(2002.09.10/2004.05.25upd)

Autoboy A 修理記

現在、故障品を3台所有。うち一台(四番機)は復活が困難と思われるのでドナーとして使用。残り二台(一番機、三番機)は復活の見込みがある。しかし、両方とも思った以上に面倒臭そうだ。

■一番機の修理−−ストロボ基板の交換?

さまざまな箇所にトラブルがあったが、基本部分は生きているので、修理すれば復活する可能性がある。 現時点での問題点はフラッシュのみ。電池ボックス直上の小さな基板からコイルらしきものが欠落してた。ドナーから基板ごと移植するか、コイルのみをハンダ付けするか?  基板交換しか方法はなさそうだ…。

■三番機の修理−−フレキの交換?

給送、ズーム、AF、シャッター、フラッシュとも正常動作するので、一応写真は撮れそうだが、電源がオフにできない。また、裏蓋の操作パネルが一切効かない。そこを直せば完全修復するのでは?フレキの切断や接触不良が考えられる。

ということで、とりえあえず裏蓋部を分解してみたが、ぱっと見には特段の支障は見当たらない。多分、ここではないな。となると、フロントカバーを外してフレキの元の部分をチェックする必要がある。ちなみに、フレキは全体で一枚になっているので、裏蓋部分につながっている部分だけを交換することは不可能。ショートか接触不良だとは思うが、ちと厄介なことになりそうだ…

■分解のポイント

▼リアカバーの外し方
底2個所、左手側2個所、右手側1個所、ファインダー横1個所のネジを外し、電池室の側から力任せに引っぺがす。ま、ときどきネジのタボが折れることもあるけど(^_^; なお、リアカバーを外すと、パノラマ切替スイッチも取れてしまうので注意。なくさないように。でも、なくなっても実害はないよな〜。
▼フロントカバーの外し方
底のネジを2個所外す。三脚ネジが引っ掛かっているので、カバーと三脚ネジの間にマイナスドライバを突っ込んで隙間を空ける。あとは前面から引っぺがせばよい。
▼圧板の外し方
押さえつけて横にズラす。

修理レポート

2002.09.22/一番機のストロボ故障、概ね原因の特定ができた。電池室の直上に基板があるが、そこのコイルと思われる部品が外れている。横にあるトランジスタが横倒しになっており、そのせいで機番から外れた感じ。恐らく、感電して床に落としたときに、このトランジスタが横倒しになったのだろう。で、これが直るのか? かなり微妙なところ。とりあえず、コイルを基板にはめてみたけど、流石にそう簡単には直らない。ちょっと思案。

三番機、とりあえず裏ブタを外してみたんだが、裏ブタだけではどうしようもない。フロントカバーも外さないと…だけど、外し方がわからん。このままでは先に進めない。どこから手を付けようか? まず、四番機で完全分解の方法をマスターするか…。

2002.09.27/フロントカバーの取り外しに成功。で、まずは一番機から。ストロボ故障の原因は電池室の直上にある小さな基板上のコイルが取れた事だろう。このコイルだけをくっつけるのはかなり難しそう。そこで、基板ごとドナーと取り替えることを考えている。フロントカバーを外せば基板の取り外しは簡単。問題はリード線のハンダ付け。現在確認しているものだけで6本ある。これを付け直すのは少々手間。根気だけの問題ではあるが…。先回のようにコテ先が酸化していてはどうにもならんから、道具の手入れから。

2004.05.24/久しぶりに修理に挑戦。いろいろいじってみたが、要するに本気で修理に掛からないと、どうにもならないことがわかった。う〜ん。

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