†貧乏カメラ館・でじたる別館†
Canon PowerShot A1200
作成開始日 2014.03.15
最終更新日 2020.01.05
2011年3月発売。恐らく、デジカメ史上最後(から二番目)の《単三・28mm・OVF》機。個人的には非常に思い入れが強い機種。
●ファースト・インプレッション
- OVFはとても小さく位置も悪いが、それほど見にくくはない
- OVFの倍率は非常に小さいが、視野率は実測で83%ある
- UIは業界標準方式;撮影/再生スライドスイッチ方式は廃止
- 内蔵メモリはなし;SDカード必須
- 液晶は2.7"/23万画素;そんなにみすぼらしくはない
- AWBはちょっと問題;蛍光灯下では青に寄って寒色系になるカンジ
- USBはmini-Bだが、たぶんストレージクラスではないだろう
- 流石に電池の持ちは良さそうだ;アルカリ電池でも8時間再生可能(公称)
- キャパシタはボタン電池式;確か、これがボタン電池最終モデルとか…?
- ホールディングはとてもよい;電池部分のふくらみが掌にすっぽり包み込まれるカンジ
- 撮像素子はCCDだが、発色はけっこう地味系
けっこうな値段を出して買ったし、期待はそれなりに裏切らなかったが、さて、存在意義は?となると…
●単三・OVF・28mm
と言うことになるわけだ。この三条件満たすのは、PowerShot A1200/A1400、それにCoolpix P50しかない。骨董品レベルならまだ何機種か挙げることができるが、実用レベルはこの3機種のみと言ってよいだろう。そして、Coolpix P50は画質には満足したが、OVFとホールディングに不満が残った。PowerShot A1400はむしろA1200のスペックダウン版になっている。
と言うことで、このPowerShot A1200が個人的には本命だったわけだが……実は明確な用途を想定しているわけではない。既に述べたように、28mmからのコンデジは、決してスナップ向きではない。スナップ用には、広角側が35mmで、OVFが大きく、背面左寄りに付いている機種、例えばPowerShot A500系こそふさわしい。
上記三条件を満たす機種がレアだからと言って、それを以って価値があるという訳ではない。強いて言えば、私が、単三とOVFと28mmが好きだということに過ぎない。スパゲッティといなり寿司とあんころもちが好きだからといって、この三つを一つの皿に盛って出されたら、さて、どうしたもんかと…まあ、そんな気分なのだ。いや、まあ、順番に食っちまえばいいんだが。
それでもやっぱり、A500系の方が使い易そうだ。OVFの大きさや位置が致命的。それに、そもそも28mm機は普段使いではないしね。同じ28mmOVF機のCoolpix P50と比較すると、使い勝手は良さそうだが、画質は負けている気がする…屋外で実写しないと何とも言えないが、どうなんだろう?
●スペックについて
液晶は2.7"/23万画素、そんなにみすぼらしくはない。
しかし、是非ともLCDを小さくして、OVFを大きくして欲しかったところだ。
同スペックのNO-OVFモデルがある中で、あえて、OVFモデルを出すのだから、
そこは二兎は負わないという判断の方が賢明だと思うのだが。
USBはmini-Bだが、たぶんストレージクラスではないだろう。
というか、そもそも接続方法がわからない。
単純にケーブルを繋いだだけでは無反応。あとで調べないといけない。
が、SDカードで、しかもボタン電池式なので、USBが使えなくても特段の問題はない。
【でじたる別館目次】
【ホーム】