8月14日

Northern League (Indy) 

SCHAUMBURG FLYERS VS SIOUX FALLS CANARIES

シャンバーグ・フライヤーズ       スーフォールズ・カナリーズ

Alexian Field   Schaumburg , IL(イリノイ州 シャンバーグ)


 窓の下は真っ暗な景色だったが、うっすらと島や半島が確認出来た。その中に小さなオレンジ色の光が数個見える。よく見ると少しづつ移動している。妻に「変なものが見えるよ。UFOかな?」と言うと、身を乗り出して下を見た妻は「船だよ。イカ釣り漁船じゃないの」と言ってまた寝てしまった。女性乗務員に「アラスカですか?」と聞くと、頷いて都市名を言っていたようだがよく聞き取れず。成田を発ったのが夕方の便だったので、機内食の後いつもよりはよく眠れた。狭いエコノミーの座席だが、涼しい(寒いくらい)だけでも猛暑地獄から開放され、久々に熟睡した気がした。その後も徐々に明るくなる中、景色をボーっと見ていた。見渡す限り山と河と湾の中、ポツンとタンクが8つ綺麗に並んで見えた。妻に「秘密基地」と教えてやる。

 シカゴには定刻の午後2時に到着した。少し手前(ロックフォード辺り?)までは殆ど雲は無く景色も良く見え楽しかったが、やはり着陸時には気持悪くなってしまった。徐々にホワーンホワーンと下降する最後の15分くらいは最悪の時間だ。入国審査は20分ほど並んで番になった。手に持っていた応援用ミニガサを指して、担当官が「小さなアンブレラだね。役に立つの?」と不思議そうな顔をしたので、「ホワイトソックスのシンゴ・タカツを知ってますか?」「これは彼が日本にいた時のチーム、ヤクルト・スワローズです」と妻が被っていたYS帽を指した。そして「このカサはスワローズの応援アイテムなんです」と説明すると、彼は「オー、クール!」と言って、すぐに通してくれた。

 5年振り2度目のオヘア国際空港O’Hare International Airportだが、ターミナル間を結ぶシャトルの乗場へ行くと鮮明に記憶が蘇ってきた。ターミナル5からターミナル2へ。前回は地下鉄乗場を探したが、今回はいきなりレンタカーだ。エイビスAvisのカウンターは1階にあると言う事なので、エスカレーターで下に降りる。通路にはレンタカー会社の案内表示がいくつも出てきた。しかし、矢印の方へ進んで行くと最後は建物の外へ出されてしまった。「えーっ、外にあるのかなぁ?」中へ戻り、空港職員らしき人に聞いたが、扉を指して「外だ」と言っている。もう一度外へ出ると他のレンタカー会社の派手なバスが目の前を通っていった。「やっぱりここからどこかに行くのか。ウェブサイトにはカウンターと書いてあったのに・・・」 

 5分ほどで赤と白のエイビスのバスも入ってきた。側面の大きなドアから乗り込むと黒人の運転手が何か言ってきたので、予約票の入ったエイビスの封筒を見せる。前もそうだったのですぐに出せるようにしておいた。お客は私達だけで、すぐに出発した。

 10分ほど揺られてエイビスの営業所へ。ハイウェイも通り越し、思っていたよりも遠かった。幾つもあるレンタカー会社の一番奥のようだ。広い駐車場の真中にポツンとある営業所へ入ると左手と奥は全部カウンターになっていた。一つだけある応接セットに妻を待たせて列に並ぶ。待ってるのは前に一人だけだったが、この人が何故か時間がかかった。私の番になると他の客はいなくなったので、3人の黒人女性が対応してくれた。他の窓口もみな黒人だったように思う。一通りの手続をしてから、車の写真を見せられて「どちらにする?」と聞かれたが、2車種とも予約したランクよりも高い車だ。過去4回とも一番値段の安いクラスを予約しているが、そのままだったのは最初の1回だけで、2回目以降はそれよりも大きな車が割り当てられている。基本料は支払い済みなのでそれで料金が高くなることは無い。「どっちでもOK」と言うと、係は自分で決めてPCに打ち込みながら、他の店員に何か説明してる。他の店員は「グッドセレクト」とか言って、彼女の選択を賞賛してる。何か変な光景だ。「J44」と外を指されたので、妻を連れて駐車場へ。地面に書かれたJ44にはシルバーのクーペが停まっていた。

