†ぽんこつビデオ工房†
作成開始日 2017.08.18
最終更新日 2017.11.25
画素数で概ね半分(15〜20万画素)くらいのサイズが欲しい。
@できれば、解像度とアスペクト比は一致させたい。
Aまた、できれば16ドット縛りを守りたい。
この二つの条件を満たさないと、正常に再生できないプレイヤーが存在するため(主としてDPF)。
●4:3動画:(4×16:3×16)=(64:48)の倍数
×5 | ×6 | ×7 | ×8 | ×9 | ×10 |
320×240 | 384×288 | 448×336 | 512×384 | 576×432 | 640×480 |
8万画素 | 11万画素 | 15万画素 | 20万画素 | 25万画素 | 30万画素 |
●16:9動画:(16×16:9×16)=(256:144)の倍数
512×288 | 15万画素 | 実質的にこれのみ、選択の余地はない |
(640×360) | 23万画素 | 2/3サイズ、縦が16の倍数ではない |
(480×270) | 13万画素 | 1/3サイズ、縦が16の倍数ではない |
●3:2DVD比率準拠:(3×16:2×16)=(48:32)の倍数
×7 | ×8 | ×9 | ×10 | ×11 | ×12 | ×13 | ×14 | ×15 |
336×224 | 384×256 | 432×288 | 480×320 | 528×352 | 576×384 | 624×416 | 672×448 | 720×480 |
8万画素 | 10万画素 | 12万画素 | 15万画素 | 19万画素 | 22万画素 | 26万画素 | 30万画素 | 35万画素 |
●任意比率:80の倍数
アスペクト比との一致にこだわらなければ、選択肢はぐっと広がる。
キリの良い16×5=80をベースにすると、240あたりから始めて;
×3 | ×4 | ×5 | ×6 | ×7 | ×8 | ×9 |
240 | 320 | 400 | 480 | 560 | 640 | 720 |
この7つの数値を任意に組み合わせれば良い。
たとえば;
480×320 | 15万画素 | 3:2=1.5 | DVD比率と同じ |
560×320 | 18万画素 | 7:4=1.75 | 16:9=1.78に比較的近い |
560×400 | 22万画素 | 7:5=1.4 | 4:3よりはやや横長 |
640×400 | 26万画素 | 8:5=1.6 | DVD比率の3:2=1.5に近い |
720×400 | 29万画素 | 9:5=1.8 | 16:9=1.78に比較的近い |
640×480 | 30万画素 | 4:3=1.33 | 4:3比率 VGAサイズ |
720×480 | 35万画素 | 3:2=1.5 | DVD標準サイズ |
●640×360サイズ(23万画素)の問題点
640×360は、2/3サイズのミニ原盤としてならば重宝するが、視聴用ファイルとしては適切ではない。
アスペクト比こそ16:9に一致するものの、縦が16の倍数ではない。
このため、一部のDPFではmpeg2動画の下端が乱れる事を確認している。
かと言って、368や352にすると、それはそれで厄介なことになる。
縦横比が簡単な整数比でないと、変換時にエラーになることがある。
640×368は40:23、640×352は20:11、やや複雑すぎる。
●サイズの決定方法
基本的に欲しいのはファイルサイズ。つまり、○○○MBのファイルを△△△MBに圧縮したい、ということ。
そこで、目標サイズと元サイズの比率を求める。たとえば、700MBのファイルを400MBに圧縮したければ約6割(0.57倍)。
ビットレートをこれに合わせて小さくする。たとえば、元が4000kbpsならば6割で2400kbpsとする。
画素数もこれに比例させる。元が35万画素なので、6割だと20万画素前後。
もちろん、ビットレートとファイルサイズは直結するが、画素数は必ずしも一致させる必要はない。
しかし、再エンコによる劣化を可能な限り抑えるには、やはり画素数も相応に小さくすべきである。
さて、その上で考えるべきがファイルの解像度。
もちろん、16:9必須ならば512×288(15万画素)一択だが、原盤の場合は必ずしもアスペクト比に一致させる必要はない。
3:2でも4:3でも任意の単純整数比でも構わない。
20万画素前後となると、512×384(4:3)や576×384(3:2)あたりが適当かと思われる。
キリの良さで560×400(7:5)というもアリかも知れない。r=1.4で、4:3よりはやや横長になる。
16:9動画の原盤の解像度が4:3と言うのはやや抵抗があるが、案外悪い選択肢ではないと思っている。
なお、HDDレコーダのLP2.2モード(半サイズ)は352×480;縦は480のままで、横を半分にして16の倍数に丸めている。
しかし、このモードでは解像感の低下が著しい。縦横ともに減らす方が画質的には有利。
テレビ放送を前提にすれば、縦480は動かせないのかも知れないが、
汎用動画ファイルであれば、縦横比を維持したまま(あるいはアスペクト比に合わせて)縮小する方が良い。