†ぽんこつビデオ工房†

基本データ

作成開始日 2018.10.13
最終更新日 2023.05.29

q値/crf値の目安 (2015.12.02/2023.05.29)

画質はウチの環境と私の視力が基準。あくまでも、矯正視力0.4で15〜19"の液晶モニタを見たときの判断。50"クラスの環境とは全く異なる。

ff-mpeg4 q=0(xvid不可原盤用:無損失・可逆変換(場合によってはq=2よりも小さくなる)
xvid q=2  〃 :無劣化相当(実際の画質はq=0よりもかなり劣る)
q=3  〃 :目視での顕著な劣化はない、q=0より3割小さくなる
q=4 視聴用:我が家の標準画質
q=5  〃 :Bランク用、q=4よりも2割小さくなるが、顕著な劣化はない
q=6  〃 :BCランク用、そろそろ限界画質

h.264 q=18 (crf=12)  ff-mpeg4/q=2相当:無劣化相当?
q=24 (crf=18) ff-mpeg4/q=4相当:一応標準としておく
q=29 (crf=23) デフォルト値:十分実用レベル
q=32 (crf=??) デフォルトの半分程度、粗は相当目立つ

※xvidのq値はff-mpeg4に準拠;ただしxvidはq=0指定できない
※h.264では-qscaleの代わりに-qminを使用する;q値とcrf値の関係は目安
※-qp 0で無損失変換だが、メチャクチャ膨張する;crf=12が無劣化相当?

720x480サイズの視聴用ファイル (2021.05.10)

通常視聴に不都合がない画質で、ファイルサイズもそこそこ小さい。

コーデック変換オプションファイルサイズ備 考

h.264 デフォルト(q=29) 100〜200MB/24分我が家の標準設定
h.264-qmin 29 -qmax 32 -b 700k 〜100MB/24分省サイズ版
xvid -qmin 4 -qmax 6 -b 2400k 〜400MB/24分旧型メディアプレイヤー用

RD-S304Kにおける録画レート

RD-S304Kの実際のビットレートは設定値よりも1割〜2割低い。SP4.6で録画したファイルの実効レートは4.2Mbps程度(標準的なアニメ作品の場合)。この中には音声192kbpsを含むので、映像は4Mbps相当でしかない。パナのDiGAなどと比べた場合、SPはともかく、LPの画質劣化はかなり顕著(*1)。

MN4.8 常用レート、実効レートは4.4Mbps程度?
SP4.6 基本的に問題のない標準モード;実効レートは4.2Mbps程度
MN4.2 DVD-R1枚に30分番組を5本収録可能;SP4.6と比較しても目立った画質劣化はない
MN4.0 最適解像度モード(デフォルト)に於る720×480の限界;実写だと劣化が目立つ

MN2.8 B・C級作品保存用;高解像度モード(720×480)ならば不満はない(*2)
MN2.4 保存用限界レート(720×480);LP2.2よりもはっきり上だが、流石に粗は見える
LP2.2 2倍モード;はっきりと劣化が目立つ、保存には向かない;実効レートは2Mbps程度

なお、原盤のレートに拘らず、h.264に変換すればほぼ同じファイルサイズになる。場合によっては、低レート原盤の方が変換後のサイズが膨らむこともある。

(*1) レートの低下がモロに効いてくるのは、@動きの激しいシーン、A単純輪郭のパン、B薄暗いグラデ、の3つのシーン。このうち、@は根本的な問題なので納得するしかない。一方、Aは盲点。単純なタッチの絵だからレートを下げても大丈夫と思うなかれ。むしろ、複雑なタッチよりも輪郭崩れが目立つ。また、Bの問題は恐らくmpegの宿痾。かなり目立つノイズ(擬色)が乗る。9.2Mbpsでも完全には防げない。

(*2) RD-S304Kの解像度:デフォルト設定では4.0Mbpsを境に720x480と352x480が切り替わる(最適解像度:ビデオ互換モード)。ただし、高解像度設定にしておけば、ビットレートに拘らず720x480となる。アニメの場合は、低レートでも高解像度(720x480)の方が圧倒的に奇麗。なお、「352」と言うのは、720を半分にして16の倍数に丸めた値。また、ビデオ互換を切れば、二者択一ではなく、中間の解像度も使用される。

RD-S304Kのファイルサイズ (2018.12.30)

一般に、30分番組はSP4.6で1GB程度になるが、RD-S304Kでは1割くらい小さくなる(アニメの場合)。

MN4.8 1GB程度 DVD 1枚に4本 ※2021.05現在の標準設定
SP4.6 900MB前後 DVD 1枚に4本+15分モノ
MN4.2  800MB前後 DVD 1枚に5本
MN2.8 600〜650MBくらい  DVD 1枚に半クール分(6〜7本;6本ならばMN3.2でも可)
LP2.2 450〜500MB弱 DVD 1枚に8〜9本

実効ビットレートと容量計算

DVDの公式容量は4,700,000,000byte(4470MB/4.37GB)。
実際には4300〜4400MB程度と見ておいた方が安全。

ファイル長1000kbps 2000kbps 4000kbps 実効レート

1分 7.15MB 14.3MB 28.6MB 単位データ
24分 172MB 343MB 686MB CMカット状態
30分 215MB 429MB 858MB 無編集状態

※このレートには音声も含む(デフォルトで192kbps、mp3ならば96〜128kbpsで可)

例1)2200kbps(A+V)/24分のファイルのサイズは;172×2.2=378MB
例2)24分ファイルを750MBに収めるには;750/172×1000=4360kbps(A+V)
例3)24分のファイル12本をDVD 1枚に収めるには;4400/12/172×1000=2130kbps(A+V)

画面サイズと画素数 (2017.06.17)

プレイヤーによっては、アスペクト比情報が顧慮されず、実サイズ比率でしか再生できないことがある(特にDPF)。そうした機種を想定して、16:9サイズの選択肢を示す。

画面サイズ 画素数  比率の目安 レート比率 

720×480 (3:2) 34.6万 1 4600kbpsDVDサイズ(基準)
640×360 (16:9) 23.0万 2/3 (0.66) 3000kbps
576×324 (16:9) 18.7万 1/2 (0.54) 2500kbps
544×306 (16:9) 16.6万 1/2 (0.48) 2200kbps
512×288 (16:9) 14.7万 1/2 (0.42) 1900kbps縦が16の倍数
480×270 (16:9) 13.0万 1/3 (0.38) 1700kbps

※縦サイズは偶数必須、できれば16の倍数が望ましい。

実サイズ比率と表示アスペクト比を一致させなくとも良ければ、選択肢はぐっと広がる。640×480(VGA:30万画素)、480×320(15万画素)なども実用的。


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