†ぽんこつビデオ工房†
作成開始日 2022.09.23
最終更新日
また、チューナー交換で直るとは言え、交換したチューナーも早晩同じように故障する可能性があるわけで、根本原因をしっかり究明して、対策を打たなくては意味がない−−そうね、チューナーユニットの近くにファンを増設するとか、筐体オープンで使用するとか…試す価値はありそうだ。
【参考】別方向の対処法としては、地デジへの移行期にあった「地デジチューナー」を使用するという方法もある。地デジチューナーのビデオ出力をレコーダーの外部入力につなげば録画可能。アナログ録画になるので画質はかなり落ちるが、見られない程ではない。また、番組表から予約録画することも可能。録画元を内蔵チューナーから外部入力に切り替えるだけで良い。ただし、チャンネルは連動しないので実質的に1チャンネル限定。なお、地デジチューナーによっては、コピーガードが外れることがあるようだ。
【重要】レーザー出力が落ちると、単にDVDの読み書きができなくなるだけでなく、DVD-RWのデータ或はフォーマットを壊すことがあるようだ(ファイナライズしていない場合)。読み込みが怪しいと感じたら、迂闊に重要なディスクを入れないこと。なお、壊れたディスクも正常なドライブで再フォーマットすれば使用可能になる。もちろん、データは全滅だが。
DVDドライブの外装を外して、レーザー出力調整ネジ(小さめのプラスネジ)を反時計方向に僅かに回す(1/8回転くらい)。具体的な手順はネットで紹介してくれている方がいるので、そちらを参照。効果は覿面だった。過去5〜6回試したことがあるが(複数台)、なかなか読み込まなかったDVDがスンナリ読めるようになった。
なお、この作業はDVDドライブを本体から取り出す必要がある。その際に非常に重要なのは;
@DVDトレイのベゼルは予め外しておく(上方向に引っ張れば簡単に外れる);ベゼルが付いたままだと、再組み立ての際に非常に苦労する。
ADVDに付いているフレキシブルケーブルの末端に注意すること;ウチでは導線が浮いて隣の線とショートして、DVD基板を焼くというおぞましい事態が発生した。頻繁な抜き差しは厳禁。
Aの事故の際には、DVDドライブを落っことして電源基板を割るという、とんでもないオマケまでついた。流石にこの時は諦めかけたが、ドナー機から電源基板とDVDドライブを持ってきて、なんとか復活に漕ぎ着けた。HDDレコーダーの死亡はHDDの中身まで道連れなので恐い。
【参考】この手法は、S304K/S1004K/X9のドライブ(DVR-L14STO)で有効であることを確認しているが、E304Kのドライブ(DVR-L12STO)には効果がなかった。原因が異なるのか、対処方法が異なるのか判らないが、2台で確認したのでほぼ間違いないと思う。ただし、DVR-L14STOとDVR-L12STOには互換性があり、上記の方法で調整したDVR-L14STOをE304Kに接続して使用することは可能だった。
@リモコン下部のスライド蓋を取り外す A蓋の下にあるネジ2本外す B側面の接合部にマイナスドライバを突っ込んで丁寧にこじ開ける Cゴム接点シートを取り出す D接触不良のボタンの裏側に両面テープでアルミホイルを貼り付ける (アルミホイルに両面テープを貼り付けてから、必要な大きさにカットすると良い) E接点に埃・ゴミが付いてないことを確かめて、元に戻す今回はSE-R0357の分解・修理をしたが、別の型番のリモコンでも同様。要するに、ネジを見つけて外し、あとは無理矢理こじ開ける。なお、本体を接合するツメは少し削っておくと良い。どの途この作業は何度も繰り返すことになるので、なるべく分解しやすくしておく方が良い。
【追記】SE-R0148でも同様にして11個のボタンを修理した。ネジは電池ボックス内にある。ちなみに、SE-R0148はアナログ時代のHDDレコーダーRD-XS34に付属していたものだが、S304Kでも(基本的に)使用可能。むしろ、こっちの方が使いやすい。液晶で接触不良ボタンが判別できる。まあ、当然ながら地デジからみの操作は不可能だが。