(2008.01.03/2008.03.06)

ワル子闘病記(2)

その後もワル子は生き延びている。これだけ病気が多い金魚にしては意外な感がある。我が家に来てから、かれこれ7年以上ではないか? もちろん、バケツに隔離した独りぼっちの人生だけど。で、その後気が付いたこと、および病気の原因の推測など。

まず、病気の原因だが、これはおおよそ見当が付いた。ワル子は元気になるとエサをぱくつくのだが、しばらくすると水面にアワが立ち始める。どうやら、精子か卵子のできそこないを放出しているようなのだ。そして、このアワが立ってしばらくすると病気になる。元気がなくなりひっくり返る。おまけにバケツの水が−−というよりもワル子自身が−−異常にカビ臭くなる。

つまり、自分の出した分泌物が身体(おそらくエラ)に付着して、そこで大量のカビを発生させているのだ。無論、水替えはかなり頻繁に行っているし、調子が悪くなると塩水にしているのだが、それでも間に合わない。水面にテラテラした糸くずのようなものがたくさん浮くようになる。たぶん、それがワル子の身体に生えていたカビ。だから、調子が悪くなると、呼吸が非常に荒くなる。エラにカビが生えて十分な酸素が取れないのだろう。

では、どうすれば良いのか? 水替えを頻繁にし、必要に応じて塩水(バケツ1杯に食塩小さじ1〜3杯)を使うなどして、体力の回復を待つしかない。少なくとも、今まではそれで何とかなった。そして、元気になるとまたエサをぱくついて、アワを出して…(u_u;)なのではあるけど。

ただ、今回は少し様子が違う。年末に例によってアワを出したのだが、気が付くのが早くてすぐに水を変えてやったせいか、ひっくり返ったりはしなかった。でも、調子は極めて悪そうで、水底にうずくまってエサを食わない。1週間くらい食べていない。ほとんど動かないので極端に痩せてはいないが、水底で横になって呼吸を荒げている。かなり危険な状態だ。

今回もいつものように水替えをしてやっていたのだが、今から考えると反省すべき点があった。それは、水温をやや高めにしたことだ。病気の金魚の治療の原則は、水温をやや高め(25℃〜28℃)にして代謝を上げてやることだが、考えて見れば、それはカビの発生にも好都合なワケだ。今回のような症状の場合、むしろ冷たい状態に置いて金魚の代謝を低くして、濃い目の塩水で一挙にカビを殺してしまう方がよかったのかも知れない。現在は、濃い目の食塩水(バケツに小さじ3杯)に入れ、エアレーションを入れて、温度の低いところに置いている。さて、松の内の間、持ってくれるか……

その後3日ほど経ったが、相変わらず餌は食べない。水底に沈んだきりだ。しかし、背ビレが立って、何となく身体全体がしっかりしたとしたカンジを受ける。動きはほとんどないが、以前のように苦しそうに動いていた時期とは明らかに異なる。おそらく、冬眠状態に入ったのではないかと思う。

エサを食べなくなって2週間以上が過ぎた。ほとんど動かないが生きてはいる。水替えをしてやるとフンらしきものも残っている。しかし全然食べない。冬眠に近い状態とは言え、これでいつまで持つのだろう? 最近では、水底で身体をバケツの壁面に寄り掛からせて、斜めになって寝ている。とりあえず、ウィークエンド・フィッシュフードを入れてみたが、つつく様子もない。かなり心配だ。

2008.01.25/水替えをする。ほとんど生きているのかいないのか判らない状態。ただ、捕まえると動く。わる子自体がひどくカビ臭いのに気が付く。塩水に1月近く入れているのに、まだカビが取れていないのか。かなり厳しい。

2008.01.28/エサを食べなくなって1月以上、まだ生きてる。でも、ほとんど水底で横になって寝ているだけ。ときどき位置を変えているので、生きているのがわかるだけ。バケツ(約5L)に入れる塩を3杯(15g)から5杯(25g)に増やしてみる。

2008.01.30/バケツに鼻水のような透明なゲル状のものが浮いていた。精子というわけでもなさそうだが…これがカビの原因?あるいは、痰のようなものなのかも?

2008.02.17/相変わらずエサは食べないが、生きてはいる。不思議だ。しかし、依然カビ臭さは取れない。今度は食塩とメチレン・ブルーを入れてみたが…

2008.02.29/今までは、水替え直後にはかろうじて動いていたのだが、今回はまったく動かない。水底に横になって倒れたまま。流石に…

2008.03.04/崩御を確認。たぶん、数日前に事切れていたのだろう。ごくろうさま、病気と戦う一生だったね。我が家で7〜8年生きたんだ、勘弁してくれ。

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