が大声を上げて泣いているのを演技だなどと言うのが愚の骨頂。無論、心底悲嘆にくれている人もいれば、お付き合いで泣いている人もいるだろうが、目上の人間の死に対して慟哭するのは、儒教文化圏では一般的儀礼で、異常な事でも何でもない。中国では「泣き屋」なる商売もあったくらいだ。俯いて目頭を押さえるのだけが真摯な哀悼の意の表し方だと思っているのだろうか? そもそも、北朝鮮の現在の体制は、戦前の日本の天皇制をお手本にした統治システムだ。現在の彼の国の異常性は、この国の過去の異常性とほとんどイコールである。そこに対する反省も認識もなく、おもしろ半分にあら捜しに血道を上げている。ほとんど「いじめ」のメンタリティそのものだ。眼界狭小、視野狭窄、エスノセントリズム、無知蒙昧、品性愚劣、偏狭、馬鹿、カバ、ちんどん屋−−TV局プロデューサー諸氏には、謹んでこれらの称号を授与したいと思う。


●2011年12月20日 Winny作者無罪確定

当然だ。そもそもこの事件は、著作権ビジネスに群がる金の亡者の陰謀でしかない。警察も検察も所詮はその手先。そのうち、友達にDVDを貸しただけで捕まる時代が来るぞ。


●2011年12月22日 八ツ場ダム建設再開決定

野田政権は自民党よりも自民党的だ。官僚と財界の言いなりじゃないか。


●2011年12月28日 民主党議員離党相次ぐ

首相の消費増税の方針に反対しての離党で、新党結成を視野に入れているらしい。小沢系中心というのが気に入らないが、今回ばかりは離党者の方に理がある。民主党政権は完全に終わった感じがする。いくら何でもマニフェスト全滅はないだろう。ハナから全部は無理だと思っていたが、さりとて一つもできないとも思っていなかった。−−次はファッショの時代だろうな。

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