 選んでもらった車はシボレーのキャバリエ、2ドアで比較的スポーツタイプだ。ミネアポリスまで行く事を配慮してくれたのかもしれない。営業所で貰った地図を頼りにすぐ出発。I-90でシャンバーグを目指す。ところが、営業所出口は道路が複雑に交差していて、間違ってターミナル方向に入っていってしまった。なんとか出て来たと思ったら今度は90号を逆方面のシカゴダウンタウン行きに乗ってしまった。すぐに気が付きハイウェイを降りる。以前使ったシカゴの地図を妻は広げてるが、どこにいるのかも分らない。取り合えず交通量の少ない道に入り、運転とナビを交替する。

 今までの経験上、妻が運転、私がナビの方がベストだ。標識を見るとここはフォスター通りFoster Avだ。地図で名前は見付かったが、正確な場所までは分からない。空港からはそんなに離れてないはずだが。割と綺麗なアパート群を貫けると大通りに突当った。勘で右に曲がり直進すると、陸橋で高速を越えた。すぐ先の交差点で横の道を確認「ヒギンズだ!」この道なら高速に乗れるし、最悪そのまま一般道を直進してもシャンバーグには辿り着く。後続車がたくさん来てるのでそのまま真っ直ぐ行って、デボン通りDevon AvでUターン。(後から地図で確認するとなんて簡単なんだろ)なんとか90号を西に向かうことが出来た。

 90号は交通量は多めだが渋滞はしていない。オヘアからシャンバーグまでは10キロチョイなので、順調に行けばホテルまでは30分以内で着くはずだった。しかし、またもやミス。290号とのインターチェンジで乗り換え方面に進んでいたにもかかわらず、本線に戻ってしまった。日本と違い乗り換えレーンに入るだけではダメなのだ(大丈夫なインターもあります)。まあ、すぐには慣れない事は幾つもある。次の出口でローゼル通りRoselle Rd.に降りる。ゴルフ通りGolf Rd.でまた東へ引き返し、4時20分、なんとか無事にホテルへ到着。ウィンダム・ガーデン・シャンバーグWyndham Garden Schaumburg 6階建てのちょっと殺風景な外観。インやモーテルではなく、分類としてはホテルなんだろう。周りは会社などの大きな建物が多く建っているが、夫々の駐車場や周囲の道路がみな広いのでゴミゴミした感じは全く無い。時間的な事も考えて予めネット予約してきたが、シャンバーグ周辺にはホテルは結構多いようだ。5年前に全く見付からなかったのは「何だったんだ・・・」と言う感じだ。

 着いて早々だが、今日は人と会う約束になっている。シャンバーグに住んでいる日本人の方で、私達のHPを見てメールをくれたのだ。一緒にフライヤーズの観戦も約束していて、初日から楽しみが増えたと喜んでいたのだが・・・。チェックインをして、フロント横の公衆電話で電話をしようと思ったが、番号を書いたメモ帳(それ以外にも旅行での情報が書いてある)が見付からない。心細い気持になりながら取り合えず一度部屋へ。カバンの中を全部調べるが・・・無い。「エイビスだ!」予約票やら国際免許証やらクレジットカードやら、エイビスのカウンターで一斉に広げた事が頭に浮かんだ。「あそこしか考えられない。取りに行こう!」本来なら電話で確認してから行くべきなのだろうが、私の英語力では電話で上手く意思疎通が出来るか疑問だ。と言うより頭には「戻る」事しか考えられなかった。今思えばフロントで代わりに電話してもらい(面と向かってなら時間をかければ通じるから)、エイビスにメモを読んでもらうとか(名前は日本語だから無理でも数字ならなんとか・・・?)方法はあったかもしれない。こんな時に限って部屋は5階の一番奥でエレベーターからも駐車場からも遠い。早足で車に向かいながら「俺のミスでゴメン。疲れているだろうけど頑張ってくれ」と言うと、「大丈夫だよ。私もメモしてくればよかったね」と妻。お互い平静に努めようとはしているが、移動の疲れも当然あるし、いっぱいいっぱいの状態だっただろう。車のドアを開け乗りこもうとした瞬間、「アーーー!!!」問題のメモ帳はサイドブレーキ後のポケットに置いてあった。「よかったーー!」一瞬にして二人とも笑顔になり、急いで公衆電話へ走った。

