高感度・高音質ホームラジオ
2013.09.04
型式 | ホームラジオ/アナログ |
受信バンド | AM/FM(ワイド) |
選局ダイヤル | ★減速式ツマミ/めりこみ式(^_^; |
電源スイッチ | ★独立プッシュ式(上部) |
バーアンテナ | ★不明だが多分かなり大きい |
ロッドアンテナ | あり |
スピーカー | 10cmくらい/ER端子あり |
音質調整 | ★可能(L←→H) |
サイズ | けっこう大きいし、そこそこ重い/電池込みで実測860g、本体は760g |
電源 | ★単三×4本/AC(変圧器内蔵) |
発売時期 | さあ…?/ICF-800系の前のモデルで、1980年代の発売ではないかと… |
定価 | 知らない |
非常に完成度の高いホームラジオ。感度も音質も極めて良い。感度はホームラジオの中でもトップクラスではないかと思う。地元局だけ受信していても、明らかに他機種よりも優れているのが判る。また、音質も非常に良い。単に10cmスピーカーと言うだけではない。高音の伸びが奇麗で音に厚みもある。ICF-800系と同等乃至それ以上。このクラスには珍しく、音質調整も可能。電源はACと単三×4本で、充電池派には極めて有り難い。電源スイッチが上部に付いているのも便利。単三4本のホームラジオと言うと、現在ではPanasonic RF-2400系が代表的だが、RF-2400など全く足許にも及ばない。感度、音質などの個々の項目はもちろん、全体的な作りの良さで大きな開きがある。
特徴的なのは選局ダイヤル。まず、音量・音質ダイヤルよりも下に付いているのが目に付く。しかも、ダイヤルの背が低く、半ばボディに埋まっているような感じだ。そのため、選局時は独特のポジションでの操作になる。両手でボディを支えて、右手の人差し指で裏側から選局ダイヤルを回す事になる。かなり特殊な操作方法だが、操作性自体は良好。アソビなしにダイレクトに反応して気持ち良い。この点もRF-2400とは雲泥の差。しかし、この方式では、ボディを置いたままでの選局は困難。本体重量がかなり重い事もあり、いちいち持ち上げての選局には少々不便を感じる。なぜ、ICF-800系のような素直な摘まみダイヤルにしなかったのかは疑問。なお、本機にはチューニングLEDがないが、別段不便は感じない。
なお、兄弟機としてはICF-780とICF-750がある。ICF-780は760の後継機で、選局ダイヤルと音量・音質ダイヤルが位置が逆になっている(選局ダイヤルが埋没しているのは同じ)。また、チューニングLEDが追加されているらしい。ICF-750は760との違いがよく判らない。スピーカーのネットの凹加工くらい…? さらに、4バンドのICF-860というのもこの系列のようだが、国内販売されたのかどうか不明。さらに、TV VHF/UHFをカバーしたICF-890Vというのも、この系列のようだ。