スキーショップに行こう3

 

「スキーショップへ行こう」を読んでいただいた方が、早速、僕の紹介しているスキーショップに行って来られました。
その方より、店に行ったときの話をレポートしていただけました。
うれしいことです!

この方は、まだ「スキーショップへ行こう2」ができる前(8/3)にメールをいただいた方です。
ニックネームは、ひろさんです
(ひろさんも、ブーツがどうやっても合わなくて、いつも足の激痛と戦うスキーをされておられる方です)
それまでにも、ショップに関するメールや質問がいくつも僕の方へ来ていましたので、あわてて「スキーショップへ行こう2」を作成し、店の許可を得たので、エッセイの中で、店の紹介と所在地を合わせてアップしました。
ひろさんは、その
「スキーショップへ行こう2」のエッセイにあった店をチェックして、岐阜から大阪まで新幹線で足を運んでショップに行かれたそうです。(ひろさんの行動力もすごいですね。スキーのためなら、ここまでできるんですね)

そのひろさんから、ショップに行った詳細な話をメールで送っていただけたのです
そのメールを読んでいて、かなり詳細に記述されているのには大変驚いて、思わず読みふけってしまいました。
文章の構成や描写なども的確でセンスも良く、これなら、このままホームページにアップできると気づき、アップさせていただきたいとの旨をメールでお伺いしたところ、気持ちよく了解していただけました。

以下に、ひろさんがショップへ行ったお話(メールの文章)を載せておきます。
読みやすくするために、句読点や行替え、切れた文章を訂正したり、色を付けたり大きさを変えたりなど変更した以外は、内容的にはまったく手を加えていません。
ご参考までに、読んでいただければと思っています。


 

(前文省略)

教えてくださったショップに8/10に行ってきました。何を隠そう、2セット購入したのは私です。お盆の連休前に、
ショップの所在をお教えくださったので、
「連休に、何処かに連れてって」と言う彼女に、「よし大阪に遊びに行こう」と、るるぶを片手に出かけました。フェスティバル・ゲートができていたので、これがいい出汁(ダシ)になりました。
(とは言っても、すぐにばれましたが・・・)

ショップの所在地は、的確な指示?の布施駅の南500mで、すぐに判りました。(めちゃめちゃ不安でしたが) 第一印象は、量販店と違って、入り辛い感じでした。教えてもらっているショップですので良いですが、知らない場合は絶対入れないと感じました。特に、一人だと余計にそう感じることでしょう。こんな所でも、量販店のCM効果はあると思います。

今回は、ブーツの相談と自分の板等が自分のレベルに対してどうなのかを知りたくて、お店の人に相談しようと考えていました。(買う買わないは別にして、とにかくお店の人と話しがしたかったのです。) 私が使用しているブーツは、サンマルコのVX AD RG−FIBER(95年モデル)、板は、ロシニョールのスーパービラージュセラミック 188cm(97年モデル)です。特にブーツは、40足も履いて決めた代物(しろもの)です板に関しては、ロシニョールの板が履きたくて、同じロシのE40αと悩んで決めたものです。(最終的には価格で決めましたが)

対応してくださったのは、Snowmanさんの時と同じ、初老の経営者の方でした。初めに、Snowmanさんのホームページを見て来たことや、岐阜から来たこと、ブーツで悩んでいること、自分のスキー経験などを話しましたが、話しやすそうな感じの方で安心しました。(40年も店を経営していらっしゃるので当たり前でしょうが)

ブーツに関しては、サンマルコと言っただけでいきなり、「あのメーカーは難しいね。シェルも固めだし。」と言われてしまいました。「あんまり難しいから家では売るのやめちゃった。」とまで付け加えられ、インナーのみをシダス製やダイナフィット製にすることやブーツの修正について聞いてみても、あんまり聞く耳持たずって感じで、圧倒されました。でも「足を見せて」「どこが痛いの」なんて聞きながら私の足を触っているのを目(ま)の当たりにして、これは期待できると感じました。いままでのブーツ選びで、そのような経験していませんでしたから・・・・・・・・・・

Snowmanさんも、かなり幅広で甲高のようですが、私も「りっぱなくるぶしですね」と言われ、「ブーツではラングが御勧めだけど、お客さんの足ではサロモンやラングは絶対に無理だね」とも言われて、ああやっぱりと納得しましたが、前のブーツ選択の時、店員がそういう事を教えてくれれば40足も履かなくて済んだんじゃないのか、と思うと悔しくなりました。

それで勧められたのが、コフラックのスーパーデモ(97年モデル)でしたが、前のブーツに比べると、くるぶし辺りのフィット感は結構良く、逆に親指辺りの当たり方が気になりましたが、そこからがプロショップです。インナーの調整やソールの調整、履き方の指導で結構フィーリングが変わりました。親指の所だけがまだ気になりますが、とりあえず、今シーズンはこいつでがんばってみようと思ってます。