 しかし、今度は電話が使えない。フロント横の通路には4台の公衆電話があり、5、10、25と書いてあるのに、5セントコインを入れようとするが入っていかない。丁度、清掃係の青年が通ったので使い方を尋ねると、50セント以上入れないと最初はかからないらしい。しかし、彼も自分のコインで試してくれたが使えない。私達は旅行初日でそれほど小銭を持っていなかったので(終盤はいつも小銭だらけになる)、フロントで両替して戻ると、さっきの彼が「これなら使えるぞ」と別の電話の受話器を手渡してくれた。「コイン返すよ」と差し出すと、「いいよいいよ。このくらい」と行ってしまった。受話器を持ったまま「サンキュー」と手を振る。ようやく電話をかけられたが、自宅は留守電でなにやら「マグワイヤがどうたらこうたら・・・」と言っている。携帯にかけ直しやっと話す事が出来た。すでにこちらに向かっているとの事。時計を見ると4時40分。ほんの10分くらいの間だが、かなりパニクってしまった。

 一度部屋に戻り、短い時間で身だしなみを整える。日本の自宅を出てから丸一日近くが経過しているので、シャワーくらい浴びたいものだがそうも言っていられない。5時過ぎに1階に下りると、ロビーの椅子にノアさん(勿論、本名ではない)夫妻が笑って座っていた。お二人とも名古屋出身で、仕事の関係でシャンバーグに住みだして一年くらいだそうだ。その前は東部のロチェスターRochesterに住んでいたらしい。初対面だったが、緊張よりもようやく会えた安堵感の方がはるかに強かった。

 挨拶も手短にノアさんの車で球場に出発。6時20分試合開始だが、今日は先着2000名にフライヤーズのサンバイザーが貰える日だ。それを一番欲しがってるのはうちの妻で、その事はノアさんにも伝えてあるので早めの球場入りなのだ。エルジン-オヘア道路Elgin-O’Hare Expwayへ乗ると、ノアさんがボール型の給水塔を教えてくれた。しかもフライヤーズのロゴ入りだ。前はこの道は通らなかったので初めて見るものだ。あっという間に球場に着いた。さすが地元人、私たちが5年前に市内で迷っていたのとは大違いだ。

 5年前に私達が訪れた日に命名されたアレクシアン・フィールドAlexian Field 相変わらずの立派な面構えだ。開始まで1時間以上もあると言うのに球場の周りはたくさんの人で溢れていた。ノアさんからの情報だとフライヤーズはかなりの人気だそうで、週末は前売りでないと良い席での観戦は難しいそうだ。スプリンギンズガス通りSpringinsgath Rdから右手の駐車場へ。以前は砂利だった駐車場も綺麗に舗装されている。

 ノアさんはチケット窓口横のオフィスでチケットを受取り戻ってきた。入場者には紺色のサンバイザーがまだ配られているようだ。少し安心して、正面広場で写真を撮ってから、1塁側のゲートから入場。4人とも無事にサンバイザーをゲットした。なかなかカッコ良く、後面には提供のシボレーのロゴも入っていた。無料のプログラムも貰ったがこれが素晴らしくて、A3くらいの大きさで、見易くて球団の情報も多く、これが居間に1つ置いてあれば、地元の人は「行ってみようか」となるような中身なのだ。それから、球団とは関係無さそうな企業のPR用のプラスチック水筒も配られていた(この水筒は旅行最終日まで持っていたが、カバンに入りきれずシカゴのホテルに置いてきた)。入ってすぐのコンコースでは懐かしのベアロンが出迎えてくれた。ちょっと太ったか?

