(2003.05.28)

ワルちゃん闘病記


シッポの長いリュウキン。我が家に来たのは3年くらい前。ひどく攻撃的な性格で、他の金魚をいじめるところから「ワルモノ」と命名。ところが、悪者だから元気かと言うとそうでもなく、来たときからどこか動きが不自然だった。元気なのに斜めになったり、横倒しになったり、わざと狭い所をリンボーダンスのように泳いだりしていた。一目見たときから平衡器官に問題があるなあ、と思っていた。転覆病だろうか?

この平衡感覚の狂いはだんだん悪くなっていった。アクロバット泳ぎを続けているうちに腹を水底でこすって内出血をしたり、ヒレにカビが生えたり、腹を上にして水面に浮いてしまったり、横倒しになったり……ということで、しばしば隔離療養をしていた。で、最近とみに調子が悪かったので長期で隔離していたが、弱々しいなりに病状は回復したようだった。平衡感覚も戻ったように思われた。そこで、みんなのいるプラ池に戻したのだが…

これがいけなかった。わずか二日にして症状再発。急いでまた塩水バケツに隔離したが、とき既に遅く、隔離した一晩のうちにヒレは溶けてボロボロになり、水面に横倒しに浮かんで時々エラと目を動かすだけ。もうほとんど反応しない。はっきり言って覚悟した。だが、翌日には持ち直して、普通に泳げるようになった。あの状態を見ていると奇跡的な回復かと思われる。そして、食うわ食うわ、物凄い食欲。おそらく、他の金魚と一緒のときにはほとんど餌が取れなかったのだろう。

ということで、室内飼育で水替えや水槽掃除もきちんと行っているのに、特定の金魚の調子が悪くなるようなことがあったら、何よりもまず隔離してやることだ。塩や薬は本質的な問題ではない。その子は集団の中で生きて行く力が弱いのだ。自然の摂理に任せて死を迎えさせるか、隔離して生き延びさせるかしかない。

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