†DPFについてぐだぐだ考えたこと†

ZOX DS-DA720WH

作成開始日 2022.03.31
最終更新日 2022.04.01

ZOX最晩年の機種−−恐らく、2015年ころの発売。私としては、DVDサイズ(720x480)のh.264ファイルがそのまま再生できるプレイヤーが欲しかったのだが、そして、本機はその有力候補だったのだが、残念ながらまったく期待外れに終った。簡単に言えば、DS-DA70N110の劣化版と言うカンジ。改善されている部分もあるが、トータルに見るとN110よりもかなり劣る。また、事前チェックでは、レジュームとディレクトリ認識は可能なはずだったのだが…

液晶 7"/800x480/TFT液晶(LEDバックライト)。恐らく正方素子。16:9動画は上下に15ドットずつ空きができる。バックライト/明るさ/コントラスト/彩度の調節可(N110はバックライトのみ)。なお、1670万色を謳っているが、グラデとかは擬色で悲惨(^^ゞこの手の製品としては普通だが。
アスペクト比設定 不可。「フルスクリーン」と「等倍」のみ。なお、「フルスクリーン」は所謂「フィット表示」のことで、動画のアスペクト比は維持される。本当の全画面表示がしたければ、動画を5:3比率に加工する必要がある。
メニュー 下一列式のバリエーション。設定もだらだら式。ともかく、反応が異様に鈍く、しかも選択項目のカラーリングが悪いので、LCDの明るさによっては、選択項目がほとんど判らない。しかも、動画と音楽でボタンの機能が違ったりと(*)、UI周りは極めてお粗末。
ディレクトリ認識 不可(画像フォルダのみ可)。ただし、[←][→]ボタンでメニューのページ送りが可能なので、大量のファイルでも、極端に不便ではない(N110はページ送り不可)。
早送り/巻戻し ワンプッシュ式。早送りボタンを押すと早送り再生になり、もう一度押すと通常再生に戻る。メディアプレイヤーでは一般的な仕様だが、DPFでは極めて珍しい。
対応コーデック 映像はXvid/ff-mpeg4、音声はmp2/mp3/aac。認識可能な拡張子は.mp4/.avi/.movのみ。mpeg系が扱えない!(コーデックもコンテナも)要するにmpegデコーダが実装されていないのだろう。なお、当然h.264にも非対応(非公式対応を期待したのだが)。
CPU性能 かなり低い。UIの重さは悲惨なレベル、動画再生能力も決して高くはない。
レジューム 不可。一番期待してた機能なのだが…orz
音質 しょぼい/ER端子なし(N110は高音質)。これは改造大前提。

(*) 動画ではファイル名一覧を[↑][↓]ボタンで選択するが、音楽では[|<<][>>|]ボタンで選択する。なんのこっちゃ? 設計段階で統一しろよ。別々に作ったUIプログラムを、最後にくっつけたか…?

Long-run report

2022.03.31:オークションにて¥480[1137]で入手。長年探していた機種だったが…期待外れ。


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