 私たちの席はネット裏のやや1塁寄りで、グランドとコンコースの丁度中間辺り。座席へ行くと、自然とアメリカ人がやるように女性を内側にして腰掛けた。メールでやり取りをしていたのは私とノアさんだったので、夫同士が隣りになった方が良かったかな?とも少し考えたが、妻たちはすぐに意気投合して話をしだした。

 グランドではまだ水撒きをしていたが、早めの選手が2〜3人ベンチ前に登場してきた。その中に背番号23が見えた。来る前にチェックしてきた一人、エリック・コールEric Coleだ。彼はなんとノーラン・ライアンNolan Ryanの娘さんと結婚していて、あの大投手の義理の息子と言う立場だ。彼自身はトリプルAでのプレー経験もあり、チームでは主軸を打つ外野手だ。フライヤーズが所属するノーザン・リーグには他にもピート・ローズの息子(メジャー経験あり)がプレーしているチームもある。

ノーザン・リーグのチームも5年前とはかなり変わった。以前ここで見たマディソンはもうチームが無いし、シカゴ近郊にはジョリエットJoliet、ゲーリーGaryと新チームが生まれている。客が来ないところはチームも簡単に去る。それがマイナーの運命だ。そんな中でフライヤーズは順調に運営を続けているようだ。ノアさんからチケットの事を聞いて、過去のデータを少し調べたのだが、土日ではキャパを超える観客数も珍しくないようだ。思い出のチームが健在なのは私たちにとっても嬉しい事だ。以前は無かったレフト外野席からも元気振りを感じる。

 開始間際になると観客は一気に増えてきた。食物を買いに行った妻たちも戻ってきた。まだ少し時間があったので、私は3塁側のスーフォールズ・カナリーズのダッグアウト横へ行った。近くにいた黒人のコーチ?に監督のドック・エドワーズDoc Edwardsを呼んでもらった。彼はメジャー数球団でキャッチャーとしてプレーし、クリーブランド・インディアンズでは監督まで務めた人物だ。ベンチの反対側にいたエドワーズはゆっくりと歩いてきて、私が差し出したボールに嬉しそうな顔でサインをしてくれた。67歳との事だが、見た目も完全なお爺さんだ。サインの他に何か良い言葉でも(座右の銘など)書いてもらおうと思い「プリーズ、ライトユアモットーPlease write your motto.」と言ってみるが、彼はボールに書いた「#32」を指して「背番号なら書いたよ」と不思議そうな顔。その後もグッドワードとかスピリッツとか言ってみるが全く通じないので諦め、「ありがとう。グッドラック」と言うと、彼は両手で握手をしてくれ、私の手の甲を2回ポンポンとやり「サンキュー、サンキュー」と言ってくれた。う〜ん、それにしても、こちらではサインには名前以外は書かない習慣だからだろうか?

 座席に戻ると、フライヤーズの選手たちが紹介され各ポジションに散っていった。なんと専属のチアガールが花道をつくって送り出している。彼女らはイニング間でもダンスを披露したり、アトラクション等の手伝いもしている。動きや容姿から見て、球団スタッフではなくプロのダンサー(或いはその卵)を雇っている感じ。これを楽しみに来るお父さんも多い事だろう。意味のある投資と言える。まあ、儲かっているから出来るのだろうが。

