BCLラヂオ墓場

電池チェッカSONY BC-330Dの内蔵電池交換

作成開始日:2023.02.16
最終更新日:2023.02.20

私は乾電池のチェックに「SONY BC-330D」という電池チェッカを使用している。このチェッカはコイン電池を使用しているのだが、内部に密閉されていて、消耗しても交換ができない。公称使用回数は確か1000回だったと思う。つまり、1000回で使い捨てなのである。

と言っても、実際には20年近く、1000回を優に超えて使用できていた。それで1000円程度だった記憶があるので、あまり文句も言いたくはないが、それでも電池交換ができないのは流石に腹立たしい。商売的にはともかく、倫理的・環境的にどうよ?

で、最近になって、どうも判定が怪しくなってきたので、電池交換に挑戦することにした。原理は単純で、外装を破壊して電池部分をむき出しにすればよい。実は、このチェッカは2台所有していて、1台はすでに外装を破壊して内部を確認済み。しかし、下手に外装を破壊すると、電池の交換はできても、まともに使用できない。と言うことで、今回のテーマは上手に破壊すること。

@コイン電池が入っているのは、本体左下の部分。この部分の外装をホットナイフで切り取ればよい。一度に全部切り取るのではなく、少しずつ穴を広げて行く要領で。

Aコイン電池全体を完全に露出させる必要はないが、左側および下側の縁はコインが引っ掛からないように、上手に削ること。

B使用されている電池は、リチウムコイン電池CR2016×2個。精密ドライバ2本で、ほじり出すようにすれば取り外せる。

で、電池を交換したのか…と言われると、実は電池をぐりぐりするだけで、正常に戻ったので、結局交換はしなかったのであった。電池の消耗ではなく、酸化皮膜の発生が原因だったのかも知れない。やっぱ、リチウム電池は凄いな…


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