冬の病気
(2002.02.22/2002.11.28更新)
冬の病気
冬の病気は夏の病気よりも発見しにくい。冬だからと言って安心するのは大間違い。
- 冬でも水は腐る。冬は餌の食いが悪く、食べ残した餌が腐りやすいからだ。それに屋内ならば、寒いといっても雑菌の繁殖を妨げるほど温度は下がらない。まず、油断は絶対に禁物。
- 冬でも健康な金魚の動きは鈍らない。ここ、勘違いしやすいので絶対注意。確かに、温度が下がると運動量は減る。しかし、健康であれば、ぴゅっとキレのある動きをする。動きが明らかに鈍かったりダルそうにしていたら、それは寒いからではなくなく病気なのだ。
- 異変を感じたらすぐに水槽の掃除をすること。半分、1/3の水替えは無意味。数時間で新しく入れた分もすべて腐る。フィルターも塩素たっぷりの水道水でよく洗う。
- 背ビレを寝かすようになったら危険だが、背ビレが立っているからと言って安全ではない。
今回の経過(2002年2月):
- 元気がないが原因がわからない。単に寒いだけではなさそうだが…
- 水槽を洗って水を全とっかえ。このとき塩を小さじ3杯くらい入れた。
- 元気がないのが直らない。
- pH調整剤を投与。pH7くらいに調整。
- 金魚がpH調整剤をつついて食べてしまう。
- 崩れたpH調整剤の粉が体にまとわりつく。カビ?
- 金魚が白いフンをしている。明らかにpH調整剤を食べている。
- pH調整剤を取り出す。
- 調子が一段と悪くなる。
- 水が白濁。金魚の体にカビが発生。今度ははっきりわかる。
- 再度、水槽の丸洗い。今回は塩を入れず。先回は塩によってバクテリア濾過が無効になったのせいもあるかも。
今回の経過(2002年11月):
- 気温の下降とともに各金魚の動きが鈍くなっていった。実は水が腐っていた。
- 半量の水替えを頻繁に行っていたが状況は変わらず。
- まずワルちゃんに異変が現れ、ヒレの先が溶け出した。別の水槽に移したら直った。この段階では、ワルちゃん固有の問題だと思っていた。
- イチゾクの一匹の背ビレにカビが付いた。いくら水替えしても直らない。カビくらいはありがちなので放置していた。
- バケちゃんが水底の物陰にうずくまってほとんど動かない。これは年齢かなあ…と思っていた。
- 夜中に、小チビが背ビレを寝かしてぼ〜と浮遊していた。かなりおかしいとは思ったが、朝には背ビレも立って、一時的なもんかな〜と思ってしまった。
- 小チビが水底で横倒しになりかけているのを発見。即座に隔離、水槽掃除をする。水槽掃除をした結果、他の金魚は今までと打って変わって元気に泳ぎ出した。動きが鈍かったのは水温のせいではなかったのだ。
- 小チビはかなり危険な状態。暖かい居間に隔離して塩水浴をさせているが、五日たっても元気が戻らない。とりあえず生きているし、餌もけっこう食べるのだが、動くのがとても辛そうで、網で捕まえても全然跳ねない。
- しかも、エンゼル餌を好むため水の汚れが極めて早い。水替えの手間は厭わないが、体力が落ちているときにあまり頻繁な水替えはダメージを与えそうで困っている。
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