 夫々の守備位置にはすでにリトル・リーグの子供達が待機していた。子供にはキラキラのオネーさん達の間を通らせる事はしないようだ。国家斉唱となり試合開始。

 フライヤーズは5年前と全く同じユニホームで、白と茶が基調の上下縦縞。メジャーのどの球団にも似ていない。対するスーフォールズ・カナリーズはビジターの定番上下グレー。スーフォールズはサウスダコタ州東部の町で、かなり奥地のチームと言うイメージだ。スペルからはなかなかスーとは読めないが、先住民族スー族に由来しているらしい。チームは現在のリーグ(ノーザン・リーグは20世紀初頭から幾度かの発足と解散がある)創設時93年から参加している。

 妻からビーフサンドを半分もらって食べる。たぶんこれが夕食になるだろう。眠くはないが、頭はかなり時差ボケ状態。ノアさんや奥さんに何か質問されると、野球の話を延々としてしまう。ハイになっているようでブレーキが効かない。グランドを見ていても試合よりも「あ〜、アメリカにいるんだなぁ」と思っている時が殆ど。それにしても早い展開だ。気が付くとフライヤーズは5回までヒットも出ていない。まさか、明るいうちに試合が終ってしまうのでは?以前はさほど気にならなかったが、小型飛行機が何度も上空を飛んでいく。かなりの低さだ。

 眠気覚ましにコンコースを一周した。ピクニックエリアは予想以上に賑わっている。喫煙所もレフトとライト両方にあるようだ。外野席から見る眺めもイイ。日が落ちてかなり冷え込んできた。8月だと言うのにシカゴは異常なくらい寒い日が続いているそうで、ノアさんからメールで知らされてトレーナーを持参してきた。半袖のままだったら間違いなく風邪をひいていただろう。

 試合は、ようやく6回表にカナリーズが先取点をあげたが、その裏フライヤーズもエラーの後、2番メリットTim Merrittがチーム初ヒットの二塁打でチャンスを広げ、3番マリオ・デルガードMario Delgadoのタイムリーで逆転した。打つ前から妻二人はやけにデルガードを応援していた。買物の際MVP投票で彼を投票したらしい。選んだ理由を尋ねると名前が可愛いからだそうだ。見た目もズングリしていてとても愛嬌がある。

今日の7thイニング・ストレッチは、正に眠気覚ましの体操となる。8回表に逆転されたところで、私達は1階のスーベニアショップへ買物に。前回買わなかったか気を付けながら、Tシャツ、キャップ、ペナント、ピンバッヂを購入。T/Cは当然使えたが、パスポートを忘れてきたようで、日本の免許証で身分確認してもらう。支払いをしていると、急に外が騒がしくなった。コンコースに出ると皆立って大騒ぎしている。

 席に戻るとノアさんが「ホームランが出て1点差」と教えてくれた。もう9回裏で、マウンドでは2番手が投球練習している。やっと、あの先発投手を引き摺り降ろしたようだ。しかし、既にツーアウト。盛り上がったのは一瞬で、次打者が簡単に凡退し試合終了となった。カナリーズ5−4フライヤーズ、勝ち投手ウォルターズCory Walters、セーブ ホワイトEric White、負けサルヴェボルドGreg Salvevold ホームラン ステイトンT.J.Staton(フライヤーズ)

 球場は大賑わいだったが駐車場からはすんなり出れた。帰りもエルジン-オヘア道で帰る。一本左折すると「ここがミーチャム通り、けっこう主要の通りです」とノアさん。それからシャンバーグ近郊の日本語の地図を頂いた。日系企業は予想以上に多い。それから日本人向けの医者、塾や教室、飲食店など、レンタルビデオにレンタル漫画なんてのもあった。ただ野球を観に寄っただけでは、到底知らなかっただろうが、日本人もとても暮らしやすい町のようだ。

 ホテルには9時半に着いた。明日は昼間のゲームを予定しているので、夕食を一緒にしようと約束してノアさん夫妻と別れた。ホテルの自販機でファンタを買う。オレンジの色が日本よりかなり濃い。風呂上りに飲んでそのまま寝てしまったようだ。午前着の便に比べると、起きている時間が短いので体は幾分楽だが、着いてからが忙しくバタバタしていたので少し疲れた。


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