板に関しては、当初まったく購入する意志は無く、レベルのみを聞いてみるつもりでした。
私自身が、整地されたロングコースをパラレルで飛ばすのが大好き
(こぶ嫌いとも言われてます)で、スーパービラージュはGS系のデモモデルであるため、使いこなせるかどうかは別にして、私の滑りにマッチしていると思っております。
但し、これがショートターンになると厳しくなります。かなりドッシとした印象の板であるため、これ以前に使っていたスラローム用の板のように、板を振ることはままならなくなります。
これが、技術的に私に使いこなせるレベルの板かどうかが聞きたかったのです。私のバイブルでもあります、スキーセレクションでは、中級者でも使えるとありましたが、ロングターンの時のようなエッジにのる感覚は、ショートターンでは得られません。
このような悩みは贅沢なんでしょうが・・・・・・・・・・・・・・・・ (-_-)

この話をしたら、同じロシニョールでもE40αやRSDのモデルのほうが扱いやすいと言われました。おいおい迷とったモデルやないか、とまたまた悔しくなりました。
「でも、お客さんの好みの滑りやったら、ロシニョールよりサロモンのこれがいいよ」と勧められたのが、今回購入してしまったエキップ・デモ・プリモ2Sです。そう言われると欲望の虫が疼いてきます。旧モデルといっても結構な値段になるので、お店の方も無理矢理勧めているわけでもないのに、思わず「買う!」と言ってしまいました。しかも、ビンディングに関しても、「お客さんやったら、このプレート付の金具が御勧めです」と、御勧めモデルがきっちり決められており、それ以外のビンディングについては質問しても、「重いでやめとき」でおしまいでした。(笑)

(余談ですが、ニセコひらふスキー場のロングは、斜度の緩急が適度にあり最高です。)

これで1セットは決まりなんですが、私がブーツを履いているのを暇そうに見ていた彼女が、「私も履こう」と言い出し、足を見てもらったら、私以上に問題のある足らしく(むちゃくちゃ甲高らしい)、「すごい足ですね」と言われ、彼女はショックに陥ってしまいました。それまでは、フクラハギが太いと思っており、前のブーツも、インナーのフクラハギの部分を肉抜きチューンしていました。でも、見てもらったらフクラハギは問題なく、甲高の方が問題であると言われました。しかし、それでも合うブーツはありました。彼女にはコフラックのスーパーデモ・レディー(96年モデル)が合うようで、今までのブーツとはフィット感が比較にならないらしいです。

スキー板に関しては、「スキーを始めて3年くらいで、本当にうまくなりたいんだったらカービングスキーは勧められない。10年以上やってる彼氏と違って、カービングスキーの楽さや良さがわからないし、楽に滑れるから変な癖も付く。ただし、ただ楽しく遊ぶのならカービングスキーがいいけど、どっちにしますか。」と、究極のような選択を迫られていました。無謀にも、私の彼女は「うまくなりたい!」なんて言い出し、勧められた板も「この板は、きちんと踏まないと曲がらない板だよ。これできっちり練習しなさい。」って言われて、納得していた彼女でした。

この後、いろんな話になって(もちろんスキーの指導もして頂きました)、気が付いたら6時頃になっていました。(3時過ぎに来店したのに) 価格に関しても、彼女は板も96年モデルですので、両方で税込み4万円代で済みました。私の方は、地元のショップは、旧モデルでもサロモンは半額にならないので、その分は安く、新幹線代が浮いたかなって感じです。(確かに安いと思います。)

そう言えば、スキーの指導の中の話で、「カービング・カービングって言うけど、本当にしっかり踏める人は、ボーゲンでもカービングできるよ。ターンの基本は同じだから。」と言われてました。重みのある言葉です。また、「このお客さんがうまくなりたい人か遊びだけでいい人かは、来店した時の感じで大体判断できる。」とまでおっしゃってました。(気を付けよ?)ショップの奥様が途中からお見えになって、「もっともっと宣伝してね!」ってお願いされました。

でも、考え方によってはおもしろいですよね。ショップの方が私に薦めたのは、ブーツも板も1種類だけです。普通だったら、あれもこれもって迷いませんか。お客さんにはこれがいいって、自信を持って薦められる売り方なんて最近ないですよね。納得して物を買えるのは一番良いと思えます。

行ってよかって思っています。どうもありがとうございました。また良い情報がありましたら教えてください。
長々と書いて申し訳ありません。今後もどうぞよろしく
では、また

PS

 ヤマトスポーツのおじさんが、奥さんに言った言葉
 「この人たち、ゆきお君(Snowman)のハローページ見て、来てくれたんや。」
 ん!ハローページ?
 )^o^(

 


 

以上、ひろさんのメールからでした

 店の人は、僕のホームページを見たことがないんですでもハローページって ^^;
 さらに、どうもインターネットをケーブルテレビと間違えているようです

オフシーズンで
お客さんの少ない暇なときに行くと、いろいろなアドバイスをもらえると思います
ひろさん、レポートありがとうございました!
なお、店の紹介は、エッセイ「スキーショップに行こう2」をご覧ください

このエッセイに関するご質問やご感想などがありましたら、Snowmanまでおよせください
こちらからひろさんへ転送させていただきます

「スキーショップに行こう最終版」(こちらをクリック)も、ゲストエッセイのコーナーにアップしました。

これは98年8月25日にアップしたエッセイです